「花嫁の手紙」最新事情!読んだ? 泣いた?何書いた?
披露宴のクライマックスともいえる「花嫁の手紙」。娘から親へ、あるいは家族や育ててくれた大切な人へ贈る言葉にゲストも耳を傾け、涙を誘うこともしばしば。でもそもそも、どれだけの花嫁が「花嫁の手紙」を読んでいるの?書き上げるまでにどれくらい時間がかかるの?読み上げている時は、どの花嫁も泣くもの?読むことでどんな心境の変化が現れるの?などなど、花嫁の手紙に関する素朴な疑問を先輩花嫁たちに聞いてみました。
花嫁の手紙、書いた?式で実際に読んだ?
手紙を書いた花嫁は8割以上!
結婚式を迎えるに当たり、花嫁の手紙を書いたという人は全体の約8割強。そのうち、実際に式で読み上げた人は約9割。式では読み上げずに個別に親に渡したという人は約1割という結果に。
花嫁の手紙を書いた理由
感謝の気持ちを伝える改まった機会はなかなかないので、結婚式がいい機会だと思いました。またゲストの前で読むことで感情がより伝わったような気もするので、読んで良かったと思っています。(木村夏帆さん)
披露宴では花嫁の手紙以外で花嫁が話す場面がなかったので、親だけでなく来てもらったゲストにも直接お礼を伝えるために手紙を読みました。(ままにゃんこさん)
花嫁の手紙を書かなかった理由は?
ここでちょっと気になるのが「花嫁の手紙を書かなかった」という人。書かなかった理由とともに、花嫁の手紙の代わりに親への感謝を伝えた手段があるのか聞いてみました。
手紙を書かなかった理由は?
【恥ずかしかったから】
花嫁の手紙は、恥ずかしかったので書きませんでした。その代わり、花束と親へのプレゼント(三連時計)を渡す際に、ひと言感謝の言葉を伝えました。(大和田真以さん)
【親の方から頼まれて】
親から「花嫁の手紙は読まないで」とお願いされていたので、代わりにビデオレターを作成して流しました。(ポニーヘッドさん)
【涙の結婚式にしたくなかったから】
一度泣いてしまったら止まらないタイプなので、泣いてしまいそうな花嫁の手紙の演出は控えました。その分、式当日は目いっぱい楽しむことができました。(あかねさん)
花嫁の手紙へ盛り込んだ内容は?
感謝・思い出・豊富の3つが基本
花嫁の手紙に盛り込んだ内容を聞いてみたところ、
・これまで育ててきてくれたことへの感謝
・印象深い親との思い出
・結婚して家庭を築くことへの抱負
の3つを盛り込んでいる花嫁が多いことがわかりました。また、自身の親へのメッセージだけでなく、彼の親へ「これからよろしくお願いします」というメッセージ、ゲストへ「ふたりを支えてくれてありがとう」というメッセージや、兄弟やお世話になった親族への感謝、新郎へのメッセージ、これまで育ててきてくれた感謝と思い出や両親のような家庭をつくりたいという思いを一緒に伝えたという花嫁もいるようです。
具体的に盛り込んだ内容は?
これまで育ててきてくれた感謝と親との思い出、結婚式に来てくれたことへの感謝、そしてこれから親のような家庭をつくりたいという抱負を盛り込みました。(熊倉 恵さん)
自分の親や親戚、参列してくれたゲストや新郎、新郎の家族まで、すべての人への感謝の思いを読み上げました。(にゃごまさん)
花嫁の手紙を書き始めた時期は? 書き上げるのにかかった時間は?
式の直前に書き始める花嫁がほとんど
花嫁の手紙を書いたという花嫁たちの約7割が、式の1週間前から前日にかけて手紙を書き上げたという結果に。中には、式当日の朝という花嫁も!
花嫁の手紙を書き上げるのにかかった平均時間は「約7.7時間」という結果になっているものの、ボリュームゾーンは「2~3時間」に集中。書きたいことを事前に考えておき、書き始めたら一気に書き上げるという花嫁が多数派。
その他「頭に浮かんだことを少しずつ書きためて2週間かけた」という花嫁や「1カ月以上前から盛り込みたい内容を携帯メモに残しておき、前日に一気に書き上げた」という花嫁など、書き上げるスタイルは人によってさまざま。
手紙のボリュームと読み上げるのにかかった時間は?
