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【専門医に聞く】 妊娠を考えるふたりが知っておきたいSEXのこと

「いずれは赤ちゃんを授かりたいけど、コレってどうなのかな……」と、不安に思ってることありませんか? そこで妊娠とSEXについて、先輩花嫁が知りたいと思っていることを、アンケートでリサーチ。誰にも聞けないリアルなギモンに、日本産科婦人科学会専門医の清水なほみ先生が回答してくれました。

【妊娠しやすい方法について】

イラスト1

<Q1>どれくらいの頻度でSEXすれば妊娠できる?

「どれくらいの頻度ですれば、妊娠できるのかを知りたい」(ぷぇさん)
「毎日すると精子が薄くなるって聞きました。本当?」(あいこさん)
「どの体位が妊娠しやすいとかってある?」(さやかさん)

回数が多い方が確率は高まる

先生1

「妊娠率」で考えれば性交渉の回数が多ければ多いほど上がります。つまり妊娠しやすい時期(排卵3日くらい前から排卵日)に毎日性行為を行った方がよいと言えます。毎日すると精子が薄くなるというのは間違いで、むしろ古い精子をためることによって精子のDNA損傷率が上がるので、妊娠率という意味では下がります。SEXの体位は、妊娠率とは全く関係ありません。(清水先生)

<Q2>SEXの後、膣内を洗い流してもいい?

「性交後流れてくる精液を洗い流したいのですが、膣内を洗ってしまうと妊娠しにくいですか?」(はちさん)
「事後はすぐに洗い流していい? そのままにしておくと流れ出てきて気持ち悪いです」(しおりさん)

膣内は洗わないのが基本

先生2

膣内には善玉菌がいて膣内環境を整えてくれているので、膣内を洗うことはNGです。事後に体外に流れ出てきてしまった精液は、シャワーで洗い流しても大丈夫です。ちなみに、膣内を洗い流したからといって妊娠を防ぐことはできないので、避妊のために洗うのも意味がありません。(清水先生)

<Q3>生理不順でも妊娠はできる?

「生理不順のため排卵日の予想がしにくいのですが、妊娠は可能?」(しぃさん)
「生理が不順だとやっぱり子どもができにくいのでしょうか?」(りこぴんさん)

排卵があれば妊娠は可能

先生3

排卵のタイミングがまちまちで生理周期がずれるという程度なら妊娠可能。しかし無排卵であれば妊娠できません。まずは基礎体温を付けて排卵の有無を確認したり、不順期間が長い場合は婦人科でホルモン検査を受けてみてください。排卵の周期がバラつく場合は、毎日性行為をすればタイミングを逃さずに済みますが、排卵日を狙うのは難しいです。排卵日検査薬などを使って妊娠しやすい時期を把握することも必要です。(清水先生)

【男女の産み分けについて】

イラスト2

<Q4>生まれる子の性別はSEXの仕方で変わる?

「男女の産み分けはどうしたらできる? そもそも可能?」(こにさん)
「排卵日にすると男の子、それより前だと女の子になるってホント?」(しーちゃん)
「女性が感じると男の子ができると聞いたけど……」(なつみかんさん)

自然妊娠で厳密な産み分けは困難

先生4

精子が持っているX染色体の方がY染色体より寿命が長いので、排卵日の2~3日前にタイミングをとるとX染色体の割合が増え、理論上は女の子が生まれる確率が上がる可能性はあります。排卵日に合わせたとしても、XとYの割合は同等なので男の子が生まれる確率は上がりません。つまり自然妊娠で、厳密な産み分けはできません。赤ちゃんは、男女どちらであっても授かりものと心得て。SEXの気持ちよさは無関係です。(清水先生)

【SEX自体の問題】

イラスト3

<Q5>子作りのためと思うと、緊張してできない…どうすれば?

