[初めての会場探し] 3会場回れば、見積りを見る目がさえてくる!
とりあえず「気になる会場をサクッと見学して、条件が合えば決めちゃおう」なんて思っている人、いませんか? 会場見学は3軒以上回るのが鉄則。理由は2軒目・3軒目と回るうちに、だんだんふたりのこだわりが明確になってくるから。さらに「理想の会場」と「ふたりの結婚式に必要なもの」がしっかりイメージでき、実際にかかる費用に近い見積りも出せるようになるんです。さぁ一緒に体験してみましょう。
[まずは基本から]
会場探しの流れを押さえよう
Step1. ゼクシィアプリで見学する会場を探す
Step2. 会場に見学の予約を入れる
Step3. 会場を見学し、見積りを出してもらう
Step4. 見学後、ふたりで会場の印象を話し合う
できれば最初に見学したい会場を3軒以上ピックアップしておき、前の会場の印象が薄れないうちに短期間で比較検討したいもの。理想の会場に巡り合うまで上記のStepを繰り返して。
[1軒目]
最初は「2番目に気になる会場」へ足を運んでみよう
★会場の雰囲気を肌で感じ、式のイメージがつかめたらOK!
【1軒目の会場見学をシミュレーション!】
■会場へ着いた途端、「新郎さま、新婦さま」と出迎えられ、テンションがアップ!
■初めて見学するチャペルやバンケット。まずは「いいね!」「すてきだね」とお互いの感想を伝え合い、感動に浸ってみて。
■フェアタイプの会場見学なら、模擬挙式・披露宴、試食などを体験してみよう。式当日の雰囲気がリアルに感じられる。
初めて訪れる会場見学やブライダルフェアは、目に入るものすべてが新鮮に映るもの。会場の雰囲気を存分に味わい、新郎新婦姿の自分たちや、結婚式の全体像をしっかりイメージして。
また、最初の訪問先は「2番目に気になる会場」がおすすめ。いきなり本命の会場へ行くと、比較しないまま即決してしまうかもしれないので、お楽しみは後に取っておこう。
[1軒目の見積り]チェックポイント
●初めてもらう見積りで、「見方」と「仕組み」を把握しよう。
<Point1>
見積りは単価×数量で表される。中でも料理やドリンク、ケーキといったおもてなしアイテムは、人数分を用意する必要があり、結婚式費用の中でも大きなシェアを占める項目でもある。
<Point2>
ほとんどの会場で、料理・飲物のジャンルに含まれる項目に対し10%程度の「サービス料」が加算される。ベストなタイミングで料理を運び、ドリンクをついでくれるスタッフの人件費のようなものだと心得ておこう。
<Point3>
見積りの中には見慣れない項目名も。最初なので気付かずスルーする人も多いけど、目に留まったら遠慮なく確認を。ちなみに「介添え料」とは、式当日、花嫁にずっと付き添って身の回りのお世話をしてくれるスタッフの費用のこと。
<Point4>
「演出」は具体的に式の内容が固まってから検討するのが普通なので、最初の見積りに含まれているのは司会者くらい。後々追加が発生することが多い。
[2軒目]
1軒目とは異なるタイプの会場を訪れてみよう
★会場を比較しながら、やりたいことを徐々に固めていって
【2軒目の会場見学をシミュレーション!】
■1軒目がゲストハウスなら、2軒目はホテルへ。異なるタイプの会場を見学し、それぞれのいいところを見つけることも大事。
■エントランスに足を踏み入れたときに感じる雰囲気など、ふたりの憧れだけでなく、「ゲスト目線」で会場を見る。
■試食をする際には、料理の味やボリュームを1軒目の会場としっかり比較。
前の会場と比較しながら見て回りたい2軒目の見学。異なっている点やそれぞれのメリット・デメリットを探しつつ、ふたりにとってイメージする結婚式が叶えられるのはどちらの会場なのかをじっくり検討しよう。
[2軒目の見積り]チェックポイント
●2軒目の見積りは、「こだわりたいこと」を盛り込んで
<Point1>
料理は料金の異なるコースが複数用意されているケースが多いので、試食をした上でランクアップも検討してみよう。1軒目の会場より1人当たりの単価を上げることで、総額にどのくらい影響するのかも確かめてみたい。
<Point2>
ベースになる見積りには、衣裳が新郎新婦各1点しか含まれていないことが多い。お色直しを検討しているなら、着たい衣裳をプラスして出してもらおう。
<Point3>
何かを頼むことで必要になってくる付随アイテムも。ここでは和装を追加したら、お色直しの着付け代やヘアチェンジ代が連動して発生。
<Point4>
同じ項目でも、会場によって見積りの体裁が異なることが。ここでは装花がパックプランになっているけれど、1軒目の会場ではメイン卓装花とゲスト卓装花が別々に計上されていた。金額に惑わされず、まずはどんな内容なのか中身を確かめて比較することが必要。
<Point5>
