ことわざで楽しく覚える!「親あいさつ」マナー [彼女が来る編]
結婚が決まったら、次はいよいよ彼の親へのごあいさつですね。快く迎えてもらうためにはきちんとマナーを守り、好印象を与えることが大切! 今回はみんなもよく知っている「ことわざ」で、親あいさつのポイントを楽しく学びましょう。
マナーその1. 身だしなみ
「良薬は口に苦し」
あなたの第一印象を決める身だしなみ。普段から服や髪型、メイクなどにこだわりがある人も、大事なごあいさつの場面では自己主張に走らず「親受け」を優先させたいものです。ちなみにこの場合の「良薬」とはずばり自分の親からの助言。親世代が好みそうなごあいさつファッションは親に聞くのが一番! うっとうしがらず、素直に受け入れて。
【ことわざの意味】人からの忠告や小言は苦々しく感じるものだけど、良い薬だ(自分のためになる)という例え。
マナーその2. 言葉遣い
「立て板に水」
ごあいさつは「スピーチ」ではないので、必ずしもスラスラとしゃべることが求められるわけではありません。丸暗記したテンプレートを「立て板に水」のごとく語るより、多少トチっても自分の言葉で一生懸命話す方が好印象! ごあいさつマナーで大事なのは相手の親への敬意と思いやりです。きちんと敬語を使えることと、素直な思いを伝えることを重視しましょう。
【ことわざの意味】立て掛けた板に水が流れるがごとく、スラスラとよどみなくしゃべる様子。
マナーその3. 手土産
「花より団子(だんご)」
見掛けより中身が大事な場合もありますが、結婚あいさつの手土産は、やっぱり花の部分にもこだわりたいもの。「おいしければ何でもいいじゃん!」というのはもう少し親しくなってからのお話。ごあいさつのために手間暇をかけて手土産を選び、包装に気を配ることも大事なマナーです。ここでは「“花より団子”にならないように気を付けよう」と、覚えておいてくださいね。
【ことわざの意味】お花見に行って「花の美しさよりも団子に心を奪われる」という無粋な様子を表した例え。
マナーその4. 気配り
「触らぬ神に崇(たた)りなし」
ごあいさつの後で彼の親が食事を用意してくれることも。そんなとき、どこまでお手伝いをすればいいのか迷ってしまいますよね。あまりでしゃばるのはよくないし、かといって何もせずに座っているのも気が引けるし。ここで避けたいのは、勝手にズカズカとキッチンへ立ち入ること。気難しい相手なら「デリカシーのない人」に認定されてしまう恐れもあります。まさに触らぬ神に崇りなし。手伝う際には、「運びましょうか?」「洗い物をさせてください」と、必ずお伺いを立てることをお忘れなく。
【ことわざの意味】古来、神様は関わりを持たない限り災いをもたらすことはないという考え方から、「面倒な事態を避けたいなら、余計なことをしない!」という例え。
From 編集部
「笑う門には福来る」を心掛けて
緊張して頭の中が真っ白になっても、知っていることわざに絡めて覚えておけば、きっと何とかなるはず。マナーとは相手を思いやること。「笑う門には福来る」ということわざのように、笑顔で大事な一日を迎えてくださいね。
構成・文/南 慈子 イラスト/石川恭子
※掲載されている情報は2019年1月時点のものです
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