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実はフォトジェニック!和婚の“セレモニー”っていいね!~先輩花嫁実例~

結婚が決まったばかり! 挙式をする予定だけど、どんなスタイルにしようかな。なんて考えているあなたにぜひ候補に加えてほしいのが日本ならではの挙式スタイル、“和婚(神前式)”。その儀式の魅力を、フォトジェニックな先輩カップルの実例写真でご紹介します。ベテランウエディングフォトグラファー直伝、すてきな和婚フォトの撮り方アドバイスもぜひ参考にして。

「和婚(神前式)」とは……

参列者の多くは親族。神社や会場併設の神殿で叶う日本伝統の挙式スタイル

コラージュ

白無垢や色打ち掛け、紋付袴など、憧れの和装で臨む凛々しく清らかな結婚式は、どこを切り取っても絵になる美しさ。一つ一つの儀式や所作にはそれぞれ意味があり、一つずつ丁寧に行うことで夫婦となるけじめや、両家の繋がりを実感できる。それが「和婚(神前式)」。昔ながらの由緒ある建物や自然を感じられる「神社」のほか、結婚式会場やホテルに併設された「神殿」で行われることが多い。また家族同士の繋がりを大切にする式スタイルということもあり、参列ゲストのメインは親族で、儀式の中にはゲストが参加するものがあるのも大きな特徴の一つ。
ここからは、そんな和婚(神前式)の魅力を儀式別にご紹介します。

四季の移ろいと朱・白の色合わせを美しく切り取って

「参進の儀」

参進の儀
参進の儀
参進の儀
参進の儀

楽人、神職、巫女に先導され、新郎新婦や家族が列になり、神殿まで一歩ずつ歩いて進む儀式。春は桜、夏は鮮やかな緑、秋は紅葉、冬は澄み切った青空など、四季折々の美しい自然の色に和装が映える。白無垢や和傘や巫女の緋袴などとの色のコントラストも美しく、神前式の中でも絵になる儀式の一つ。

和婚花嫁VOICE

花嫁

昔から大勢の人に愛され、大切にされてきた場所・神社での挙式に憧れていました。参進の儀では、母に手をとってもらって歩くことができ、お母さんっ子の私としては何よりうれしく、感動。式後、母から「いっしょに歩けてうれしかった」という感想をもらえたのもいい思い出です(幹絵さん)

先生

<フォトグラファーズポイント!「参進の儀」編>
神前式の中では一番動きのある儀式で、控室を出た瞬間からシャッターチャンスはたくさん。行列はゆっくり進むので、新郎新婦、母と花嫁などに寄った写真と、広めの構図で行列を押さえた写真、両方を撮ってもらいましょう。鳥居や建物、緑、青空などを背景に入れることで、神社ならではの凛とした空気感が切り取れます。真横や後ろから撮った写真もおもしろいですね(清水さん)

[写真1枚目、2枚目]幹絵さん [写真3枚目]まいさん [写真4枚目]やっすんさんの参進の儀の様子

永遠の契りを交わす厳かな瞬間。美しい道具や所作も映える

「三献の儀」

三献の儀
三献の儀

巫女がお神酒を大中小の3つの杯に注ぎ、注がれたお神酒を新郎と新婦が交互に三口で飲み交わし、永遠の契りを交わす儀式。三三九度とも呼ばれる。注がれる、飲むという所作が美しく、また厳かな雰囲気の中で固い契りを交わす、ふたりの真剣な表情はこの儀式ならではの格別さ。

和婚カップルVOICE

カップル

神前で夫婦としての誓いを、新郎新婦という個人から家族へと段階的に進められる神前式。これから歩むふたりの道を一つ一つの儀式で紡いでいき、時間軸の変化とともに結婚を自覚していけるのがとても魅力的でした。また、結婚を報告するスタンスや対面する両家親族の間でふたりが誓いを立てるという構図も、自分たちにとってとてもしっくりくるものであり、それもとてもよかったです(裕至さん&真由子さんカップル)

先生

<フォトグラファーズポイント!「三献の儀」編>
撮影ポイントは花嫁の姿が全身で写せる花嫁サイド前方から。全身とバストアップをふたりいっしょ、時にはひとりに寄って撮影してもらいましょう。巫女にお神酒を注いでもらっている手元や杯などに寄った写真は雰囲気のある一枚に。また、神殿を包み込む儀式全体の雰囲気がより感じられる、後方からの写真も撮ってもらっておけるとベターですね(清水さん)

