あがり症・話し下手な男のための「新郎あいさつ・スピーチ」切り抜けテク
新郎が避けては通れない結婚式の難所といえば、「開宴のウエルカムスピーチ」「お開きの謝辞」。トークが得意な人ならいいけれど「人前で話すのが苦手・嫌い」な人にとっては、ソワソワ気が気じゃない大問題。そこで新郎190名に大調査! あいさつ・スピーチの切り抜けテクをタイプ別に分析しました。
新郎の約50%が「人前で話すのが苦手・嫌い」
「人前で話すのが苦手・嫌いな方」と回答したのは、約46%。その理由を聞くと「人前に出るだけで緊張する」がダントツ1位で、「話が思いつかない」「暗唱が苦手」というコメントも多数。そんな新郎たちのスピーチ克服法は5つ。1)ひたすら練習、2)丸暗記、3)カンペを用意、4)スピーチ集を手本に、5)開き直る。どれか一つ、できそうなのがあれば問題は解決!
Type1.“人前に出るだけで緊張”タイプは、トコトン練習して役者に!
全身ビビリマンのスピーチ変身術
一番多い“人前に出るだけで緊張”タイプは、顔から手足の先までブルブル・ガチガチ。「知っている人でも久しぶりに会うと緊張」、「通勤時の満員電車だって緊張する」という強者も……。
そんな人は、役者になったつもりで身ぶり手ぶりもつけて練習あるのみ。本物の役者だって、恥ずかしがり屋さんは多いみたい。稽古を重ね、一世一代のステージでいざ主役に! 当日は、野菜室にいる気分で、上司や友人が、ピーマンやジャガイモに見えたら大成功。
写真3枚目・Kさんの実例/これも演じる手。蛇腹折りの和紙に謝辞などを清書し、正々堂々、読み上げるスタイルに。味気なくならないよう、両家親に感謝を伝える部分だけ空白にするとやはり詰まってしまったが、親族から『頑張れ!』の声が掛かって温かい雰囲気に
Type2.“話す内容が思いつかない”タイプは、スピーチ集丸暗記武装!
頭ん中、真っ白マンのスピーチ変身術!
“話す内容が思いつかない”タイプは、頭の中が真っ白になる傾向で、自分でも何を話しているのか分からない状態。「結論だけで面白いことが言えない」「ウケる話題が分からない」などと、なぜかハードルを上げたがる傾向も……。
そんな人たちは、丸暗記を武器に臨んでいる。受験生気分で、通勤時間もトイレでもひたすら暗記すれば、怖いものなし! 「会場からもらった文章は難しかったので、私が簡素化した」という新婦のサポートがあった人も。丸暗記すれば、立て板に水のごとしスピーチに!
写真3枚目・Uさんの実例/数カ月前から準備開始。ネットなどでスピーチの基本をインプットすると、文章を考えるのはスムーズだったよう。「一世一代の大切な言葉なので、何回も何回も読んで一生懸命に覚えました。自分で考えた文章だから覚えやすかったです」
Type3.“暗唱が苦手”タイプは、心臓に剛毛生やして開き直っちゃえ!
脳みそ壁打ちマンのスピーチ克服変身術
“暗唱が苦手”なタイプは、日頃から新婦が話していることも、右から左へすぐに忘れてしまうよう。「テニスの壁打ちかっ!」と突っ込まれそうなほど、覚えることが苦手。覚えたはずが、ダダモレってことも……。
そんな人は心臓に毛を生やし、堂々開き直る作戦で◎。ほろ酔いの勢いに任せ、「暗記できなかったのでカンペ見ます!」との前置きで、場を和ませたケースも。「カンペ」を見せびらかせて、スピーチしよう!
写真3枚目:Cさんの実例/ウエルカムスピーチの場面。暗記したはずが「楽しいひとときをお過ごし下さいますようお祈り申し上げます」と言い間違えて、大爆笑! 結果大成功。こういう開き直りの手もあり
ゲストが聞いた“好印象の新郎スピーチ”
「大きな声で、ハッキリ話していた」
「苦手そうだったが、一生懸命な姿が感動的」
「震えながらも頑張っていた」
「自分の言葉で話していた」
「喜びや感動が溢れていた」etc.…
上手く話すことが大事なのではなく、たどたどしくても心がこもっていると好印象。
From 編集部
イージーな得策は堂々開き直る!
「人前で話すのが苦手・嫌い」な原因さえ分かれば、先輩花婿に倣って策を練ればOK! 何はともあれ、スピーチの準備は早めに行うのがポイントです。奥の手は「開き直る」で、全てうまくいく!
構成・文/千谷文子 イラスト/てぶくろ星人
※掲載されている情報は2018年9月時点のものです
※記事内のコメントは、2018年7月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバー87人と、2年以内に結婚式を挙げた新郎103人が回答したマクロミル調査によるものです
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