結婚式の予算オーバー発生! 卒花は「何を削り、どう対処した?」
結婚式の演出やアイテム、こだわりを詰め込んだはいいものの、気づけば見積り金額がとんでもないことに! でも予算には限りがあるし……。そんなとき、先輩花嫁たちはどんな項目を削って、どんなふうに対処したの? 見積りの予算オーバーを上手にやりくりした先輩花嫁たちのアイデアをご紹介!
予算オーバーした花嫁は7割以上!
<予算オーバーしましたか?>
■YES:74.8%
■NO:13.6%
■特に予算は決めていなかった:11.6%
式の見積りをより具体的に決めていく段階で「当初の予算からオーバーした」と回答したカップルは何と7割強も! 予算オーバーは、ほとんどのカップルが通る道といえそう。
予算オーバー後の対応TOP5
<予算オーバー後の対応TOP5 ※複数回答>
■1位:削除・省略できそうなアイテムや項目、演出をカット 64.9%
■2位:業者に依頼せずにDIY(手作り)や自前で用意できるアイテム・演出を、自分たちで用意 53.2%
■3位:衣裳や料理、撮影、引出物などアイテムや演出のランク(グレード)を下げたり安価なものにして節約 28.6%
■4位:親からの資金援助や、親族などからのご祝儀を追加予算に充てた 27.3%
■5位:オーバーした分のお金を新たに自分たちで工面し、予算として追加 22.1%
予算オーバーへの対処として多くのカップルが行った方法は「なくても大丈夫なものをカット」「手作りにして節約」「ランク(グレード)ダウン」の3つ。ということで下記からは、先輩花嫁たちがどんな対応を行ったのか、より具体的にご紹介します。
予算オーバーの対応方法1
削除・省略できそうなアイテムや項目、演出をカット
見積りで予算オーバーした場合、まずは見積書に記載されている項目を隅から隅までチェック! 「あると素敵だけど、なくても大丈夫(許容範囲)」という項目がないかどうかを確認し、カットできそうであればカットを検討しよう。
私の予算オーバー対処法
【生花の装飾をカット】
ケーキ台の装飾や受付周りの装花をなくし、持ち込んだぬいぐるみや写真、造花の花などで代用。いろんなアイテムで装飾したのでにぎやかだったし、装花を減らしたからといって寂しさが出ることもなく、写真映えもしているので満足です。(未来さん)
・予算オーバーした金額:10万円
・上記対応で節約できた金額:5万円
【チャペル装花をカット・料理のランク下げ】
華やかなチャペルだったので、祭壇に飾る花をカットした。その他にも料理を一番低いランクにし、引出物は贈り分け、ペーパーアイテムも外注したり手作りして節約。チャペルは装花なしでも十分華やかでしたし、料理はゲストのみんながおいしかったと言ってくださったので満足です。(眞田裕子さん)
・予算オーバーした金額:150万円
・上記対応で節約できた金額:100万円
【テーブル装花をカット】
メイン装花以外の各テーブルなどのお花は写真に写る機会も少ないと思いミニマムに抑えました。テーブルクロスや席札がしっかりしていたので各席のお花を多少減らしても気にならずよかったです。(石野智香さん)
・予算オーバーした金額:50万円
・上記対応で節約できた金額:10万円
予算オーバーの対応方法2
DIYや自前で用意できるアイテム・演出を、自分たちで用意した
見積書を確認し「専門業者に依頼せずに、自分で手作りまたは手配できそうなアイテム」がないかを探してみよう。先輩花嫁たちの中では、ペーパーアイテムを手作りへと変更したという回答が多数。その他、衣裳小物やプチギフトなどは外部のショップを利用して自分たちで手配したり、写真はデータだけもらってアルバムは自分たちで作るなど、さまざまな項目を手作り・自己手配へと変更することができそう!
私の予算オーバー対処法
【アルバムや小物を手作り】
両家の記念アルバム代4万円ほどをカットした。当日のスナップデータをもらえたので、自分たちでアルバムを作って後日プレゼント。関係のある人中心にアルバムを作れたので、満足してもらえてよかった。その他、ペーパーアイテムにベールやグローブ、ヘッドパーツなども手作りして節約しました。(arisaさん)
・予算オーバーした金額:150万円
・上記対応で節約できた金額:50万円
【アクセサリー類を自分で準備】
衣裳に合わせるアクセサリーなどは、フリマアプリで買うなどして節約しました。業者でレンタルするよりも気に入ったものを手ごろな値段で用意することができたので大満足です。(S.Tさん)
・予算オーバーした金額:20万円
・上記対応で節約できた金額:10万円
予算オーバーの対応方法3
アイテムや演出のランクを下げたり安価なものにして節約
3番目に多い対処法が「アイテムのランクダウン」。その内容もさまざまで、例えば料理の場合、メイン料理だけは上のランクをキープしたまま、その他の料理をランクダウンしたりなど、部分的なランクダウンも会場によっては可能。ランクダウンは単なる品質低下というわけではなく、工夫次第でゲストもカップルも満足する結果を得られるはずなので、どのアイテムのどのポイントをランクダウンするか、見極めることが大事!
私の予算オーバー対処法
【衣裳・料理・スナップ撮影などを安価な内容に】
ドレスはセミオーダーだったので、トレーンなしにしてもらいました。料理はメイン料理だけランクアップして他はグレードを下げました。撮影は写真データのみ、引出物は宅配にして割引制度を利用。お色直しのブーケもカットして節約しました。(えみりぃさん)
・予算オーバーした金額:50万円
・上記対応で節約できた金額:30万円
【デザートや装花をボリュームダウン】
当初は種類のあるデザートビュッフェを検討していましたが、ゲストの年齢層的に甘いものをたくさん食べられないこともありウエディングケーキへと変更。ケーキ入刀の演出もできてゲストからも好評だったのでよかった。また高砂席の装花は通常よりもボリュームを下げ、その分小物を飾ってカバーしました。(b-holicさん)
・予算オーバー額:40万円
・節約できた金額:10万円
【その他】親からの援助、自分たちで貯蓄を始めた
予算オーバー対処法として、ちょっとイレギュラーかもしれないけれど、単純に「予算を追加した」という先輩花嫁も。見積書に含まれているアイテムで、どうしても削れそうな項目を見つけられない場合には、自分たちの貯蓄やハネムーン用に取っておいた予算からほてんしたり、親に相談してみるということで解決した花嫁たちも。
私の予算オーバー対処法
【ハネムーンや新生活用の貯蓄でカバー】
結婚式以外の結婚費用として準備していたお金(新婚旅行、新居、家具など)から少し出しました。(Sakiさん)
【個人的な貯蓄でカバー】
節約できるところは節約しつつも、あまりに節約し過ぎて結婚式の印象が貧相になってしまうのは避けたかったため、貯蓄用に取っていたお金から一時的に割り当てました。(#maさん)
From 編集部
見積りに含まれている項目一つ一つをじっくり吟味しよう!
多くのカップルたちが予算オーバーを経験しているものの、やりくり次第では大幅な節約も可能。まずは見積書に含まれているアイテムを一つ一つ吟味し、本当に必要かどうか、手作りで手配できそうか、部分的なランクダウンを行うことができそうか、など、さまざまな視点から節約の可能性を探してみることで、きっと数万円から数十万円単位での節約を実現できるはずです!
構成・文/島袋芙貴乃 イラスト/石 明子
※掲載されている情報は2020年1月時点のものです
※記事内のデータならびにコメントは2019年11月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバー82人が回答したアンケートおよび2019年12月に20~30代の既婚女性100人を対象に行ったマクロミル調査によるものです
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