ゲスト206人+先輩花嫁に聞いた、「素直に◯と書けない挙式日」とその対策
会場見学に行ったら、早速結婚式の日取りを尋ねられてドキッ。家族の都合やふたりの希望に合わせて、決めちゃっていいのかな? なんて考え中の花嫁さん、ちょっと待った。実はゲストが素直に「〇」と書けない日があるらしいんです。それは一体どんな日なのか?! ゲスト206人と先輩花嫁に聞いてみました。
先輩花嫁も経験!「〇」だと思ったけど「△」だった><挙式日
花嫁VOICE
前後が休みならゆっくりできるし喜んでもらえるかなと、3連休の中日に。でも、旅行に行く人や連休ならではの予定を入れる人が多いことをインターネットで知り、結果日程を変更することに(真由美さん)
地元ゲストが多い結婚式だったので、みんなが旅行などから戻ってくる翌日、ゴールデンウィークの最終日に。でも、遠方の友人数名からは「日帰りできず、翌日休みが取れない」という理由で欠席の返事が……(ミクさん)
ヒマワリのブーケを持ちたかったので、夏の結婚式に。親や祖父母にも相談して仏滅以外を選んだのですが、「留め袖は暑すぎる」と言われたり、大学生の弟のテスト期間と重なりそうでヒヤヒヤしました(もずくさん)
ゲストを招待した後に「欠席」の返事が多く、「この日取りは△だった」とわかった花嫁のほか、会場本契約の前後に「△かも」と気付いて変更した花嫁も。具体的にどんな日取りがなぜ「△」なのか、ゲストの声から探っていきましょう。
旅行やレジャーの予定と重なりやすい
<大型連休や連休中日>
地元ゲストからは「連休中日に結婚式が入ると、前後に旅行などプライベートな予定が入れられない」という△の声が。遠方ゲストからは賛否両論。「旅行がてらゆとりを持って参加できる」というメリットがある一方で、宿泊費や交通費が割高な時期というのも気になるよう。
ゲスト’s VOICE
連休中日の結婚式に招待されましたが、行楽シーズンと重なり、宿が取りにくいし、取れても割高。とはいえ、おめでたいことでうれしいので、早い段階で日程を教えてもらえるとありがたいです(33歳・男性)
ゴールデンウィークのど真ん中の結婚式。一年で一番長く、貴重な連休が取れる機会だったので、旅行の予定を入れてしまいました。ギリギリではなく早めに相談してもらえたら、調整できたのに残念……(32歳・女性)
翌朝から仕事などが気になる
<翌日が平日の休日>
結婚式で盛り上がったのはいいけれど、疲れを引きずったまま翌日から仕事に突入するのはつらい。せっかくの楽しい式なのに翌日が気になって……△という声が。特に翌日が平日の休日の遅い時間から始まる披露宴、二次会は負担だと思うことが多いよう。遠方からの場合、交通事情により翌日休む必要が出てきてしまうからなどの理由も。
ゲスト’s VOICE
平日は早朝から仕事。日曜や連休最終日で夜までかかる結婚式は、翌日が気になって……。早めに挙式日を教えてもらえれば、翌日を休みにして思いきり楽しめます(23歳・女性)
連休最終日の結婚式。どうしても翌日が気になってしまって、好きなお酒をガッツリ飲むのはやめ、ほどほどにしておきました(27歳・男性)
仕事が忙しく休みにくい
<仕事の異動&繁忙時期>
結婚式が仕事の繁忙期に重なると困るという声も。特に3月下旬~4月上旬、9月下旬~10月上旬は、一般的な会社の年度末や異動などの時期で、社会人はバタバタしがち。休みが取れるか直前までわからないからちょっと悩ましいという人も。
ゲスト’s VOICE
部署異動すぐの4月初めの結婚式への招待。まだ異動先の仕事に慣れておらず、式に行ける余裕がなくやむなく欠席……。残念でした(22歳・男性)
9~10月は仕事の繁忙期。土曜出勤も多く、有休が取れるか直前までわからず……。それでも早めに連絡をもらえると助かります(24歳・女性)
結婚式に招待されたのが3月で、新入社員研修がある日。休むと仕事内容がわからなくなってしまうので、残念だけど欠席に。年度替わりの忙しい時期は避けてもらえるとありがたかった(22歳・男性)
帰省や家族との時間を優先したい
