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【ジューンブライド】6月に結婚すると幸せになれる?由来や魅力を解明!

「June(6月)」の「Bride(花嫁)」とつづって「ジューンブライド(June bride)」。「6月に結婚した花嫁は幸せになれる」と聞いて、「ジューンブライド」に憧れを抱いた人も多いでしょう。でも、どうして6月がいいの? 「ジューンブライド」の由来から、6月の結婚式におすすめの演出まで、「ジューンブライド」の秘密をさまざまな角度から解説します。

ジューンブライドの由来って?
6月にどんな意味があるの?

ジューンブライドの起源は西洋の言い伝えから。その由来には3つの説があります。

1.ギリシャ神話・ローマ神話に登場する女神「Juno」に由来

6月20日 6月15日 なぜ 6月9日

紀元前15世紀頃に始まったとされるギリシャ神話に登場する「ヘラ(ヘーラー)」は、「結婚」・「貞節」を司る最高位の女神でした。ギリシャ神話の影響を受けて発展したローマ神話に登場する「Juno(ユーノー・ユノ、英語でジュノ)」は、ヘラと同一視されている女神。「結婚と子どもの守護の女神」「女性の結婚生活の保護神」として描かれ、「6月の女神」でもありました。

英語の「June」は、このJunoが語源で、“6月に結婚すると女神・Junoに守られて幸せになる”という伝説が生まれたわけです。古代までさかのぼる壮大なロマンを感じますね。

2.ヨーロッパの結婚解禁日に由来

ヨーロッパの中心産業が農業だった時代、繁忙期の3~5月は結婚が禁止されたのだそう。そのため、解禁となる6月に結婚する人が集中し、6月が特別な月となったという説もあります。(諸説あり)

3.ヨーロッパのベストシーズンに由来

ヨーロッパには梅雨がなく、6月は新緑がまぶしくて結婚式を挙げるのに気持ちいい季節。とりわけ地中海地方の6月は雨が少なく、結婚に適していました。7月から始まる夏のバケーションの前というのもタイミングがよく、6月が結婚のベストシーズンになったようです。

日本のジューンブライド事情は?

ヨーロッパ発祥のジューンブライドが日本に伝わったのはいつ? どのようにして? 日本には梅雨もありますが、6月に結婚する人は多いのでしょうか?

どうやって日本に広まったの?

1960年代後半、著名芸能人がホテルで盛大な結婚式をして、ホテルでの結婚式が世に広まりました。ところが今も昔も気候が良い時期に結婚する人が多く、梅雨のある6月は挙式組数が落ちます。ある老舗ホテルが、その対策としてジューンブライドに着目。「6月の花嫁は幸せになれる」とアピールしたことから、徐々に日本にも浸透していきました。

6月って日本でも人気なの?

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結婚式のオンシーズンは気候のよい春と秋。挙式組数は特に5月、10月、11月が多くなっています。「6月は梅雨のイメージもあって、挙式する人が少ない」とよく言われますが、春の始まりの3月と同じくらいの組数があり(※)、「幸せな言い伝えにあやかりたい」と思う花嫁さんは結構多いのかもしれません。

6月って雨が多いの? 雨が心配?

梅雨入り・梅雨明けの日は毎年違いますが、平年で見ると、6月中ずっと梅雨なのは九州南部だけ。九州北部と四国の梅雨入りは6月5日、東北・北陸は11日以降、他の本州は7~8日。沖縄は平年6月23日には梅雨が明けます。6月でも日を選べば、梅雨に重なりません。

月間の降水量で比較すると、西日本では一番雨量が多い月が6月というエリアが多いのですが、中部地方より北のほとんどは、6月より7~9月の方が多いのです。北海道では6月が1年で一番少なく、結婚式に最適。

台風の接近・上陸数が多くて、豪雨となる可能性が高いのも6月よりも7~9月。雨の心配は7~9月と変わりません。気になったら気象庁発表のデータをチェックしてみて。

婚姻届を6月に出してジューンブライドになる作戦も!

「ジューンブライドに憧れるけれど、ガーデンでフラワーシャワーやデザートビュッフェもしたいから、雨が心配」という花嫁さんは、婚姻届を6月に出すというのはいかが? 結婚記念日をいつにするかは自由ですが、挙式日よりも婚姻届提出日にする人の方が多いのです。そんな大切な日を6月にすれば、あなたも「ジューンブライド」に!

