親206人に調査!結婚あいさつで彼がやっちゃいそうな癖、気になる?
結婚が決まり彼が親にあいさつに来るとき。結婚あいさつのマナーは彼と一緒に一通り確認したけれど、「いつもの彼の行動が出ちゃわないかな……」とまだちょっぴり心配する花嫁も。そこで親世代206人に大調査すると……意外な結果が出ました。
第一印象ガタ落ち度 ★★☆
誰も話さなくなるとスマホをいじる
今回の調べの中で「気になる」割合が最も高く63%。若い親世代も、“結婚のあいさつ”という大事なシチュエーションでのスマホいじりは不快に感じるよう。「スマホ依存症なのかな……」と心配が膨らむ人も。一方「気にならない」中には、「自分もいじるので」と共感する意見もあった。
【 親VOICE 】
〈気になる派〉
「家族や友達の前なら何とも思わないが、結婚のあいさつに来てスマホいじりは常識外れ」(49歳・女性)、「スマホ依存ぎみ? 自動車の運転中もやっていそう……と心配になる」(58歳・男性)、「自分たちとの会話を楽しめていないのかと思い、申し訳ない気持ちになる」(54歳・女性)
〈気にならない派〉
「周囲にスマホいじりをしている若い人が多いので気にならない」(65 歳・女性)、「仕事での日常茶飯事のことなので気にならない」(61歳・男性)、「同じように、娘もよくスマホを見ているので」(56歳・女性)
大事な一日であることを事前確認!
「自分もいじる」「娘もやっているから」という寛容な意見があったのは意外だったが、それでも6割以上の親がスマホいじりは不快に感じている。始まる前に「今日は“結婚のあいさつ”という大事な場面であること」をふたりで再確認し、スマホは手元に置かないのが得策。
今どきマナー違反度 ★☆☆
会話中、スマホのLINE通知がブーブー連続して鳴り続ける
「よくある光景だから」と、「気にならない派」が6割を超えた予想外の結果。社会全体がスマホ環境に慣れていて、“結婚のあいさつ”という大事な場においても許される傾向。一方、スマホのバイブ音を不快に感じる親が36パーセントいることも、忘れないで。
【 親VOICE 】
〈気になる派〉
「誰からそんなに連絡が来るのか、気になる」(49歳・女性)、「間の悪いやつだと思う」(59歳・男性)、「断りを入れてスマホを見てから、電源を切ってほしい」(60歳・女性)
〈気にならない派〉
「相手からのアクションだから仕方がない」(67歳・男性)、「仕事の連絡のこともあるので」(52歳・女性)、「マナー違反だと思うけれど、よくある光景だから気にならない」(65歳・女性)
親の考え方に合わせて対応しよう
親の考え方はさまざまなので、花嫁と彼と事前に話し合って親に合わせた対応をしたいところ。スマホのバイブ音が気にならないような親なら、それほど堅苦しく考えなくてもいいけれど、あまりに連続して鳴るようなら「何度もすみません」と謝って電源を切るのが好印象。
ヤバイ度 ★☆☆
若者言葉「ヤバイ」を連発
ギャル男のように「ヤバイよぉ~」という軽いノリではなく、敬語を使った会話の中に「ヤバイですよね」「ヤバイです」とついつい「ヤバイ」ワードが出てしまうような状況についてリサーチ。すると65%が「気にならない」と回答!
【 親VOICE 】
〈気になる派〉
「普段の会話は良いが、初対面でいきなりは気になる」(54歳・女性)、「成人らしい言葉遣いをしてほしい」(62歳・男性)、「そのヤバイ、どういう意味なのか気になる」(60歳・女性)
〈気にならない派〉
「若い子はみんな使っているので、もう慣れた」(63歳・男性)、「高齢者でも使っている」(57歳・女性)、「フレンドリーで良いと思う」(49歳・女性)
ヤバイ見解をされないようほどほどに
「相手親の前で平気で出てくるということは、失礼だとわかっていない。そのことが不安」「相手によって言葉遣いを変えられないのは仕事上も問題ありそう」の意見もあり、「ヤバイ」という言葉の印象だけでなく、深読みされている場合もあるのでほどほどに。
勘違い敬語が許される度 ★★☆
会話の語尾が体育会系
「○○っス」「そうっスか?」と、部活の先輩後輩のノリの言葉遣いも6割以上の親が「気にならない」と回答。特に男の子がいる親は「息子も同じようなもの」「男ならよくある」と寛容だが、その意見を聞いてみると……。一方、「気になる派」には大人になりきれていない不安がある。
【親VOICE】
〈気になる派〉
「どこに行っても正しい日本語を話せないのか、心配」(50歳・女性)、「○○っス、はやめてほしい。ばかにされている気分」(55歳・女性)、「社会人になったら、○○っスはアウト」(49歳・女性)
〈気にならない派〉
「尻すぼみでハッキリしないよりは元気で良い」(59歳・女性)、「本人は敬語と思っているのだろうから、気にならない」(51歳・女性)、「慣れない場に緊張しているのかも、と責める気にはならない」(63歳・女性)
「○○っス」はなるべく控えて正解
「気にならない派」は多数だったけれど、よくよく耳を傾けると「本人は敬語だと思っているだろうから」「緊張しているのだろうから」と、決して全肯定ではない。「気になる派」の中には「ばかにされている気分」の人までいるので、○○っスは気を付けたいワード。
態度デカく見える度 ★☆☆
胸元で腕を組んで話す
