開放感抜群!今、人気急上昇「ガーデンウエディング」最新実例
その開放感あるスタイルが、注目を浴び、さらに人気が高まる屋外での結婚式。ガーデンウエディングとひとくくりにしても、場所やシチュエーション、テイストもさまざまです。そこで、今回は屋外というシチュエーションを上手に生かした、おしゃれ卒花さんのガーデンウエディング実例をご紹介。想像していた以上の魅力を、ぜひ発見してくださいね。
挙式とパーティの一部をガーデンで
Case1. aya@_a_matsuさん
2020/7/26挙式
【なぜガーデンウエディング?】
カジュアルな雰囲気のウエディングを希望していたのと、そもそもこの会場を選ぶ決め手となったのが、シンボルツリーのあるガーデンだったからです。
当日は私たちとゲストだけでなく、ゲスト同士も自由に話したり、写真を撮ったりしている姿をたくさん見ました。また、写真やムービーを見返しても、光がとてもきれいで、改めてガーデンでできてよかったなと思いました。
【ガーデンウエディングで行ったこと】
●挙式~乾杯
シンボルツリーの下でセレモニーを行った。ゲスト一人一人にお花を渡してもらい、セレモニースペースを装飾。挙式後は、そのまま新郎がウエルカムスピーチをして、みんなで乾杯へ
●お色直し入場~ケーキカット
ゲストにテラスのデッキに出てもらい、そこへお色直し入場。続いてケーキカットをし、全員で集合写真タイム
●歓談
本来はテラスでデザートビュッフェの予定だったところ、新型コロナウイルスの感染防止のため、デザートをテイクアウトボックスに入れて一人一人へ。また、オリジナルドリンクとビールをふたりからゲストへ届ける演出も
【ガーデンウエディングだからこだわったこと&アイテム】
●ひかえめなシルエットで、軽やかな素材感のドレスを選び、動きやすく、風や光を感じさせて
●お色直しのシューズはサンダルを選び、軽やかで涼し気に
●アクセサリーやメイクにはブルーを取り入れて爽やかに
●エントランス近くにフランスのカフェをテーマにしたウエルカム装飾を用意して、お迎え
●ガーデンに合うように、自然な素材感の出る布製のウエルカムボードや、光に透けるように布に印刷した写真を装飾
ayaさんに学ぶ
ガーデンウエディングの素敵POINT
●五感で楽しめるおもてなしや世界観で、より印象深く
素敵な世界観をつくり上げる要素として、ガーデンを上手に取り入れたayaさん。例えば、自然光による透け感でナチュラルに仕上げた写真の装飾など、屋外ならではの、光、風、音……五感を生かして楽しめるような、おもてなしやアイテムを細部まで工夫しているところがさすが。
五感で楽しめるのもガーデンウエディングならではの魅力。記憶にも深く刻まれそうです。
Case2. m.y.erryさん
2020/4/8挙式
【なぜガーデンウエディング?】
緑いっぱいの会場の雰囲気を生かしたくて、ガーデン挙式を選択しました。ちょうど桜が咲いていて、季節を感じられるのも素敵だなと思いました。シーンによって、室内とガーデンを行き来したので、プログラムに変化やメリハリが出てよかったです。
【ガーデンウエディングで行ったこと】
●挙式~集合写真撮影
お手製のガゼボを用意して、ガーデンにセレモニースペースを設置。桜の木や豊かな緑に包まれて、カジュアルな人前式を行った
●ファーストバイト、お茶漬けビュッフェ
パーティ前半に屋内で洗米に両家の水を注ぎ入れる水合わせの儀を行ったふたり。その後、ガーデンへ続くテラスで、お米のファーストバイトを行い、ゲストにはお茶漬けビュッフェにして振る舞った
【ガーデンウエディングだからこだわったこと&アイテム】
●ガーデン挙式用に、祭壇代わりとなるガゼボを設置。タペストリーとチュールを持ち込んで装飾してもらった
●結婚証明書やリングピローは、ガーデンに合わせてグリーンやドライフラワーを取り入れ、ナチュラルなデザインでDIY
m.y.erryさんに学ぶ
