【検証】「２人暮らしの方がお金が貯まる」これってウソ？ホント？

４割近くが「10万円以上」貯蓄

先輩花嫁にアンケートを行ったところ、１人暮らし（実家暮らし）のときの貯蓄額は月々「３万～５万円」だった人が約３割と多かったのに対し、２人暮らしになったら「10万円以上」という人が４割近くとなることがわかりました。

６割近くが「増えた」

「２人暮らしになって、月々の貯蓄額は増えたのか」を聞いたところ、６割近くの人が「増えた」と回答。その主な理由は「結婚を機に家計簿をつけて貯畜額を決めたから（齋藤真帆さん）」など。

一方で「減った」という人は「私が実家住まいで家賃がかからなかったから（吉田えりこさん）」、「専業主婦になったから（河野留依さん）」など、ライフスタイルの変化によるケースが多いようです。

支出が減った第１位は「交際費」で65%

支出が減った項目は上のイラストのとおり。「支出が減ったもの」は「交際費」と回答する人が65％とダントツで多く、「住居費」「食費」と続きました。また、支出が増えた項目は、１位が「食費」、２位が「日用品費・水道光熱費」となりました。

「食費」は、減った人も、増えた人も。結婚前に１人暮らしだったか、実家暮らしだったかなど、その人たちの以前の暮らしのスタイルによっても違うといえそうです。

先輩花嫁voice

【交際費】
友達と外食する回数が減りました。また遠距離時代の東京ー茨城の移動費もなくなったので貯蓄額が増えました（otkさん）

【住居費】
私が勤めていた会社には家賃手当がなかったため、お給料の半分は家賃に……。でも彼の会社の家賃手当がかなりいいので、一緒に住むようになって、丸々その家賃分が貯蓄に回せるようになりました（むーさん）

【食費】
１人暮らしの時から食事は主に自炊していたけれど、２人分作る方がより効率的でコスパも高く、食費を抑えることができています（なっちゃんさん）

【食費】
彼が外食しなくなりました。節約好きな私に似てきました（福本典子さん）

【水道光熱費】
家賃や光熱費が折半となり、固定費が減ったから（じゃすみんさん）

先輩花嫁voice

【食費】
１人暮らしの時は、適当に食事を済ませたり、簡単なものしか作っていなかったけど、一緒に住み始めてからは彼の健康のことも考えなくてはいけないと思い、いろいろな食材を買うようになったので、食費はだいぶ上がりました。（池本 綾さん）

【食費】
実家暮らしの時は、生活費０円でしたが、ふたりで一緒に暮らすようになってからは食費が私負担になったので（野添美南さん）

【住居費・水道光熱費】
共に実家暮らしだったので家賃や水道光熱費などの生活費を負担するようになり、毎月の貯蓄は少し減った気がします（あんりささん）

【日用品費】
彼が洗濯物をすごくたくさん出すので、洗濯はほぼ毎日。たまに１日３回ほど洗濯する日もあるので、洗剤に使うお金や買い物の頻度が増えました（こらまさん）

貯蓄が「増えた」という人、「減った」という人が二極化しているのは、以前と今のライフスタイルの変化による部分が大きいよう。１人暮らしだった人は、２人暮らしになって生活費が減って貯蓄が増えているけれど、実家暮らしや寮生活だった人、また仕事を辞めて専業主婦になった人などは、その逆という傾向があるようです。

「２人暮らしになるとお金が貯まりやすくなる」は半分ホント！

結婚前後でのライフスタイルの変化による違いはあるけれど、実家を出て生活費の負担が増えた人や、仕事を辞めて収入が減った人でも、「家計をしっかり管理する」ことで貯蓄を増やすことに成功している人が半分以上。つまり、「２人暮らしになるとお金が貯まりやすくなる」は「半分ホント！」ということが実証されました。

文／前川ミチコ　イラスト／あべさん　構成／紺矢里菜（編集部）
※掲載されている情報は2020年11月時点のものです
※記事内のデータおよびコメントは、2020年9月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー94人が回答したアンケートによります

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