「これだけはやめてくれ~!」ゲストの本音に学ぶ、結婚式の二次会マナー
肩肘張らない雰囲気で楽しんでもらいたい二次会。そんな二次会でゲストが「これだけはやめてくれ~!」って思うのはどのようなことなのでしょうか。幹事として参加、二次会から参加などゲストタイプ別にリアルな本音を紹介します。
幹事ゲストが証言
二次会の準備からゲストへの連絡、当日の運営など大忙しで二次会を支えてくれる幹事さん。幹事として二次会に参加したゲストからは、準備期間の忙しさや二次会終了後のフォローについての「やめてくれ~!」ポイントが。
感謝の気持ちを示してくれ~!
幹事ゲストの本音
準備について丸投げ状態。とても大変な思いをしたのに、全く感謝の気持ちも伝わらない横柄な態度にイライラした。幹事をしていることが当たり前のような態度だったのが残念でした(たかこさん)
寒空の下、会場の外で受付。披露宴から受付を担当していたのにお礼のギフトもなく残念。その知人とは、それ以降疎遠になっています(あっきーさん)
当日は仕方ないと思いますが後日改めて、ひと言でも感謝の言葉が欲しかったです(あゆみさん)
後からでもしっかりフォローを
二次会当日は新郎新婦もバタバタでお礼を伝える余裕がないことも。二次会の幹事を頼むということは、あなたにとって頼りになる大切な相手のはず。今後も気持ち良くお付き合いを続けるためにも、後からでもきちんとお礼を伝えましょう。
幹事の会費は考慮してくれ~!
幹事ゲストの本音
ずっと受付にいて、料理も食べられずゲームにも参加できなかったのに会費は他のゲストと同じ金額でした(にゃごまさん)
幹事として参加した二次会で、司会もしたのに会費を支払いました。飲食が全くできませんでした。景品も自分は当たらないように考慮したのに……(hanaさん)
会費は6000円。事前に連絡もなかったため支払った。最初から最後まで司会進行で食べる暇もなく、ソフトドリンクを1杯頂いただけ。東京から熊本まで行ったので、お車代5000円頂いたけど、会費は考慮して欲しかった(次はごめんさん)
式が終わった後、お食事会などを開いては?
二次会の間、幹事は飲食もできず動きっぱなしということも。当日の会費を他のゲストと同額ではなく、幹事の会費はなし、または少なめにしてもいいかもしれませんね。もしくは、改めてお礼を伝える場として、幹事ゲストを招いたおもてなしのお食事会を開いても◎。
忙しくなり過ぎないよう、幹事の人数を増やしてくれ~!
幹事ゲストの本音
サポート業者などが入ってなく、自分たちで二次会の流れやセリフなど全て考えなければなりませんでした。しかも新郎側の友人と初対面で一緒に進めなければならず、負担が多くてとても大変でした(卒花嫁さん)
音楽・照明という雰囲気に大きく影響する部分を、1人でやりきりました。プレッシャー大きかったです。人を増やしてほしかった(MMさん)
折に触れ幹事と連絡を取り、進捗(しんちょく)状況を確認して!
準備を進めていくと当初の予定より幹事の役割や負担が増えていくことも。幹事にすべてを任せっきりにせず、進捗状況を確認しながらコミュニケーションを取るようにしてください。その中で、人数不足や幹事が抱えている悩みなどもヒアリングできると対処も可能に。幹事任せは不満につながる可能性大です。一緒につくり上げる気持ちを持って。
二次会から参加ゲストが証言
披露宴など参加する人数が限られている場合、友人・知人を二次会から呼ぶことが多いですよね。二次会から参加したゲストからは、披露宴に参加していないが故の「やめてくれ~!」ポイントが。
新郎新婦と話す時間を少しくれ~!
二次会から参加ゲストの本音
新郎新婦が二次会会場に遅れて到着した上に、二次会の間はゲームばかりで新郎新婦とほとんど話せなかった(ぷーさん)
忙しそうだったので仕方ないですが写真を撮りに行く時間しか話せず、ひと言二言くらいしか話せなくて残念でした(高田あすかさん)
二次会で幸せなふたりを初めて見るので、写真を撮ったり談笑する時間が欲しい(あゆみさん)
余興などが詰め込まれており、新郎新婦と話したり、写真を撮る時間もなく、寂しく思いました(ayaさん)
時間を取って新郎新婦とゲストが触れ合えるような工夫を
参加するゲストの気持ちになって考えると「おめでとう」と直接伝えたいという思いで来てくれているはずなので、写真撮影の時間や、直接言葉を交わす時間を設けて。「あっちのグループはたくさん話せたのに、私たちはひと言も話せなかった……」なんてモヤモヤをなくすためにも、招待したゲストへの対応は平等に。
ボリュームのある食事も用意してくれ~!