ガーデンウエディングの素敵POINT
●季節感を生かし、写真にもさまざまな景色を残せる
季節を感じられるということに、ガーデンウエディングの魅力を見出したm.y.erryさん。そんな景色は、ゲストにとっての何よりのおもてなしになりそう。桜が咲くころになると思い出すといった効果も。
また、屋内と屋外を自由に行き来することで、プログラムだけでなく、写真にもバリエーションが出せるのも素敵なポイントですね。
パーティのオールタイムをガーデンで
Case3.田村実穂さん
2020/9/21挙式
【なぜガーデンウエディング?】
キャンプが好きで、アウトドアウエディングに憧れていました。キャンプ場を借り切って結婚式をすることも考えましたが、足腰の悪い祖父母や小さい子どもゲストも招待していたので、設備も整っているガーデンの広い結婚式会場を選びました。
当日は青空の下でパーティがしたい!という夢が叶いました。また、コロナ禍だったため、解放された屋外でのパーティは安心して参加できたのではないかと思います。
【ガーデンウエディングで行ったこと】
●ウエルカムタイム
ウエルカムドリンクなどを置いて、挙式前にくつろいでもらった
●パーティのオールタイム
くつろぎスペースとなるテントを設置、持ち込んだラグなどもセットして、ピクニックやキャンプのような雰囲気を演出。セレモニーや映像演出なども含み、パーティは全てガーデンで。「こんなに外で過ごせる結婚式は初めて!」と、テントに入ったり、芝生をゴロゴロしたり、みんなのびのび過ごしてくれた
●アフターパーティのオールタイム
パーティに引き続き、二次会も暮れゆく空の下、イルミネーションが彩るガーデンで行った
【ガーデンウエディングだからこだわったこと&アイテム】
●テントをはじめ、趣味のキャンプで愛用しているグッズを装飾。テントには写真も飾って、くつろぐスペースに
●装飾としてリンゴの箱やラグを持ち込んで、ピクニックのように地べたに座るスペースをセット
●ドレスは動きやすいようにトレーンが短めで、お色直しのブラックドレスには、フラットなパンプスを選んで、芝生を自由に歩き回った
田村さんに学ぶ
ガーデンウエディングの素敵POINT
●自由でラフな空気感を演出できる
地べたに座るラグやテントをセットするなど、ここまでリラックス感を演出できるのは、屋外ならではのメリット。田村さんのお話の通り、新型コロナウイルスの感染が心配される中では、開放感やゆったりとした距離感に、ゲストも安心してくれそうです。
変わりゆく空の色や景色の変化も、素敵なおもてなしになっていて、皆さんの胸にしっかり焼き付いたことでしょう。
Case4. 太田あずささん
2019/5/5挙式
【なぜガーデンウエディング?】
私たちは付き合いが長く、共通の友人がほとんど。みんなが楽しめる“距離感ゼロ”のパーティをしたくて、ガーデンを舞台に選びました。開放的なガーデンなら、動きに制限なく、みんなも自由に楽しめると思ったんです。
当日は席を決めなかったので、まるで立食パーティのように、みんな自由に席を立って話したり、写真を撮ったり大盛り上がり。夜はライトアップされ、海外のような雰囲気を味わえたのもよかったです。
【ガーデンウエディングで行ったこと】
●ウエルカムパーティ
会場は一日貸し切りにし、親族と友人を分けた2部制ウエディングに。2部の前には、一口で食べられるフィンガーフードを用意して、ゲストをお出迎え
●パーティのオールタイム
乾杯からケーキカットなどのセレモニー、そしてあずささんから彼へのサプライズムービー上映などを行った。できるだけ演出は少なく、歓談の時間をたっぷり。料理はビュッフェ形式。臨場感のあるバーベキューも大好評だった
●クライマックスのスカイランタン&打ち上げ花火
ゲスト全員で、願いを込めたスカイランタンを夜空に放つ演出を。さらに、締めの新郎あいさつの直後に打ち上げ花火を行い、ゲストのハートをわしづかみ!
