彼親の本音は?「お嫁さんとのこんな関係が嬉しい!」 ランキング
結婚したら「彼の親」とはどんな距離感で付き合っていけばいいのか、迷う花嫁は多いよう。他人行儀とも、なれなれしいとも思われない、ちょうどいい関係って難しいですよね。そこで「彼親」110人にアンケート。息子の妻とは「こんな関係がうれしい」という声をランキングにまとめました。
結婚したら「彼の親」とはどんな距離感で付き合っていけばいいのか、迷う花嫁は多いよう。他人行儀とも、なれなれしいとも思われない、ちょうどいい関係って難しいですよね。そこで「彼親」110人にアンケート。息子の妻とは「こんな関係がうれしい」という声をランキングにまとめました。
息子の妻とは「年に数回、直接会ってお出かけをしたい」(50.9%)が1位。日頃の連絡はメールやLINEもいいけれど、時には「やっぱり直接会って話すのが一番うれしい!」というのが親心のようです。
特別なイベントでなくても、一緒に食事をするだけで関係はぐっと深まるもの。「顔を見て近況を知れると安心する」といった声も多く、年に数回のリアルな交流が大事にされているようです。
【まだある!彼親の本音VOICE】
●距離が離れていてなかなか頻繁に会うこともできないので、会える時はたくさん話をしたり一緒に買い物に行ったりしたいなと思います(兵庫県・あちゃこさん・女性・59歳)
●孫が2人いるので、その誕生日に合わせて会いに行ったり、食事に出かけたりするのが楽しい。頻度もちょうどいい(神奈川県・C&Hさん・男性・67歳)
●息子の妻は日々忙しくしているので、年に数回は時間をつくってゆっくり一緒にお出かけできるといいですね(東京都・tsmさん・女性・69歳)
先輩花嫁にも聞いてみたところ、やはり「年に数回会っている」という人が多いよう。
●お互いに気を使うことにはなりますが、やはり彼の親、子どもにとって祖父母になるので定期的に会う機会は設けて関係性を築けたらいいなと思っています(麻友さん)
●遠方のため年に1回会えれば良い方。彼があまり親に連絡をしないタイプなので、何かあった時に私が連絡を取るようにしている(かえるさん)
などの声からもわかるように、直接会うことを大事にしながらも、お互い忙しいので負担のないよう「年に数回」の頻度が心地よいと感じているのかもしれません。
次に多かったのが「父の日・母の日・誕生日にはお祝いしてほしい」(38.2%)。お祝いのメッセージやプレゼントをもらうと、「高価な贈り物ではなくても『おめでとうございます』のひと言や、ちょっとしたメッセージだけでも心が温まる」などといった声が多数寄せられました。
イベントごとに、ちゃんと気にかけてもらっているという事実が、彼親にとっては大きな喜びになるのかも。日頃の感謝を伝えるチャンスでもあります。
【まだある!彼親の本音VOICE】
●母の日やお誕生日には、食事に招いてくれサプライズのプレゼントをもらうこともあり、楽しい時間を一緒に過ごせることがうれしい(東京都・tsmさん・女性・69歳)
●母の日などにLINEで連絡をくれるのがうれしい。内容はなんでもいいけれど、連絡があると気にかけてくれてるんだなと思えて、それだけでうれしい(兵庫県・あちゃこさん・女性・59歳)
●記念日にプレゼントはいらないけれど「おめでとう」のひと言だけでももらえるとうれしい(島根県・いりあすさん・男性・63歳)
日頃小まめに連絡していなくても、父の日・母の日・誕生日はお祝いするという先輩花嫁が多数。
●母の日には花の鉢植え、父の日にはビール1ケースを贈るのを定番にしました。母の日に贈った鉢植えの花が咲きましたと写真を送ってくれた時はうれしかったです!必ずふたりで手書きのメッセージを入れるようにしています(Tsubasaさん)
●彼は男兄弟ばかりで、彼親は母の日や父の日のプレゼントをもらったことがあまりないらしく、プレゼントすると喜んでくれました(美空さん)
先輩花嫁のコメントを見てみると、高価なプレゼントでなくても、気にかけていることが伝わるだけで喜んでもらえて、円満な関係につながるといえそうです。
息子家族とのうれしい関係3位は「お正月やお盆に帰省してくれる」こと(34.5%)。年中行事のタイミングで顔を見せてくれることが、親にとっては何よりの安心。「遠方に住んでいても、年に一度でも帰ってくれるだけでうれしい」、「忙しくても少し顔を出してくれると、やっぱり安心する」といった声が多く寄せられました。“帰省=親孝行”と思っている親世代は少なくないようです。
まだある!彼親の本音VOICE
●お盆やお正月に帰省して一緒に過ごしてくれるだけでうれしいのに、一緒に料理をしてくれて、その間にいろいろ話せて楽しい(宮崎県・いーちゃんさん・女性・62歳)
●お正月などにみんなで食事に行ったり出かけたりするのが楽しい。手作り作りのお菓子や料理を振る舞ってくれるのも、その気持ちがとてもうれしい(東京都・ママンさん・女性・61歳)
お正月やお盆の帰省では家族や親戚が集まることもあり、自発的にキッチンでのお手伝いをしているという先輩花嫁もチラホラ。