「気にならない」は62%、「気になる」は38%で、おおよそ6対4の割合で「気にならない」人の方が多かった。とはいうものの「結婚のあいさつの場では気になる」「癖かもしれないけれど、あいさつの場ではしっかりしてほしい」の意見も。
【 親VOICE 】
〈気になる派〉
「偉そうな印象を受ける」(69歳・女性)、「相手に不快な思いをさせていることに気付かないのか……」(60歳・男性)、「場面は考えるべき」(64歳・女性)
〈気にならない派〉
「癖だと思う」(60歳・女性)、「落ち着かないのかなと思うぐらい」(58歳・女性)、「生意気な話し方をしていなければ気にならない」(52歳・女性)
腕を組みっ放しは“悪癖”
「癖なのかも!?」の意見が多く寛容な結果だったけれど、4割は不快に感じていることは忘れないように。「ちょっと組むのはいいけれど、ずっとその態度を続けるのは……」というコメントもある。癖は気付かないうちに出てしまうものなので、彼女からひと言アドバイスしてあげて。
下品と思われる度 ★☆☆
ご飯をワシワシかき込む
7割が「気にならない」と回答。むしろ「食べっぷりがいい」と好印象に感じる親も。残る3割の「気になる」親たちの中には、実家のしつけまで気になってしまう人も……。同じ行動をしても、感じ方が大きく異なる結果になった。
【 親VOICE 】
〈気になる派〉
「見ていて気持ちのいいものではない」(53歳・女性)、「一緒に外食はできない」(54歳・女性)、「ゆっくり食べてくれ」(73歳・男性)
〈気にならない派〉
「食欲があって、たくましく感じる」(54歳・女性)、「下品とは思わない。おいしいからかき込んでいる」(60 歳・女性)、「少しは気になるけれど、小食な人よりいい」(65歳・女性)
場に合った食べ方に気を付けて
花嫁のお母さんが作ったご飯をワシワシ口に運んだら喜ばれるだろうし、フレンチレストランなどでワシワシ食べられたら周囲は恥ずかしいはず。彼は、自分にかき込み癖があることを自覚して、結婚あいさつの舞台に合わせて気を付けて。
毛嫌いされる度 ★☆☆
チラッと見えたスマホの待ち受けがアイドル
「気にならない」が8割超えで、「本人の自由」「趣味だから構わない」「人の好みはいろいろ」の意見が多数。「このアイドルのファンなんや、って話のネタになりそう」と話題のきっかけに考える親も複数いた。少数派の「気になる」の中には、「娘以外の若い子が好きなのが気になる」と厳格な考えも。
【 親VOICE 】
〈気になる派〉
「年齢にもよるけれど、これから家庭を持つには不安が……」(55歳・女性)、「オタクなのかな……と」(50歳・女性)、「どこまではまっているのかは気になる」(54歳・女性)
〈気にならない派〉
「私もアイドルの待ち受けにしています」(44歳・女性)、「どんなタイプが好きなんだろう、どこに興味をそそられるんだろうと、彼を知りたくなる」(51歳・女性)、「気にする方がおかしい」(62歳・男性)
むしろ話題にして和みのカードに
アイドルにはまっている彼を、素のままに紹介してもほぼほぼ大丈夫そうな結果。気楽な会話で緊張感ある雰囲気も和みそうだし、「気になる派」の親に対しても、かえって話題にした方が、どれだけ夢中になっているのかが分かって安心感を得られることもありそう。
幼い印象を与える度 ★★☆
学生のような靴下をはいている
「気にならない」割合が93%と高く、学生のときによくはいた、スポーツメーカーの靴下なども、今回のリサーチの中では最も許される行為。少数派の「気になる」と回答したのは、父親が多い。意外に服装のディテールまで厳しくチェックしているのは男性かも。一方、母親からは「気に入っているのかな」「スポーツマンかもと思える」と好印象が多い。
【 親VOICE 】
〈気になる派〉
「幼く思える」(51歳・男性)、「常識がない」(53歳・男性)、「親にあいさつに来るときの服装は気を付けるべき」(69歳・女性)
〈気にならない派〉
「清潔で穴が開いてなければ気にならない」(54歳・女性)、「とりあえず引き出しにあったものをはいてきたんだな、と思う程度」(60歳・女性)、「スポーツソックスは一つのファッションだと思うので」(57歳・女性)
好みではなくTPOを考えて
「スーツにスポーツソックスでは合わないけれど、カジュアルなスタイルならOK」「フォーマルな場でなければ良い」という意見も複数あり、TPOも大事なポイントのよう。親あいさつの会場や当日の服装に合っているか、チェックしてみて。
From 編集部
リラックスして臨んでOK!
“結婚あいさつ”という場において、従来なら完全にアウトと思われるような8項目を見てきましたが、ほとんどのケースにおいて「気にならない」が多数派でした。「気になる」コメントに耳を傾けつつも、そんなに堅苦しく考えなくても良さそう。
文/千谷文子 イラスト/つぼゆり D/ロンディーネ 構成/紺矢里菜(編集部)
※掲載されている情報は2020年3月時点のものです
※ 記事内のデータならびにコメントは、2020年1月に「マクロミル」の会員206人(20代の既婚の娘を持つ親)が回答したアンケートによるものです
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