普通の結婚式より自由♪とびきり楽しい「カジュアル婚」の叶え方
いわゆる普通の結婚式に比べて、自由で自分たちらしさが素敵な印象の「カジュアルウエディング」。とても楽しそうだけれど、どんな内容になるのか、またどんな準備をすればいいか気になっているプレ花嫁さんも多いのでは?そこで、多彩な結婚式を手掛けてきたThe Wedding Boxのいでかよこさん監修の下、カジュアル婚の叶え方や素敵な実例をご紹介します!
いわゆる普通の結婚式に比べて、自由で自分たちらしさが素敵な印象の「カジュアルウエディング」。とても楽しそうだけれど、どんな内容になるのか、またどんな準備をすればいいか気になっているプレ花嫁さんも多いのでは?そこで、多彩な結婚式を手掛けてきたThe Wedding Boxのいでかよこさん監修の下、カジュアル婚の叶え方や素敵な実例をご紹介します!
結婚式らしい特別感はありながらも、一般的なウエディングに比べて肩肘張らず、型にはまらず、自由な発想で行うラフな雰囲気のウエディングのこと。
「かつては、リーズナブルにおさめたい場合にカジュアルウエディングを選択されるイメージがありましたが、今は、より自由にこだわりたい方が選ぶようになっています。カジュアルウエディングでは、場所から誓いのスタイルまで、ふたりに合った形で組み立てていけるのが魅力です」(かよこさん)
ふたりの好みやウエディングのテーマに合わせて、自由に選ぶのがカジュアルウエディングの醍醐味の一つ。
「昨今はアウトドアウエディングも人気ですが、あくまで、新郎新婦がどんな結婚式にしたいかが大切です。そこから、例えば古民家、憧れていたレストラン、絶景を楽しめる大自然などさまざまな選択をしていきます」(かよこさん)
挙式は、自由なスタイルで結婚を誓える人前式が人気。親族だけの神前式、海外挙式の後に、カジュアルパーティを開くケースも。
「最近のカジュアルウエディングを希望される方は自分たちらしい言葉で誓いを立てたいという本質を大切にする方が多いです」(かよこさん)
カジュアルウエディングのスタイルは自由度により、バリエーションが多彩なため、相場は一概にはいえません。食事だけのシンプルなウエディングであれば、挙式料平均67.6万円(※)など一部の費用を抑えることができるため、低価格帯でのウエディングが実現可能です。
一方、テーマに基づいてつくり上げるような壮大なウエディングでは異なることも。「自由なスタイルを希望される方は、一般的な結婚式に比べてこだわりのある方も多いです。そのため、平均的な費用よりかかるケースもあります。
一方で、最近はWEB招待状やペーパーアイテムなどのDIYが普及している印象も」(かよこさん)
※データ出典:「結婚マーケット調査2025(リクルートブライダル総研)」
披露宴には定番のプログラムがありますが、カジュアルウエディングには決まった流れがなく自由に過ごすことができます。
「最近は写真や映像にこだわる方が多いので、フォトジェニックな演出を組み込むようにしています。例えば新郎新婦の入場シーンでナプキンをゲストに振っていただいたり、席札の紙飛行機をラストシーンで投げたシーンはとても印象的でした。
また、アウトドアの場合は、ボウリングにも似た北欧発祥のモルックや椅子取りゲームなど、みんなで楽しめる簡単なアクティビティータイムも好評です」(かよこさん)
通常の披露宴と同じ衣裳でもいいけれど、新郎新婦もゲストもカジュアルな服装を選んでOK。
「新郎新婦の衣裳は、例えばアウトドアの場合はリネン素材のリラックス感があるタイプなど、会場との相性や着心地を考えて、デザインや素材を自由に選んだり、オーダーされたりするケースも。
また、ドレスコードを設けたり、テーマカラーを決めたりするのも人気です。ゲストの方が困らないように、招待状にQRコードを設けるなどして、イラストで詳しくご案内することもあります。
特にアウトドアウエディングでの服装は、当日の快適さにも関わりますので、シューズ選びなどできる限り丁寧にお伝えされることをお勧めします」(かよこさん)
家族全員と同じテーブルを囲むスタイルで、リラックスしながら心の距離も近く
オーダーした家族の似顔絵にサインを加えてもらい、結婚証明書に
ケーキカットの後はきょうだいへファミリーバイトを
靴を脱いで過ごせる別荘のような空間で、歓談の時間をたっぷり
キッズゲストへのプレゼントタイムで和やかなひとときも
両家父母への記念品贈呈の時間を設けるなど、家族が主役になる演出も
ーーカジュアルウエディングを選んだ理由は?