[写真1枚目]裕至さん&真由子さんカップル [写真2枚目]幹絵さんの三献の儀の様子

身が引き締まる誓いの瞬間を情景とともに凛々しく切り取れる

「誓詞奏上」

誓詞奏上
誓詞奏上
誓詞奏上

新郎新婦が神様の前に進み出て、結婚の報告とともにこれから良き夫婦となることを自ら読み上げて誓う儀式。多くの場合、新郎が読み、最後に新婦も自分の名前を述べる。夫婦となるけじめや緊張感が伝わる、凛々しさ溢れる写真は一生の宝物に。

和婚花嫁VOICE

花嫁

誓詞奏上では「今日のよき日に……」から始まり、これからふたりが結ばれるということ、皆様に祝福されて幸せだという感謝の気持ち。「今日より後は……深い愛情とを以って家政を整え……計ることを誓います」というように、結ばれる喜び、感謝の気持ちを読み上げました。隣で誓詞を読み上げる彼がとても頼もしくかっこよく見え、今もキラキラと輝くそのときの彼の姿、表情が脳裏に焼き付いています(朱理さん)

花嫁

緊張していてあまり覚えていないのですが、「祝詞奏上」などは厳粛な雰囲気で身が引き締まりました。また「誓詞奉読(誓詞奏上)」では、新郎がしっかりと読み上げてくれたのがよかったです。宮司さんに威厳がありましたし、雅楽の演奏も素晴らしく、厳粛な雰囲気で執り行えました。新郎新婦もゲストもあまりなじみのないスタイルだったこともあり、みんなが集中し、緊張感をもって臨めたのも神前式の良さでした(みかさん)

先生

<フォトグラファーズポイント!「誓詞奏上」編>
儀式中は、誓詞を読み上げていることがひと目でわかる角度から撮影を。さらに、口元が動くのがわかる表情をアップで撮れば、読み上げている臨場感が伝わる写真に仕上がりますよ(清水さん)

[写真1枚目、2枚目]朱理さん [写真3枚目]幹絵さんの誓詞奏上の様子

両家の家族全員の緊張感のある、特別な表情を描き出す

「親族杯の儀」

親族盃の儀
親族盃の儀
親族盃の儀

参列者全員にお神酒が配られ、一斉に飲み干す。お神酒を飲み干すことで家族が契りを交わし、両家が親族となることを表す誓いの儀式。一斉に杯に口を付けた瞬間、両家が親族になったという静かな感慨、喜びに神殿が満たされる。参列者全員が参加する神前式ならでは、儀式に加わる家族・親族の特別な表情も心に残る。

和婚花嫁VOICE

花嫁

品格ある厳かな式にしたいと、神前式に。最初からふたりで入場し、儀式を執り行うので、自律している感じがあって誇らしい気持ちになれました。神前式は父母も、自分たちのときに経験している形式なので、気張らずに臨んでもらえたのもよかったと思います(春菜さん)

先生

<フォトグラファーズポイント!「親族杯の儀」編>
巫女さんが親族一人ひとりにお神酒を注ぐシーンは時間があるので、手元のアップや、参列親族の表情のアップを順次撮ってもらいましょう。みんなが一斉に杯を交わすので、全体を狙うか、花嫁花婿を中心にするか、事前に考えておくとより希望に近い写真を残せますよ(清水さん)

[写真1枚目]春菜さん [写真2枚目]裕至さん&真由子さんカップル [写真3枚目]みかさんの親族杯の儀の様子

華やかな舞と対比する、見入る新郎新婦の凛とした後ろ姿

「巫女舞の奉奠(ほうてん)」

「巫女舞の奉奠(ほうてん)」
「巫女舞の奉奠(ほうてん)」

神様に喜んでいただき、より一層新郎新婦と参列者を祝ってもらうために、雅楽の調べとともに巫女の舞を奉納する、神社を中心に実施される儀式。和婚ならではの華やぎと雅やかな空気感の中での神聖な舞を見届ける、ふたりの凛とした後ろ姿は印象深いものに。

和婚花嫁VOICE

花嫁

ウエディングドレスに憧れがなく、和装が素敵だと思っていました。和装で式をするならと神前式にしました。式参列者の方も神前式への参列は経験がない人が多く、喜んでくれたようでよかったです。 私にとって家族・親族にも参加してもらえる儀式があることがとても魅力的でした(くまさん)

