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【敏感肌花嫁】メニュー別ブライダルエステのお悩みに皮膚科医がAnswer!

ブライダルエステを受けたいと思っているけれど、敏感肌が心配でためらっているなんてことはありませんか? そんな敏感肌花嫁さんから寄せられたお悩みに、プロの皮膚科医が回答! 気になる疑問にお答えいたします。

今回答えてくれるのは……

広尾プライム皮膚科 院長 谷 祐子先生

皮膚の専門知識と最新の美容医療技術により質の高い美容医療が受けられる美容皮膚科の院長。肌の状態が異なる一人一人に最適な治療を提供することを心掛け、自己治癒力を生かした健やかな素肌づくりをサポートしてくれる。

敏感肌花嫁がブライダルエステで事前に確認しておきたいポイント3

敏感肌花嫁がブライダルエステに行く前に確認しておきたいこと3つ

1 挙式6カ月前、遅くとも3カ月前にはサロン・クリニック探しを

施術の効果を実感するためには、ある程度の回数が必要。もし肌トラブルが起きたり、サロンと合わないと感じたときに対処できるよう、半年前にはエステサロンやクリニック探しを始めましょう。

2 何が原因で肌が揺らぎやすいかを把握しよう

「敏感肌」とひと言で言っても、その原因はさまざま。紫外線、化粧品、花粉やハウスダスト、金属などのアレルギー、ストレスなど、自分の肌が荒れやすい原因を自覚して、施術前のカウンセリングで伝えておくとトラブルやリスクを防ぎやすくなります。

3 プラン選びのポイントは、マイルドで保湿力の高い施術を続けること

一回で高い効果を求めると、強い刺激や肌への負担が掛かる施術になることがほとんどなので、一度に効果を求めないことが大切! 敏感肌の原因は、乾燥も大きいので丁寧に保湿しながら施術してくれるかどうかもサロン選びのポイントです。

<メニュー別>気になる疑問に皮膚科医が回答!

ここからは、ブライダルエステで人気のメニュー、「シェービング」「痩身・引き締め」「美肌フェイシャルケア」「小顔フェイスライン」の4つについて、敏感肌花嫁から寄せられたお悩みに答えます!

1.シェービング

1.シェービング

最も実施する人が多いシェービング。実は結婚式前に初めて受けるという人が多いメニューです。敏感肌の花嫁さんからは、「結婚式の前に施術を受けて首回りに赤みが出てしまい、当日はボディメイクで隠すことに……」(b-holicさん)と、普段触れることが少ない部分だからか、急なお手入れで肌が刺激に付いていけなかったという声も。
「赤みが出やすい肌なので、前撮りの時にシェービングをしてリハーサルしました。赤みが出ず、何日前にやるのがベストか分かったので、リハーサルしてよかったです」(ふみかさん)と、施術を受けるタイミングに試行錯誤したという花嫁の体験談もありました。

シェービングのお悩みに皮膚科医がお答え!
A

背中の産毛が気になるけれど、そったら乾燥したり毛穴が目立ちそう……。

Q

肌が乾燥しやすい方は、あらかじめ保湿をいつもの倍くらい行うように心掛け、お肌が万全な状態の時にシェービングを行うとよいでしょう。カミソリ負けを起こしやすい方は、シェービングではなく、前もってワックス脱毛やクリーム脱毛などを行うとよいと思います。皮膚の赤みやかゆみなどのアレルギー反応が出ることもありますので、小範囲でテストをしてから使用しましょう。(谷先生)

Q

赤みやひりつきが出てきてしまったときの対処法はありますか?

