顔合わせ食事会はどこまでカジュアルでいい?服装・流れ・注意点をご紹介
最近は、ランチやカフェなどでの気軽な両家顔合わせが増えつつあり、両家がリラックスしてカジュアルに親睦を深められる場にしたいという声も多いようです。とはいえ相手に失礼な思いをさせては元も子もありません。カジュアルはどこまでOKなのか、チェックしていきましょう。
最近は、ランチやカフェなどでの気軽な両家顔合わせが増えつつあり、両家がリラックスしてカジュアルに親睦を深められる場にしたいという声も多いようです。とはいえ相手に失礼な思いをさせては元も子もありません。カジュアルはどこまでOKなのか、チェックしていきましょう。
カジュアルな食事会をして、両家の和やかな顔合わせとなるように、まずはふたりの中に忘れてはならない方向性を、合言葉としてインプットしよう!
目指すのは「堅苦しさを取っ払いつつ」でも「失礼にならないように」。
末永く仲良くさせてもらいたかったため、あえて普段の自分を出すような形で行いました。(恵子さん)
私たち自身が堅苦しいのが苦手なのと、遠方から来るため動きやすい服装がいいのではと思って。(でじゃまるさん)
カジュアルな顔合わせ食事会について、親に相談する第一声で「ラフにしたい」「カジュアルにしたい」はNGワード。「どんなお相手だろう…?」「失礼のないようにしなくちゃ」と思うのが親心。「何言ってんの!」といきなり撃沈するかも!?
まずは慎重に、順序立ててプレゼンするのが得策です。ランチやお茶会が増えつつある最近の傾向を前置きにして、ふたりがイメージするカジュアルなお店を具体的に提案。カジュアルにしても決して失礼にならない、安心要素も併せて伝えること。早速シミュレーションしてみて!
そのお店に決めた理由やエピソードがあれば、たとえファミレスのランチでも失礼にはならないはず。「七五三など家族でお祝いをする時によく行った思い出のレストランです」とか、「息子が初めてアルバイトをした店で、飲食業に勤める原点なんだそう」など、相手側に説明を。
またフォーク&ナイフだけではなく、気軽にお箸でも食べられるお店にするのも◎。居酒屋などにぎやかなお店なら、個室を予約するとゆっくり話しやすい。
私の家族が行きつけにしている近所の和食屋さんでランチをしました。堅苦しくないが、個室もあり、両家が肩の力を抜いた食事会に。(AYUMIさん)
彼の両親がセレクト。家族ぐるみでお世話になっている方のお店で、家族の輪が広がる瞬間をほほ笑ましく応援してくださった。(はるさん)
義父が病気で食事制限があるため、京都の郊外にある、お茶だけで個室利用できるホテルにしました。私の母も堅苦しいことが苦手なので「お茶会で!」と希望しており、図らずも両家の気持ちは一つでした。カジュアルになりすぎないよう、ホテルなど改まった場にしたかったので探すのは苦労しました。(麻友さん)
ホテルの個室でのコース料理にしました。メインのみコース料理にし、野菜やデザートはビュッフェスタイルにすることで席を立つ機会ができ、両家の親も話しやすい雰囲気をつくりました。(まーちゃんさん)
義両親が、彼もよく参加していた私の家のバーベキューに興味を持ってくれて。「じゃあ、わが家で顔合わせを」となりました。いつもと同じ環境で緊張もほぐれ、義両親も楽しんでくれたので良かったです。(あみあみさん)
男性の服装は、まずは両家父の服装を決めるとまとまりやすい。夏なら「暑いから襟付きポロシャツにしてジャケットを羽織ればいいよ」などと基準を定め、それより彼がキッチリしたボタンダウンシャツにジャケットとすれば、失礼になりにくい。
女性の服装は普段のお出掛け服に、きちんと系のバッグやアクセサリーなど身に付ければ大丈夫。両家母が、お相手の服装を気にする傾向もあるので「こんな感じでいく予定」と写真を共有するのも手。
ひと言で「カジュアル」といっても、キリっとした印象のスタイルから、ゆるっとラフなスタイルまで幅がある。先輩カップルの実例を参考に見てみよう。
1.男性陣はノータイだけどジャケットを羽織ってキッチリ。女性陣もカーディガンなど羽織って肌の露出は少なめに。(さなえさん)
2.服装に迷っているようだったので「インフォーマルで」と伝えて格をそろえられた。(Hさん)
3.百貨店の日本料理店のランチ帯に。デニム・肌の露出は避けて後は自由に。冬だったので男性陣は自然にニットだった。(舞さん)
「進行は流れに任せていたけど最初と最後のあいさつはしっかりする」、「婚約記念品のお披露目タイムを設ける」など、ただの会合で終わらせない“要素”が1つ2つ入っていれば大丈夫。
会話のきっかけになるプロフィールブックを手作りするカップルも多いけれど、準備が大変ならアルバムを持ち込むだけでも十分。アルバムも両家顔合わせ用に作るのではなく、親がつづってくれたものをそのまま持ち込んだ方が、親の愛情も伝わって一層盛り上がるはず。
相手を知ることができる食事会になればカジュアルでも親は安心。「失礼」とは思わないはず。
有名ブランドにこだわらず、お国自慢、ご近所自慢に徹して選ぶと会話も弾みそう。そこに「毎晩、晩酌をされるそうで…」「あんこ好きと聞いて」などと相手の嗜好(しこう)に合わせたものを選べば一層喜ばれる。それでも気遣いするようなら「両家ともなし」にするのもあり。
本当におすすめしたい好きなお菓子などに。あえて百貨店など、かしこまった所で買いませんでした。(歩さん)
事前にいくらぐらいの手土産にするのか共有しておき、高価になりすぎず、気を遣わない程度の品物を用意。プレゼント交換的な感じになりました。(YUKIさん)
両家ともお菓子など食べないため、いろいろ気を使わないよう「手土産なし」としました。(Hさん)
親だって、堅苦しい会よりリラックスして親睦を深められる「カジュアルな両家顔合わせ」を望んでいるかもしれません。ちょっとの気遣いで、カジュアルに寄せるのは意外に簡単。とはいえ、無理強いはしないように。まずは親の意向を聞いて、ふたりの考えを丁寧に説明しつつ、みんなが納得のいく形を見つけましょう。
構成・文/千谷文子 イラスト/タテノカズヒロ D/mashroom design
※記事内のコメントは、2025年6月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー68人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2025年8月時点のものです