【ガーデンウエディングだからこだわったこと&アイテム】
●自由に動き回れるように、シンプルでミニ丈のドレスにし、脚が長く見えるようにスケルトンのパンプスをコーデ
●夜までだったので、アクセサリーは暗くても目立つ大ぶりでキラっと輝くものに。メイクも赤リップなどで濃いめに
●ブーケは、ガーデンの自然な雰囲気に溶け込むように、パンパスグラスやスモークツリーを取り入れたワイルドなタイプ
●シャボン玉やおもちゃをセットしたキッズスペースを設置して、子どもゲストも楽しめる工夫を
太田さんに学ぶ
ガーデンウエディングの素敵POINT
●屋外ならではのダイナミックな演出ができる
バーベキューやスカイランタン、そして打ち上げ花火など、屋外だからこそできる演出をたくさん取り入れた太田さん。心が解き放たれたシチュエーションの中、インパクトのあるシーンは、全員の心を一つにする大きなパワーがありますね。
なかなか海外へ行くことが難しい昨今、非日常気分を味わえるのも大きな魅力です。
パーティの一部をガーデンで
Case5. 早川美樹さん
2019/8/11挙式
【なぜガーデンウエディング?】
ガーデンも自由に利用できる全館貸し切りの会場だったので、思いきり活用。「心があったかくなる結婚式」というテーマに合わせ、フェスのような楽しい雰囲気を演出しました。彼が野球が好きだったこともあり、試合ができるような装飾で実際に野球にちなんだシーンも。
午後の式だったので華やかな夜のライトアップも好評。“わくわくする”と喜ばれました。小さなお子さんも楽しそうに走り回っていて、ほほ笑ましかったです。
【ガーデンウエディングで行ったこと】
●新婦がピッチャー、新郎がバッターとなり、打ち放ったボールをキャッチしたゲストにプレゼントを渡すという、プレゼントバッティングを行い、みんなでおおはしゃぎ!
●あえて、青空ではなく夜空にバルーンリリース。野外フェスのような、夏のお祭りのようなわくわく感を全員で共有
●ガーデンにソファを置いてくつろぎスペースに。撮影したり、デザートビュッフェを味わったり、それぞれのペースで、ゆっくり過ごしてもらった
【ガーデンウエディングでこだわったこと&アイテム】
●フェスのような雰囲気を高めたくて、アーティストのミュージックビデオをヒントに、カラフルなタッセルのガーランドを装飾
●男性ゲストや子どもゲストも楽しめるように、おもちゃの野球セットを用意。さらに芝生にホームベースを置いて、野球場のような装飾も
早川さんに学ぶ
ガーデンウエディングの素敵POINT
●思う存分ゲストと楽しむ時間に
ゲストとたっぷり会話をしたい、写真を撮影したいという思いを叶えるのにピッタリだった、ガーデンというシチュエーション。カラフルなフェス風の装飾に、野球という遊び心をプラスしたことが、“自由に楽しんでいいんだ”というゲストへのメッセージにもなっているよう。
楽しんだ後、クライマックスで放たれたバルーンも、より生き生きと舞い上がっていきそうです。
挙式もパーティもオールタイムガーデンで
Case6. 柴垣由貴さん
2019/9/22挙式
【なぜガーデンウエディング?】
私たちもゲストも参列経験豊富なので、ひと味違った結婚式を挙げたいと思ったのがきっかけ。また、共通の趣味が音楽で、彼がDJをしていたため、テーマを「野外DJ FES WEDDING」に。ゲストのことを考えて野外じゃない方がいいかなと悩みましたが、みんなで踊って歌って走り回れるような自由な結婚式をしたいと、思いきって公園に。
形式張らずにゲストみんなも楽しんでくれて、一生の思い出になりました。
【ガーデンウエディングで行ったこと】
●人前式
ゲストに花道を作ってもらい、公園の階段から入場。ゲストを巻き込んだ誓いの言葉を行い、友人がイラストを描き、ゲストがメッセージを書いたボードを証明書に。式のクライマックスとして、お互いへの手紙を読むセレモニーを行った
●パーティのオールタイム
