#つまみ細工#水引……etc. 和の紅白リングピロー 最旬実例
リングピローも神前式や和婚なら、テイストを合わせて統一感を出せると素敵ですよね。そこで今回は、晴れの日にふさわしい紅白を基調とした和風のリングピローをご紹介。つまみ細工や水引といった、伝統的な技法を取り入れるのも最近の傾向のよう。卒花さんの実例でチェックしてみましょう。
【つまみ細工】
升にキレイに咲いた花。指輪は引き立つように紅色に載せて
●my928.brideさんの場合
神前式や和装に合うように、インスタグラムで見た升を使ったリングピローを作ろうと決めていたそう。そこにつまみ細工の和花を合わせた。構成はシンプルだけれど、その分つまみ細工のお花の愛らしさが引き立って、とってもおしゃれ!
【卒花に聞いた!手作りのPOINT】
「白無垢に合わせて、白いお花のつまみ細工をメインにし、中央に2つだけ大きめの紅色のお花をセット。白は花心(かしん)も白でそろえ、紅色はゴールドにして、そこに指輪を載せて、引き立つように工夫しました。
升はネットで、つまみ細工の布は100円ショップで、花心の部分は手芸店で購入。」
愛らしい花を載せた桜柄の座布団を、漆風のお盆で引き締めて
●ほたてさんの場合
最初は白い座布団に紅白の花模様のつまみ細工を載せたシンプルな形を検討。仕上がりを見てもっと華やかにしたくなり、桜のアーティフィシャルフラワーと水引もプラス。たまたまお店で出合った黒いお盆に載せたら、華やかさの中にも凛とした表情を演出できた。
【卒花に聞いた!手作りのPOINT】
「つまみ細工と座布団はハンドメイド作家の作品を購入しました。それを自分で組み合わせてアレンジ。購入品と手作りをバランスよく取り入れたのもポイント。」
キリリとした黒い升に赤い花を添えて、品よく華やかに
●奈木美寿希さんの場合
シックな雰囲気にしたいと黒い升をベースに、色打ち掛けを連想させる赤いつまみ細工の花を添えた。つまみ細工にはパールをあしらって上品な仕上がりに。厳かな神前式でも、時間をかけて作ったリングピローを目にしたら、緊張が解け、心が和んだそう。
【卒花に聞いた!手作りのPOINT】
「もともとは中央部分の帯は予定していなかったけれど、作り終えてみると少し地味な感じがして、付け加えることに。落ち着いたクリーム色の金襴(きんらん/平金糸(ひらきんし)を横糸に加えて模様を描く織物)にしたことで、派手すぎず品のいい華やかさを出せたと思います。」
【水引】
六角升から飛び立つような立体的な鶴
●SAKIさんの場合
水引の本に載っていた和のリングピローにチャレンジ。めでたさ溢れる鶴のモチーフも、なんと手作り! 六角形の升に金襴(きんらん)を敷き、その上に鶴の水引を置いて華やかな和の世界観を形に。完成度の高さに神前式では、高杯に載せ神前に供えられていたそう。
【卒花に聞いた!手作りのPOINT】
「神殿の色調に合わせて鶴の下には赤の金襴をあしらいました。縁起のいいモチーフがたっぷり使われ、より格調高い仕上がりに。
六角升は升の専門店で、金襴は京都の布店で探しました。」
和装の柄にリンクする鶴の水引細工を主役に
●Yukayanさんの場合
色打ち掛けの鶴の柄に合わせたいと、リングピローにも鶴のモチーフを入れることに。大輪の白いアーティフィシャルフラワーもプラスし、かわいらしさも演出した。
【卒花に聞いた!手作りのPOINT】
「多数のアイテムを手作りする中で、手芸店でたまたま鶴の水引を見つけました。升など他の材料はすべて100円ショップで購入。
升にも紅色の和紙とあわじ結びの水引をあしらって、全体的にかわいらしい雰囲気に仕上げたました。」
【飾りひも×水引】
縁起のいい菊結びに、未来への願いを込めて
●いべりこさんの場合
オリジナルデザインにこだわり、菊結びと呼ばれる飾りひもに挑戦。動画を見ながら完成させた。他のアイテムに合わせて、ゴールドの水引もプラスして統一感を演出。菊の花が長寿の薬に使われていることから菊結びも縁起の良いものとされており、水引と併せて「末永く」の意味も込めたそう。
【卒花に聞いた!手作りのPOINT】
「オリジナルデザインにこだわってスランプになりかけたけれど、リングピローは他のアイテムと違ってゲストに見せるものではなく、神様にお見せするもの。であれば必要以上に華美にすることはなく、神社の静謐な雰囲気に溶け込ませたいと考え、シンプルイズベストなデザインにたどり着きました。
リングを置いた布もあえて白で、しっかり指輪をホールドしてくれる摩擦力の強いベルベット風生地を選択。」
【和の布地】
ノスタルジー漂う、加賀友禅の布を敷いた桐箱
●鶴岡知里さんの場合
神前式に合わせて、和の雰囲気漂うリングピローがいいなと思っていた鶴岡さん。同じく和テイストの結婚指輪を購入したジュエリーショップで、桐箱のリングケースに出合い、ひと目ぼれ。どこか懐かしさを感じさせるレトロな加賀友禅の布もお気に入り。
【卒花に聞いた!手作りのPOINT】
「高級感漂うふた付きの桐箱に入っていて、さらに中敷きの布地が赤だったことで、和のムードが高まると思ったのが決め手になりました。」
ふたりの姿をミニチュアにしたような愛らしさ
●natti_travelloverさんの場合
和のリングピローを売っているところが少なく、手作りをするほど器用でもないし……と悩んでいたところ、ハンドメイドサイトで神前式で着る予定の白無垢と紋付き袴のリングピローを発見し、ひと目ぼれ。大切な指輪は、叶結びの紅白のひもの真ん中にあしらったパールビーズに載せて。
【卒花に聞いた!手作りのPOINT】
「ふたりの和装姿とそっくりだったことはもちろん、一枡の中にふたりのリングを一緒に置けること、枡に名前と日付を入れることで世界に一つのリングピローになるところも、購入の決め手に。」
【折り鶴】
挙式後のアフターセレモニーに繋がる鶴をあしらって
●みずほさんの場合
挙式後に折り鶴シャワーをする予定だったので、繋がりを持たせたくて夫婦鶴をあしらった。披露宴の洋のテイストや華やかさも取り入れたくて、リボンやパールをプラスしたのもこだわり。
【卒花に聞いた!手作りのPOINT】
「手作り担当は母。100円ショップで探した赤い升に合わせたのは白い和柄の布。少しキラキラした素材を選んで、パールやリボンとなじむようにしてもらいました。」
From 編集部
ふたりのためのアイテムに心を込めて
リングピローは、大切な指輪を載せるものであり、記念としてずっと残しておけるものでもあります。多くの人の目には留まらないかもしれませんが、挙式や衣裳にリンクさせることで、そのシーンを彩り、また思い出を色鮮やかに残してくれるキーアイテムになりそうです。皆さんも、思いをたっぷり込めた紅白リングピローで晴れの日を彩ってみませんか?
構成・文/小松七恵
※掲載されている情報は2019年10月時点のものです
※記事内のデータならびにコメントは2019年8月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」メンバー76人が回答したアンケートによるものです
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