サプライズで婚約指輪を贈りたい……でも彼女の指サイズってどう知る？

プロポーズの時に、内緒で婚約指輪を用意して彼女を喜ばせたいと思う男性は多いでしょう。でも、そんなサプライズを阻むのが、“彼女の指のサイズが分からない”問題。彼女の指のサイズをこっそりと調べるにはどうしたらいいのか？　先輩花婿やジュエリーショップに聞いてみました。

プロポーズの時に婚約指輪を用意する？

一世一代のプロポーズ！　そもそもプロポーズの時に指輪を用意するという男性はどれくらいいるのでしょうか？　「ゼクシィトレンド調査2019（全国推計値）」によれば、彼が婚約指輪を決定（購入）したという人は約44％。プロポーズの時とは限らないかもしれませんが、約４割の男性が自分ひとりで婚約指輪を購入し、彼女にプレゼントしているようです。

プロポーズと婚約指輪について聞いたアンケートでは、男性の約6割は内緒で用意することに否定的。その理由としては、「彼女の指のサイズが分からない」と「彼女の好みが分からない」の2つが上げられました。

一方、プロポーズの際に婚約指輪があった方がうれしいか女性に聞いたところ、なんと9割がYES！という回答に。彼女の喜ぶ顔が見たいのなら、やはりここは頑張って婚約指輪を用意したいところ。

そこで、今回は彼女の指のサイズの調べ方について、徹底的に調査してみました。

ペアリングから彼女の指のサイズを知った人が多数！

サプライズで婚約指輪を用意した先輩花婿たちに聞いてみたところ、多くが「以前、ペアリングを作ったことがあり、その時に測ったサイズを覚えていた」と答えてくれました。なるほど！　プロポーズで婚約指輪を贈りたいと考えている男性は、取りあえずペアリングから始めるといいかもしれませんね。

とはいえ、プロポーズを目前に控えている人や、「ペアリングなんて柄じゃないから、彼女に何か感づかれそう」という人は、別の方法を探りたいところ。次からは、先輩花婿の体験談をご紹介！　きっと自分にもできそうという方法が見つかるはずですよ。

王道のペアリング派

ペアリングを作ったことがあり、サイズは大体分かっていました。ただ、指輪のデザインによってはサイズが微妙に変わるらしく、彼女は結婚指輪との重ね着けが希望だったこともあって、サイズは後で微調整しました。（駒野さん）

ペアリングを購入する際に指の号数の話が出て、たまたまそれを覚えていました。婚約指輪はプラチナを選びましたが、プラチナは滑りがいいので、ペアリングと同じ号数だと少しゆるかったみたいです。そこで、後日、購入ショップでサイズ直しをしてもらいました。（Kさん）

さりげなく調べた派

誕生日プレゼントにピアスを贈りたいからと、彼女と一緒にジュエリーショップへ。そこで、スタッフにお願いして自然な流れで指輪の試着に誘ってもらい、指のサイズをゲットしました！（R.Iさん）

遠距離になる際、彼女にサプライズで指輪をプレゼント。その時は、彼女が寝ている間に自分の髪の毛を彼女の指に巻き付けて、サイズを測りました。婚約指輪はその時に贈った指輪を再度実測してサイズを調べたのですが、外周を測定してしまったため、かなりゆるかったみたいです。（松本さん）

なんとなく選んだ派

なんとなくこれくらいかなと勘で選びました。サイズは少しゆるかったみたいですが、彼女いわく「普段身に着けるものではないし、思い出になるから」とのことで、サイズ直しはしませんでした。（Sさん）

ショップで教えてもらった女性の一般的な指のサイズで購入。案の定、ブカブカでした。実はプロポーズの1カ月くらい前に、たまたまふたりでジュエリーショップを訪れたことがあり、その際に彼女が「●号がぴったり！」とアピールしていたらしいのですが、全く覚えがなく……。彼女にちょっぴりあきれられました。（Y.Kさん）

どうやって調べたらいいのか､プロに聞いてみた

婚約指輪を扱うブライダル・ジュエリーショップでは、内緒で婚約指輪を用意したいけれど、彼女の指のサイズが分からない！という男性のお悩みに、どう答えているのでしょうか？　2つのジュエリーショップに聞いてみました。

デート中などにふらりと店舗に立ち寄っていただき、その際に指輪を試着してもらうのが確実でしょうか。あるいは、女性の指輪を自分の指にはめて、どの位置で止まったか印などを付け、店舗に来ていただくという方法もありますよ。〔トレセンテ／西川さん〕

彼女が寝ている間にこっそり測るのであれば、配線などをまとめるプラスチックコードを薬指に巻き付けて輪っかを作り、そのまま抜き取るという方法が簡単ですね。あるいは、伸縮性のない綿糸を薬指の第２関節あたりに巻き付け、糸に印を付けて測ってもいいと思います。〔BIJOUPIKO（ビジュピコ）上野御徒町本店／西村さん〕

なお、夏やお酒を飲んだ後などはむくみやすいので、サイズが大きくなることも。また、指輪のデザインや幅などによって合わなくなることもあります。

指輪のサイズは基本的には前後2サイズくらいは後で直すことができます。ですから、そこまで神経質になることはないのかも。なお、迷ったら少し大きめサイズがお勧め。プロポーズでもらった指輪をはめようとしたとき、「入らない！」という事態は女性が恥ずかしい思いをするので、避けたいところです。

“彼女の指のサイズが分からない”問題を解決するプロポーズリング

彼女の指のサイズや好みが分からなくて、サプライズで婚約指輪を贈ることに迷いがあるという男性のためには、プロボーズリングという便利な商品もあります。いくつかのジュエリーショップで取り扱っているもので、各ショップによって内容は微妙に異なります。

基本的には、男性が選んだ指輪で彼女にプロポーズ。後日、彼女が好きなデザインを選んで、彼女のサイズにぴったりな婚約指輪が出来上がってくるというシステムです。これなら、サイズや好みが分からなくても大丈夫ですよね。

女性はプロポーズで婚約指輪を贈られるというロマンチックな体験ができる上、自分好みの指輪も手に入るというわけ。男性にとっても、女性にとってもメリットのあるものといえるでしょう。

【写真】最初に彼がダイヤモンドを選び、プロポーズ専用リング（ストレート、V字、S字、エメラルドカット用の4種の中から選べる）にセット（お預かり金5万4000円／ダイヤモンド料金は別）。リングにセットせず、ダイヤモンドのみを贈れるダイヤモンドボックス（ウィルマリボックス）もある。プロポーズ成功後、店舗を訪れ、彼女に好きなデザインを選んでもらい、正式な婚約指輪に仕立てる。／BIJOUPIKO（ビジュピコ）

From 編集部