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3カ月で準備完了! サクッと進む打ち合わせ&ダンドリ術

仕事の都合や妊娠出産などさまざまな理由で、結婚式までの準備期間がわずか! そんなふたりのために、短いスパンの中でもポイントを押さえサクサク準備するためのコツをフリープランナーの荒井さん、そして先輩花嫁がアドバイスします!

1.会場決定をサクッと進めるポイント

“日取り”から考え、事前に下調べをしてから会場見学へ

イラスト1

「直近で条件が多いほどさらに選択肢は狭まるので優先順位をしっかりつけることが大切です。短期間であるほど、まず考えたいのが“日取り”。会場に空きがなければ始まらないので、まずは希望のタイミングで空いている会場を探すところからスタートするのが効率的です。」(荒井さん※以下同)

また、会場を実際に見学するには1軒あたり2~3時間かかり、1日に回れる軒数も3軒前後。「会場見学しながらイメージを固めていくという時間もないので、事前に情報誌、ネットで調べられる情報は調べて、実際に見学へ行く前にある程度絞りこむのもポイントです。」

ポイント:短期間での会場の検討の流れ

1.気になる会場を数カ所ピックアップ
 ※同時にゲストの大枠、顔ぶれも検討し、人数帯やエリアも想定

2.電話で希望の日取りに空きがあるか聞く
 ※『ゼクシィ相談カウンター』が利用できる場合は、気になる会場の空き具合をまとめて確認できる

3.空きのある会場の中で比較検討し、ネットや情報誌の情報を参考に絞りこんでから実際に会場へ行く

4.見学の際には、人数の違いや含める内容別に見積りを複数案出してもらう

お急ぎ先輩花嫁はどう進めた?

301902 Emmy

会場を選ぶ際、判断を明確にするため、雨の日はどうなるか、赤ちゃん対応できるか、何人まで入れるか、持ち込みは可能かなど自分にとって譲れない点やこれだけは確認したい点の質問リストを、あらかじめ作って持っていきました。(Emmyさん)

316951 しまなるさん

ゼクシィの相談カウンターに行って条件などを相談し、見学する会場を3軒に絞って休日にいっきに見学して、決定しました。(しまなるさん)

322400まあちゃん

事前にしっかりスケジューリングして、一日で回る会場は同じエリア内に絞って見学しました。移動などに時間がかからないので、一日でもけっこう回れました。(まあちゃんさん)

2.ゲスト・席次決めをサクッと進めるポイント

呼びたいゲストを分類する

イラスト2

「まず、ゲストは次のように分けて考えてみてください。
A.どんなことがあっても呼ぶ人(家族・親友など)
B.可能な限り呼びたい人
C.何らかの事情で呼ばなければならない人(Aにとって大切な人、親族間や職場の慣例などで呼ばないといけない人)

AとBは比較的決めやすいのですが、難しいのはC。ここでもめたり、悩んだりするケースがとても多いのです。ふたりだけで決めず、その対象の人と関連する周囲の人に確認することが大切。どうしても会場決定まで決められない場合、“大は小を兼ねる”ということで、まずはCに該当する人を全て人数に入れておきましょう。」

ゲストの顔ぶれは席次と同時に検討する

「会場決定とゲストの決定は密接に関係します。上記のようなカテゴライズやコミュニティに沿って、会場検討と同時進行である程度リストアップしておきましょう。」

「招待状を送ってゲストが決定した後に席次を検討するのが一般的ですが、会場が決まったらすぐに席次レイアウトのひな形をもらい、席次を考えながら改めてゲストをリストアップしていくと効率的。“ゲストをうまく配置できずにテーブルの数が増えて会場が狭く感じた”などの、席次決めにまつわるトラブルも防げます。」

チェック! ゲスト決めと席次決めのコツ

【会場決定前】
1.呼びたいゲストを上記のABCに分類し、検討。おおまかな人数を決める

2.1卓あたり何名座れる会場なのか確認をしておく

【会場決定後】
3.席次表のひな型をもらう

4.1卓に座れる人数を確認

5.リストアップしたゲストを付箋に記入。付箋は「親族A(母方)」「高校の同級生」などカテゴリーごとに色を分ける

6.席次表に付箋を貼り、席次を検討しながら招待するゲストの顔ぶれを決める

お急ぎ先輩花嫁はどう進めた?

301902Emmy

親族のゲストに関しては確認が必要だと思い、親あいさつに行った時に、誰を呼ぶかといったことや、同じテーブルにした方がいい人、しない方がいい人を聞きました。アドバイスをもらったおかげで打ち合わせがスムーズでした。(Emmyさん)

327050内田加奈さん

自分がゲストとして式に呼ばれた人、親族など、大枠を決めて呼びたい人をある程度想定した時点で、同時に席次決めも終えるようにしました。(内田加奈さん)

326301 竹上綾香さん

ネット上で入力や共有ができる「スプレッドシート」を使い、ゲストをリストアップ。彼と一緒にいなくても、常にそれぞれで入力し、アップデートされた最新のものを確認できるようにしました。(竹上綾香さん)

