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ゲストに「感謝」が伝わる結婚式での“One to Oneのおもてなし”って?

1人1人へおもてなしをしている「イラスト」

結婚式へ参加してもらったゲストへ「感謝」の気持ちを伝えたいと、演出や料理にこだわろうと考えている花嫁さん。
ゲストにその心が一番伝わる方法として、多くの先輩花嫁たちが実施している“★One to Oneのおもてなし”を取り入れてみませんか?

「伝えるコツ」はもちろんですが、ツメが甘くなりがちな花嫁さんは特に「うっかり対策」&「先輩花嫁アドバイス」を熟読してくださいね!

★One to Oneのおもてなしって「こういう」こと!

「来てくれて本当にありがとう」の気持ちを伝える“おもてなし”の中でも、ゲストに“私からあなた(だけ)に”を感じてもらえる演出のこと。先輩花嫁が行っていたOne to Oneのおもてなし演出は主に下記4つ。

[variation]
1. 席札等にひとりひとりへのメッセージを添える「手書きメッセージ」
2. テーブルラウンドで直接声をかけて、会話をする「1対1の声掛け」
3. 高砂での歓談やテーブルラウンド途中等で行う「ツーショット写真撮影」
4. 全てのゲストの写真を掲載して紹介する「アルバムムービー演出」

【One to Oneでおもてなしの心を伝える「#コツ」4つ】

#1_「手書きメッセージ」はOnly youで!

イラスト入ります

今までの思い出や結婚式への参加の感謝を伝えることの多い、ゲスト席のカードや席札などの裏に書かれるメッセージ。

pointは「その人だからわかる」内容を込めて“One to One” のおもてなしにすること!

「先輩花嫁アドバイス」

顔写真入ります

「友達同士見せ合うことを想定して言葉を入れる」

「席札の裏に自分のゲストへそれぞれメッセージを書いた。友人同士見せ合うことも想定し、全く同じメッセージにならないように具体的に友人の名前を入れ、『今日もスピーチを引き受けてくれてありがとう! ○○○のときは私にスピーチさせてね』など具体的な思い出や想いを交えました」(korilaさん)

花嫁顔写真入れます

「そのゲストにしかわからない具体的な言葉を使う」

「○○のときに△△と言ってくれた言葉がうれしかった」や、「ファーストフード○○店でよく二人で△△をしていたあの空気感が大好きだった」などものすごく具体的にメッセージを書きました」(おにぎりマンさん)

[うっかり対策]
同じようなメッセージになってない? 再度チェックを!

同じテーブルや仲の良いメンバー同士のメッセージは特に言い回しや表現が似てしまうことがあるので注意。また、一言でもいいけれど、できればふたこと以上になるように文章の量にも気を配って。

#2_「1対1の声掛け」は“目線を合わせてふたりだけの時間”作りを

テーブルラウンドイラスト入ります

新郎新婦がふたりでゲスト席へ赴いて行ったり、高砂へゲストが来てくれたとき、プチギフトを渡すときなどがタイミング。
結婚式ではふたり対大人数で行う演出が多い中、1対1で歓談することは、ゲストが「その他大勢のうちの一人」という意識にならず、心からの感謝も伝わるもの。

一方、久しぶりに会った友人だと、結婚式という特別な時間で話が盛り上がり、うっかりすると「全員と!」が叶わないことも!

「先輩花嫁アドバイス」

池田さん写真

「ラウンドの回数を増やして全員と必ず話せるように配慮」

「余興やスピーチを少なくした分、ビアサービスなども含めて3回ラウンドして(ゲスト53名)、全員と1対1で話すことができました」(池田裕美さん)

顔写真入ります

「母に協力要請! 感謝の言葉を伝えてもらいました」

「ゲスト1人ずつ紹介して、掛ける言葉を事前に母に伝え、母から歓談中にそれぞれに感謝を伝えてもらいました」(ぴよもさん)

[うっかり防止]
いつ?どのくらい?を打ち合わせて「全員と」を叶えて!

プランナーさんと、歓談時間とその配分についてもじっくり打ち合わせましょう。

時間がどうしてもない場合、代わりに伝えてもらうこともひとつの方法。また、多少遠くからでも目線を合わせて名前を呼ぶだけでも「あなたと話したい!」「来てくれてありがとう」が伝わります。ぜひ実践して!

#3_「ツーショット写真撮影」は自ら積極的に声掛けを

イラスト入ります

テーブルラウンド時や歓談の時間等で「新婦(新郎)+ゲスト」で行うツーショット写真撮影。言葉を交わすことが苦手なふたりなら、「一緒に写真を撮ろう!」だけでOKなので声掛けよりもこちらの方が取り入れやすいのでは。他のゲストに遠慮があって言えずにいるゲストもいるので、是非ふたりから!

式後に写真を送付して、再度御礼を伝えるツールとして使う場合は、くれぐれも撮り漏れに注意!

