予算オーバーを防止! 初回見積り前に知っておくべき3つのこと
結婚式の見積りってややこしくて難しそうで、よく分からないイメージ。だけど、初めての見積りを出してもらう前に「3つのポイント」を知っておくだけで「最終的に金額がすごく上がっちゃった」「予算オーバー!(涙)」を防げるんです。
【ポイント1】最初の見積りは、その会場の平均的なプラン内容が多い
見学した内容と見積りの金額は違うことも!
ざっくりとした希望を伝えて、初めて出してもらった見積り。「ふたりの結婚式の希望」をしっかり金額に反映してもらっているかというと、実はそうでもないんです。よほど詳しく料理のランクやドレスの希望、演出の内容、装花やブーケのイメージを伝えていない限り、「その会場でスタンダードな内容」の見積りを出されることが多く、見学した時に気に入った装飾や演出の金額、試食した料理のコースとは違うことが多いのです。
初めてで、見積りの見方が分からないのは当たり前。一つずつ「この料理の金額だとどんなコース内容ですか?」「フリードリンクの種類を増やすと、一人当たりいくらアップしますか?」「このプランで選べるドレスやタキシードは、どのくらいの種類がありますか?」「今日見学した会場コーディネートだといくらになりますか?」など詳しく質問しよう。
先輩花嫁アドバイス
見積りの内容は絶対に確認すべき! ドレスなどは平均的な値段であることが多いので衣裳にこだわるとオーバーすることが多いと思っておいた方がよいです。食事のランクも初回に「十分ですよ」と言われていましたが、メニューを見てみると若い友人ゲストが多い私たちの結婚式にはボリューム不足でした。(sioriさん)
会場見学をした場合の、装花や料理のコースはどの程度の金額なのか確認しておくべきでした。見学して気に入った内容で見積りを出してもらえばよかった!(なっちゃんさん)
最初に出してもらったプランの見積りは、本当に必要最低限の分だったため、自分たちのやりたいことを話していくうちにどんどん金額が上がってしまいました。最初に自分たちの出せる最高金額を伝えて、高めのプランで見積りを出してもらった方がいいですよ。(ゆかりんさん)
【予算オーバーを防止!】高めの内容の見積りから削っていく
大幅UPを防ぐには、料理や飲物、装花などは高めのプランで、演出や装飾など少しでも興味があるものは最初に見積りに入れておいてもらおう。後で5万円プラス、15万円プラス……と合計額がどんどん高くなっていくよりも、先に気になるものを全て見積りに入れて、彼と話し合いながら必要ないものを削っていく方がおすすめ。
【ポイント2】見積額=結婚式の総費用ではない!
見積りに入っていない出費もたくさんある
結婚式費用は、見積額を用意すればいいわけじゃない。結婚式会場で手配してもらうものの大半は入っているけれど、メイクリハーサル、ロケーション撮影、ドレス用下着、アクセサリー、和装のかつら、ゲストの着付け代などは入っていないことが多い。
また、ゲスト交通費・宿泊費など会場手配以外でも大きな出費があるので、見積りを見て「この金額なら大丈夫」と思わずに、見積りをチェックしながら、他にどんな出費が必要なのか確認しよう。
先輩花嫁アドバイス
メイクリハーサルや当日のボディメイクは、初期見積りには含まれていないことがほとんど。結婚式を挙げたことのない人は分からない項目なので、式を挙げた友人にどんなお金がかかるのか聞いておくといいですよ。(ゆいさん)
初めて見たときによく分からなかったので、見積りにはどこまで含まれているのかプランナーに1項目ずつ確認したかったです。持ち込み可能と言っていたので安心していたが、持ち込み料も聞いておけばよかった。(yukaさん)
必要なものを全部入れて見積りを作ってほしいとお願いしたが、前撮り費用やBGM使用料、親族の着付け、親族用の控室など、細かいものが入ってなかった。でもその時には分かってなかったので準備が進むまで気が付きませんでした。(レモンさん)
【予算オーバーを防止!】予算に対して、見積り費用は余裕を持たせて
見積り=ふたりの結婚式費用だと勘違いしていると、後でお金が足りない!なんて事態に。ゲストの交通手段や宿泊の有無にもよるけれど、「この見積り以外にも何十万円かお金がかかる」と考えておくと安心。エステやネイルなどのビューティ費用や、スピーチや受付をしてくれた人へのお礼などの予算も忘れずに。
【ポイント3】見積りをもらえるのは3回程度
初回でもある程度希望がないと、ざっくりすぎて意味がない
見積りをもらえるタイミングは大体3回程度。初回は初めての会場見学やブライダルフェアのとき、2回目は打ち合わせである程度内容が固まってきたとき、3回目はほぼ結婚式の内容が決定した最終版。もちろん、打ち合わせのたびに出してもらえる会場もあるけれど、「初回見積り」は貴重な1回分。ふたりが何のイメージも持っていないと、担当プランナーもざっくりとした見積りしか用意できないので、初回打ち合わせの前に会場のホームページやパンフレットでイメージを膨らませて、彼と希望を話しておこう。
先輩花嫁アドバイス
ゲスト数が決まってなかったので大まかに40人で見積りを出してもらったが、最終的に55人になって金額が大幅にアップ。演出などのアイデアもなかったので、何か決めるたびにどんどん金額が上がってしまいました。(渚さん)
前撮りの有無、ムービー、演出、フラワーシャワーなどはその場で聞かれても即答できずに困りました。一応全て見積りに入れてもらったので、後でアップせずに済みました。悩んだら取りあえず見積りに入れてもらうといいですよ。(いずみさん)
ふたりともノープランでしたが、最低価格での見積りを出されそうになったので「この会場で他のカップルが一番選んでいる内容でお願いします」と言って、相場に近い見積りを出してもらって参考にしました。(美和子さん)
【予算オーバーを防止!】ゲスト数、日取りは事前に必ず親と話し合って
料理、飲物、引出物などはゲスト数が決まっていないと見積りが出せないし、大きく金額が変わってしまう。ふたりが呼びたいゲスト以外にも、親に招待すべき親族や知人などがいないかしっかり確認して、両家のMAXのゲスト数を把握しておこう。日時によって金額が変わることもあるので、会場決定前に親の都合を確認し、日取りの候補もピックアップして。
From 編集部
想定しておくだけで大幅増を防ぐことができる
最初から見積りの見方を全部分からなくても大丈夫!「グレードを上げたらもっと金額がアップする」「これが支払いの総費用じゃない」と知っておくだけで、いつの間にか100万円アップした~なんてことを防げるはず。まずは彼や親と結婚式のイメージを具体的に話すのが第一歩。イメージを固めてしっかり希望を伝えて、見積りを出してもらおう。
構成・文/竹本紗梨 イラスト/ 高篠裕子(asterisk-agency)
※掲載されている情報は2019年11月時点のものです
※記事内のデータならびにコメントは、2019年10月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」メンバー75人が回答したアンケートおよび、過去1年以内に結婚式を挙げた20~40代の女性107人が回答したマクロミル調査によるものです
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