フラワーシャワー以外も♪結婚式&挙式でしたい!ウエディングシャワー演出
結婚式で定番かつ人気の演出といえばフラワーシャワーですが、最近ではペーパーシャワーやスターシャワーなどフラワー以外の素材を使用したシャワー演出も増え、バリエーションがとっても豊富!そこで今回は、シャワー演出が持つそもそもの意味から準備の仕方に加えて、さまざまなシャワー演出のアイデアをご紹介。ふたりの結婚式のイメージや希望、コンセプトに合わせて、お気に入りのシャワー演出を探してみてください♪
そもそものフラワーシャワーの意味や由来は?
フラワーシャワーの始まりは、なんと古代ローマ時代!当時はフラワーシャワーではなく、カップルの豊かな未来を願って豊かさを象徴する「小麦」を投げることから始まったといわれています。それから少しずつキリスト教式が主流となり、バージンロードを歩く時やチャペルの外に出てゲストにあいさつする際に香りによってその場を清め、悪魔や災難からふたりを守って未来の幸せを願う「フラワー」を使ったシャワーに変化していったといわれています。
見た目にも華やかなシャワー演出ですが、シャワーの定番「フラワー」には、しっかりとした意味が込められていることを知っておくのもいいですね。
【人気のシャワー演出実例】
まずは定番!生花や造花のフラワーシャワー
生花を使ったフラワーシャワー
まず紹介するのは定番かつ根強い人気のフラワーシャワー!花材によって雰囲気を変えることができるので、ふたりの式のテーマや季節によって花を選べるのも楽しいポイント。また香りでその場を清めるという意味を持つことから、香りが強めの花を選び、匂いの演出を楽しむというのもおすすめです。
このシャワーを選んだ理由
フラワーシャワーを行うのが夢でした。チャペルを出ると屋外ガーデンになっていたので、フラワーシャワーを行うにもぴったりのシチュエーション!式当日は全方向から花びらの祝福を受けたひとときが本当に幸せで、式が終わった安堵(あんど)も加わり、温かさと嬉しい気持ちで胸がいっぱいになりました。(河野佐知子さん)
造花を使ったフラワーシャワー
生花に比べると、リーズナブルな価格にできることが魅力の造花シャワー。また、生花ではなかなか手配できない色みの花びらを準備することができるので、ふたりの式のテーマカラーに合わせて自由に色を選択できるのも大きな魅力です!
このシャワーを選んだ理由
リーズナブルに写真映えするフラワーシャワーをやりたいと思ったので、フェザー入りでパステルカラーのフェイクフラワーを準備しました。また手作りしたフラワーコーンは、韓国風のおしゃれなデザインを意識。写真を見返すと、生花にはあまりない色の花びらで、ドレスや髪についている姿も可愛く記録に残すことができました。(みさりんさん)
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人気上昇ペーパーシャワー(コンフェッティ、ハート、紙風船、星、折り紙)
ゴールデンコンフェッティシャワー
コンフェッティシャワーの定番かつ人気の色といえば、「ゴールド」や「シルバー」などのキラキラ輝く華やかな色。とにかく輝きを重視したいという方におすすめの色みです。
このシャワーを選んだ理由
先輩花嫁たちの実例を見て、キラキラしているのがとっても素敵だなと思って手作りしました。また、ナイトウエディングだったのでキラキラしたイメージにもぴったりだと思ったのもコンフェッティを選んだ理由の一つです。半分は四角にしてふわふわ舞うようにDIY、もう半分はお星さまにして、式のテーマにも合わせつつ可愛らしくなるように工夫しました。(五十嵐あかねさん)
カラフルコンフェッティシャワー
コンフェッティとは、婚礼やパレード、カーニバルなどで投げ合ったりする、細かく切った色紙のこと。キラキラと輝くメタリック素材のコンフェッティが人気で、見た目もとっても華やかです。かたちもスターシャワーや丸、四角など異なるものをミックスすることで、よりにぎやかでパーティ気分が高まる演出に。
このシャワーを選んだ理由
結婚の喜びや幸せな気持ちを表現できると思ったのと、おしゃれでポップ、かつ可愛い写真が撮影できると思ったのでコンフェッティを選びました。SNS等で見かけるコンフェッティは金や白など1色のものがほとんどでしたが、カラフルなものが理想だったので、数種類の色を購入して交ぜたのがこだわり。かたちも、丸、正方形、長方形、ハートなどいろいろミックスし、華やかに仕上がったのがお気に入りです。(yomiさん)
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ハート形ペーパーシャワー
「紙吹雪」という言葉があるように、宙で粉雪のように舞うペーパー素材は、シャワー演出にもぴったり!ポップさと紙の持つ温かみを同時に持ち合わせ、その場が和やかな雰囲気に包まれるはず。こちらは丸っこいかたちが可愛いハートのペーパーシャワー。異なるリボン素材をミックスしていることで、空中での舞い方に動きが出るのもポイント。
