「プロポーズのお返し」何を・いつ・どう贈る?花嫁168人にリサーチ!
プロポーズをされて幸せMAXの皆さん、相手へのお返しはもう決めましたか?「婚約指輪に相当するものをお返ししなきゃいけないのかな?」「お返ししたいのはやまやまだけど、あまり予算がないし……」。そんな声もちらほら聞こえてきますが、大事なのは金額じゃなくて「お返し」に込めた熱い想い!卒花さんのお返しアイデアもぜひご参考に。
プロポーズのお返し、みんなはどうしている?
今回の調査によると約77%の花嫁が、旅行やディナーの場でプロポーズをされたり、婚約指輪や花束を贈られたことに対し、彼に何らかのお返しを用意していました。「嬉しかったから、感謝の気持ちを表したかった」「高価な指輪をもらいっぱなしでは申し訳ないと思ったので」など、お返しをしようと思った理由は人それぞれですが、相手が嬉しそうにしている姿を見て「渡してよかった!」と多くの人が幸せを感じています。
ちなみにプロポーズのお返しの平均金額は13万4000円。婚約指輪の平均購入額が35万8000円ということを考えると、半額~3分の1程度がお返しの相場と言えそうです。
品物でお返しする際の
人気アイテムはコレ!
お返しの品として最も人気が高いのは腕時計。実に4割を超える人が選んでいる腕時計は、ハイブランドのものだと婚約指輪に匹敵するくらいの金額なので、お返しにちょうどいいと考える人が多いようです。もちろん予算に応じてさまざまな価格帯から選べますし、最近ではスマートウオッチの人気も高く、彼からのリクエストも目立ちます。
2位はスーツで15.5%。こちらもオーダーメイドのフォーマルな品から通勤に使えるものまで、用途に合わせてセレクトが可能。さらに電化製品やカバン・靴、財布、洋服などが後に続きます。このような定番の品物以外のほかに、キャンプ用品など相手の趣味を反映したアイテムを選んだ人もいました。
それでは、プロポーズのお返しを「品物」で選んだ花嫁の実例を見てみましょう。
[Case1]おそろいの腕時計をプレゼント
■お返しの品/腕時計
■渡した時期/婚約指輪を受け取った1カ月半後
■渡し方/両家顔合わせの席で交換・お披露目を
■かけた費用/婚約指輪の4分の3程度
<彼の反応>
「一生ものだな。大事にするね!」とかなり大喜び。受け取ったその場ですぐに腕に着け、嬉しそうに写真を撮っていたそう。
ちょうど彼が腕時計を持っていなかったので、「これから一緒に時を刻もうね」というメッセージを込めてプレゼント。私が使っている時計と同じブランド&デザインにして、おそろい感を出しました。(智子さん)
[Case2]1点物のネクタイピンと万年筆をセレクト
■お返しの品/純金のネクタイピンと万年筆
■渡した時期/婚約指輪の受け取り後、両家顔合わせの席で
■渡し方/婚約指輪がサプライズだったので、お返しも同様に
■かけた費用/ネクタイピン20万円、万年筆10万円
<彼の反応>
「イタリア職人の手彫りによる、世界に一つだけネクタイピン」ということを伝えたら、とても感動していたそう。大事な場面には必ず装着してくれている。
プロポーズしてくれたことが嬉しくて、「おじいちゃんになってもずっと大事に使えるもの」を贈ろうと決意。婚約指輪がとても高価だったので半返しができませんでしたが、私の中で精一杯の予算を決めて選びました。(知香さん)
[Case3]お返しのスーツは顔合わせの席でも着用!
■お返しの品/スーツ3着
■渡した時期/顔合わせの1週間ほど前
■渡し方/顔合わせでお披露目したくで間に合うように購入
■かけた費用/5万円
<彼の反応>
「助かるわ~」くらいの反応だったが、スーツ姿を褒めると嬉しそうに照れ笑い。
婚約指輪のお返しとして彼に贈ったのはスーツ3着。普段仕事で着ているスーツが少しくたびれていたので、彼と相談しながら好きなものを選んでもらいました。(かえぴょんさん)
[Case4]アウトドア志向の彼のリクエストでリュックを
■お返しの品/アウトドア用のリュック
■渡した時期/婚約指輪をもらった2カ月後
■渡し方/一緒にショッピングをしている最中に
■かけた費用/約3万円
<彼の反応>
彼の趣味はキャンプ。ずっと大きめのリュックを欲しがっていたので、とても嬉しそうだった。
婚約指輪のお返しはいらないと言われていましたが、たまたまショッピング中に以前から彼が欲しがっていたリュックが目に入ったので、その場で買ってプレゼントしました。(もぐさん)
品物だけじゃない!
今注目なのは「体験型」のお返し
プロポーズのお返しは品物以外でもOK!旅行やレジャー、食事といった体験型のプレゼントなら、“婚約指輪なし”のプロポーズのお礼にもちょうどいいし、「お返しはいらないよ」と気を使ってくれる相手にも、遠慮なく受け取ってもらえそうです。アンケートの回答では、体験型として一番人気だったのは旅行。気軽に行ける1泊旅行のほか、ハネムーン代を負担することで「お返し」に変えた花嫁も。
[Case5]お返しは箱根旅行。露天風呂付きの部屋でまったり♪
■お返しの品/箱根旅行(1泊)と財布
■渡した時期/両家の親に結婚あいさつをした直後
■渡し方/以前からふたりで計画していた旅行費用を負担する形で
■かけた費用/旅行+財布代で11万円前後
<彼の反応>
遠方に赴任している彼が、結婚あいさつで戻ってくるタイミングで計画していた温泉旅行。露天風呂付きの部屋にしたのでとても喜んでくれ、のんびりリラックス!