「作りたいと思うと、お互い緊張してしまいます。どうしたらいいでしょうか?」(みつさん)
「ぬれにくいため、潤滑ゼリーを使うことがありますが、妊娠を妨げることはない?」(もっこさん)
「妊娠目的のSEXだと、夫が緊張していつものようにうまくいきません」(ゆかりさん)

妊娠のためだけにするのはNG

先生5

パートナーシップや妊娠に対する感情がSEXの障害となっている場合は、そこをまずクリアにした方がよいと思います。夫婦間の話し合いで解決できない場合は、カウンセリングを受けることも考えてみてください。性行為を妊娠のためだけに嫌々行っていると、カップルの関係にもだんだん弊害が出てきてしまいます。物理的に潤い不足を何とかしたい場合は、潤滑用のゼリーを使用しても大丈夫です。(清水先生)

<Q6>女性が気持ちよくないと妊娠しにくい?

「毎回気持ちよさは感じますが、オーガズムを感じることができません。 オーガズムを感じないと妊娠しにくいと聞きましたが、本当にそうなんでしょうか」(ミトラシさん)

オーガズムと妊娠率は関係なし

先生6

女性のオーガズムの有無と妊娠率は関係ありません。しかし、苦痛を感じながらの性行為はやはり妊娠率を下げますので、女性が心地よさや満たされた気持ちを感じながら性行為を行うことは大事です。膣内性交でオーガズムを感じることができない女性は多いです。妊娠するために「オーガズムを感じなければ!」と思うと逆効果。リラックスして楽しむことを心掛けましょう。(清水先生)

【服薬について】

イラスト4

<Q7>ピルの服薬中止後にすぐ子作りしても大丈夫?

「避妊のために低用量ピルを飲んでいます。赤ちゃんが欲しいとなった場合、どのくらい前に服用をやめればいいですか?」(ほろほろりんさん)
「ピルをずっと飲んでいたら妊娠しにくくなると聞いたのですが、ほんと?」(ペンペンさん)

ピル中止後すぐ妊娠してもOK

先生7

ピルを中止した次の排卵で妊娠しても問題はありません。ピルをやめた時点で薬の影響はなくなっていますので、胎児に影響が出ることもありません。ただ、ピル中止後の排卵はずれることがありますので、中止した時点から基礎体温は付けた方がいいでしょう。(清水先生)

<Q8>飲酒や風邪薬、X線検査はいつからやめておくべき?

「頭痛持ちなので、痛み止めをよく飲みます。妊娠への影響はありますか?」(えりなさん)
「妊娠の早い段階で気を付けることは? 飲酒や風邪薬、X線検査など『もし妊娠してたらどうしよう』と思うときがあります」(まっちさん)

妊娠希望ならお酒は控えて

先生8

飲酒は妊娠を希望した時点でやめましょう。X線検査は月経直後から排卵日までの間に受けた方がベターですが、妊娠に気付かずに胸や歯のレントゲンをとっても問題はありません。風邪薬の多くも妊娠に気付かずに服用しても大丈夫です。排卵後から次の月経予定日までに服用した薬が体に影響するとすれば、妊娠そのものが成立しません。本人が「心配事を作りたくない」と思うなら、できるだけ服薬は控えるとよいでしょう。(清水先生)

【ブライダルチェックや検査について】

イラスト5

<Q9>避妊をやめる前に夫婦共に検査しておくことは?

「いざ避妊をやめる前にしておいた方がよい検査を教えてください」(さゆりさん)
「風疹の予防接種は子どもの頃に1回しただけです。妊娠を考える前にもう一度接種しておくべき?」(みくさん)
「男性も妊活前に検査が必要なの?」(エリさん)

風疹と性感染症は必ず検査を

先生9

男女共に行うべき検査は二つ。一つは、風疹の抗体検査。抗体がない場合は、予防接種を受けましょう。もう一つは、性感染症の検査です。性感染症があると流産しやすくなるなどさまざまな弊害があります。SEXのパートナー同士、ふたりとも調べることが大事。また女性は、子宮がん検診や卵巣などの超音波検査も行っておくと安心です。月経不順などがあれば、ホルモン検査も受けましょう。(清水先生)

<Q10>ブライダルチェックはどこで受けられる?