●帰省時に家事など手伝った方が良いかな?と思っていますが、義両親も気を使ってくださりゆっくりしてて!と言っていただけるのでありがたく甘えさせてもらっています(友紀子さん)
日常のなことでも、「今日は○○を作りました」「元気にしています」などのひと言があるだけで、親世代にとっては安心材料に。義母の中には「息子よりお嫁さんの方がマメでありがたい!」という人も。小まめな連絡が得意な花嫁なら、日常を共有することが一番のプレゼントになるかもしれません。
まだある!彼親の本音VOICE
●時々でいいので LINEで近況報告や遊びに出かけた写真などを送ってくれたらうれしいし、幸せに暮らしていると安心できるのでいいなぁと思います(北海道・まんげつさん・女性・56歳)
●スマホの写真共有アプリで近況写真が見られるとうれしい。後は孫の行事の連絡と、時々一緒に食事をするくらいでOK(愛知県・凡人さん・男性・69歳)
●孫ができるまではそれほど頻繁に連絡をもらわなくても、息子を通じてのコミュニケーションで十分だと思う(京都府・kayzoonさん・男性・63歳)
先輩花嫁に聞いてみると、日常的によく連絡し合っている人、必要な時だけの人とさまざま。
●お互いの好きなアーティストがテレビに出ていたらLINEが来るような関係で、よくしてもらっていてありがたいです(おこめさん)
●何かあった時、イベントの時に会ったりLINEしたりが理想。日常的に連絡を取るのはお互い負担になりそう(Tommyさん)
●義母が忙しい人で、しょっちゅう連絡するのはお互いの負担になるので、相手方ご両親に負担にならない程度に連絡を取り合う方が良い関係性を保てると思います(奈々さん)
彼親との関係性によって、お互いに快適な距離を保つのが。
息子の妻に対して“友達感覚”や“母娘のような関係”を求める義母もおり、「一緒に出かけられるくらい仲良くなれたら理想」という声も。
近所への買い物から、日帰り温泉や旅行まで、気軽にお誘いしてくれるとうれしいと感じる人が多数。無理のない範囲で、ちょっとしたお出かけを提案してみるのも喜ばれそう。
まだある!彼親の本音VOICE
●気軽に話合えてお互いのペースを大事にしながら、楽しいことは一緒に楽しんで、困った時は相談しながらこれからも過ごせていけばいいと思います(北海道・ヒロマムさん・女性・65歳)
●うちは息子2人で娘がいないので、お嫁さんには買い物の相談に乗ってほしい時がある(神奈川県・まりんさん・女性・64歳)
彼親と買い物やランチなど、「彼抜き」で出かけているという先輩花嫁もチラホラ。
●男の子しかいなくて、娘と出かけるのが夢だったと聞いて、一緒にお出かけしました。とっても喜んでもらえて、今でもよく行きます!(美咲さん)
●お義母さんと2人でランチや買い物に出かけて仲を深めています(ゆゆさん)
彼抜きで、というのが成立するかどうかは、じっくり見極める必要がありそうです。
グラフから見えてきたのは、「適度な距離を保ちながらも、コミュニケーションは自然にとりたい」という親世代の本音です。
最も多かったのは「特に意識せず、自然なタイミングで交流できればよい」で、過半数を占めています。続くのは「適度に連絡を取り合えればよい」「息子を通じたやりとりで十分」など、「義理の関係だからといって無理に距離を縮めなくてもいい」と考える親も一定数いることがわかりました。
アンケートによると、最も多かったのは「息子を通じたやりとりでも問題ない」(47.3%)という回答。直接やりとりしなきゃ!と思っている花嫁にとっては、肩の荷が少し下りる結果です。
次に多かったのは「形式的なプレゼントやお礼は不要」。特別な贈り物よりも、自然な気遣いや言葉の方がうれしいと感じる人も多いようです。
また、「義実家で料理や家事を手伝わなくてもよい」、「毎週のように連絡をくれなくてもよい」という声もあり、「頑張りすぎなくていいよ」という空気が全体から伝わってきます。
無理に頑張らなくても大丈夫。義理の親との関係は、気負わず自然体で少しずつ築いていくのがちょうどいいのかもしれません。
彼の親へのアンケートでわかったことは、息子の妻に何をしてほしい、一緒に何をしたいという具体的なことより、それをきっかけとして「コミュニケーションを取りたい」と考えているケースがほとんどだということ。また、親によって「こうされたら嬉しい」と思うポイントは大きく違うようなので、どんなことが嬉しいのか聞いてみるのもあり。少しずつやりとりを重ねながら、ベストな関係を築きましょう。
文/前川ミチコ イラスト/Pai D/mashroom design 構成/山崎裕香子(編集部)
※記事内のデータならびにコメントは、2025年3月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー98人が回答したアンケートおよび2025年3月に実施した結婚している息子を持つ男女110人が回答したマクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2025年5月時点のものです