二次会から参加ゲストの本音
二次会から参加の子も多かったのに、軽食とお菓子しか用意がなく残念でした。新郎新婦と写真を撮っている間にその軽食もなくなってしまっていました……(みきさん)
ビュッフェ形式で食べ物が並んでいました。ただ、新郎側のゲストが多く取って行ってしまって、新婦側ゲストまで行き渡らず二次会の間中おなかが空いてました(rieさん)
食事が全然足りませんでした。披露宴から参加するゲストの方が多かったとはいえ、そこそこの会費を払っているので、しっかり食べさせてほしかったです(MMさん)
人数に見合う食事の量か確認して
お祝いする気持ちが第一としても、飲食は参加するゲストの楽しみの一つ。時間とお金をかけてお祝いに来てくれるゲストのためにも、用意する食事の内容を確認しましょう。用意した量と参加するゲストの数が見合っているかもポイントです。
披露宴から参加しているゲストとの輪に入れるようにしてくれ~!
二次会から参加ゲストの本音
私だけが二次会から参加だったため、二次会の間中、話についていけませんでした(#maさん)
知らない人が多い中参加して、ただ隅で食事をしている時間が長かった。もう少し全員が参加して一緒になって楽しめる企画などがあればよかった(しんさん)
退職した元同僚の二次会に参加したが、今の会社所属で呼ばれたのは私のみ。2時間半ずっと一人でただボーッと突っ立ってるしかなかった。他の人たちはグループで盛り上がり、いたたまれなくなって半分くらいの時間はトイレの個室にこもった(永ちゃんさん)
参加者のプロフィール配布など、輪に入りやすくするための工夫を
「新郎の大学友人として参加したのは2名だけ。全体で100人程度の参加だったが、新郎と新婦の友人比率が2:8くらいだったので終始アウェーだった(machikaさん)」と友人比率が違いすぎることで輪に入りにくかったという声も。披露宴から参加ゲストはアルコールが入ってテンションがすでに高くなっていることがあるので、二次会から参加したゲストも自然に輪の中に入れるよう、全員参加のゲームなどゲストが疎外感を持たないような工夫を。会話のきっかけになるよう、参加ゲストのプロフィールを配布してもいいですね。
遠方から参加ゲストが証言
遠方から参加のゲストは、他のゲストに比べて時間や費用の面での負担が多いことも。そんな遠方から参加ゲストの「やめてくれ~!」ポイントは?
二次会の開始時間や終了時間は守ってくれ~!
遠方から参加ゲストの本音
終了時間より1時間半押して、最終的には0時過ぎに終了。電車で1時間半以上かかる距離なのに、帰宅にはタクシーを使う羽目になってしまいました(あき子さん)
友人の結婚式で二次会から参加しました。翌日も朝早くから仕事があり、予定通りに終われば余裕を持ち帰れるはずだったのですが、結果的に予定終了時刻を過ぎてしまったため、終電ギリギリで帰りました(魚屋さん)
余裕のある時間設定をし、あらかじめゲストへ伝えて
ナイトウエディング後の二次会など、開始時間がそもそも遅いということもあります。あらかじめ遅くなることがわかっている場合は、招待時にその旨を伝えましょう。そのことを踏まえてゲストは参加判断ができます。また帰りの電車がなくなるゲストへはタクシー代を用意するなどの配慮が必要な場合も。もちろん、なるべく時間通りに会が終わるように時間配分はしっかりと。
お車代や宿泊代を少し負担してくれ~!
遠方から参加ゲストの本音
片道3時間以上の距離の二次会に参加。宿泊が必要となる日時でした。すべて自分で負担するのはつらかったです(みみさん)
兵庫から東京の挙式に参加。お車代が全く出なかった。交通費だけでも往復で3万円程度かかるので苦しかった(machikaさん)
お車代などゲストの負担軽減を、できる範囲で考えてみて
遠方から来たゲストへの交通費としてお車代を少しお渡しするのは喜ばれると思います。難しい場合は招待する段階で、「お車代は少ししかお渡しできないけど、来てくれる?」とお伝えしては?
必ずしも金銭面のフォローではなく、宿泊が想定される相手には、あらかじめおすすめのホテルやおいしいお店の情報を調べてお伝えしても良いですね。
二次会に参加した多くのゲストが証言
ここでは、二次会にゲストとして参加したことがある人から多く寄せられた「やめてくれ~!」ポイントをご紹介。
下品な演出、悪酔いゲスト勘弁してくれ~!