「ブライダルチェックは婦人科、産婦人科などどこに行けばできるの?」(こりんさん)
「ブライダルチェックと聞くけど、具体的にはどんな検査がある? 痛みはない?」(Haruさん)

婦人科でも産婦人科でも大丈夫

先生10

ブライダルチェックは、婦人科でも産婦人科でも行っています。子宮頸がん検査・超音波検査・おりものの検査は内診が必要ですので、人によってはわずかな痛みがあるかもしれませんが、通常は痛みもなく数秒で終わります。子宮体がんの検査は多少の痛みを伴います。血液で分かる感染症検査は、採血の痛みだけです。妊娠を考えているなら、一度受けてみるのがお勧めです。(清水先生)

【不妊について】

イラスト6

<Q11>どのくらい妊娠しなかったら不妊を疑うべき?

「避妊をやめてどのくらいの期間妊娠できなかったら不妊を疑う必要がありますか?」(kazuさん)
「避妊をやめて半年。不妊の検査っていつになったら行くべきですか?」(ゆいさん)
「現在20代後半ですが、30歳超えても子どもができない場合は検査に行くべきでしょうか?」(ましろさん)

避妊せず1年経過が不妊の目安

先生11

日本産科婦人科学会では、避妊せずに性行為を行って1年たっても妊娠しない場合に「不妊」と定義しています。35歳までは、定義通り約1年を目安にしてよいでしょう。35~39歳は半年過ぎても妊娠しなかったら、検査に行くことをお勧めします。40歳以上なら様子を見るのは3カ月。40歳を過ぎて妊娠を目指す場合は、すぐにでも不妊検査を受けておいた方がよいでしょう。(清水先生)

<Q12>年齢によって妊娠率はどのくらい下がる?

「 30過ぎると妊娠しにくいって本当ですか?」(ミニーさん)
「今不妊治療をしている人の割合は? 年齢が上がると増えるの?」(かずさん)

妊娠率は30代から徐々に低下

先生12

避妊をやめた場合、年齢を問わず1年間で約80%、2年間で90%の人が妊娠します。ただし生理周期1周期当たりの妊娠率は、30歳以下は25~30%、35歳で約10%、40歳で約5%、45歳で約1%と年齢とともに下がります。一般不妊治療を行っている人の総数は把握できませんが、不妊治療をしている人の中で体外受精を行う人の割合は、20代の10人に1人、30歳以上では4人に1人くらいです。(清水先生)

<Q13>不妊治療の検査っていくらくらいかかる?

「不妊治療の最初の検査っていくらくらいするのか気になっています。検査を受けてみたいけれど、金銭面で正直不安がありまだ行っていません」(えるさん)

症状によって保険を使えることも

先生13

まず何の検査をするかによって金額は異なってきます。子宮頸がん検査は通常検診ですので、自費。相場は大体5000円くらいです。超音波検査やホルモン検査は自費の病院もありますが、月経不順などの症状があるときは健康保険を使えることも。3割負担なら大体4000~5000円くらいになります。性感染症検査や子宮卵管造影検査は通常自費になります。料金は病院によって異なるので、問い合わせてみましょう。(清水先生)

From 編集部

ひとりで悩まず、必要なら受診を

妊娠は、ふたりの間のこと。ひとりでもんもんと思い悩まず、不安や心配事を彼と話し合って。避妊をやめる前にはふたりとも検査をして、赤ちゃんに影響がないよう環境を整えよう。体の不調や気になることがあるなら、専門の医療機関を受診してみて。

sannhujinnkai
Profile

清水なほみ先生 日本産科婦人科学会専門医
ポートサイド女性総合クリニック・ビバリータ院長

日本産科婦人科学会専門医。女性医療ネットワーク発起人・NPO法人ティーンズサポート理事長。横浜市にある「ポートサイド女性総合クリニック・ビバリータ」で院長を務める。結婚を控えた女性たちのさまざまな体の悩みに、現役医師の知識を生かして、分かりやすく回答。All About「女性の病気」ガイドへも寄稿している。

構成・文/稲垣幸子 イラスト/MASAMI USHIKUBO
※掲載されている情報は2018年8月時点のものです
※記事内のコメントは、2018年7月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバー108人が回答したアンケートおよび、103人が回答したマクロミル調査によるものです

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