A

自宅ではクーリングと保湿を心掛けてください。もし自分で対処しても赤みやひりつきが収まらない場合は、皮膚科を受診しましょう。クリニックでは症状に応じて軟こう、保湿剤などを処方します。
シェービングは時期が早すぎると毛が再生しそう、直前だとトラブルが起きたら心配という声も。挙式1カ月前に一度試して、毛の生えるスピードや敏感肌の症状が起こらないかを確認し、ベストタイミングをチェックしましょう。(谷先生)

シェービングは肌のコンディションが悪く、乾燥しているときは避けて

肌が乾燥していたりざらつきがあるときはトラブルが起きやすいので、シェービングはしない方がよいです! 式の準備の期間は忙しくストレスもかかりやすい時期なので、いつもより肌への意識を向けて肌の状態をよく観察。シェービング前は、日々の保湿で肌を整えましょう。

2.痩身・引き締め

痩身・引き締め

機械でのもみほぐしやマッサージで刺激がある痩身・引き締めの施術。敏感肌の花嫁さんからは「背中と腕にカッピングをしたのですが、予想以上に痕が残って後悔」(ともみんさん)、「ちょっとした力やこすれで内出血してしまうので、エステを受けるのが心配。結局肌トラブルの不安が勝って行けませんでした」(あみみさん)といった声が寄せられました。リンパや血管への刺激であざや痕ができてしまうといったトラブルもあるようです。

痩身・引き締めのお悩みに皮膚科医がお答え!
Q

オイルを使ったもみほぐしを勧められましたが、肌にオイルが合うか不安です。

A

オイルによる皮膚刺激症状は、塗った直後に出る場合と、施術後、数日たってから出る場合があります。心配なときは、オイルを少量塗るパッチテストをあらかじめ行うことをお勧めします。また、施術後の肌にどのような変化が起こるのかよく観察することも大切です。施術時に刺激を感じる場合は、すぐに中止してもらいましょう。(谷先生)

Q

マッサージなど圧をかける施術を受けたいけれど、痕が残りやすい肌質で心配。また、施術で青あざなどができてしまったときはどうしたらいい?

A

痕が残りやすい方は、挙式の2週間前に施術を終えるとよいでしょう。
青あざ(内出血)にはヘパリン類似物質油性クリームを塗るとよいです。ヘパリン類似物質は保湿作用や血行促進作用をもつ有効成分です。ヘパリン類似物質が配合された処方薬(医療用医薬品)は医師の処方が必要ですが、有効成分が配合された薬は市販でも販売されており、ちょっとした肌の乾燥や手荒れなどにお勧めです。(谷先生)

痩身・引き締めは効果が実感できるまで時間がかかるので早めの対策を!

痩身・引き締めは効果が期待できるまでには時間がかかります。肌トラブルへの対処の期間も含めて、少なくとも半年前から計画的に行うことをお勧めします。ちなみに、敏感肌など肌質によって痩身効果が変わることはありません。

3.美肌フェイシャルケア

3.美肌フェイシャルケア

トラブルが起きたときにダメージが大きい顔の施術は、やはり警戒してしまうもの。こすれや刺激に敏感な先輩花嫁からは、「電気機器を肌に使用する際に弱いレベルからお願いしました」(永田麻実さん)など、事前に相談して、施術の強さを調整してもらったという体験談も。また、ニキビや赤ら顔といったすでに肌に症状がある状態でもエステが受けられるのか、という悩みも多数寄せられています。

美肌フェイシャルケアのお悩みに皮膚科医がお答え!
Q

大人ニキビや吹き出物が出ているけれど施術はできる?

A

肌の乾燥やニキビの症状がひどい場合は、美肌施術が逆に刺激となり、悪化する可能性があるので、まず皮膚科を受診することをお勧めします。また、美容皮膚科など医療機関であれば、ニキビがあっても治療効果が認められそうな場合には、ピーリングや光治療、レーザー治療などが行えます。(谷先生)

Q

毛穴が気になる人にお勧めの施術はある?毛穴洗浄・角栓吸引は敏感肌には向きませんか?

A

気になる毛穴の部分のみ、酸の少ないピーリング石鹸などを用いてケアをして、保湿をしっかりするのがお勧めです。石鹸タイプはしっかり洗い流せば、反応が強く出ることは少なく、敏感肌の人にも使いやすいでしょう。毛穴洗浄や角栓吸引は特にハードな施術ではありませんが、やり過ぎると肌への負担となります。(谷先生)