3.会場・ドレスの打ち合わせをサクッと進めるポイント

準備の全体像を把握し、ツールを賢く活用する

イラスト3

「短期間の場合は特に、全体像を把握して“自分たちがいつまでに何をしなければならないか”を事前に想定しておくことが大切です。最初の打ち合わせでスケジュールの全体像を確認しておきましょう。」

「対面の打ち合わせだけでなく、メールやSNS、情報の共有ができるアプリなど、便利なツールは積極的に活用。ちょっとしたコツで情報を整理し、準備の手間も省けるので、ぜひ下記のポイントも参考にしてください。」

チェック!メールやネット上のツールの使い方のコツ

・会場やプランナー側がOKであれば、1通のメールでやりとりする内容は同じコンテンツのみにして履歴を残し、後から振り返りやすくする。件名も【引出物】【料理】など、検索しやすいものに

・ふたりで考えなければならないことや資料、画像などはドロップボックスなどの共有ファイルサーバーで常に共有できるようにしておく。【プロフィールビデオBOX】などといったように、項目ごとに整理していくとさらに便利。例えば業者に依頼する場合は、保存してあるそのURLを送るだけなのでとても楽

・結婚式準備専用メールを開設(yahooやGmailなど)、IDとパスワードを共有し、ふたりで使えるようにすると、他のメールに埋もれず、さまざまなやりとりをしっかり把握できる

思い切ってプロに任せてみるのも手

「アイテムや衣裳を決める場合、大きなこだわりがなければ、プロに判断をゆだねるのも手です。その際には、例えば、衣裳の場合は、“会場の広さ・雰囲気”“体形のお悩み”“個性的・かわいいなど好みのタイプやゲストにどう見られたいか”といった、判断の材料になるようなことをきちんと伝えておきましょう。」

お急ぎ先輩花嫁はどう進めた?

302080 かおりさん

最初の打ち合わせまでに、プランナーさんから「いつまでにこれをやってほしい」というスケジュールをもらっておき、自分なりに計画を立てておく。デッドラインを作っておくとなおよし。(かおりさん)

318352 さとさん

打ち合わせの最後に次回までの宿題と次回決めることをプランナーさんから聞いておき、先を見据えながら常に打ち合わせや準備に臨みました。(さとさん)

319451 竹田美紀子さん

ドレスを試着するのは時間もある程度かかり、体力もいるので、事前に要望を伝えて写真で見せてもらってから絞り込み、試着する数を少なくしました。(竹田美紀子さん)

4.アイテム準備をサクッと進めるポイント

プロに依頼、自ら手配・DIYなど手配方法を早く見極める

イラスト4

「短い時間の中でできることは限られています。こだわって準備することも大切ですが、間に合わないなどのトラブルを回避するため、手配方法を“手作り“”自分で手配““会場に依頼“などどのようにするか、できるだけ早めに判断しておきましょう。」

「アイテム一つ一つまでこだわらないといけないと頑張りすぎる花嫁さんが多くいらっしゃいますが、手作りや、全てのアイテムを完璧に用意することはマストではありません。結婚式で大切なのはふたりのかけがえのない人の前で将来を誓い、おいしい食事を囲んでみんなでお祝いすること。無理はせず笑顔で当日を迎えていただきたいですね。」

チェック!アイテム手配の注意ポイント

・映像などを業者に頼む場合、1カ月をきると“特急料金”がかかることも。出費やトラブルを押さえるためにも、アイテムの手配をどうするかは2カ月前までには決めておく

・ゲストの名前を入れる招待状、席次などは間違うと失礼になり、刷り直しのリスクを回避するために会場やプロに依頼するのがお勧め

お急ぎ先輩花嫁はどう進めた?

Emmyさん

計画表を作成し、タスクを細分化。各タスクに対してどれだけのやるべきことがあるのかを見積もった上で作業を行ったので、効率的に作業ができました。また、何と何が同時にこなせるか、何が終わらないと着手できない作業なのかなども“見える化“しました。(Emmyさん)

318201りんさん

ウエルカムドールは裁縫が得意な姉に衣裳の手作りをお願いし、ペーパーアイテムはPCが得意な新郎にお任せ。周囲の人の得意なことを生かして、協力してもらいました。(りんさん)

318352さとさん

苦手なものに時間を費やす必要はないかと思い、アイテムは極力シンプルなものにし、手作りではなく、全てプロや会場に依頼しました。(さとさん)

From 編集部

短期間ほど優先順位を見極め、計画をしっかり

準備中は「判断すること」が多々あります。何を大切にするか優先順位を明確にしておくことでその後の行程もスムーズに! また、短期間準備ほどいつ何を準備するかきちんと把握することが大切。ここは少し時間がかかってもしっかり計画しておきましょう。

荒井さやかさん
Profile

監修:荒井さやかさん Coco style WEDDING代表
フリーランスウエディングプランナー

ウエディングプランナーとして、北海道札幌市内の結婚式会場に4年半勤務し、2011年に独立。ホテル、専門式場、レストランのほか、公園や学校、自宅などさまざまな場所でふたりらしい結婚式を叶えるフリーランスのプランナーとして活躍中。

構成・文/小松七恵 イラスト/てぶくろ星人
※掲載されている情報は2017年6月時点のものです
※記事内のデータならびにコメントは2017年4月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバー70人が回答したアンケートによるものです

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