おしゃれも節約も叶う【小物を使った高砂席装花】タイプ別コーディネート
会場の雰囲気づくりにも役立つ高砂席の装花。ますます人気が高まっている花器やキャンドルなどの小物を使ったコーディネートはお手本にしたい!ここでは、フローリストの解説とともに「フェミニン」「ナチュラル」「エレガント」の高砂席実例をご紹介。理想のイメージに近づけるポイントをお届けします。
【小物を使った高砂席装花】人気の理由とは?
小物を取り入れることで会場の雰囲気をガラッと変えられるのが魅力!例えば、布をつるしたり、かけたりすることで、色の面積が増えて印象操作がしやすくなる上、立体的な空間に見せることもできます。花器やキャンドル、サイドテーブルなど、インテリア小物でアクセントをつけることもおしゃれ感を出すポイントに。
また、種類にもよりますが、装花に使う花材が増えるほど費用も高くなるので、小物で物足りなさを補う方が節約にもつながりやすくなるというメリットも。
type1
フェミニンな高砂席コーディネート
こんな小物×装花がおすすめ!
全体的にピンク、アイボリーなどの柔らかい色みを取り入れることで、ロマンチックな雰囲気が高まります。キャンドルホルダーやミラーなど、華奢なデザインのゴールド小物をアクセントに取り入れるのもおすすめです。
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自然光が差し込む明るい会場に映える、ピンクやラベンダーの色みを中心とした花々をセレクト。ゴールドのキャンドルホルダーやガラスの花瓶などを組み合わせることで、今っぽい抜け感を演出しています。
どうやってオーダーした?
テーマはピンク!コチョウラン、アンスリウム、ダリアを中心に「できるだけ葉っぱは少なくして、花びらで埋め尽くしてほしい」とお願いしました。小物はすべてお任せ。フラワーコーディネーターさんから提案していただいた、つり下げ装花のフラワーカーテンもお気に入りです。(中岡沙知さん)
高砂席装花DATA
●高砂席のスタイル……ソファ
●持参した小物……なし
●結婚式を挙げた季節……夏
●主な花の種類……コチョウラン、ダリア、アンスリウム、カーネーションなど
新郎新婦の後ろと両サイドにアーチを設置してフレーム効果を演出。このアーチにはガラスキャンドルやピンクの布も飾り、コスパ良く華やかに。ゴールドのキャンドルもプリンセス感を高めてくれます。
どうやってオーダーした?
カラードレスにも合う、ピンクのお花をメインにしてもらいました。アーチにつり下げたガラスキャンドルやチュール生地のおかげで費用を抑えられたことも良かったです。(ももえさん)
高砂席装花DATA
●高砂席のスタイル……ソファ
●持参した小物……なし
●結婚式を挙げた季節……冬
●主な花の種類……バラ
ふわふわ&透け感のある布をデコレーションしてフェミニンな世界観を演出。淡色でまとめた装花は、ネイビーの細リボンでアクセントをプラス。天井の高さを生かした天蓋風の装飾により、開放感のある高砂席に仕上げています。
どうやってオーダーした?
高砂席装花に大好きな紺色のリボンも取り入れました。高砂席とゲスト卓のテーブルナプキンも同じ色のリボンで結んでいたため統一感を出せました。水色のチュールとカスミソウでボリュームを出してもらったことで、全部を生花にするより費用を抑えられたと思います。(しーさん)
高砂席装花DATA
●高砂席のスタイル……チェア
●持参した小物……なし
●結婚式を挙げた季節……春
●主な花の種類……カスミソウ、バラ、ラナンキュラスなど
type2
ナチュラルな高砂席コーディネート
こんな小物×装花がおすすめ!
明るい色の花やグリーンに、落ち着いたアースカラーをアクセントに取り入れるのが◎ 自然な色みの小物がナチュラルな雰囲気を演出して。シンプルなガラスの花瓶を複数並べて、ランダムな動きを出すことで軽やかな雰囲気に仕上がります。
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ブラウン系のガラス花瓶、陶器の花瓶など、異なる質感の花器をミックスした小物使いがおしゃれ。動きのある花々がフラワーウォールとマッチしています。アンティーク調の小物があることで、ドライフラワーのパンパスグラスもすんなりなじむ。
どうやってオーダーした?
オレンジや黄色の花を使って、華やかにしたいと伝えていました。SNSで装花のイメージ写真を集めて、打ち合わせに持参。サイドテーブルや足元に小物を置いたことで、予算内でボリュームを出せました。(ゆっこさん)
高砂席装花DATA
●高砂席のスタイル……ソファ
●持参した小物……なし
●結婚式を挙げた季節……春
●主な花の種類……ダリア、スイートピー、ラナンキュラスなど
存在感のある木製のメイン卓には、乳白色のチュール生地をかけてニュアンスをプラス。その上にキャンドルや小ぶりな花器を並べることで、花材は少なくても華やかさをしっかり出すことに成功。新郎新婦の後ろにあるタペストリーやフラワーカーテンも素敵です。
どうやってオーダーした?