遠方で暮らしていた彼が、一番喜んでくれるのはふたりで過ごす時間。以前から旅行したいねと話していたので、婚約指輪のお礼に私が旅費を出すことにしました。(Yさん)
[Case6]感謝のメッセージ満載の「サプライズボックス」
■お返しの品/サプライズボックス
■渡した時期/プロポーズの3週間後
■渡し方/宿泊先のホテルでサプライズ!
■かけた費用/箱代とお菓子代程度
<彼の反応>
ボックスを開けるときは「何これ~?」とにやけていたが、ボックス内のいたるところに書かれたメッセージを見て感激していた様子。
箱を3つ重ね、側面にお菓子をたくさん貼り付けて作った「サプライズボックス」。最後に手にする箱の中には、プロポーズのお礼の手紙を入れました。(佳代さん)
[Case7]手料理を振る舞って感謝の気持ちを
■お返しの品/彼の大好物のビーフシチュー、観葉植物
■渡した時期/婚約指輪をもらった2週間後
■渡し方/クリスマスの食事のタイミングで
■かけた費用/観葉植物1万円、料理の材料費
<彼の反応>
料理については冷蔵庫の中の具材を見て、何となく察しがついていたとのこと。「でも大好物を振る舞ってくれようとしている気持ちが嬉しかった」と彼。観葉植物は全くのサプライズだったのでとても喜んでくれた。
クリスマス当日に手料理でお礼を。彼がずっと欲しがっていた観葉植物と、感謝の気持ちをつづった手紙も添えてプレゼントしました。(ぼにさん)
いつ、どう贈る?心を込めたお返しだから
「渡し方」にもひと工夫♪
リクエストに応じて相手の欲しいものを一緒に買いに行ったり、プロポーズのお返しにふさわしい「サプライズ」を仕掛けたりするのも楽しそう。ここからは、彼の喜ぶ顔を見たくてお返しを渡すシチュエーションにこだわった花嫁実例をご紹介します。
[Case8]交際8カ月目の大事な記念日にお返しを
■お返しの品/ネクタイとキーケース
■渡した時期/結婚式の4カ月前
■渡し方/サプライズで手渡し
■かけた費用/ヒミツ
<彼の反応>
予想外のサプライズをとても喜んでくれた。どちらも気に入ったようで、愛用してくれている。
彼への婚約記念品はネクタイとキーケース。付き合って8カ月の記念日のその日は、ちょうど大安で一粒万倍日でもあったので、あえてその日を待って贈りました。(すずらんさん)
[Case9]エンゲージメントフォトの最中にサプライズで
■お返しの品/腕時計
■渡した時期/試食を兼ねたディナーで会場を訪れた際
■渡し方/私服での写真撮影を楽しみながら
■かけた費用/普通の誕生日プレゼントと同じくらいの予算内で
<彼の反応>
いつもはリアクションが薄めの彼が、笑顔ですぐに着けてくれたそう。「実は私が常日頃使っているお気に入りの腕時計と同じタイプ。おそろいだということにもすぐ気付いてくれて嬉しかったです」。
会場でのディナーの際に私服姿でのエンゲージメントフォトも頼んでいたので、そこでサプライズを仕掛けることに。前もってフォトグラファーさんと打ち合わせをし、チャペルでの撮影時に腕時計をプレゼントしました。(ゆうさん)
[Case10]両家顔合わせの際に「婚約記念品」として交換
■お返しの品/腕時計
■渡した時期/顔合わせ食事会の席で
■渡し方/両家の両親の前で交換
■かけた費用/婚約指輪の半額程度
<彼の反応>
彼の好きな青系の文字盤に、同じく青系の革ベルト。「顔合わせ翌日は会場見学でしたが、早速着用してくれているのを見て、本当に喜んでくれているのだと実感しました」。
お返しに腕時計を購入してもいいかどうかだけ先に確認し、ブランドやデザインは完全なサプライズです。顔合わせのプログラムに「婚約記念品交換」の時間を設け、両家の親たちの前で交換&披露し、記念撮影を行いました。(ゆりちゃんさん)
[Case11]「結婚式で着けて」と式前日にサプライズ!
■お返しの品/ペアの腕時計
■渡した時期/結婚式の前日
■渡し方/前泊したホテルの部屋でサプライズプレゼント
■かけた費用/1本40万円
<彼の反応>
「まさかお返しを用意してくれているとは思わなかった!」とかなり驚いた様子。式当日はもちろん満面の笑みで着用。
彼とペアで欲しかったこともありますが、彼は仕事でも腕時計を必要とするので、長く使ってもらえるタグホイヤーのものをプレゼントしました。(maayaさん)
From 編集部
金額よりも「想い」を届けることにこだわって
卒花さんたちのお返し実例、いかがでしたか?たとえ相手から「いらないよ」と言われていても、そこはふたりの大事な婚約の記念。プロポーズされて嬉しい気持ちを、そのまま素敵なお返しに込めてみませんか?
構成・文/南 慈子 イラスト/moeko
※記事内のデータおよびコメントは、2023年8月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー58人が回答したアンケートと、過去2年以内に婚約記念品をもらった経験のある20~30代の既婚女性110人が回答したマクロミル調査、ならびに『ゼクシィ結婚トレンド調査2022(全国推計値)』によるものです
※掲載されている情報は2023年10月時点のものです
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