このシャワーを選んだ理由
フラワーシャワーより個性が出るのと、手作りの温かみが出るかなと思い、ペーパーシャワーを実施。シャワー素材は、家族や彼にも協力してもらって手作りしました。リボンとハートでかたどり、いろんな色を交ぜたので、カラフルでにぎやかに仕上がったのがお気に入りです。参列者からは、カラフルで可愛らしくきれいだったという声を頂きました。(ジャスミンさん)
紙風船シャワー
ペーパーシャワーは、和婚との相性も抜群!特に、縁起の良い鶴を取り入れるのが人気。また鶴にプラスして別のモチーフのアイテムを加えることで、雰囲気を大きく変えることができるのも魅力。こちらの実例は、ポンポンと宙に舞う紙風船をポイントとして取り入れたもの。退場時の雰囲気がぐっと盛り上がる、華やかなアクセントに。
このシャワーを選んだ理由
結婚式場が京都だったので、和の要素を取り入れることを意識。鶴は夫婦仲が良く一生連れ添うといわれているので、縁起物としても良かったと思います。紙風船を取り入れたのは遊び心で。数人のゲストに配り、膨らますところから楽しんでいただきました。折り鶴はフリマサイトですでに折られたものを購入して制作時間を短縮。紙風船も同じくフリマサイトで購入し、かかった費用は合計で1500円くらいです。(福山理紗さん)
スターシャワー
スターシャワーは、何といってもその可愛くておしゃれな見た目が魅力。光沢のある紙を使用することで「星空」の雰囲気をより演出することができます。無数のスターシャワーがキラキラと宙に舞う様子は、何ともロマンチック!
このシャワーを選んだ理由
婚姻届を提出した日が七夕だったので、式全体に星をちりばめたいと思いスターシャワーを実施。軽くてひらひら舞うような素材にしたのがこだわり。「スターシャワーは初めて見た!可愛い!」と言って、写真に残してくれる友人が多かったです。シャワーは全て手作り。星形のパンチを購入して、約3日間集中的に取り組みました。かかった費用は合計1500円程度。(@mk_wd77さん)
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折り鶴と折り紙風船の和風ペーパーシャワー
人気の折り鶴シャワーに、折り紙風船とリボンの水引をプラスしたアレンジがこちら。コロコロとしたかたちと小ぶりなサイズが可愛い風船と、異素材を使用した水引きの組み合わせは、見た目にもにぎやかでお祝いムードもたっぷり!
このシャワーを選んだ理由
和婚なので、演出にも和の要素を取り入れたいと思いました。折り鶴だけでは物足りないと思ったので、風船と水引も追加。風船でボリュームが出たのと、水引で和っぽさもアップ。ゲストからは「和装に折り鶴が映えてきれいだった、地面に落ちたところも素敵だった」と言ってもらえました。費用は折り紙約700枚、水引約300本購入し、合計7000円程度。たくさんの方に協力してもらい、2カ月で完成しました。(ちいさん)
注目の変わり種シャワー(リーフ、クラッカー、バブル、リボン、シェル)
リーフシャワー
近年じわじわと支持を集めているのがリーフシャワー。ナチュラル系のウエディングやグリーンリゾートでの式を希望しているカップルに特におすすめです。花と一緒で素材の選択肢もさまざまですが、香りも同時に楽しみたいという場合にはユーカリなどのハーブ系の葉を選ぶといいでしょう。
このシャワーを選んだ理由
結婚式のテーマ「ナチュラルウエディング」と、会場の雰囲気に合わせてリーフシャワーを実施しました。オリーブの葉には 「平和」「安らぎ」という意味の花言葉があるので、ふたりの未来への願いも込めて選択。ランダムにゴールドに塗った葉も交ぜたので、シンプルな中に華やかな要素もプラス。ゲストからも素敵!という声を頂けました!(Aさん)
ビッグクラッカー
写真映えを重視するカップルにおすすめなのが、ビッグクラッカーを用いたシャワー演出。クラッカーのひもを引いた瞬間に鳴る「パーン」という音でお祝いムードも高まりますし、何よりたくさんのキラキラ素材が宙に舞ってど派手かつ華やか!とにかく盛り上がるので、にぎやかな退場を希望する場合にもぴったりです。
このシャワーを選んだ理由
他とはかぶらない、みんながワクワクドキドキするような結婚式にしたかったので、その迫力や派手さが気に入ってビッグクラッカーを選択しました。ゲストの方6名の前を通る瞬間にクラッカーのひもを引いてもらったので、退場シーン中常にカラフルな紙吹雪が飛び出てとてもキラキラした空間を演出することができました。(宗 瑛里奈さん)
バブルシャワー
ロマンチックで幻想的な雰囲気を演出したいカップルにおすすめなのが「バブルシャワー」。バブルガンなどのアイテムを使用することで簡単にきれいなしゃぼん玉をつくることができるので、失敗の心配もなく、気軽に取り入れることができるのも魅力です。光を反射して空に飛ぶしゃぼん玉は、滞空時間も長く、目でも楽しめる演出に!