<お盆、年末年始、学校行事時期>
まとまった休みが取りやすいお盆や年末年始は、プライベートな予定を優先したいと考えている人が多いよう。帰省などで遠出する人もいれば、イベントなどに出掛ける機会も多い時季なので注意が必要。また子どもを持つ人からは春先や秋など、入学式や卒業式、運動会など学校行事と重なる時期はちょっと……という声も。
ゲスト’s VOICE
年末年始は家族と過ごしたいし忘年会や新年会の予定も多く、間近の結婚式に招待されたときは、スケジュール調整が大変でした。早めの招待だったらありがたかった(29歳・男性)
お盆の時季は帰省するのが毎年の習慣。その時季の結婚式はできれば避けたいところです。実家近くの結婚式なら逆に歓迎。事前に聞いてもらえるとうれしいです(29歳・女性)
3月、4月。上の子の小学校入学準備と入学式、下の子の幼稚園入園準備と入園式でかなりの出費と忙しさだったので、正直他の月にしてほしかった(26歳・女性)
暑い寒いジメジメが気になる
<真夏、真冬、梅雨など気候の厳しい時季>
真夏や真冬の結婚式は「暑い」「寒い」などといった我慢をゲストにさせてしまいがち。特に屋外での演出は、他の時季以上に気配りがあればという意見が。雨の中での移動、湿度の高い中での準備となる梅雨も、できれば避けたいという声が女性ゲストを中心に上がりました。
ゲスト’s VOICE
真夏の暑い季節の結婚式。スーツにネクタイを締めて出掛けましたが汗だくに。結婚式自体は夏をテーマに工夫されていて、楽しめました(33歳・男性)
真冬の時季にガーデンテラスで立ちっぱなしのウエルカム演出が。女性はちょっと寒そうでした(28歳・男性)
梅雨の時季の結婚式。雨が降るとセットした髪が乱れてしまうのと、足元が悪いのも大変。結婚式はずっと室内だったので雨でも快適でした(27歳・女性)
こうして「○」な日程に!
ゲストが気持ちよく参列できる日程の決め方
ゲストが素直に「〇」と書けない日程とその理由を探ってみたが、実は新郎新婦のちょっとした心配りで「◎」になるという声も多数。ぜひ参考に!
1.日程は早めに連絡を
ゲストの声でもっとも多かったのが「早めに連絡をもらえたら調整は可能」という意見。なかには、「秋ごろなどざっくりした予定でも」という声も。早めに連絡するほど、結婚式への出席を前提にゲストも予定を調整しやすい。また遠方ゲストも交通機関や宿泊の予約が取りやすく、割安になる場合もあるなどの利点も。日程の事前お知らせをする「SAVE THE DATE」カードも早めのお知らせにひと役買ってくれそう。
2.絶対に参列してほしいゲストの予定は事前に確認を
居住地から会場への距離や仕事、予定など、ゲストによって都合のいい日はさまざま。全員の希望に合う日程を選ぶのはなかなか難しい。だから、家族はもちろん、どうしても来てほしいゲストの予定は早めに確認し、日程決めの参考に。
3.ゲストの顔ぶれに合わせた日時を
宿泊が必要な遠方ゲストが多いのか、地元ゲストが多いのか、会社関係者が多いのかなどによっても日程選びは変わってくる。朝早め、午後遅めなど開始時間も重要。ゲストの顔ぶれに合わせ、なるべく負担の掛からない日時を考えたい。
From 編集部
ゲストを思う気持ちが伝わる。日程選びも“お も て な し”に!
「ゲストが素直に“〇”と書けない日程が!?」とまことしやかに花嫁間で語られる「うわさ」は、どうやら本当のようでした。でも、事前の心配りで「この日ならぜひ参列したい!」と思ってもらうことは可能。ゲストの喜ぶ顔を思い浮かべながら、おもてなしになるような日程を考えてみて♪
取材・文/笠原恭子 イラスト/高篠裕子 構成/松隈草子(編集部)
※記事内のコメントは2018年5月に「Raico」会員139人、「マクロミル」会員206人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2018年7月時点のものです
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