6月の天気が気になる? 全国のお天気傾向をチェック!

ジューンブライドにおすすめの演出

ジューンブライドの花嫁さんに雨でもハッピーな気分になるおすすめの演出をご紹介。6月ならではの演出をゲストにも楽しんでもらって!

雨にまつわるアイテムを演出に使う

雨の演出 6月20日 6月15日 なぜ 6月9日

●七色の虹をモチーフに……虹を席次表や席札、テーブル札などペーパーアイテムのデザインに取り入れたり、ドレスコードを七色で指定したり、ゲストと一緒にカラフルで楽しい雰囲気を楽しんで。

●傘を演出に使って……集合写真や各卓写真を撮るとき、お揃いの傘を持って撮影。3~4人入る大きな傘を使ったり、傘をステッキのように持って撮るのも楽しい。

●長靴や傘、てるてる坊主で装飾を……ウエルカムスペースに、人形などに使うミニチュアの傘や長靴を飾り、可愛いてるてる坊主を吊るすと、6月らしさいっぱいの空間に。

雨の結婚式は縁起がいいって知ってる?

日本には「雨降って地(じ)固まる」ということわざがあります。これは「雨が降ると地面がぬかるむけれど、やんだ後は固く締まり、良い地面になる」が由来で、「災いなど嫌なことがあった後はかえって良い結果が訪れる」という意味。

実はフランスに「Mariage pluvieux mariage heureux」という似たようなことわざが。直訳すると「雨の日の結婚式は幸せをもたらす」。その意味は2つあり、1つは「式当日に降る雨は、新郎新婦が流す一生分の涙。それを神様が代わりに流してくれる」。もう1つは「雨は天使。雨の日に式を挙げると、神様からの祝福で、可愛い天使が舞い降りてくる」。どちらも、むしろ雨を願いたくなるような素敵な言い伝えですね。

6月の行事を取り入れる

6月のイベントを演出 6月20日 6月15日 なぜ 6月9日

以下のような6月の記念日を挙式日にして、より思い入れの深い結婚式にしても。

●真珠の日(6月1日)……ティアラやアクセサリーをパールにする。

●ベビーデー(第1日曜日)……おめでた婚で、ベビー誕生後に式をするなら、この日を挙式日にして、赤ちゃんが主役となる演出をする。

●プロポーズの日(第1日曜日)……人前式や披露宴の演出として、プロポーズの再現をする。

●時の記念日(6月10日)……これから家族として一緒に時を刻むということで、時計を贈ったり、結婚指輪代わりに腕時計を交換したりなど、時計や時間にかけた演出を行う。

●父の日(第3日曜日)……両家の父にスポットライトが当たる演出をして、「お父さんありがとう」の気持ちを伝える。

●キャンドルナイトの日(夏至・21日前後)……ナイトウエディングにして、チャペルや披露宴会場、ガーデンにキャンドルを灯す。

6月の花を装花やブーケに使う

フラワー 6月20日 6月15日 なぜ 6月9日

6月が旬の花を会場装花やブーケに取り入れると、季節感が演出できます。6月の花といえば、代表的なのはアジサイ。可憐で雨とも相性のいいお花です。

花嫁に人気があるバラや華かさのあるシャクヤク(ピオニー)、大人花嫁に似合うカラーは6月が最盛期。ユリ、ヒマワリ、ラベンダー、スカビオサなど、夏が旬の花を先取りしてもいいですし、和婚ならキキョウ、クチナシやアヤメを使ってみても。

私もジューンブライドでした!

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[青空の下でジューンブライドを実現]

ジューンブライドに憧れていたのと、付き合い始めた日、プロポーズを受けた日が6月だったので、6月にしました。ゲストへの配慮も必要と、雨に備え、駅から一歩も外に出ないで行ける駅直結の会場をセレクト。結局、挙式前後の日は雨でしたが、当日は晴天。天気は運で、どの月、どの日でも雨の可能性があるので、自分が挙げたい日にするのがよいと思いました。(aliisaaaさん)

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[周りの人が6月の花嫁を祝福]

会場の空き状況の関係で6月になったのですが、周りの人に式の話をするたび「ジューンブライドだね」と言ってもらえたのがうれしかったです。ガーデン挙式が希望だったので、雨の状況によって屋根付きのスペースや屋内に変更できる会場にして、雨に備えました。(YTさん)

