【保存版】体形のコンプレックス×ドレス選びの神テクをプロが伝授!
ドレス選びは楽しみだけれど、実はひそかに気にしているあのパーツ、あのお肉……でもそのお悩み、ドレスの選び方次第で解決できるかも!シルエット、素材、デザイン……体形や部位別にきれいに着こなすためのポイントを、ドレスフィッティングのプロに聞いてきました。
身長が低い/高い
「ミニ花嫁」の神テク→縦の流れを生かす高めウエストのエンパイアライン
胸元の切り替え位置が高いエンパイアは、足が長く見える効果大。スカートも自然に流れ落ちるボリュームを選び、全身でIライン~細めAラインのシルエットを目指そう。
ウエストマークのあるドレスを選ぶ場合は、位置やサイズをきちんと合わせて。
試着室のサンプルはどれも大きすぎて……でもレンタルで選びたい。
インナーで補正してドレスに体を合わせよう。スカート丈なら、パニエのボリュームが大きいほど短くなる。トップスの丈が合わず胴長に見える場合は、下着できれいにバストアップを。もちろんヒール靴はマスト。
背が低いけれど、大人っぽくできる?
大人っぽいアクセサリーの力を借りてみて!大ぶりイヤリングやビジューアクセをプラスするだけで、都会らしいスタイリッシュな印象が高まるはず。
シルエットで大人っぽさを演出するなら、マーメイドラインに挑戦するのも一手。大切なのは、チュール等のエアリー素材がふわっと広がる裾を選ぶこと。全身のメリハリバランスを叶えつつすっきり見せられる。
「トール花嫁」の神テク→ローウエスト&マーメイドラインで視線を下に集中
あえて身長を目立たせたくない場合は、フィットしたローウエストデザインに注目。裾にボリュームのあるマーメイドラインと合わせると重心が下&横になり、美スタイルを保ったまま縦長の印象を抑えられる。
背が高いけれど、かわいらしい印象の花嫁になれる?
Aラインやスレンダーラインが似合いやすいトール花嫁だけれど、3Dフラワーやクチュールリボンなど、素材やモチーフをフェミニンな要素にすると、ふんわり大人かわいい印象になれる。ボリュームスカートや大ぶりモチーフ、硬い質感の素材を選びたい場合は、全体の主張が強すぎないか鏡や写真で確認して。
彼と身長がほぼ同じ。身長差を目立たなくするには?
程よく広がりのあるスカートで横のボリュームを足すと、ふたりのバランスが取りやすくなる。彼のタキシードはショート丈で。ヒールを履きたいなら、彼もスタイルアップシューズを履くのがおすすめ。
体格ががっしり/華奢
「がっしり花嫁」の神テク→ウエストを絞って上半身をコンパクト見せ
上半身の厚みは、まずウエストマークでしっかり絞ること。普通のビスチェよりもう一歩コンパクトに見せたいなら、斜めに布をあしらったトップスデザインがおすすめ。さらに背中側にV字カットを取り入れると、バックスタイルの縦長効果も狙えて360°すっきり。
がっしりした肩幅を目立たなくする方法はある?
肩周りがっしりさんは、斜めデザインの華奢見せテクを肩から使って。特におすすめのワンショルダーは、肩のフレーム感がしっかりある骨格にこそ似合うデザイン。スカートのボリュームを大きめにして、上半身をコンパクトに見せるのも効果的。
下半身の太さも気になります……。
一番の解決策は、パニエ入りのふんわりスカートを選ぶこと。パニエなしのデザインなら、下半身の肉感や形を拾わないハリのある素材選びが大切。透け感が欲しいならオーガンジーやハードチュールを選んで。高い位置でウエストマークしたり、アクセサリーを使って目線を上に集めるのも効果的。
「華奢花嫁」の神テク→繊細な素材&モチーフを優しくまとわせて
上半身をレースやチュールで覆う“スキンオンレース”のデザインがおすすめ。大きな柄や、ハリのある生地だと“着せられてる感”が出てしまうため、柔らかく細やかな素材を選ぼう。肩幅の狭さは、ボートネックやフレンチスリーブで広げるときれい。
顔が大きい
「小顔見せ」の神テク→Vネックの視覚効果でフェイスラインをシャープに
頭の大きさや丸顔が気になるなら、首~デコルテをすっきり肌見せして縦長効果を狙おう。肩から胸元にかけてV字を描いたトップスやハートカットビスチェも◎。仕上げは大ぶりイヤリングで、顔周りにも縦長ラインをプラス。
「面長」や「ベース顔」の悩みもドレスでカバーできる?
