花嫁姿を写真に美しく残すための会場チェックポイント
立地、人数帯など、会場選びをする上で重視したいポイントはいろいろありますが、その中に「写真映え」も加えてみませんか? 実際に「写真映え」を意識して会場選びをした卒花も多数! どんな点に注意すれば「写真映え」が叶うか、卒花の皆さんのチェックポイントで特に多かったものをご紹介します。
Point1. 会場に光は十分にまわる?
⇒肌やドレスがキレイに見える!
特に多かったのが、こちら。撮影で照明を当てると肌のあらが薄らいでキレイに見えるように、光がまわる、明るい会場の中にいると、「肌がキレイに見える」という声が多数!
【卒花の支持があったのはこんな会場!】
□窓があり自然光がたっぷり差し込む会場
□花嫁ライトなど照明器具やライティングにこだわりがある会場
□床、壁、クロスなどの色が白を基調とした空間
私たちの写真映えポイント
天井にはシャンデリア、床は白い大理石で、全体的に真っ白な空間で幻想的。肌もドレスもキレイに写りました。また、メイン席の卓上にこちらに向かって女優ライトが設置されてあり、これも美肌を演出してくれたと思います。(s.sさん)
窓が大きく開放的で自然光がたっぷり入るので、顔写りもよい空間でした。さらに入場の際は、室内を明るくして逆光にならない工夫も。(lemon01さん)
白を基調とした会場なので、レフ版に囲まれてる感じ!(笑) たくさんのゲストが一緒でも、みんな明るく写っていてとても写真映えしていました。(佐藤あゆみさん)
ココまでチェックできるとベスト!
□パーティ会場に窓がある場合は、ふたりが長くいるメイン席に対してどの向きに窓があるか確認。サイドからの自然光がキレイだが、背景に窓があると逆光になるので、その場合は天井からのトップライトがあるとキレイに見える
□パーティ会場では窓がある場合でも、プログラムによってカーテンが閉まって暗くなる場合もあるので、特にフォトラウンドや写真を残したいタイミングの明るさを確認
□ライティングや照明器具の確認は、ブライダルフェアの演出体験や模擬挙式などでシーンを実際に見たり、実例写真を見せてもらったりするのもお勧め
Point.2 背景に絵になる内装や装飾はある?
⇒華やかな写真に仕上がる
結婚式だからこそ華やかさや上質感のある写真を残したいものですよね。背景がキレイだと、そこに立つ花嫁姿もひときわキレイに映えます。そして写真そのものの見栄えもアップ!
【卒花の支持があったのはこんな会場!】
□ステンドグラスがキレイなチャペル
□壁紙やじゅうたん、内装がシンプル過ぎず、華やか
□メイン席の背景に装飾やブラケット(壁面の照明)があるパーティ会場
□上質な調度品や絵画、装飾がある
□ガーデンや高層階からの街並みなど美しい景色が見える
私たちの写真映えポイント
ステンドグラスのきれいな教会を選びました。写真映えもすごかったです。(秋間めぐみさん)
深紅の壁で、貴婦人の肖像画などが飾ってあり、調度品もすてきで中世のヨーロッパのような雰囲気の待合室。そこでポーズをとる花嫁さんの写真に引かれて会場を選びました。(西川真由美さん)
壁も披露宴会場らしく華やかな雰囲気。装花などで飾らなくても、おしゃれな額が飾ってあったり、作りが繊細できれいだったり、結婚式らしい写真が撮れると思います。(星砂さん)
大きな日本庭園が窓から見える会場を選びました。屋外のような開放感とまるで絵のようなすてきな景色で写真写りも最高でした。(まぁさん)
ココまでチェックできるとベスト!
□挙式時間帯のステンドグラスからの光の差し込み具合なども確認しておくとベスト。太陽の光が差し込むとドレスにもステンドグラスの光が映し出されてきれいになる
□パーティ中はメイン席にいる際に写真を撮られるケースが多いので、会場選びでは特にメイン席の背景の装飾を見ておくのがお勧め
□シンボリックな景色を写したい場合は、その景色がキレイに見える時間帯を確認しておく
□窓の景色と人物を一緒に撮影したい場合、光の露出の調整が必要。正面からライトを当てると効果的なので、会場にライティングが可能か確認
Point.3 登場シーンを盛り上げる階段などの設備はある?
⇒ドラマチックな一枚に、スタイルアップ効果も期待
ゲストの注目を最も浴びるシーンといえば、新郎新婦の入場シーン。特に写真を撮られるシチュエーションでもあるため、一工夫あるとよりドラマチックな一枚に! 中でも人気は、下から写されることでスタイルアップ効果や、ドレスのデザインもわかりやすいという理由もプラスされて、階段やバルコニーなど高さのあるしつらえでした。
【卒花の支持があったのはこんな会場!】
□フラワーシャワーやブーケトスの舞台になる外階段
□建物のバルコニーやテラス
□パーティ会場内の階段
□ガーデンに向けて開くパーティ会場の扉
私たちの写真映えポイント
階段からの入場はスポットライトが当たって、いかにも結婚式という感じでいい写真になりました。(かなさん)
物語に出てくるような向かい合わせの階段が会場の中にあり、とても写真映えしました。(佐藤あゆみさん)
景色が見渡せるバルコニーがあり、ドレス姿でバルコニーに出て外の人に手を振っている写真が、とてもフォトジェニックでした。(りえさん)
ココまでチェックできるとベスト!