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[ハワイは6月がベストシーズン]

ハワイの乾季は5~10月。中でも6月は1年で一番降水量が少なくて、おすすめの時期なんです。私たちは一瞬スコールに見舞われましたが、すぐにやみ、挙式に影響なし。とてもきれいなサンセットや月夜にも恵まれました。夏が乾季の南国ビーチでジューンブライドになるのもよいですよ。(Nattyさん)

雨の日も、備えあれば憂いなし◎

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[雨だからこその体験を良い思い出に]

最初は雨がショックでしたが、ヘアメイクさんに「箱根の雨は縁起がいいんです」と言われて気持ちが切り替わり、晴れへのこだわりがすっと消えました。濃い霧の中で撮った鳥居バックの写真は幻想的になり、雨だからこその貴重な思い出に。天気にとらわれない方が楽しめます。(あき子さん)

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[雨に備えた準備ですらワクワク]

雨が降ったら、空に放つバルーンは室内の装飾にする、ガーデン演出はウエルカムスペースで行うなど、雨にも対応可の会場を選んでおくと、安心して当日を迎えられます。私は、雨だったらスピーチでなんて言おうと考えるのにもわくわく。晴れの日と雨の日、両方のことをわくわくしながら準備に臨むのがおすすめです。(Sakiさん)

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[晴れたらラッキーという心構えで]

私は極度の雨女のため、会場見学もわざと台風の日に行き、前撮りは雨に左右されない会場内で行いました。そんな感じで準備段階から雨の場合を意識しておくと、気がラク。晴れだったらラッキー☆という気持ちで!(yukaさん)

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[自然に任せて楽しんで]

私たちは台風の前日でしたが、過ぎてみればそれも笑い話になりましたし、天気ばかりは努力で変えられるわけでもないので、自然に任せて当日を心から楽しむことが大切だと思います。(長谷川久美子さん)

ジューンブライド以外にも
「幸せな結婚」にまつわる花嫁ジンクス!

縁起のいい日 6月20日 6月15日 なぜ 6月9日

結婚するのは6月ではないけれど、せっかくなら、ジューンブライドのように、ハッピーな言い伝えがある日や、幸せな結婚をイメージさせる語呂の良い日にするというのはいかが?

先輩花嫁が教えてくれた素敵な日は以下の通り。

●3月14日……「円周率3.14にあやかった日。円周率は割り切れなくて、無限に続くもの。終わりがないということで、『愛が永遠に続く』といわれるんです」(ちひろさん)

●8月8日……「漢字の『八』は末広がり。永遠の幸せが広がるおめでたい日です」(ちなちゃんさん)

●11月11日……「私たちが挙式した日なのですが、プランナーさんに『ポッキーの日が有名だけど、愛(アルファベットの“I”)があふれる日でもあるんですよ』と教えてくれました」(高橋江里菜さん)

●11月22日……「11(いい)、22(ふうふ)で、『いい夫婦の日』。縁起が良い日です」(ゆいさん)

●11月23日……「1(い)1(い)2(ふ)3(さい)で『いい夫妻の日!』」(ちーさん)

From 編集部

ふたりにとって「満足!」と思える時期を選ぶのがベストチョイス!

ジューンブライドは素敵な言い伝えですが、日取り選びではふたりやゲストの都合などさまざまなことを考えなくてはいけません。ふたりにとって重要なことから考えて、ベストな時期を選んで。それが6月だったら、ジューンブライドにあやかって、幸せな結婚式、幸せな結婚生活ができるように、しっかり準備しましょう。

※取材・文/渡邊博美 D/ロンディーネ イラスト/南 夏希 構成/可児愛美(編集部)
※記事内のデータは「ゼクシィ結婚トレンド調査2023」(全国推計値)(※)、コメントは2019年9月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」メンバー92人が回答したアンケートによるものです
※参考文献/気象庁「昭和26年(1951年)以降の梅雨入りと梅雨明け(確定値)」、気象庁「台風の上陸数」、小学館国語辞典編集部編『大辞泉』小学館、瀬戸賢一 ・投野由紀夫編 『プログレッシブ英和中辞典』(第5版)小学館、総務省統計局 統計データ「降水量(平年値)」、高津春繁(1960)『ギリシア・ローマ神話辞典』岩波書店,p232,p293
※掲載されている情報は2019年10月時点のものです

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