新郎予備軍に伝えたい!「結婚式の会場探し」俺たちの失敗ランキング
会場探しは、結婚式を挙げるための始めの一歩かつ大仕事。それを予備知識がないまま進めると、思わぬ後悔につながることも。そこで今回は、結婚式を終えた卒花ムコたちが実際に後悔した「俺たちの失敗談」をランキング形式で紹介。卒花ムコたちと同じ後悔をしないための、具体的なヒントをお届けします。
会場探しは、結婚式を挙げるための始めの一歩かつ大仕事。それを予備知識がないまま進めると、思わぬ後悔につながることも。そこで今回は、結婚式を終えた卒花ムコたちが実際に後悔した「俺たちの失敗談」をランキング形式で紹介。卒花ムコたちと同じ後悔をしないための、具体的なヒントをお届けします。
なんと約9割の卒花ムコが、会場探しに関して「後悔がある」と回答。会場探しの失敗談を見てみると、その多くが「え、そうだったの!?」と想定外だったことに起因していることが判明。ここからは、卒花ムコたちが実際にどんな失敗を経験したのか、そのランキングを見ていこう。
卒花ムコたちの会場探し失敗ランキング第1位は「結婚式に必要なお金の相場を把握していなかった」こと。全く下調べをせずに会場見学に足を運んだ結果、見積書を見て「こんなにお金かかるの!?」と衝撃を受けたという声が多数。
何となくお金がかかることは想像していた結婚式。良い式を挙げたいという思いからいろいろと追加やランクアップをした結果、予想していたよりも高額なアイテム相場にびっくりした。(やすさん)
料理や演出、装飾や衣裳など、結婚式にはいろんなお金が必要なんだと知って驚いたことに加え、それぞれの相場が結構な金額だった。事前に調べておけばこんなに衝撃を受けることもなかったはず。(ゆゆいさん)
出席してくれる友人のためにもケチることではないと理解しつつも予算は無限ではないので、会場に依頼する分とDIYをして節約する分を判断するために、一般的なアイテムの相場とDIY時の費用感をもっとリサーチしておくべきだった。(ジェリーマンさん)
結婚式にはいくらくらいかかるのかを事前に把握することで、「予想外!」という衝撃を防ぐことができる。また、相場を把握することで、会場側が出してくれる見積り内容にも納得感が高まり、料金に対してより的確な話し合いを進めることができるように。
会場探しの失敗ランキング第2位は「持ち込み制限や持ち込み料がかかることを知らなかった」こと。張り切って自前でいろいろと準備したものの、実際に会場に持ち込もうとしたら追加料金が必要だったり、持ち込みNGのアイテムであることが発覚した、という卒花ムコが多数。
会場内に好きな思い出の品を自由に飾れると思っていたら、持ち込み料が大幅にかかると知って諦めた。(オスマンさん)
衣裳や彼女の髪飾りなどは自分たちのお気に入りを持ち込みたかったものの、持ち込み不可だったので実現できなかった。(まさをさん)
会場内に装飾したかった自前アイテムが多く、それをすべて持ち込んでプラス10万円ほどかかってしまった。(ラヤさん)
ギフト、衣裳、料理、装飾品など、多くのアイテムに持ち込み制限や持ち込み料が発生することはしばしばあるもの。また、会場によって、アイテムの持ち込み制限や持ち込み料の設定はさまざま。契約を交わす前に、どんな持ち込みルールがあるのか、必ず確認を。
会場探しの失敗ランキング第3位は「希望の支払い方法が可能か確認していなかった」こと。カード払いやご祝儀を利用しての後払いができるだろうと思い込んでいた結果、現金一括前払いだった、カード払い不可だったという、会場が設けている支払いルールを後から知って対応に追われたという声が。
カード払いを希望しており、てっきり対応してもらえるものだと思っていたが、支払いは現金振り込みのみで残念な思いをした。(てくんさん)
支払いは事前の口座振り込みのみと直前になって知った。まとまったお金を捻出するために、両家親族から先にご祝儀をいただくお願いをしなければいけなかった。(YYさん)
カード払いやご祝儀が利用できる後払いなど、希望する支払い方法が明確にある場合、対応してもらえるかどうか、契約前に確認を。もしも希望する方法がNGだったとしても、確認しておけば、支払い直前になって慌てるという事態を防ぐことができる。
会場探しの失敗ランキング第4位は「見積り内容を確認せず、後から大幅に金額UP」したこと。最初に出してもらった見積り内容に何が含まれていて何が含まれていないのかをしっかり確認しなかった結果、最終的に金額が大幅にアップしたという経験をした卒花ムコは少なくない様子。
初回に出してもらった見積りが「最低金額」ということをきちんと確認しなかった結果、後からいろんなものの追加やランクアップが発生して、最終見積りの金額が初回のものからかなり上がった。(さはらさん)
出してもらった見積りが何人のゲストを想定したものかを確認せず、人数によって大きく変動する料理やドリンク、ギフトの料金が初回の見積りから大幅にアップした。(なかさん)
会場側が初回に出してくる見積りで必ずチェックするべきポイントは、料理やドリンク、ギフトのランクと、ゲスト何人を想定した内容になるのかということ。
料理やドリンク、ギフトは「松竹梅」などのランクを設けている会場が多く、それぞれのランク別に見積りを出してもらうと安心。また、すでに自分たちが招待したいゲスト数がだいたい決まっている場合は、そのゲスト数で見積りを出してもらうと、想定外の大幅アップを防ぐことができる。
加えて、見積りに含まれている内容以外で必要になる費用があるかどうかの確認も忘れずに。
会場探しの失敗ランキング第5位は「会場の立地やアクセスが、ゲストに負担ないかどうかを確認しなかった」こと。当日になってゲストがアクセスに苦労している様子を見て、「もっとしっかり確認しておけばよかった」と反省したという声も。