花嫁

ふたりとも、もともと神社が好きで神前式に。雅楽の流れる落ち着いた雰囲気の中で、日本の伝統と自分たちの存在が融合しているような気がする、神聖な儀式でした。とても格式高く、また神様が見守ってくれているような感じがしたのも心に残っています(まいさん)

先生

<フォトグラファーズポイント!「巫女舞の奉奠」編>
腕を広げる、上げるなど、舞の流れの中で一番華やかで美しいポーズを押さえてもらいましょう。舞だけでなく、新郎新婦の後ろ姿なども入れるとよりふたりの式、神前式らしい写真に仕上がります(清水さん)

[写真1枚目]くまさん [写真2枚目]まいさんの巫女舞の奉奠の様子

向き合うふたりの安堵(あんど)の表情が和の空間美とともに浮かび上がる

「指輪交換の儀」

指輪交換
指輪交換

巫女に運ばれた指輪を新郎から新婦へ、新婦から新郎へと相手の薬指にはめ合う。昔からの儀式ではないが、和婚ならではの美しさを醸す、誓いの儀式。式中神様に向かい続け、結婚の報告をし、誓いを立て夫婦となったふたりがこのシーンで初めて向かい合う。緊張の中にも安心感、安堵の表情が浮かぶ、特別なシーン。

和婚花嫁VOICE

花嫁

キリスト教式ではないものでと考えて、神前式を選びました。ゲストとしての参列経験はなかったのですが、神前式ならではの厳かな雰囲気はとても魅力的でした。また友人にも家族にも好評だったのもうれしかったです(やっすんさん)

花嫁

白無垢や綿帽子に昔から憧れがあり、神前式に。日本ならではの伝統を感じることができ、新郎新婦お互いに結婚という「けじめ」の意識が高まりました。式中に親族紹介があり、お互いの親族を知るきっかけになったのも神前式ならではの良さでした(y.mさん)

先生

<フォトグラファーズポイント!「指輪交換の儀」編>
会場の雰囲気がわかる全景の写真と、全身、指輪を交わしていることがわかる上半身のアップ両方を撮ってもらいましょう。指輪をはめる指のアップもあるといいですね。指輪を載せたリングピローは挙式前に撮影を。

[写真1枚目]やっすんさん [写真2枚目]y.mさんの指輪交換の儀の様子

from フォトグラファー「和婚の儀式の写真をよりすてきに残すために」

神社であれば、普段から人々の信仰の場でもあるので独特の雰囲気があります。そんな特別感のある場で執り行われる神前式の儀式ですてきな写真を残すには、新郎新婦の心持ち、姿勢も大事。新郎は背筋をピシッと伸ばして堂々と。新婦もアゴを引き、目線は前にを心掛けましょう。また、挙式中は真剣な凛々しい表情がすてきですが、挙式後は笑顔を心掛けることが大切。笑顔で美しい花嫁姿をぜひ残してくださいね。
フォトグラファー的に、神前式は伝統的な決まり事や行事が多く絵になる挙式スタイル。日本人の体形に合う和装はかっこよく、その和装と神社の建物が持つ水平のラインの美しさは神前式ならではの良さだなと感じています(清水さん)

From 編集部

写真に映るのは、日本伝統の厳かさ、麗しさ。そして家族との繋がり

伝統に裏打ちされた厳かで麗しい式中の空気感をギュッと閉じ込めたような、思わず「はっ」とするほどの力を持つ、神前式のセレモニー。写真に映るのは、その場の雰囲気やふたりだけでなく、儀式の一つでは担い手ともなる家族同士の繋がりも。神前式、あなたもぜひ候補に加え、美しく心に「映える」和婚の写真を残してみませんか?

先生
Profile

清水知成さん フォトグラファー

ゼクシィ本誌を中心に20年以上にわたって結婚式を撮り続けるフォトグラファー。新郎新婦はもちろんゲストのベストショットも逃さず、結婚式の空気がすべて伝わるようなすてきな写真で、編集者から「結婚式密着は清水さんで!」と指名多数!

取材・文/笠原恭子 撮影/中野聖海(裕至さん&真由子さんカップル分)、保田敬介(朱里さん分)、松本朋之(春菜さん分) 構成/松隈草子(編集部)
※記事内のコメントは2018年10月に実施した「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバー84人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2018年11月時点のものです

【ATTENTION】
神社、会場によっては式中の撮影や場所に制限がある場合があります

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