面長さんは、デコルテ周りを横長に広げたボートネックやオフショルダーが似合う。えら張りが気になる方は、胸元や肩周りのデザインに曲線を意識して。素材も柔らかくナチュラルなものを選ぶと、表情が優しく映るはず。
胸が大きい/小さい
「小胸花嫁」の神テク→立体感あるモチーフでボリューム感アップ
バストに加え胸板の骨っぽさも気になる小胸さんだけれど、プラスに捉えればトップスデザインでいろいろ遊べる体形。レースや3Dフラワー装飾、チュールでデコルテを覆ったシースルーデザインも素敵。ふんわりスカートで下にボリュームを持たせるのも◎。
胸が小さいとビスチェタイプは諦めなきゃだめ……?
小胸さんがビスチェを着たときに気になるのが、胸元が浮いてしまうこと。下着でバストのボリュームアップを叶え、そこにフィットするビスチェを検証しよう。チュールを折り返したデザインなどは、浮きが目立たずふんわり優しい印象に映る。
「グラマー花嫁」の神テク→肉感を拾わないストレートビスチェ&ハリ素材に
ボリュームのある胸元全体を隠そうとすると、かえって悪目立ちするもの。肝心なのは、谷間を見せないこと。ストレートカットのビスチェで、谷間を生まずにすっきりメイクするのがきれい。装飾も極力抑え、ハリのある重厚な生地で上品に包み込んで。
大きな胸をいやらしくなく、かっこよく見せる方法はある?
豊かなバストを含めたカーヴィ―ラインを味方にしよう。例えばスタンドカラーのマーメイドライン。胸の谷間だけカバーしつつ、胸からヒップまできれいにフィットさせ、膝下から裾を広げれば、大人らしいエレガントな魅力が引き立つ花嫁になれる。
二の腕が太い
「二の腕」の神テク→太い腕ほどビスチェタイプのAラインで出すべし
花嫁のお悩み部位で特に多い二の腕は、ビスチェで堂々と開放しちゃうのが鉄板ルール。胸や胴周りをきゅっとコンパクトにまとめ、きれいに広がるAラインスカートで全身のバランスを整えれば、二の腕への視線は自然に外れると心得て。中途半端な長さの袖は、肌との境目が目立ってしまうので気を付けよう。
二の腕はどうしても袖で隠したいんです……。
二の腕に悩む花嫁さんにとって、救世主は袖付け部分を肩よりも落としたデザインのドロップショルダー。腕の一番太い部分だけを効果的にカバーするデザインを選んで。クラシック系ならハリ素材、ナチュラル系ならチュールやレースなど、なりたいイメージで素材を選ぶのが◎。
二の腕が気になる人はどんなグローブを選べばいい?
手首の細さを強調できるショートグローブがおすすめ。袖と同様、肌とグローブとの切り替え部分が目立つうえ、肌質が柔らかいと食い込みも気になるので必ず試着しよう。
脇・背中のはみ肉
「脇肉」の神テク→フィットした脇高カットで副乳を生ませない
副乳がぷっくりある場合は、袖付きや締め付けの少ないストンとしたトップスがベストだけれど、軽めのハミ肉程度なら、脇位置が高めのハートカットビスチェがおすすめ。また、立体的に立ち上げたモチーフで脇をうまく隠せるデザインのドレスもある。
「背中のはみ肉」の神テク→深めのV字開きで乗り肉&寄り肉をリリース
背中の肌質が柔らかい人は、お肉を締め付けないドレスを選びたい。深めのV字カットなら、斜めラインの視覚効果でよりシャープな印象に。スキンオンレースで、透け感を楽しみつつ隠すのもトレンド感があって素敵。
はみ肉に効果的な下着の選び方が知りたい!
脇&背中の余分なお肉はできればバストに集めてしまいたいので、脇の高さとバストカップがきちんとフィットするものを試着して選ぼう。ホック位置は様々あるけれど、腰に近くなるほど脇&背中のホールド力は弱めになる。
きついとパーティ中に苦しく姿勢も悪くなるので、ドレスからはみ出ない下着を早めに購入し、普段から着慣れておくのがおすすめ。
From 編集部
体形に合うか悩んだら、ドレスコーディネーターさんを頼ろう
着たいドレスと似合うドレスは必ずしも一致しないもの。ドレスコーディネーターさんはたくさんの花嫁さんを見ており、骨格などから似合うドレスがすぐ分かるという。希望を伝えると同時に、コーディネーターさんおすすめの一着を試してみると、新たな発見がきっとある。
中嶋桃子さん
ワタベウェディング 東京グランドプラザ店
ドレスコーディネーター
2018年から同店勤務で、延べ300組以上の衣裳提案を担当。花嫁の好みと体形を把握しながら、会場にいる姿が最も輝くドレスをご提案している。
取材・文/伊藤佳代子 イラスト/南 夏希 監修/中嶋桃子(ワタベウエディング) 構成/小堀そら(編集部)
※掲載されている情報は2020年10月時点のものです
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