書き上げるまでに数時間かかることが判明した花嫁の手紙。では一体、実際に読み上げるのにかかる時間はどれくらい?その答えは「約3~5分」。意外にもあっという間な気がするけれど、5分以上になるとちょっと長いなと感じることも。もしも読み上げる練習をする場合には、5分までを目安に意識すると良さそう。そして気になる原稿のボリュームに関しては「A4の便箋2~3枚程度」が主流な様子。
どれくらい書いて何分で読んだ?
A4サイズの便箋2枚分のボリュームで、読み上げるのにかかったのは約5分でした。手紙は式の1カ月ほど前から通勤電車の時間を使ってスマホのメモアプリに書きたい内容のメモをストックし、1週間前に清書しました。(もちこさん)
一般のレターセットの便箋2枚分で、読み上げた時間は約5分でした。手紙は式前日に書くと気持ちが高ぶって泣いてしまいそうだったので、式の1週間前に書き上げました。(田辺 零さん)
花嫁の手紙を読み上げた時に泣いた?笑顔だった?
泣いた花嫁が半数以上
・泣いた花嫁 54.7%
花嫁の手紙を読み上げた人のうち「途中で泣いてしまった」と回答したのは約半数の54.7%。「泣かなかった」と回答した花嫁も約半数いる結果になったものの、「泣いてしまいそうだったけどこらえた」「うるうるしたけど涙は流さなかった」など、泣いていないものの感極まったという声が多数上がりました。
また少数派なものの「湿っぽくしたくなかったから笑顔で読んだ」「最後まで明るい雰囲気でいるために笑顔を意識した」など、終始ハッピーな雰囲気でまとめたという花嫁も。
読み上げている時の気持ちは?
【泣いた】
小さい頃からの思い出が走馬灯のように頭をよぎり、手紙を読み上げている途中で感極まって泣いてしまいました。これまで育ててきてくれた感謝と親との思い出、結婚式に来てくれたことへの感謝の気持ち、そしてこれから親のような家庭を作りたいという抱負を盛り込みました。(めぐみさん)
【泣いた】
親元を離れるという寂しい気持ちと、これまでの感謝の気持ちが入り交じって感極まってしまい、読み始めた瞬間に泣いてしまいましたが、父も一緒に泣いていて会場中が温かい雰囲気に包まれました。読み上げた後は、達成感を感じました。(まゆみさん)
【うるうるしたけど泣かなかった】
泣きそうになりましたが、泣いて読むのも恥ずかしかったので、気持ちをグッとこらえて読みました。読み上げた後は、今まで口にすることがなく、また、これからも改めて言うことは難しいことなので、言えたーというスッキリ感と充実した気分でした。(りりぴさん)
【笑顔で読み上げた】
せっかく綺麗にお化粧していただいているので、泣いてはいけないと思い、涙は最後までこらえました。手紙を読む際は緊張していたのですが、読み上げた後には私の一大イベントが終わったと感じてホッとしました。(田辺 零さん)
花嫁の手紙は、その後どうした?
花嫁の手紙を書き上げ、読み上げた後の行方は?その答えは、多くの花嫁が「そのまま親にプレゼント」と回答。読み上げた直後に記念品と一緒にプレゼントしたという花嫁が多い一方で、介添人を通して式後に渡してもらったという花嫁や、本番に読んだ手紙は誤字が多かったから清書し直した手紙を後日渡したという花嫁も。
花嫁の手紙のその後
読み上げた後に親にそのままプレゼントしました。結婚式を終えた後、週に1回ほど読んでいるそうです。(Sakiさん)
「披露宴で読む用」の手紙とは別に、「渡す用」の手紙を用意しました。この手紙には披露宴で皆さんの前では話せないけど伝えたいことをより詳しく書きました。その手紙は、ゲストをお見送り後、家族にプレゼントしました。「披露宴で読む用」の手紙は、自分の思い出として保管しています。(まほさん)
From 編集部
花嫁の手紙は、花嫁の心の内を伝えるいい手段
普段なかなか改まる機会がないからこそ、結婚式というイベントを利用して、親やゲストへの感謝の気持ちや結婚生活に対する抱負・決意などを伝えることができるのが、花嫁の手紙。書くも書かないももちろんあなた次第だけれども、手紙を書くことで、ポジティブな気持ちになれることは今回の調査から明らか。あなたの心の内、手紙を通してぜひ伝えてみてはいかがでしょうか。
構成・文/島袋芙貴乃 イラスト/タカヒロコ
※掲載されている情報は2020年5月時点のものです
※記事内のコメントは2020年3月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー109人が回答したアンケートによるものです
- 演出・アイテム
- 式直前1カ月前
- 花嫁実例
- 家族の絆
- エンディング演出
- 花嫁の手紙