大人スレンダードレスは「#シンプルとろみ #ふわりレース」が旬!SNAP
気張らない。頑張りすぎない。大人のブライズルックには余裕を漂わせたいもの。デコラティブなデザインに頼らず、“質感”にこだわった6人の先輩花嫁のドレスを、スタイリストの後藤千都さんと一緒にチェック! キーワードは「シンプルとろみ」と「ふわりレース」。どちらにも共通するのは、大人花嫁を“ちゃんと大人”に見せてくれるボリュームレスな美シルエットです。
What’s 「#シンプルとろみ」&「#ふわりレース」?
教えて後藤さん!
【シンプルとろみ】
自然の重力による“落ち感”が魅力。上質な素材から生み出されるドレープが、年齢を重ねたことによって醸し出される外見と内面のしなやかさを美しく引き立ててくれます。
【ふわりレース】
風が吹いたり花嫁の動きに反応したりして引き出されるふんわり感は、かわいいより“きれい”な印象。素材が持つときめき感を、無理なく等身大の心地よさで楽しむことができます。
大人の「#シンプルとろみ」ドレス大成功SNAP
すとんシルエットで際立つ優雅なバックリボン
飾りすぎない純粋な自分で誓いたい。高身長を生かせるドレスがいい。そんな思いで目に留まったのがアントニオリーヴァのクリステルでした。軽いシルクジョーゼットはドレープが本当にきれい。華やかなバックリボンとトレーンも、程よくナチュラルに映ります。ドレスの裾がさらさらと脚に触れるたび、きゅんとしていました。(saho*さん)
Stylist’s check
きゅっと締まった上半身から、カービーな下半身への流れにうっとり。中でも際立つのはヒップラインの美しさ。背中の立体的なフリルと、そこから優雅に広がるしなやかなトレーンとのコントラストがさえています。
プレーンな美デザインで味わう大人のオフショル
セルフの前撮り用に大人っぽくきれいめなドレスを探して、ネットショップで購入しました。装飾のないとろんとした生地とオフショルダー。袖の広がりがエレガントで、スカートは動きやすくシンプルと、まさに目指した花嫁像にぴったり。振り向きショットでは体のラインがきれいに出てスタイルよく見えたのがうれしかったです。(Yukaさん)
Stylist’s check
落ち感のある素材の効果で、角度によってはマーメイドラインにも見える個性的な一着ですね。オフショルダー&ボリュームスリーブが、デコルテを美しく演出。袖の揺らぎ、背中のボタンの間から見える肌など、バックスタイルまで魅力的です。
厚手シフォンが叶えるソフトマーメイドのこなれ感
モードが好きだけれど、ちょっぴり外した雰囲気もほしい。自分らしい着こなしを目指して、ヴェラヴォンのオデールを選びました。決め手はしなやかなソフトマーメイドと、こなれ感のある背中の肌見せ。しっとりとしたシルクシフォンは軽やかで、当日はシリコン製のストラップレスブラを着用したところ、試着時より一層とろんと肌になじんで心地よかったです。(marikaさん)
Stylist’s check
上質な素材感を最大限生かした、ミニマムなアクセ使いがお見事。ボリュームのあるピアスで、顎からデコルテのラインが際立っていますね。盛りすぎず、足し算と引き算のバランスがよい大人のコーディネートだと思います。
大人の「#ふわりレース」ドレス大成功SNAP
リゾートの開放感に似合うきらめきコードレース
ビーチでさらりと着られてチャペルにも似合う、カジュアルさと華やかさのバランスがちょうどいいドレスを求めた結果、オーストラリア発のブラント・アンナキャンベルに出会いました。シルエットはボリュームレスなAライン。パワーメッシュにコードレース、さらにスパンコールが縫い付けられており、潮風と太陽の光を受けてキラキラと輝きました。(Uさん)
Stylist’s check
立体感のあるコードレース、ゆったり広がるスカートは、どの角度から見てもゴージャスでフォトジェニック。U字開きの背中が、大人のヘルシーな肌見せを叶えていますね。
長めトレーンと繊細レースの絶妙バランス
インポートドレスらしい繊細なレースの透け感と、裾を引きずる感じがかわいくて、お色直しも白ドレスにしました。オフホワイトなので親しみが出せたと思います。全体的にさらりと滑らかな着心地。ボリュームが控えめなので、ヘアはぽわんとした玉ねぎヘアにきゃしゃなホーンクラウンを添えて。ブーケもふわふわに盛ってもらいました。(yuiさん)
Stylist’s check
花嫁さんのスレンダーな体形が、レースの柔らかさで一層フェミニンに感じられますね。透け感がありフィットした袖や、トレンドの玉ねぎヘア、長く垂れたビーズタッセルのピアスなど、総じてスタイリッシュなイメージに仕上がっています。
シフォン&レース裾でうっとり写真映え
パリのロケーション撮影用に、レトロな雰囲気のレース素材のドレスをセミオーダー。ロケーションで映えるよう、裾を後ろだけ20センチ長く、袖も長めの八分袖にしてもらいました。スカートを風になびかせて石畳や階段を何度も往復しましたが、大きく入ったタック(ひだ)のおかげで、ふわりと広がったショットは本当に素敵でした。(keep_weddingさん)
Stylist’s check
落ち着いた色みの柔らかいレースが、しっとりふわりな印象ですね。八分袖、クルーネック、背中と肌の露出も程よく、ふわふわしたヘアスタイルや色を加えたブーケも、シンプルなドレスを優しく品よく引き立てています。
From 編集部
大人の魅力を引き立てるこだわりの質感を求めて
ドレスはとかくシルエットや装飾で選びがちですが、質感を味方に付けると、花嫁が持つ魅力がドレスによって十二分に引き出されます。等身大な自分を最大限表現できるのは、大人花嫁ならではの余裕。経験値を生かして、フィット感の心地よい一着を見極めてくださいね。
後藤千都(CAB) スタイリスト
『ゼクシィ』をはじめ、ファッション誌やCMのスタイリングを手掛ける。大人花嫁世代に響くスタイリング提案が得意。
取材・文/伊藤佳代子 ドレスイラスト/natsu yamaguchi D/ロンディーネ 構成/可児愛美(編集部)
※掲載されている情報は、2019年11月時点のものです
- ドレス・衣裳
- アイテム検討期
- 大人っぽい
- 大人きれい
- シンプル
- スレンダードレス
- マーメイドドレス