【婚礼料理】卒花が最もこだわった「一品入魂」メニューは?
結婚式ではしっかりもてなしたいし、中でも料理は最もこだわりたいことの一つですよね。予算もあるし、コース一つ一つにこだわるのは難しいもの。でも、「おいしい!」「スゴイ!」という感動を引き出すメニューが一品あれば、ゲストの満足度もアップ! 卒花の例を参考に、とっておきの一品を考えてみてください。
卒花の「一品入魂」メニューはコレだ!
「コースの中で特にこだわったメニューは何ですか?」
1位 デザート 64名
2位 肉料理 62名
3位 前菜 31名
4位 魚料理 26名
5位 スープ 15名
(※回答数/195名、複数回答)
前菜からデザートまでのコースの中で特にどのメニューに力を入れたのかを聞きました。
卒花の皆さんが特にこだわったと答えたメニューは上記の通り。
デザートはデザートビュッフェにしたという声が多く、メインとなる肉料理は、「ゲストも楽しみにしているから」という理由で、肉質にこだわってランクアップしたという声が多くを占めています。3位にランクインした前菜ではコースのスタートとして期待感を高めるため、見た目の華やかさやインパクトを意識しているようでした。
卒花はこんなふうに「入魂」!
ただお金をかけるだけでなく、こだわり方はさまざま。そこで、卒花の皆さんがどんなふうに「入魂」したのか、そのポイントを聞きました。
第1位 「お金をかけてランクアップした」
最も多かったのは、やはりランクアップ。例えば「国産牛」を「●●産和牛」にしてプラス1000円など、コース全体のランクを上げるのではなく、基本コースのメニューを会場が用意しているオプションから選んで、コースをアレンジするような例です。
卒花の一品入魂メニューはコレ!
温前菜のフォアグラずしが会場の有名な料理だったので、ランクアップしてコースに入れました。(mikanさん)
和婚でウエディングケーキ入刀をしなかったというのもあり、お金をプラスしてデザートビュッフェにしました。華やかになったし、満足しています。(ariaさん)
ランクアップする際のポイント
□メニューの中でゲストの期待値の高いもの(今回の調査でも上位だった、メイン料理やデザート)で取り入れると、満足度がアップ
□会場で一押しの看板メニューがあれば、優先的に取り入れてみるのも手
□ブライダルフェアや試食会に参加して、通常コースとランクアップメニューを試し、内容や味わい、ボリュームなどを確認する
第2位「食材にこだわった」
食材へのこだわりとして多かったのは、「地産地消」に見られる安全性や栄養、食文化を意識したものや、「ふたりの地元」「実家で育てた」など、ふたりの結婚式ならではの『特別感」を提供するといった傾向が見られました。
卒花の一品入魂メニューはコレ!
彼の祖父が野菜農家なので、育てたジャガイモを持ち込んで、スープの食材として使用してもらいました。(R.Kさん)
コースの締めに出したお茶漬けに、彼の出身県の特産である福井梅を使っていただきました。(みーちゃんさん)
食材にこだわる際のポイント
□特に取り入れたい食材や持ち込みたい食材がある場合は、会場決定前に可能かどうかを確認する
□ただ提供するだけでなく、メニュー名に食材を入れて、メニュー表や司会者のアナウンスなどで、ゲストに伝えると特別感を表現できる
第3位「品数を増やしたりボリュームアップした」
ゲストがおなかいっぱいになって満足してもらえるようにというのが、主な理由のようです。中でも、「おすし」「お茶漬け」「おそば」などの、ごはんものが多いのが特徴。地元の風習としてお祝いの席で出されていたというメニューを追加したという声もありました。
卒花の一品入魂メニューはコレ!
シェフによる生ハムカットやおすし、ピンチョスなどのビュッフェを追加しました。(29歳/女性)
コースにはなかったのですが、年配のゲストも多かったので、皆さんに満足してもらいたいと思い、お茶漬けを追加して品数を増やしました。(30歳/女性)
品数&ボリュームをアップする際のポイント
□若い男性が多いのか、年配ゲストもいるのか、ゲストの顔ぶれを考えて取り入れるメニューやボリュームを吟味
□品数を増やす場合、郷土料理などを取り入れるケースが多い。その際には事前に両家の親にも意見を聞いておくと安心
第4位「オリジナルメニューを取り入れた」
実家の定番メニューやふたりの思い出のメニュー、物語性のあるメニューを取り入れてふたりらしさを演出した人も。また、シェフと相談して、ふたりオリジナルのメニューを作った人もいます。
卒花の一品入魂メニューはコレ!
私がサツマイモが好きで、ゲストにも知られていたので、スープをメニューにはなかったサツマイモのポタージュにしてもらいました。(28歳/女性)
ふたりが出会った伊豆諸島の八丈島で食べた「島寿司」をシェフに再現してもらい、コースの締めに提供。お米は私の祖父が育てたものを使用し、司会者さんからゲストへ紹介もしてもらいました。(あんびさん)
オリジナルメニューを取り入れる際のポイント
□オリジナルメニューの提供が可能かどうか、会場決定前に確認しておく。会場によっては、シェフと直接話して一からメニューを作れる所もあるので、相談をしてみるのも手
□思い出の味やゆかりのメニューなどをオーダーする場合は、そのレシピや食材を用意できるか確認しておく
第5位「盛り付けや提供の仕方に一工夫した」
盛り付けに一工夫してあったり、オープンキッチンでのフランベや、シェフの切り分けサーブなど、料理にアトラクション性を加えるような例がこれ。ゲストに舌だけでなく五感で楽しんでもらうことでインパクトも十分です。
卒花の一品入魂メニューはコレ!
京都での結婚式だったので、土地柄に合うように、一口サイズの料理数種類を扇形の器に少しずつのせて、品よく盛り付けてもらいました。(29歳/女性)
ゲスト一人一人の目の前で、スープを注ぐ演出をしてもらいました。(増田円佳さん)
盛り付けや提供の仕方を工夫する際のポイント
□会場それぞれの盛り付けのこだわりや、提供の仕方、特別な設備があるかを、ブライダルフェアの模擬披露宴や試食会で確認しておく
□デザートビュッフェをふたりがサーブするなど、料理提供を演出の一つとしてゲストとふれあうきっかけにする例も。演出とのからめ方などはプランナーに相談して
From 編集部
ゲストの満足を引き出すのは「おいしさ」と「特別感」
料理はゲストをもてなすものだけに、こだわるなら大事にしたいのはゲストが「招かれてよかった」という満足感。「おいしい」という感動はもちろんですが、自分たちのためにふたりが選んでくれたんだという特別感を味わってもらうことも大切。ぜひ一人一人の顔を思い浮かべながら考えてみてくださいね。
構成・文/小松七恵 イラスト/湯浅 望
※掲載されている情報は2018年2月時点のものです
※記事内のデータならびにコメントは2017年12月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」メンバー93人と過去2年以内に挙式・披露宴をした20~49歳の女性100人が回答した2017年12月実施のマクロミル調査によるものです。
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