□階段など高い位置からの入場はスポットライトが届く範囲にあるかなども確認を
□すぐ手前にゲスト卓があると、近すぎてそのゲスト卓からは上の方でのシーンが見えにくくなるため、階段の前に十分なスペースがあるか確認
□螺旋階段や向かい合わせの階段の場合、手すりのデザインもチェック。演出は手すりで見えなくならない開けた部分で行う。また、手すりのデザインが気になる場合は装花などの装飾をプラスしても
□入場シーンや演出で実際に使用できるか確認
Point4. 撮影に十分な広さや奥行きがある?
⇒抜け感のある、雰囲気のいい写真が撮れる
高さ、広さのある空間だと、撮影する場所も遠くから、上からなどと多岐にわたり、スケール感のあるダイナミックな写真など、多彩な形で残すことができます。望遠レンズだとピンが浅く背景がぼけるため、余計なものが映らず奥行きが生まれ、空気感のある写真に。
【卒花の支持があったのはこんな会場!】
□等間隔に柱や照明が並ぶ回廊
□長いバージンロード
□広さだけでなく高さのある空間
□ガーデンまで一続きになった会場
私たちの写真映えポイント
長い廊下がとてもよかったです。まるで中世のヨーロッパのような高貴な雰囲気が演出できました。(りえさん)
会場が広かったので、遠目からも撮影してもらえて、幻想的な感じの写真になりました。(あかねさん)
吹き抜けのチャペルだったので、上からふかんの写真も撮影してもらえました。(Dさん)
ココまでチェックできるとベスト!
□パーティ会場の場合、人数帯とのバランスが重要。ぎゅうぎゅうだと抜け感が出ないので、会場の適正人数を確認
□チャペルや、パーティ会場の中で、どんな位置からどんなアングルの写真を撮ってもらえるのか確認するとベスト
□テーブルフォトの際は、すぐ後ろに壁がないように背景に空間があるような向きで撮影するように依頼しておく。難しい場合は、少し斜めからだと背景に空間が生まれる
Point.5 ドレスの映える濃い色の背景はある?
⇒ドレスの模様やデザインが映えて、重厚感のある写真に
特にチャペル選びの際のポイントとして目立ったのがこちら。ウエディングドレスにこだわりがある人は、写真でもしっかりとレース模様や質感、デザインが伝わるように、ドレスと同化しない背景の色を選んでいるようでした。濃いめの色だと、上質感も演出できます。
【卒花の支持があったのはこんな会場!】
□バージンロードの色が深紅や濃いブルーなどチャペル
□内装が濃い色の挙式・パーティ会場
私たちの写真映えポイント
バージンロードの青いじゅうたんに長いトレーンや模様が映えて、後ろ姿もきれいに撮れました。(ariaさん)
チャペルがブラウンを基調とした内装だったので、白いウエディングドレスがとても映えてよかったです。(ももこさん)
広い会場にゴールド調のクロスやカーテンがあしらわれていて、衣裳が映えました。(ふみかさん)
ココまでチェックできるとベスト!
□バージンロードの色は宗派による違いや、込められている意味があるので、気になる場合は確認を
□バージンロードの場合、色と共にドレスを広げられる十分な幅や長さがあるかどうか確認
□新郎新婦はメイン席に滞在する時間が長いので、内装の色を気にする場合はメイン席の背景を優先的にチェックするのがお勧め
プロフォトグラファーのアドバイス
ゼクシィ本誌の「What a wonderful wedding!」をはじめ、25年以上にわたって日本の結婚式を多数撮影してきた、フォトグラファー清水知成さんに、写真映えする結婚式会場のポイントを聞いてみました。
「写真映えする空間選びで大切なのは、卒花の皆さんの声にも上がっていた、『光』、そして『十分な空間』です。
しっかりと光が当たると、肌の粗がとんでキレイに見えるだけでなく、白いウエディングドレスにも陰影が生まれて質感も写し出せます。
また、絵画でも遠近法を使った絵がよりドラマチックであるように、いい写真も奥行きが重要。奥行きがあると、光のグラデーションが生まれ、空気感まで伝わる写真に。そこにふたりらしい雰囲気が演出されます。」
From 編集部
写真映えする花嫁への道は、会場選びから始まっています
一生の思い出となる結婚式だからこそ、やっぱり写真映えは重要ですよね。ドレス選びやエステ、会場装飾も重要ですが、会場選びの段階で「写真映え」を意識することで、写真のクオリティーもそこに写る花嫁姿の美しさも、きっと数段レベルアップしているはずです!
構成・文/小松七恵 イラスト/南 夏希 監修/清水知成
※掲載されている情報は2018年7月時点のものです
※記事内のデータならびにコメントは2018年5月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」メンバー83人が回答したものです。
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