【会場探し基本の5Step】動きだす前に必要な予備知識
会場見学はいきなり行くよりも、事前の準備や予習が大切。見学~本契約までの流れを知っておくことで、決定までの道のりもよりスムーズに。そこで今回は、会場探しを開始して決定に至るまでの5Stepをご紹介。ここでしっかり流れを把握しておいてくださいね。
Step1)見学(式の1年~10カ月前までに)
会場探し初めの一歩は、気になる会場を3~5会場ほどに絞り、見学する日時を決定すること。会場見学の予約を入れる際には、会場のHPなどに掲載されているブライダルフェアの開催日を要チェック。通常の見学に行くよりも実際の式に近い雰囲気を体感することができるので、会場見学はブライダルフェアへの参加が断然おすすめ!
ちなみに人気の会場や大安などの日取りは1年前から予約で埋まっていることもざらなので、お気に入りの会場がある場合、1年以上前から行動すると、比較的余裕を持って進めることができる。
【ワンポイントアドバイス】
ブライダルフェアの内容も「模擬挙式」「模擬披露宴」「試食会」などさまざま。実際の式の様子を見学したいのか、料理の内容を確認してみたいのか、自分の目的に合ったフェアに参加するようにしよう。
先輩花嫁Tips
春の桜、夏の緑、秋の紅葉など、自然がキーとなるような結婚式をイメージしている場合、1年前の同じ季節に会場見学を行うことでイメージが湧きやすくなるのでおすすめです。(さやかさん)
結婚式で重視する部分を彼と事前にしっかりと照らし合わせておくことで、見学する会場を絞りやすくなると思います。また、親族などの出席者の関係から、親の意見や希望も事前に聞いておく方がいいと思います。(村上祐子さん)
Step2)他会場との比較検討、見積り依頼
会場見学を行う際、式に招待するゲスト人数の目安が決まっていれば、その人数分で概算の見積りを作成するように依頼しよう。同じ条件で複数の会場から見積りを取り寄せ、どこがどう変わってくるのかを比較すると、より会場決定がスムーズに。
【ワンポイントアドバイス】
見積り内容に大きく影響するのが「ゲストの人数によって料金が変動する項目」。例えば料理、ドリンク、ギフト、ペーパーアイテムなど。これらの項目にはランクが定められていたりするので、見積りがどのランクで作成されているのかもしっかり確認しておくと、金額の変動もある程度の予想がついて安心。
先輩花嫁Tips
複数の会場見学を行う際、第一希望の会場は最後に回すのがいいと思います。加えて、短期間で会場見学を行うと、記憶が鮮明かつ一番目が肥えた状態で第一希望の会場見学ができるのでおすすめです。(黒猫さん)
1日に回る式場は、最高でも2軒までにするのがおすすめです。私は1日3軒回りましたが、いろいろな情報を一気にインプットしすぎて3軒目の記憶がほとんどありませんでした。(みぃさん)
Step3)気に入ったら仮予約
気に入った会場に出会ったら、他のカップルが希望する日取りを予約してしまう前に仮予約を申し込んでおこう。仮予約にお金の支払いが必要か、また必要な場合、キャンセルしたときにそのお金が戻ってくるのか、仮予約できる期間はどれくらいかも確認を。
【ワンポイントアドバイス】
仮予約ができる期間は会場によって異なるものの、大体が1週間~10日程度。その間に別会場の見学に行けるとしても数に限りが出てくるので、仮予約を申し込む際は、ある程度「ここに決める」と思える会場にしておこう。そうすることで、無駄な仮予約金の支払い防止や労力の節約にもつながります。
先輩花嫁Tips
プランナーさんの前では話しにくいと思うので、席を離れたタイミングで、本当に仮予約するかどうか一度彼と冷静になって相談すべきです。もっと良い会場が見つかったときにキャンセルするのも一苦労ですよ。(ゆりさん)
本当にこの会場で後悔がないか、不安な点はないかなど、しっかりと考えて仮予約をした方がいいです。キャンセル料は思ったより高いですし、仮予約後のキャンセルは意外と起こりやすいと思います。実際私も仮予約をキャンセルし、キャンセル料5万円がかかりました。(村上祐子さん)
Step4)予算・内容の検討
仮予約を入れるほど魅力的な会場に出会えたら、本契約を行う前により具体的な見積りを作成してもらおう。ふたりの結婚式予算を伝え、予算内で希望の結婚式を実現できるかどうか、会場側から提案される内容をチェック。
料理や引出物のランクはどのくらいにするかなどの検討も開始しておくと、よりリアルなマネープランを立てることが可能に。
【ワンポイントアドバイス】
ここで結婚式のお金の支払いスケジュールや支払い方法も確認しておくと安心。後払いやクレジットカード払いが可能な場合には、ゲストからのご祝儀を支払いに充てられるので、ふたりの負担がより少なく抑えることができる。
先輩花嫁Tips
最初の時点で、自分たちが絶対にやりたい演出やプログラムを伝え、料理やギフトのランクは高めに設定して見積りを作成してもらうといいです。そうすれば、後々になって急に金額が跳ね上がることを防げるかと思います。(asaさん)
見積りをもらった後は、一度家に戻って冷静になってからじっくり見直してみるのがおすすめ。そうすることで、本当に必要な物と不必要な物が意外とよく見えてきます。(ともみんさん)
Step5)本契約(式の1年~半年前までに)
いよいよ「ここだ!」と思える会場が固まったら、本契約を申し込もう。本契約を行う際には、まず予約金(内金)として5万~10万円を現金で支払うケースがほとんど。またこの予約金は、契約金の一部に充てられることが多い。
【ワンポイントアドバイス】
見学時にとっても気に入ったブライダルプランナーさんに出会った場合、実際の式もその方に担当してもらえるかどうかを確認しておこう。見学時に案内してくれた方と実際の式の担当者は別という会場もあるので、ふたりの式の担当者が誰になるのかも把握しておくとその後の打ち合わせもスムーズに。
先輩花嫁Tips
本命の会場で本契約を行う前に、その他の会場から取り寄せた見積りを提示し、担当者さんに調整できそうな箇所がないか相談してみるのもいいと思います。また、その他の会場で気に入ったものが本命の会場でも実現できそうかなど、自分の希望を全て確認・伝えた上で本契約を申し込むとより満足感が高まると思います。(Kimimiさん)
From 編集部
会場探しは、動きだしが肝心!
結婚式の会場探しを始める際、最低でも「どんな雰囲気の結婚式をしたいのか」「ゲストは何人くらい招待したいのか」の2つを決めてから動きだすようにしよう。そうすることでより希望にマッチした複数の会場に最初から的を絞ることができ、その後の見学や比較もスムーズに。動きだす前にまずはふたりの式のイメージをしっかり固めて、効率よく会場探しを楽しんでくださいね。
構成・文/島袋芙貴乃 イラスト/てぶくろ星人
※掲載されている情報は2019年6月時点のものです
※記事内のデータならびにコメントは2019年4月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバー84人が回答したアンケートによるものです
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