ゲストが “モヤッ”……「手作り、こんな頼み方されると困ります」
ウエルカムアイテムの手作りやムービー制作を、友人・知人にお願いしようと思っている人はご注目! きちんと頼めば快く引き受けてもらえるのに、ひとつ間違えると相手をモヤッとさせてしまうことも。今回は、そんなモヤモヤポイントを探りつつ、頼む側も頼まれる側もHAPPYになれる「上手なお願いの仕方」に迫ってみました。
アンケート結果発表!
「新郎新婦から手作りを頼まれてモヤッとしたこと」
1位/式の1~2週間前など、ギリギリのタイミングで頼まれる(59.2%)
2位/お礼の言葉がない・感謝の気持ちが感じられない(57.3%)
3位/丸投げ・頼みっ放しでフォローしてくれない(28.2%)
4位/頼んでおきながら、あれこれ口を出してくる(27.2%)
※複数回答
それでは、みんながどんな場面でモヤッとしたのかを具体的にチェック!
【モヤッ例1】
手先、器用だよね。3日でお願いっ!(by花嫁)
え!? 材料探しもあるのに絶対ムリですけど~(by友人)
<私たちが体験した“モヤッ”>
「ムービー制作を頼まれたのは式の2週間前。慌てて作って渡した瞬間、遠慮ない追加注文が。結局そこから手直しする羽目になり、かなりモヤモヤしました」(27歳・女性)
「式の1週間前に頼まれて15分間のビデオを作りましたが、直前になって『プログラムの都合で10分に編集し直してほしい』と言われてがっくり……」(32歳・女性)
多くの人が「ギリギリのタイミングで頼まれること」にモヤッとしている。相手にだって都合があるし、どんなに手先が器用な人でも、十分な時間が確保できないとクオリティーにも不安が。最低でも1~2カ月前にお願いしたいもの。
モヤッとさせない
「リングピローは絶対○○さんに作って欲しくて」と、ご招待のタイミングでお願いを。さらにイメージしやすいよう、指輪の写真も送りました。(ちえさん)
絵の得意な友人に「似顔絵ウエルカムボード」の制作を依頼。負担にならないよう半年以上前に頼み、「時間のあるときに作ってね」と伝えておきました。(いぶきさん)
【モヤッ例2】
よかったぁ~。式に間に合った♪(by花嫁)
……というか、お礼の言葉が先なのでは? (by友人)
<私たちが体験した“モヤッ”>
「お礼が何もなし。お礼が欲しくて引き受けたわけではないけれど、友達のメッセージを集めたり映像を編集したり、かなり時間がかかったのになぁ~とモヤモヤ」(C.Fさん)
「式の数日前に、材料をそのまま渡されて作ったウエルカムドール。他ならぬ花嫁の頼みなので必死に頑張りましたが、特にお礼などはなく、ちょっと複雑な気分でした」(S.Nさん)
花嫁のためを思って頑張って作ったのに、感謝の気持ちが伝わってこないと「都合よく使われちゃったのかなぁ」とモヤモヤ。心を込めた「ありがとう」の言葉はもちろん、場合によっては手間暇に応じたお礼も必要に。せっかくの厚意を無にしないよう、「親しき仲にも礼儀あり!」を肝に銘じて。
モヤッとさせない
ウエルカムボードの制作を、元美術教師だった新郎の先輩に依頼。まず彼が打診した後、晩ご飯に誘って私からも改めてお願いを。その場で材料費とお礼を渡したかったのですが、受け取ってもらえなかったので式当日のお車代に上乗せして包んでおきました。(まめこさん)
友人にリングピローの手作りを依頼。スピーチもお願いしたので、それも併せて相応のお礼を包むことに。式当日はリングピローをウエルカムスペースに展示し、作ってくれた友人のことを司会者から紹介してもらいました。(星砂さん)
【モヤッ例3】
お任せっ! 何でもいいから作ってもらえる?(by花嫁)
そんな適当な……。それを考えるのが大変なのよ (by友人)
<私たちが体験した“モヤッ”>
「ウエルカムボードの制作を頼まれたものの、イメージを尋ねても、お任せするよ~のひと言だけ。仕方がないので会場の雰囲気を自分で調べて作りましたが、お礼も材料費も特になし。今思うとちょっとモヤモヤします」(A.Sさん)
「BGMの編集を依頼されましたが、任せたからということで、曲のリクエストはもちろん、流すタイミングや所要時間をどれだけ確認してもまさかの無回答! 忙しいのは分かるけど、投げっ放しはどうかと思った」(25歳・男性)
頼んだふたりがノータッチだと、作る人も「これでいいのかな?」と段々不安になってくる。せめて相談されたらすぐに応じるのが頼んだ側のマナーというもの。できれば時々連絡を入れ、「困ったことがあれば何でも言ってね」と気遣いのひと言を。
モヤッとさせない
ウエルカムスペースで流すスライドショーを友人に頼む際には、簡単な打ち合わせも一緒に。使用する写真とイメージを記したレジュメと共に、お礼の気持ちを込めたギフトも渡しました。(あやかさん)
数名の友人にウエディングツリーや結婚誓約書、ブーケトスに使う「キャンディーブーケ」などの製作を依頼。お茶や食事に誘い、目指す式の雰囲気やお願いしたいアイテムの内容などを具体的に伝えました。(まりさん)
【モヤッ例4】
なんか、イメージと違うんだよね……(by花嫁)
私のセンスに任せるって言ったじゃーん!(by友人)
<私たちが体験した“モヤッ”>
「フラワーショップに勤めていることもあり、花嫁から頼まれたブーケ制作。何度もアイデアを出してみたけど、結局最後まで納得してもらえなかった。じゃあ会場に頼めばいいのにと思った」(34歳・男性)
「ウエルカムボードを作ってほしいと頼まれましたが、あれこれ注文が多くてうんざり。私のセンスに任せるって言っていたのに!」(35歳・女性)
相手を信じて任せたことには口を出さないのが鉄則。頼んだまま放ったらかしにするのもNGだけど、次から次に注文を付けたり、渡されたものにダメ出しをされるとモヤモヤもピークに。場合によっては友情にヒビが入りかねないので気を付けて。
モヤッとさせない
知人にヘッドドレス、ネックレス、イヤリングの制作を依頼。あらかじめ予算とデザインのイメージを伝え、材料購入からお任せすることに。実費を渡すと共に、お礼としてお菓子も贈りました。(ゆかりさん)
5位以下には「お金絡み」のモヤモヤ多し!
その他、「手作りの材料費を渡してくれない」「労力に見合うお礼がない」など、5位以下にはお金絡みのモヤモヤコメントが目立ちました。一方、「友人の頼みなら快く引き受けたいのに“いくらで作ってくれる?”と言われて寂しかった」という声も。
手間をかけたことへのお礼はそれなりにしたいけど、そこにこだわり過ぎると「水くさいな」と微妙な気持ちになる人もいるので、相手とのお付き合いの度合いによって頼み方を変えることも必要。
From 編集部
相手の都合や気持ちを第一に!
いかがでしたか? ウエディングアイテムの手作りやムービー制作は、頼み方ひとつで前よりももっと仲良くなれることもあれば、逆に距離ができてしまうことも。頼まれる側の気持ちを考えながら上手にお願いし、お互い気持ちよく式当日を迎えてくださいね。
構成・文/南 慈子 イラスト/村澤綾香
※掲載されている情報は2018年7月時点のものです
※記事内のコメントは2018年6月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」メンバー75人が回答したアンケートおよび、全国の男女103人が回答したマクロミル調査によるものです
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