「もともと大勢招いて盛大に行うことに、少し照れくささを感じていました。また、初めて参列した結婚式が兄の家族ウエディングで、家族との距離がとても近く温かい雰囲気に強く惹かれたのも大きな理由です。
形式にとらわれるよりも、大切な人たちと自然体で過ごせる時間を大事にしたいと思い、カジュアルウエディングを希望しました」(@124y_shihoさん/以下同)
ーーこだわったことは?
「披露宴会場は、靴を脱いで過ごせる別荘のような空間を選びました。いわゆる『披露宴』というよりも、自宅でくつろぎながら食事を楽しむような、リラックスした雰囲気を大切にしました。
また、家族の似顔絵を依頼し、結婚証明書としてそのイラストの下にサインしていただきました。席札も同じイラストを使用し、胸元にコサージュとして身に着けてもらう形に。
少人数だったからこそ、一つ一つのアイテムにこだわりを持って準備できたと感じています」
一番印象に残っているのは、家族全員と同じテーブルで食事ができたことです。
一般的な披露宴では新郎新婦はなかなか食事を楽しむ時間がない印象でしたが、家族との団らんを大切にしながら、私たちも一緒に食事を楽しむことができました。終始リラックスした雰囲気の中で過ごせたことが、とても心に残っています
[カジュアルウエディングDATA]
会場タイプ:挙式は教会、披露宴は別荘のような会場
ゲスト:13名(両家家族)
ドレスコード:洋装
プログラムのポイント:幼少期の写真のスライドショー上映、結婚証明書の披露、きょうだいへのファミリーバイト、キッズゲストへプレゼントタイム、両家父母へ記念品贈呈
広々とした空間を映画のようにカラフルに彩って
バスソルトと透明フィルムに名前を印刷してDIYした席札
エスコートカードもお手製。飾ったボードもDIY
開放的な場所でバブルシャワーもより印象的
バーベキューやビュッフェ形式のメニューもゲストに大好評
ふたりと会話しながら、ゲストが自由に選べる引出物マルシェ
ーーカジュアルウエディングを選んだ理由は?
「お互いが好きな映画のようなガーデンウエディングに憧れがありました。また、キャンプが趣味ということもあり『私らといえばアウトドアウエディングでしょ!」とすぐにテーマが決定。好きな人たちを集めて屋外イベントみたいな結婚式がしたかったんです」(@shiho_aimさん/以下同)
ーーこだわったことは?
「遠方ゲストや久々の再会になった人もいたので、新郎新婦それぞれがゲスト卓を行き来して、自由に過ごそうと決めていました。キャンプが好きなこともあり、バーベキューは必須。焼きたてのお肉もビュッフェ形式のご飯もとても評判が良かったです。
式後にランタンを上げたくて、日没の時間に終わるように式のスタート時間を設定していましたが、あいにく雨のため早めにランタンを上げることに。その雨すらも、映画のワンシーンのようで思い出になりました(笑)。
アイテムは世界観を統一してほぼ手作り。屋外で雨も心配だったのでペーパーアイテムの代わりに、プロフィールや思い出写真などはタペストリーやパネルで展示しました」
会話を大切にしたので、ゲストにも喜んでもらえました。食事はビュッフェスタイルにしたり、キッズ用のボールプールなども用意したりしたので、広々とした自然の空間を満喫してもらえたかなと思います
[カジュアルウエディングDATA]
会場タイプ:アウトドアリゾート
ゲスト:70名(両家家族、職場の同僚、友人)
ドレスコード:女性はヒールのない靴や色のある服を推奨。男性にはノーネクタイやアロハシャツ、セットアップでもOKと連絡。傘や上着の持参も勧めた
プログラムのポイント:ワインセレモニー、ランタンセレモニー、引出物マルシェ
温かみのあるオレンジをキーカラーにして世界観を描いた
朝早くから新郎新婦も加わって会場セッティング
装飾には小道具やアンティークのアイテムを取り入れて
ゲストがペイントした木彫りの熊に花を生ける、誓いのセレモニー
リラックスしながらゲストとの会話や撮影を満喫
思いを伝え合うシーンもふんだんに
ーーカジュアルウエディングを選んだ理由は?