ゲストの本音
口の中にマシュマロを何個詰めることができるかというゲームで、女の人2人が見ていて気持ち悪くなるくらい詰めて張り合っていて周りが引いていた(#maさん)
新郎新婦が水泳部出身だったようで、男性ゲストたちがふんどし一丁で踊る芸をしていましたが、下品でした(まゆげさん)
知らない人とチームになるゲームで男女をくっつけるような内容で困りました。参加せずにスルーしました(ながゆきさん)
新郎の友人がかなり酔っ払っていてテーブルに激突しグラスを割ったり、女の子に絡みまくったりしていて不愉快だった(O.Rさん)
男性のスラックスの右から左へ女性がピンポン球を移動させるゲームで引きました(ゆゆゆさん)
みんなにとって楽しめる演出になっているか確認を
おめでたい場&お酒が入ることによって気分が高揚しがちな二次会。“盛り上がる演出”と“下品な演出”の感じ方は人によって異なるので難しいところ。やっている側が楽しいのはもちろん、見ている側も楽しいものになっているか確認してくださいね。また、悪酔いしがちなゲストがあらかじめわかっている場合は、事前に飲みすぎないようくぎを刺したり、周囲にお目付け役を置いても。
開始時間まで時間を空け過ぎないでくれ~!
ゲストの本音
その日は大雪。2時間くらいの待ち時間があったが雪で移動もしにくく、周辺に入れるお店も少なく困りました(りささん)
披露宴が朝一番で二次会が19時半受付だったため、5~6時間待った(あやちゃんさん)
3時間近く待たされた。待ち時間が長すぎて、帰ってしまう人が多数いて寂しい二次会になっていた(ハルジローさん)
挙式披露宴の会場と、二次会の会場がかなり離れていたせいもあり、新郎新婦の到着が予定より1時間くらい遅れました。二次会が全然始まらずずっと待っていたので、もう少し時間を予測できなかったのかなあと思いました(さるのみこしさん)
時間が空き過ぎてしまう場合は、周囲に時間をつぶせる場所があるか確認を
新郎新婦は披露宴後、準備&移動とあっという間に時間が過ぎてしまうけれど、待つ側にとっては時間が空いて、その時間を持て余すというのはとても疲れること。
どうしても時間が空き過ぎる場合は、二次会会場周辺に時間をつぶせる場所があるかどうかを確認して、ゲストに伝えるなどの配慮を。
着席スペースを用意してくれ~!
ゲストの本音
椅子は少しあったが、誰かのかばんやコートなどが置かれていて座れるスペースがなく、立ちっぱなしで疲れた(フラッグさん)
椅子が参加人数の3分の1程度しかない半立食形式だったのですが、椅子がなかなか空いておらず座れなかったのがつらかったです(りしゅさん)
ヒールで参加するゲストのことも想定して
ヒールで参加することの多い女性ゲストから、着席スペースを希望する声が。大切な場だからこそ、履きなれない靴でドレスアップし参加してくれる人もいますよね。二次会会場までの移動を含め、ヒールの高い靴はとても疲れます。立食形式や動き回ることの多い二次会では、人数分の椅子を用意できなくても、ふとした時に着席できるスペースを用意してあると喜ばれます。
他にもある、こんな二次会やめてくれ~!
ゲストがモヤッとする「やめてくれ~!」ポイントはこんなところにも。
[もしかして数合わせで呼ばれた?]
開催の1ヵ月前に数合わせのように誘われたことがあってモヤっとしました(ハルさん)
[豪華景品は誰のもの?]
新郎新婦がゲームに参加していて、なぜか豪華賞品を新郎新婦が持っていった(しろねこさん)
[まるで接待?]
新郎側の上司がかなり多く参加しており、女性ゲストを隣に座らせて接待のようになっていたことがあった(hanaさん)
[まさか、これが景品?]
ビンゴの景品が鼻毛カッターだった。ウケ狙いかもしれないが、こっちは会費を払っているのでもう少しマシな景品にしてほしかった(ポニーヘッドさん)
From 編集部
ゲストの本音をしっかりつかんで、満足度の高い二次会実現!
自分がゲストだったら?という目線がとても大切。みんなが気持ちよく過ごせるように気を配ることが、二次会全体の満足度アップにつながります。真心こめたおもてなしをしてくださいね。
構成・文/RIE☆ イラスト/沼田光太郎
※掲載されている情報は2020年5月時点のものです
※記事内のデータならびにコメントは、2020年3月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー84人が回答したアンケートと過去にゲストとして二次会に参加した経験がある男女215人が回答したマクロミル調査によるものです
- 挙式3ヶ月前
- 二次会
- 打ち合わせ開始期
- ゲスト
- 細やかな気遣い
- 安心したい
- 二次会演出