施術内容を決めるときはダウンタイムを考慮して

フェイシャル(美肌)ケアは、ソフトな施術からハードな施術まで幅広くあるので、ダウンタイム(施術から肌が元の状態に戻るまでの時間)なども考慮して決めるとよいです。ソフトな施術とは、イオン導入やソフトピーリングなどの施術直後からお化粧が可能なもの、すなわち、ダウンタイムのない施術です。高い効果を期待できるものや即効性を求めるほど、ダウンタイムが長いハードな施術となる傾向にあり、敏感肌の人はさらに反応が強く出やすいので、ダウンタイムが長くなる可能性があります。施術後に遮光、テープ保護が必要なこともあり、お化粧ができない期間もあるので注意が必要です。

4.小顔フェイスライン

小顔フェイスライン

顔に強めの力や熱を加えることが多いフェイスラインの施術には、「痛いのではないかと不安でしたが通ううちに慣れました」(はなよさん)と施術自体の痛みを心配する声が。また、「保湿効果の高いパックもしてもらい、赤みの出やすい部分にも使ってよいと説明を受けて使用したら、肌が落ち着いて安心しました」(b-holicさん)と施術後のケアをフォローしてくれるサロンで心強かったというコメントも。

小顔フェイスラインのお悩みに皮膚科医がお答え!
Q

敏感肌の人でも受けられる、フェイスラインをスッキリとさせる施術は?また施術後はどんなケアをしたらいい?

A

敏感肌の方でも、マッサージなどの小顔施術などは受けられますが、その時の肌の状態を施術者に伝えてから行うとよいでしょう。マッサージ後は沈静できるパックなどを行うとよいです。敏感肌の方は、施術後も外からの刺激に弱いので、肌をこすりすぎない、しっかり洗顔・保湿を行う、紫外線ケアといったスキンケアの基本を習慣化して、肌のバリア機能をUPさせましょう。(谷先生)

Q

光マシンを使用した照射したときに熱が出る施術は、赤みが出やすい肌でも受けられますか?

A

エステでも、美容皮膚科でも、熱を加える施術がいくつかありますが、敏感肌だからといって全く受けられないことはありません。ただ、敏感肌で赤みが出やすい方は、施術後、赤みが数日続く場合があります。肌状態が不安定な方は、エステではなく美容皮膚科での診察の下、施術を決められることをお勧めします。(谷先生)

強い摩擦のある施術は避けましょう

小顔マッサージやリンパを強く刺激する施術は、敏感肌の人にとっては顔の赤みが出やすく、また収まりにくいことがあります。強めの摩擦は避け、心配な場合はエステに行く前に美容皮膚科で診察を受けましょう。

From 編集部

心配なときは皮膚科で相談、肌トラブルなく式の日を迎えて!

「これくらいなら大丈夫かな?」が一番危険。敏感肌で普段からケアに気を使っているなら、忙しく環境が変わりやすいこの結婚準備時期はさらに気を配って。セルフケアで悪化させる前に皮膚科に相談し、肌の調子を整えましょう。

谷 祐子
Profile

谷 祐子 広尾プライム皮膚科 院長(治療責任者)

1993年広島大学医学部卒業、大学病院にて形成外科、整形外科、都内美容皮膚科を経て、2009年広尾プライム皮膚科勤務。
医学博士、日本形成外科学会専門医、日本臨床皮膚外科学会専門医、日本美容外科学会会員、ドイツ医師免許(Approbation in Deutschland)

文/竹本紗梨 監修/谷 祐子(広尾プライム皮膚科 TEL:0120-255-302) イラスト/moeko 構成/小堀そら(編集部)
※掲載されている情報は2020年5月時点のものです
※記事内のコメントは2020年3月に「ゼクシィ花嫁会」メンバー70人が回答したアンケートによるものです

「花嫁エステで必ず知っておいてほしいこと」
エステの施術経験がない人は、万が一トラブルが起きた場合、結婚式当日に回復が困難なこともあるので、結婚式直前ではなく時間的な余裕をもって施術をスタートさせましょう。なお、「体験コース」や「お試しコース」の実施も時間に余裕をもって行いましょう。肌が弱い方は施術前に医師に相談し、サロンにも伝えましょう。妊娠している場合は施術前にまず医師に相談しましょう。
施術の結果、肌が赤くなったり痛くなる可能性があるため、時間的な余裕をもって施術をスタートさせましょう。

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