「先輩花嫁アドバイス」

ちはるさん

「ツーショット写真を私たちから積極的に声をかけて撮り漏れないよう撮影」

「時間の関係でどうしてもグループでの撮影だけになってしまいがちなので、披露宴開始時や歓談のときにツーショットも撮ろう!とこちらから声を掛けてたくさん写真を撮りました」(ちはるさん)

顔写真入ります

「ゲストが写っている写真を自宅へ郵送しました」

「ゲストが写っている写真を何枚か添えて後日郵送で自宅に写真を郵送しました。写真は手元に残るものなので、いつかふと思い出してもらえたらと思って」(M.Oさん)

[うっかり防止]
ツーショットを撮りたいメンバーはしっかりマーク!

結婚式後にツーショット写真の使用予定があって、絶対にツーショットを撮影したいゲストは、フォトグラファー・プランナーさんに共有して複数のタイミングをつくっておくと安心です。

#4_会場で上映される「アルバムムービー演出」

イラスト入ります

思い出の写真や、映像を組み合わせて上映されるので(メッセージを入れ込んで作成することもある)、他ゲストへ新郎新婦の肩書き以外での関係を紹介される形となり、ゲスト自身も嬉しい気持ちに。花嫁の離席時間やエンディングビデオで流されることが多い。
エントランスにアルバムスペースを作ったり、プロフィールブックにアルバム欄を作成するなども同じ演出。

多くの人の目に触れる写真だから、ゲスト目線での写真・動画セレクトを心がけて!

「先輩花嫁アドバイス」

ふくまきさん写真入ります

「エンディングビデオの写真にメッセージをつけて一人一人へ贈る」

「エンディングビデオに『いつも支えてくれてありがとう! ○○○ちゃんのおかげでピンチも乗り越えられたと思っています』、「入社当時からの教育係が△△△さんで本当によかったです』などのメッセージを写真とともに流しました。」(ふくまきさん)

[うっかり防止]
写真セレクトはゲスト一人一人を思って慎重に!

昔の写真とはいえ、大勢の目に触れるものだからゲストの気持ちになって選ぶこと。集合写真の場合、ボケていたり、半目になっていないかなど基本的なこともしっかりチェックを。

【番外編】おつきあいが浅い“疎遠ゲストさん”へはどうする?

One to Oneのおもてなしの中でも「メッセージ書き」と「1対1の声掛け」をする場合、「普段あまり親しくする機会のない遠い親戚や、年配の上司などの“疎遠ゲストさん”へはどうしたらいいの?」というとまどいの声が。そこで、先輩花嫁さんたちへアンケート調査。工夫したこと、成功例をまとめました。

手書きメッセージは「事前に思い出&エピソードリサーチ」をして対応

手描きメッセージのイラスト入ります

「先輩花嫁アドバイス」

まかろんさん

For親族
「長い間会っていない親戚へは『遠くから来てくれてありがとうございます。叔父さんの好きな焼酎を用意したので楽しんでね』など来てくれたことへの感謝やもてなしの内容を。また『おばさんの家の近くのキレイな海へまた行きたいです』など子どもの頃に訪ねた思い出を伝えたりもしました。」(まかろんさん)

小竹さん

For親族
「あまり会えていない親戚には、『昔もらったラジコン、今でも大切にしています』など、昔の思い出を大切にしていることを伝えるようなメッセージにしました」(小竹日奈子さん)

ともみさん

For親族
「事前にその人のエピソードを親族から聞いておきました。私の場合、新郎側の親族には詳しくなかったので、帰省したときに新郎母にリサーチ。その人の住んでいる土地の食べ物や観光地を見たいという内容にしたら、その人のことをあまり知らなくても、ほかの人とかぶらない内容になりました」(ともみさん)

1対1の声掛けは「褒める&共通話題を作る」

声掛け

「先輩花嫁アドバイス」

ちはるさん顔写真

For友人
「女の子のゲストは皆おしゃれをしてきてくれているので、ヘアメイクやファッションについて『ワンピースすごく似合ってる!』『髪型可愛いね。どうなってるの?』と声を掛けて話しをしました」(ちはるさん)

ともみさん

For親族
「新郎親族は初めましての方がほとんどでしたが、あまり厳格な感じの人がいなかったこともあり、『今度飲みましょう』とか『今度遊びに行くので泊まらせてください』などとにかくフレンドリーに接しました」(ともみさん)

顔写真入ります

For親族
「抽選くじを配りました。一人一人のところに私たちが出向き感謝を伝えました。“くじ”という共通話題があるので、あまり親しくない親族の方でもこんなのもが当たりますよ、とか自然と話ができました」(ふくまきさん)

From 編集部

One to oneのおもてなしは「Only you」を届けて成功!

先輩花嫁さんのアドバイスをまとめると「具体的な言葉で伝える」「積極的な気持ち」「一人一人丁寧に対応する」の3つをフルに活用することみたい。

感謝の気持ちを“おもてなし”という形にして、特にゲストがOnly youを感じられる時間にすることが大切なんですね。
つきあいの浅いゲストでも事前リサーチや工夫で、乗り越えられるOne to One のおもてなし。ぜひ取り入れてくださいね。

取材・文/青柳恵美香 イラスト/てぶくろ星人 構成/小林有希(編集部)
※掲載されている情報は2017年1月時点のものです
※記事内のコメントと数値は、2016年11月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」メンバー100人が回答したアンケート回答および、2016年12月にマクロミルが「披露宴に関するアンケート」男女200人に対して実施したアンケート回答によるものです

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