打ち合わせをサクサク進めるために「知っておきたい3つの掟」
いよいよプランナーさんとの打ち合わせ開始。でも「あれ? なんだか思うように話が進まない……?」なんて場合も。そこで、1回ごとの打ち合わせを順調に進めるための掟を、ベテランプランナーさんに教えていただきました。
教えてくれたのはこの方
ホテルメトロポリタン
ウエディングコーディネーター
岡田直子さん
年間50組以上のカップルの結婚式に携わる、キャリア12年のベテランプランナー。それぞれのカップルの要望や希望に寄り添った提案を心がけている、頼れる存在。
その1:ふたりの「意見を一致」させてから打ち合わせに臨むべし!
うまくいかない打ち合わせでよくあるのは「あの人も呼びたい」「やっぱり人数減らします」「親がこの人も呼ぶように言いだして……」のように、招待ゲストが二転三転し、なかなかその先へ進めず準備が停滞するパターン。
会場決定後の打ち合わせは、実は最初が肝心。なぜなら、ゲストへの招待状の作成・印刷・宛名書き・発送を1日も早く行う必要があるから。つまり、招待するゲストの顔ぶれや人数が決定しているかどうかが、とても重要になってくる。
また、結婚式のテーマや方向性、やりたい演出や予算についての考え方も、ふたりの間で話し合って意見を一致させておくこと。打ち合わせの場でふたりが言い合いに発展……なんてことは極力避けるように!
<岡田さんからのアドバイス>
招待者の決定は第一段階で迎える山場と言えます。親御さんの意向も確認した上で、おふたりの意見を擦り合わせておいていただけると、打ち合わせもスムーズに進みます。
その2:ふたりの「やりたいことを伝える」努力をすべし!
「人とは違うことがやりたい」という思いだけがふくらんでいる場合、いろいろ提案を受けても「そうじゃなくて……」となりがち。希望内容が漠然としすぎていると、ふたりがやりたいことに辿り着くまで相当時間がかかることに。
この原因は、ふたりのやりたいことがプランナーさんにうまく伝わらないこと。
そんな状況を避けるためにも、自分たちなりに情報収集をしたり、できるだけイメージを伝える資料を用意するなど、伝える努力を忘れずに!
<岡田さんからのアドバイス>
言葉で説明するのが難しい場合は、画像や切り抜きなどイメージするものに近い資料を見せていただけると、おふたりの理想像が見つけやすくなります。特に装花やヘアメイクは、そのような資料があると安心ですね。
その3:宿題はプランナーさんとの約束!「期日を しっかり守ろう」
プランナーさんとの打ち合わせでは、ゲスト人数の確定、ふたりのプロフィール作成、BGMの選定など、「次回までにこれを決めてきてください」という宿題がつきもの。それが守られないと進む話も進まない…という状況に。
これをしっかり守って期限までに提出できるかどうかも、打ち合わせを順調に進める上では欠かせないこと。
プランナーさん側は、前回の宿題が守られることを前提に、次回の打ち合わせ内容を組み立てていくので、約束を守る、期限を守ることはプランナーさんとの信頼関係を築く上でも大切なことだと考えよう。
<岡田さんからのアドバイス>
お互いにお仕事が忙しく、なかなか話し合う時間が持てない方たちも少なくありません。そんなときは、打ち合わせの前日にお互いの進捗を必ず確認するなど、何かしらのルールを決めておくのも良いと思いますよ。
From 編集部
プランナーさんは強い味方だけど、頼り切らず伝える努力も!
プランナーさんに頼り切るのではなく、まずは「これがしたい、こうしたい!」という思いを明確に伝えることがポイント。そしてもう一つ、プランナーさんとの関係性作りは、最初の電話応対から始まっている。初対面の前から「このふたり大丈夫?!」と不安にさせてしまうことがないように、丁寧な言葉遣いや真摯な対応を心がけて!
構成・文/田中英代 イラスト/本田佳世
取材協力/ホテルメトロポリタン TEL:03-3980-7672(ウエディングサロン)
※この記事の情報は2017年10月時点のものです
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