全体的に柔らかい雰囲気だけど、メリハリもあるコーディネートを目指しました。数種類の花器だけでなく、太めのキャンドルをアクセントに置いてもらったことでバランス良く仕上がったと思います。節約効果もばっちり。(Kanamiさん)
高砂席装花DATA
●高砂席のスタイル……チェア
●持参した小物……なし
●結婚式を挙げた季節……冬
●主な花の種類……アネモネ、スイートピー、ダリアなど
タペストリーやトランク、地球儀など、淡色のインテリア小物を中心にセレクトし、ナチュラルな雰囲気に。ソファー席のサイドに重心を下げて配置することが圧迫感を与えないポイント。グリーン&ホワイトをメインにした装花とも相性抜群です。
どうやってオーダーした?
「なるべく費用を抑えつつ華やかにしてほしい」と相談し、タペストリー以外はすべて会場にあるものを使わせてもらいました。すべてフェイクグリーンの装花でも、小物を取り入れることでおしゃれに仕上がって大満足!(yumeさん)
高砂席装花DATA
●高砂席のスタイル……ソファ
●持参した小物……タペストリー
●結婚式を挙げた季節……春
●主な花の種類……フェイクグリーン
type3
エレガントな高砂席コーディネート
こんな小物×装花がおすすめ!
原色に近いはっきりとした色を効かせることで上品でかっこいい雰囲気に。大ぶりの花やグリーンを取り入れて、ボリュームを出すといいでしょう。高さのある小物でメリハリがつけることも心がけて。
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草花を引き立てるサイドテーブルを設置。グリーンが多めでありながら、ビビッドな色合いの花を使用することで、エキゾチックな雰囲気もプラス。テーブルの脚が目立たないように、縦にボリュームを出し、存在感のある雰囲気に仕上げています。
どうやってオーダーした?
地面から生えているようなイメージにしたかったので、スモークツリーなどのワイルドフラワーを使ってもらいました。サイドテーブルの脚が隠れるようにコーディネートしてもらったこともポイントです。(@yk__wd.tさん)
高砂席装花DATA
●高砂席のスタイル……ソファ
●持参した小物……なし
●結婚式を挙げた季節……秋
●主な花の種類……アンスリウム、カラー、コチョウラン、スモークツリーなど
光沢のあるサテン素材のパーティークロスや装花は、カラードレスとリンクさせたというパープルをチョイス。ソファのまわりには、ホワイトの花器やキャンドル風ライトを並べてトレンド感も。マントルピースやアイアンフェンスで高級感のある雰囲気に。
どうやってオーダーした?
「カラードレスと合うような色合いにしたい」と相談し、装花やパーティクロス、ソファに置いたクッションはパープル系にしました。小物はすべて会場で用意してもらったものです。(まっきーさん)
高砂席装花DATA
●高砂席のスタイル……ソファ
●持参した小物……なし
●結婚式を挙げた季節……秋
●主な花の種類……バラ、ユーカリなど
歴史的建造物の会場でナイトウエディング。大ぶりのアレカヤシやパンパスグラスを中心とした装花に、ストリングライトをプラスし、夜に映えるデコレーションを叶えた。サイドテーブルにはゴールドの花器×白のアンスリウムで洗練された印象を与えてくれる。
どうやってオーダーした?
ナイトウエディングなので、ストリングライトやキャンドルなど、光る小物を取り入れてもらいました。装花はグリーンとホワイトを中心にした大人っぽい雰囲気が気に入っています。(kameriさん)
高砂席装花DATA
●高砂席のスタイル……ソファ
●持参した小物……キャンドル
●結婚式を挙げた季節……春
●主な花の種類……アレカヤシ、パンパスグラス、アンスリウムなど
イメージが伝わりやすくなる♪
【高砂装花】打ち合わせに準備すべきもの
[1]使いたい花や色の画像
[2]お気に入りのインテリアや映画、洋服などの情報
[3]会場や衣裳などの写真
高砂席装飾の満足度アップの近道は、フローリストさんと一緒に決めていくこと。結婚式を挙げる季節や場所、予算によって使用できない花もあるので「私はこういうものが好き!」というものを打ち合わせで共有することで、イメージが伝わり好みに合わせた提案をしてもらいやすくなります。認識のずれを防ぐために、可視化できる画像や写真があると安心。
また、どうしても自分で持ち込みたい小物がある場合には、早めに会場やフローリストさんに相談しましょう。大きすぎたり小さすぎたりしないようにサイズの確認も必須です。
From 編集部
小物を取り入れることで、ふたりらしい個性を演出できる!
近年はスマホで結婚式のイメージ収集がしやすくなり、オリジナル感のある高砂席装花を求める人も増えているよう。結婚式を挙げる季節や場所、予算などによっては、使用できない花もあるので、小物をうまく取り入れるのも手。フローリストさんに相談しながら、納得のいく高砂席装花を叶えてください。
新井りえさん RaQue ディレクター・フローリスト
フルオーダーメイドのフラワーアトリエショップ「RaQue」代表。一人一人のイメージに合わせた、オリジナリティーあふれる会場装飾で人気を集めている。ブーケやフラワーアクセサリーなどのアイテムまでトータルで提案してくれる。
構成・文/岸田雅子 D/マッシュルームデザイン
※記事内のコメントは、2023年5月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー55人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2023年7月時点のものです
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