オプションにはなるけど、欲しいアイテムがあれば見積りに加えてもらおう。当日の記録は写真しか含まれていないことが多いので、動画で残したければ追加オーダーを。
[3軒目]
具体的な「ふたりの希望」に沿って本命の会場を見学
★こだわりや気になることをどんどん質問しよう
【3軒目の会場見学をシミュレーション!】
■3軒目はいよいよ本命の会場へ。まだピンとくるところがない場合は、気になるタイプの会場さらにもう1軒見学してみよう。例えば前回までに訪れたゲストハウスとホテル、ふたりのイメージに近いのはどっち? そこから3軒目を決める方法も。
■ふたりのこだわりや、やってみたい演出が叶えられるかどうか、プランナーさんに確認してみよう。
■チャペルやバンケットといったメインの施設だけでなく、トイレやエレベーター、バリアフリー設備などをゲストの目線でチェック。
ただ漠然と見て回っていた初期と比べ、確認すべきポイントや、ふたりがやりたいことが明確になってくる3軒目以降の会場見学。ゲストの顔触れを思い浮かべたり、どんな一日にしたいのかを具体的にイメージしながら、細かくチェックしていこう。
[3軒目の見積り]チェックポイント
●3軒目はよりリアルな見積りを。会場ごとの名称の違いにも注目!
<Point1>
これまであまり気にせずスルーしていた挙式料も、スタイルによって金額が若干変わることを発見。ここではふたりの希望する「人前式」で見積もってもらうことに。どこで行い、挙式料の中に何が含まれているのかまで聞けたらベスト。
<Point2>
今までの見積りにはなかった「宴席料」に注目。1軒目・2軒目は「会場使用料」という名目で計上されていたけれど、3軒目の会場では宴席料として単価×ゲスト1人当たりで計算するよう。仕組みが分からないときは遠慮せずに尋ねてみよう。
<Point3>
会場によっては、「サービス料」が料理や飲物だけでなく、会場費にも加算されることがある。ここもしっかり見比べながらチェックして。
<Point4>
「2軒目の会場では一番上のランクの料理で見積もってもらったけれど、もう1ランク下げても十分満足してもらえそう。その代わりドリンクの中身をもっと充実させたい」。そんな具体的な希望も、3軒回ったからこそ分かること。
<Point5>
ペーパーアイテムにこだわりたいので、節約も兼ねて手作りを決意。「見積りから削る項目」もだんだんと見極められるように。
花嫁Voice
\視野が広がってきた/
最初は会場の雰囲気しか見ていなかったけど、2軒目以降はゲスト人数に合わせたテーブルの配置や、椅子と椅子との間隔など、細かい部分にも目が行くようになりました。 (3軒見学/@naoca_wdさん)
\ゲスト目線で見られるように/
見学する回数が増えるにつれ、会場の広さやエレベーターの有無、最寄り駅からのアクセス方法など、ゲストの立場になって会場を見られるようになったと思います。(5軒以上見学/teatreeさん)
\見積りを見て料金の判断が可能に/
同じ項目でも料金は会場によってまちまち。見学を重ねたことでそれに気付き、高いか安いか判断できるようになりました。(4軒見学/みはっさん)
\1軒しか回らずに後悔。その訳は……/
ひと目ぼれをして1軒目で決めてしまった会場。その後、ずっと着たいと思っていたブランドのドレスを取り扱っていないことが分かってがっかり。持ち込みにするとかなり高額になるため泣く泣く諦めました。(岡部成美さん)
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From 編集部
3軒以上回り、納得のいく会場を見つけて
いろんな会場を回って比較検討することのメリット、分かってもらえましたか? 回数を重ねるごとにふたりのこだわりや大事にしたいことが明確になってくるので、結果的に納得のいく会場選びができるんです。皆さんもぜひお試しあれ!
構成・文/南 慈子 イラスト/南 夏希 D/ロンディーネ
※掲載されている情報は2019年6月時点のものです
※記事内のコメントは2019年4月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」メンバー85人が回答したアンケートによるものです
※北海道、青森、山形の一部エリアでは、会費制ウエディングが一般的です。なお、会費とは別にお祝いとしてご祝儀をいただくこともあります。会費制ウエディングについては、親や会場担当者に相談、確認をしましょう
※「プロフィール映像を依頼する前に知っておいてほしいこと」
会場によって手作り映像の持ち込み、および使用する音源に制限があるため、事前に会場に確認をしましょう
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