新郎の生DJによる“イントロドン”クイズで大盛り上がり。みんなで自由に踊ったり歌ったりする中で、新郎が新婦へ、撮りためていた写真とコメントをまとめた絵本をサプライズでプレゼントしたり、ゲストへの感謝の気持ちを伝えたり、感動のシーンも満載
【ガーデンウエディングだからこだわったこと&アイテム】
●“THE自分”をドレスコードに、ゲストにもラフなスタイルで楽しんでもらった
●屋外になじむように、ウエディングドレスは薄いモカに
●足元はふたりともスニーカー。収集している『vans』のオールドスクールでお揃いに
●木の飾り用のタペストリーや大きなテント、ガーランドなどで、フェス風に装飾
●DJブースを中心に、レコードをモチーフにしたアイテムや本物を装飾
●ミニテントに子どもたちが大好きなお菓子をセットして、キッズスペースに
柴垣さんに学ぶ
ガーデンウエディングの素敵POINT
●テーマ性をとことん追求できる
まるでイベントのようなクオリティーの柴垣さんの結婚式。ドレスコードからプログラムまで、ここまで自由でOKなんだ!という発見があり、わくわく感も抜群。ゲストにも、忘れられない時間になったようです。
ガーデンの中でも、公園という広さと自由度の高い空間だったことも、テーマ性のある結婚式を形にするポイントになったようですね。
卒花さんに聞く!ガーデンウエディングで
気をつけたポイントは?
屋外ということで、主に天候や設備など、現実的な問題も気になりますよね。そこで、取材した卒花さんたちに、配慮したポイントについて伺ってみました。
少し足元が悪い所があったので、女性ゲストに迷惑がかからないか心配でした。事前に、ピンヒールは危ないかもしれないと伝えるようにしました(aya@_a_matsuさん)
天気に左右されるかなと思いましたが、家族だけの少人数ウエディングだったので、そこまで気にしませんでした。屋外が難しいときは披露宴会場かテラスが利用できたのも安心なポイントに。また、ガーデンとパーティ会場がつながっていたので、移動の負担を抑えられる点もよかったです(m.y.erryさん)
9月末の式だったため、暑くないか、夜になって寒くならないか、雨は降らないかと準備の段階で不安はありましたが、当日大変なことは特にありませんでした。
私たちが挙げた会場は雨が降った場合も、パーゴラの下で過ごせるようになっていたので、それほど心配はなかったのですが、雨天時の対策など会場選びの段階で確認しておくと安心だと思います(田村さん)
やはり天気や気温に左右されるので、季節やタイミング選びが大事だと思いました。ゲストには、ガーデンということを事前によく説明しました。「夜は寒くなる可能性があるのでストールが必要かも」と伝えるなど配慮が必要かと思います。会場にもストールや膝掛けを買って置いておいたところ、案の定、人気でした(太田さん)
万一雨が降った際にトーンダウンしないよう、雨天時の屋内での演出も楽しみにできるようなものを用意しておくのがおすすめです(早川さん)
私たちが選んだのは、電気も何もない公園だったため、全てが一から用意しないといけない状況で、準備の負担も大きかったです。そんな中で、一番大切なのは信頼できるプランナーに出会えるかどうかだと思います。世界観や好きなテイストを理解してくれたり、ゲストへの配慮も考えてくれるプランナーさんに出会えるといいですね(柴垣さん)
From 編集部
開放感、写真映え、自由。魅力が満載!
今回、結婚式の全てを屋外で行った例から、一部に取り入れた例まで、いくつかのバリエーションをご紹介しました。ちょっとハードルが高いかも?という人にとっても、まねできそうなポイントがあったのでは? さまざまな魅力のあるガーデンウエディング、ぜひ皆さんも検討してみてくださいね。
構成・文/小松ななえ D/ロンディーネ
※掲載されている情報は2020年12月時点のものです
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