少し入り組んだ場所にある会場だったため、正確な場所がわからずに遅刻するゲストが多数いた。アクセスをもっと入念に確認して、アクセス方法を説明するなどの対策をしておけばよかった。(H.Aさん)
車で来るゲストがどれくらいいるのか確認できておらず、当日になって会場の駐車場が狭い&台数が止められないという事態が発生。たくさんのゲストに迷惑をかけてしまった。(HKさん)
結婚式当日の天気は雨。会場は駅近ではあったものの、道中には屋根などがまったくなかったので、雨を避ける手段が傘しかなく、駅から歩いてくるゲストに申し訳ない思いをした。(keiさん)
会場見学を行う際には、会場までのアクセスも確認しておこう。駅からの動線はスムーズか、送迎バスを手配したほうがいいのか、また車で来るゲストが多い場合には駐車場は十分な広さかどうか、小さい子連れゲストや高齢ゲストにとって負担はないかなど、さまざまなタイプのゲストがスムーズに到着できるかどうかを意識しながら、会場までのアクセスを確認すると安心。
会場探しの失敗ランキング6位~10位は上記の通り。それぞれにどんな失敗談があるのか、卒花ムコたちの口コミをチェック。
遠方から来るゲストのお車代を意識しておらず、後々になって想定外に高額な出費が必要になった。(ttkさん)
ざっくりとした予算感で話を進めていった結果、思ったより費用が高くなってしまい、貯蓄が足りなくなって困った。最終的に親に結構な額の援助をお願いすることに。(たぁさん)
会場のリサーチ段階で「ふたりらしい式にしたいね」と話していたものの、実際には自分の好みや効率を優先した会場選びに。彼女が言葉にしきれていなかったイメージやこだわり(雰囲気、装飾、ドレスに合う会場など)を、もっと丁寧に聞いてあげればよかったと後悔しています。 結果的に、彼女が当初思い描いていたイメージとは少し違う雰囲気の式になってしまい「やっぱり別の会場のほうが良かったかも」と言われたときは胸が痛みました。(Subashさん)
見学時に対応してくれたスタッフがとても素敵な人で、てっきりその人がプランナーとして担当するものだと思って契約。打ち合わせが始まった際に別の人が担当すると聞いてショックだった。契約前に誰が担当するのか確認しておくべきだった。(のん太さん)
一度確定したプランを変更するにはキャンセル料が必要だと判明。そのキャンセル料も高く、気軽にプラン変更できなかった。(しょうさん)
最後に、後悔のない会場探しを実現するための、卒花ムコたちからの渾身(こんしん)のアドバイスがこちら!
複数比較することはもちろんですが、見学する順番も重要!見学日に契約すると初回特典や値引きがあることが多いので、本命会場は最後ではなく真ん中あたりにすると良いと思います(例:候補順位3→4→1→2)。また、本命を見学した際に、良い日取りはすでに埋まっている、値引きしてもらっても予算オーバーという事態になる可能性も高いです。なので、大本命がどうしてもダメだった場合に備えて、第2候補を最後に見学するという順番がおすすめです。(ぴょんさん)
初回見積りに入っている料理、装花、衣裳、写真サービスは松竹梅のどのレベルなのかをしっかり確認するべし。また、両親の衣裳レンタル代や着付け代も、可能であれば入れてもらうと安心です。さらに初回見積りの内容がふたりの予算ぴったりだとその後が苦しくなるので、初回見積りの総額は予算のマイナス50万円以上を目安に余裕を持っておくと良いと思います。(ぴょんさん)
担当プランナーさんとの相性が良ければ、大体が良い結婚式になると思います!なので、プランナーさんが誰になのか事前にしっかり確認を。私たちのプランナーさんは、いろいろなわがままにも親身になって対応してくださり、結果とても満足のいく結婚式を実現できました。プランナーさんには本当に感謝してます。(takashiさん)
会社関係、親族、子どもや高齢者、遠方から来る方など、それぞれのゲストにとっての嬉しい気遣いは異なるもの。子どもたちには飽きないように塗り絵など用意する、チャペルで立ちが多い場合は高齢者用に椅子を用意してもらうなど、ゲストに合わせた対応策を考えておいたほうが良いです。会場によって対応できる範囲が変わるので、事前にきちんと確認しておくと安心です。(takashiさん)
式に対するふたりの要望を明確にしておくことで、担当者もよりリアリティーを持って受け答えすることができます。少し非現実的な世界となる結婚式だからこそ、ふたりの希望を明確にしておくことで、より満足のいく会場と出会え、満足のいく式を実現できると思います。(takashiさん)
会場探しに行く前に事前準備をしておくことで、卒花ムコたちが経験した多くの失敗を防ぐことができる。結婚式そのものやアイテムごとの相場を把握しておく、招待したいゲスト数をふたりである程度決めておく、DIYしたいアイテムがあるか考えておく、料理や衣裳など外せないこだわりがないか話し合っておくなど、結婚式に対してのイメージを膨らますことで、会場見学時に質問しておきたいリストが洗い出される。
持ち込みは可能か?料理にはどんなランクがあるのか?衣裳のバリエーションは?支払いスケジュールや方法は?など、見学時により具体的な質問を投げることで「後から知って後悔・失敗した」という可能性も低くなる。事前準備をしっかり行い、満足のいく会場探しを実現しよう!
構成・文/島袋芙貴乃 イラスト/二階堂ちはる
※記事内のコメントは2025年8月に「ゼクシィ花婿会」のメンバー5人が回答したアンケートおよび結婚2年以内の男性110人が回答したマクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2025年10月時点のものです