このシャワーを選んだ理由
生花を使ったフラワーシャワーに加えて、ゲスト数人にバブルガンを渡してバブルシャワーも取り入れました。王道のフラワーシャワーに憧れていたのですが、模擬挙式で見たバブルシャワーがとても幻想的できれいだったので、自分の式でもぜひ取り入れたいと思っていました。またバブルガンをお渡ししたゲストには、楽しく取り組んでもらえたと思います。(あさみさん)
リボンシャワー
「新郎新婦のふたりを結ぶ」「両家を結ぶ」「人と人の縁を結ぶ」「愛や絆を結ぶ」といった、縁起の良い意味が込められているリボン。またかたちも立体的で見た目にもとってもキュート!ただ重めの素材で滞空時間が少し短くなるので、とにかくたくさんのリボンを準備して常に投げてもらえるようにするのがおすすめです。
このシャワーを選んだ理由
リボンに込められた意味がとても素敵だと思ったので、リボンシャワーを実施。シャワーに使ったリボンは、ふたりと式に来てくださるゲスト全員の幸せを願いながら、心を込めて一つ一つ手作りしました。当日は、真っ白なウエディングドレスにカラフルなリボンが映えてとてもきれいでした!(腰山佳苗さん)
シェルシャワー
個性的なシャワーを取り入れたいという方におすすめなのが「シェルシャワー」。貝殻を投げるというアイデアは珍しく、ゲストにも楽しく取り組んでもらえるはず。海を連想させるアイテムなので、リゾート婚や海に関するテーマの結婚式を希望するふたりに特におすすめです。
このシャワーを選んだ理由
少し変わったことがしたいと思っていたのと、リゾート婚をテーマにしていたこともあり、海をイメージするシェルシャワーを選びました!シェルの他にブルー系の花びらも交ぜたのですが、異素材のため落下するスピードが異なることが発覚。どちらもきれいに見せたかったので、家で何度も何度も実際に投げてみて黄金比を探しました。ゲストからは「珍しい!」「初めて見た!可愛い!」と大好評でした! (CHIさん)
シャワーはどう準備する?
手配方法や素材の選び方は?
シャワー演出に使用する素材の準備方法は、大きく分けて以下の3つ。
1)式を挙げる会場に準備してもらう
2)自分で好きなアイテムを探して購入する
3)DIYする
会場で準備してもらえる素材の多くが生花や造花なので、それ以外の素材を希望する場合には自分で手配するのが主流に。ただし、シャワー素材を自分でDIYする場合には意外と時間がかかることに注意。挙式に招待するゲストの人数にもよりますが、ゲスト一人一人が両手に持てるほどの量をこつこつと作っていくことになります。時間はかかるものの、自分のこだわりをしっかりと実現できる点が魅力なので、譲れない条件がある場合にはDIYに挑戦してみるのもいいかもしれません。
また、シャワーの素材を選ぶ際に意識しておきたいのは、滞空時間。素材が空中に滞在している時間が長いほど、ロマンチックな雰囲気に包まれる時間も長く続くので、なるべく軽くて空中にふわふわ舞いやすい素材を意識して選びましょう!
感染対策やBGMの選び方は?
コロナ下でシャワー演出を行う際に気になるのが、感染対策。シャワーを投げるためにどうしてもある程度の距離まで新郎新婦に近づく必要があり、それが気になるという場合には「リボンワンズ」という演出がおすすめ。シャワーではなくリボンを振ってふたりを祝福するという演出になりますが、シャワーを投げる必要がない分、距離を保つことができます。
シャワー演出を行う際には、素材を手渡しで配るのではなく、コーンやカップに入れて準備し、ゲストが自分で取ることができるように配布すると、接触を避けることができ感染対策になります。
また、シャワー演出を行う際のBGMは、華やかで明るい曲がおすすめ。もちろんどんな曲にするかはカップルの自由ですが、誓いを交わして晴れて夫婦となったふたりを祝福する瞬間なので、その場の雰囲気もパッと明るくなるようなアップテンポの曲を流すことで、祝福ムードもより高まります!
シャワー演出以外の挙式・披露宴演出もチェック!
From 編集部
式のテーマやモチーフ、季節などをヒントにプラスアルファのアレンジを!
式のテーマや式に使用するモチーフを取り入れたり、季節を意識したりなど、アレンジのヒントは意外と近くに潜んでいるもの。人とは違ったシャワーを実現させたいという場合には、自分なりのプラスアルファをぜひ探してみてくださいね。
構成・文/島袋芙貴乃 イラスト/あなみなお
※記事内のコメントは、2022年1月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー99人および2022年12月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー25人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2023年2月時点のものです
●会場によって使用する音源に制限があるため、事前に会場に確認をしましょう。
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