スピード婚の私たちが、式準備で直面した「壁」
結婚準備が始まったら「彼とぶつかってばかり」という声も。付き合いの長いカップルでもそうなのだから、短いカップルはなおのこと? そこで、交際1年以内に結婚式をした「スピード婚」の花嫁にアンケートを実施。どんな壁に直面し、どう乗り越えたのか、参考にして!
予想外!「金銭感覚の壁」がこんなに厚いとは!
【交際5カ月でプロポーズ】ともあいさんのケース
ともあいさんが直面したのは、両家の「金銭感覚の違い」という厚い壁。
「彼側は、親が結婚資金を援助するのが当然という感覚で、その分、親の希望する挙式をしてほしいという考え。一方、私の親は、新郎新婦が自分たちのお金でできる範囲で、親族の旅費などすべて新郎新婦が負担すべきという考えでした」。
話し合いは平行線をたどり、「もう結婚式はしたくないと思うこともありました」が、最終的には、彼の姉の出産を理由に、地元で結婚式をすることに。「それがなかったら、もっといろいろともめていたかもしれません」。
ともあいさんのアドバイス
結婚準備での衝突を避けるには、新郎新婦が早めに意見を統一しておくことが大事。また、家族関係や地域柄での風習、親族の価値観や慣わし、金銭感覚、将来像など、重くて避けたい話ほど早めにするべき。後で知ると引き下がれなくなりますよ。
でも大変なことばかりではなく、いつも新鮮な気持ちでいられるのもスピード婚の良いところだと思うので、楽しんで準備してほしいと思います!(ともあいさん)
知らなかった!「好みの壁」がこんなに硬いとは!
【交際5カ月でプロポーズ】すちさんのケース
すちさんが直面したのは、ふたりの「好みの違い」という硬い壁。
「会場見学で意見が真っ二つ。私はステンドグラスやレッドカーペットなどがあるクラシックで荘厳な雰囲気のチャペルが希望でしたが、彼は王道の結婚式場が気に入らなかったよう。さらに、記念日などに再訪できる、一般向けのレストランが併設された会場を希望していましたが、私はチャペルが小さいのが気に入らなくて」。
それまで意見がぶつかることはほとんどなかったので、ショックでマリッジブルーになりかけたすちさん。でも「いろいろ悩んだ末、自分の意見を曲げて相手に合わせることを学びました」。
すちさんのアドバイス
結婚式の会場にも我を通そうとする彼と、今後うまくやっていけるのかと不安になりましたが、それは彼にとっても同じこと。彼にも譲れない部分はあるんだなと考え直し、会場については私が妥協しました。
意見や好みが違う他人同士が一緒になるので、意見が分かれることも多いはず。でも相手を尊重し、譲り合う心を忘れずにいることで、乗り越えられると思います。(すちさん)
急な「環境変化の壁」がこんなに高いとは!
【交際1カ月半でプロポーズ】Bloomingさんのケース
結婚を機に、地方から都市部に移り住むことになったBloomingさんが直面したのは、急な「環境の変化」という高い壁。
「マイカー生活から満員電車生活へという急激な変化に耐えられなくなり、心労でダウンしてしまいました。地方暮らしに戻りたい、愛着のあるマイカーでの生活がしたいと、ついには婚約破棄を申し出てしまいました」。
すると「俺が守るから!」と仕事を休んで寄り添ってくれた彼。そんな姿を見て、Bloomingさんはある本のことを思い出したそう。その本には、置かれた状況の中で「咲く」努力を、ということが書かれてありました。「ひどいことを言ってごめんなさい。もっと前向きになって、ここでの生活を楽しみます、と涙を流して謝りました」。
Bloomingさんアドバイス
スピード婚では、続々と出てくる変化や事実に戸惑うこともあると思います。でも、スピード婚ならではのスピード感を生かして、「直感」を信じて進んでみては。直感というのは侮れないもの。素晴らしいパワーがあるので、決断に自信を持って進んでほしいです。(Bloomingさん)
From 編集部
付き合いの長さに関係なく「歩み寄り」が大切!
結婚準備の道のりには、ところどころに「壁」が存在するもの。お互いのことを知る期間が長い・短いは関係ない! 歩み寄り・譲り合いの気持ちを忘れなければ、その壁はきっとふたりで乗り越えられるはず。先輩たちのアドバイスを胸に、自信を持って前進しよう!
構成・取材・文/前川ミチコ イラスト/平松昭子
※掲載されている情報は2018年2月時点のものです
※記事内のコメントは2017年12月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」メンバー90人が回答したアンケートによるものです
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