「みつろうキャンドルのプチギフト」Stylist 石井なお子[おしゃれで優しいエシカル]Vol.4
“おしゃれ”な中に、さりげない“優しさ”がそっと残る。そんな、肩肘張らずに取り入れられるエシカルウエディングのアイデアを、スタイリスト・石井なお子がお届け。今回はプチギフトにおすすめなみつろうのキャンドルをご紹介します。
手のひらサイズのカヌレ型はキャンドルリレーにも!
フランスの伝統的な焼き菓子「カヌレ」そのものを思わせる形がとってもキュートなみつろうキャンドル。手のひらにちょこんと乗る小ぶりサイズのキャンドルはプチギフトにぴったり。ほんのり甘い香りを放ちながら、かわいらしく灯ります。
みつろうキャンドル(カヌレ型)540円/一般社団法人 わかちあいプロジェクト
Naoko’s eye
ゲストが持ちやすい手のひらサイズなら、キャンドルリレーの演出にもおすすめ。形がかわいいキャンドルを選べば、リレーのシーンがますますフォトジェニックに!
形がシンプルなタイプはテーブルやコーナーの装飾にもマッチ
テーブルラウンドやお見送り時に配ったり、キャンドルリレーをしてもらう際、男性ゲストにカヌレ型ではちょっとかわい過ぎる!? そんなときは、シンプルな円すい型も織り交ぜてみては? また、スタンダードなテーパー型は、会場やインテリアを選ばず合わせやすいので、テーブルコーディネートやコーナー装飾に取り入れたいときにも重宝します。
左から、みつろうキャンドル(円すい型)540円、みつろうキャンドル(テーパー型15cm)756円、みつろうキャンドル(テーパー型20cm)972円/全て一般社団法人 わかちあいプロジェクト
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キャンドルは明かりの原点。優しく揺れるともしびは目にするだけでもリラックスできるので、ギフトとしてはもちろん会場装飾にも、キャンドルはおすすめです。電力に頼らないそのひとときに、地球もひと休みできますよね。
プチギフトはゲストが手に取りたくなる仕掛けを
プチギフトをウエルカムスペースにスタンバイ。開宴を待つ間にゲスト自身にピックアップしてもらうことで演出の一つとするのも最近のトレンドです。例えば、カヌレ型のキャンドルなら、ブラックボード風の石板に「Pick one」と添えてラフに積み重ねるだけでも、おしゃれにディスプレーできます。
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ナチュラルなデザインのパッケージも魅力的。このように、アイテムそのもののパッケージを生かせば、過剰包装にもなりません。また、プチギフトのディスプレーで装飾を兼ねると、空間がぐっと華やかになり、ゲストのワクワク感も高まるはず!
「みつろうキャンドル」って、どんなもの?
みつろう(蜜蝋)キャンドルは、ミツバチの巣だけで作られるろうそくです。みつろうは食用もあるほど安全で、体に良い成分もたくさん含まれているそう。食用のものはリップクリームや医薬品、スイーツなどに使われ、実はお菓子の「カヌレ」にも本当にみつろうが使われているんです。
キャンドルはその質により、人に害のある黒い煙(すす)を出すこともありますが、みつろうは火を灯すとマイナスイオンを発生させるともいわれています。むしろ空気を浄化してくれるんですね。私自身も愛用しているのですが、キャンドルの中でも、より人にも環境にも優しい、まさにエシカルな逸品なのです。
さらに、今回紹介したキャンドルは、フェアトレード(発展途上国との公平な貿易)でアルゼンチンから届いたみつろうを使っているため、途上国の支援にもひと役。小さくてかわいいその一つが、大きな幸せを導いてくれそうです。
《写真1枚目》 今回紹介したみつろうキャンドルは、フェアトレードのアルゼンチン産みつろうを使って、山形県の工房「ハチ蜜の森キャンドル」が制作。日本で初めてのみつろうキャンドル製造工房としても知られ、普段は国産上質みつろう100%にこだわってキャンドル製造を行っているそう。
《写真2枚目》みつろうキャンドルは、すすが出ないだけでなく、一般的なキャンドルより点灯時間が長いのも魅力。静かに優しく灯ります。
What is Ethical Wedding?
“エシカル(Ethical)”とは人や社会、自然環境などに配慮した消費活動のこと。「人に優しい、地球や環境に優しい、地域に優しい、ことやものを選んで取り入れる」という発想から生まれた結婚式の新たなスタイルが“エシカルウエディング”です。結婚式というHappyな消費をきっかけに、大切なゲストとはもちろん、世の中ともちょっぴり幸せをシェアする。そんな思いは、ふたりの未来の幸せへときっとつながるはずです。
石井なお子 スタイリスト
ウエディングをはじめ、ファッションやインテリアなど幅広いジャンルで活躍。「JUSTIN DAVIS BRIDAL」のイメージビジュアルのほか、全国のホテル・ゲストハウスの広告撮影などでもスタイリングを手掛け、一歩先を行く提案力の高さで信頼を集めている。
また、1999年にはセレクトショップ「naughty」をオープン。自身のブランド「Pollin」に続き、2013年にはファッション×ウエディングの新しい可能性を追求したドレスブランド「Mariee Pollin」を立ち上げる。
近年は社会貢献をファッションと絡めて発信していく新たな取り組みに力を注ぐため「THINKS」をスタート。
http://www.thinksthinks.com
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一般社団法人 わかちあいプロジェクト
http://wakachiai.shop-pro.jp
スタイリング・撮影ディレクション/石井なお子 撮影/角田明子 構成・文/大平美和 取材・写真協力/一般社団法人 わかちあいプロジェクト
※掲載されている情報と商品の取り扱いおよび価格は2016年9月時点のものです
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