「出会いが野外ロックフェスティバルで、キャンプやアウトドアが好きだったこともあり、自分たちらしい形としてアウトドアウエディングを選びました。形式にとらわれず、自然の中でリラックスしながら、ゲストと近い距離で楽しめる時間にしたいと思ったのが理由です」(HM&HH@maohenryさん/以下同)
ーーこだわったことは?
「全体の色合いにこだわり、アクセントとしてオレンジを取り入れて温かみのある雰囲気を演出。また、古道具やアンティークのアイテムをあしらった雰囲気のある空間づくりを意識しました。
既存のスタイルに合わせるのではなく、自分たちらしさが出るようにアイテム集めから会場設営まで、一から空間をつくり上げることにこだわりました。
プログラムは歓談をメインに、ゆったりした進行で自由に過ごせる時間を大切にしました」
自然豊かなキャンプ場での開催だったこともあり、ゲストのみんなも開放感のある中で自然体で楽しんでくれていたのが印象的です。かしこまった雰囲気ではなく、終始ワイワイしつつもリラックスして過ごせました
[カジュアルウエディングDATA]
会場タイプ:キャンプ場
ゲスト:約50名(両家家族、友人)
ドレスコード:どんな服装でもウエルカム!
プログラムのポイント:木彫りの熊の誓いのセレモニー、ケーキカット
披露宴では、メキシカンドレスとマリアッチの衣裳に身を包み、メキシコの音楽が流れる中、馬に乗って入場!
ゲストもふたりも会場もカラフルな装いで
乾杯はテキーラやビールで!みんなはじけた笑顔に
宣誓式にはランドセルを背負ったふたりが登場。みんなとラジオ体操をした後はチアダンスの祝福も
プールにセットした挙式スペースでは、サウナにちなんだ誓いの儀式を行った
お色直しでは新婦がベリーショートにヘアカット
ーーカジュアルウエディングを選んだ理由は?
「『サウナ』『馬に乗る演出』『チアダンス』『花火』『みんなで泊まること』『終電を気にせず朝まで楽しめるパーティ』などなど、自分たちがやりたかった内容を全部詰め込んだ結婚式をしたかったからです。
一般的な結婚式だと実現が難しく、自分たちらしい自由で特別な一日をつくるには、カジュアルウエディングというスタイルが一番合っていると思いました」(旅するサウナカップルTABISAUNAさん/以下同)
ーーこだわったことは?
「テーマを『メキシコ』にしたので、会場全体をカラフルで明るい空間にしたことです。実際にメキシコで使われているパペルピカドを飾ったり、マリーゴールドやサボテン、ピニャータの装飾を取り入れたりして、世界観をつくりました。
音楽もメキシコの雰囲気を感じられるものを選び、乾杯はテキーラやビールに。また、ゲストの皆さんにも『とびっきりカラフルで派手な服装』で来てもらうようにして、会場全体が一体感のある華やかな空間になるようにこだわりました」
やりたいことを全部実現できたので、本当に満足しています。ゲストの皆さんからは「こんなに楽しい結婚式は初めて」と口を揃えて言っていただき、とてもうれしかったです。二次会もサウナパーティを行って朝から踊ったり語り合ったり、最高の一日でした
[カジュアルウエディングDATA]
会場タイプ:廃校になった小学校を活用したグランピング施設
ゲスト:150名(親族、友人)
ドレスコード:テーマのメキシコに合うカラフルでとびっきり派手な服装
プログラムのポイント:宣誓式でみんなとラジオ体操、プールでサウナストーブを使った誓いのロウリュ、馬に乗って入場、新婦のヘアカット、親へのプレゼントとしてメモリプレイの演出、打ち上げ花火、全員でウルフルズの『バンザイ』を大合唱しながら新郎新婦退場
カジュアルウエディングは、その自由度によって、準備の過程も楽しく、自分たちらしく過ごせる一日に満足!との声が印象的でした。ぜひ皆さんもやりたいことにこだわって、自由にアイデアを考えてみてくださいね。
いでかよこさん
The Wedding Box
フリーウエディングプランナー
静岡を拠点に公園や富士山麓の森など大自然を背景にしたアウトドアウエディングが得意。フォトグラファー出身で、撮影で訪れたパリでのウエディングが原点となっている。
構成・文/小松ななえ イラスト/南 夏希 D/mashroom design
※QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です
※掲載されている情報は2026年5月時点のものです