撮りたいイメージは“衣裳”から決める!【前撮り】決定までの流れを解説
ふたりの記念になる前撮りフォト。なんでも検索できる今だからこそ、どうやって撮影しようか迷ってしまいますよね。そんなときは、衣裳に合わせて撮りたいイメージを決めるのがおすすめ!ここでは、前撮りの予約~決定までの流れをはじめ、衣裳別におすすめの撮り方や撮影場所をご紹介。フォトスタジオのプランナー山岸さんにお伺いしました。
まずは「前撮り」のキホンを解説!
前撮りは、結婚式の前に撮影することを指し、結婚式後に撮影する場合は後撮りといいます。
魅力は、なんといっても“ふたりが主役”の写真が撮れること!式当日は何かと忙しかったり、ゲストの前で緊張してしまったりして、記録としての写真になりやすいですが、前撮り・後撮りなら撮りたいイメージを目指して、ふたりらしさをより引き出すことができます。
では、一体どんな流れで進んでいくんでしょう。
★check★予約~受け取りまでの流れ
【1】予約の前にどんなイメージで撮りたいか考える
【2】スタジオやフォトグラファーに依頼し、予約する
【3】事前の打ち合わせで撮りたいイメージを共有する
【4】撮影し、写真データを受け取る
“理想通り”の前撮りフォトを叶えるために、大切なのは【1】!撮りたいイメージを最初に考えることが大切です。
とは言っても、まだ定まっていないときは……衣裳からどんな雰囲気で撮りたいかを見つけるのがおすすめ!ドレスから和装までバリエーションが多いので、何を着るかで写真の雰囲気も変わってくるんです。また、衣裳の魅力をUPさせるおすすめの撮影場所もあるので、次から併せて紹介していきます。衣裳から撮りたいイメージを見つけてみて♪
5つの衣裳から見つける!
あなたの撮りたいイメージは?
ウエストから裾にかけてふわっと広がったボリュームドレスはヒロイン感たっぷり!非日常な世界観に作り込まれたスタジオが気分を高めてくれるはず。また、屋内にあるスタジオは風の影響を受けないので、ドレスのシルエットが崩れにくいところもポイント。移動がない分じっくり落ち着いて撮影できます。
スペースや部屋の広さに限りがあるので、思いっきり引いた写真を撮影したい場合には事前にスタッフに相談しておきましょう。
■おすすめの撮影場所■
スタジオ、ハウススタジオ
<画像提供>
上から、jin__weddingさん、24choco_wdさん、株式会社デコルテ
海外花嫁のようなヘルシーに肌見せできるシンプルドレス。さらっとした甘すぎないドレスには、海や緑など自然を感じられるロケーションがお似合い。
歩きながら撮影するため、手をつないだり、ほほ笑みあったり……と、ふたりの素の表情も切り取れるはず。日中はナチュラルな雰囲気、夕暮れはシックな雰囲気と写真の印象が変わるところも素敵。
ロケーションの場合は、風を遮るものがないため天気の影響を受けやすいけれど、その分景観を生かしたダイナミックな写真も撮影できます。人気の撮影時期は5~6月、9~11月。
■おすすめの撮影場所■
海、森、公園
<画像提供>
上から、liho__wdさん、s_trunk0429さん、株式会社デコルテ、mimi_wd_さん
優雅な印象を与えるマーメイドシルエットで、ムードのある歴史的建造物、夜景やイルミネーションの中でドラマチックなショットを。外灯や階段もシチュエーションづくりに役立ちます。
目線を外す、お互いの腰に手を回すなど、映画のワンシーンのようなスタイリッシュなポージングを目指してみては?
撮影場所によっては人通りが多いけれど、照れを一時封印してかっこよくておしゃれな一枚を狙うのがベスト!
■おすすめの撮影場所■
歴史的建造物、街中
<画像提供>
上から、ernk5さん、h_i_wd0413さん、yukiさん
伝統的な婚礼衣裳の白無垢は綿帽子を合わせれば、より格式高く、洋髪にすれば今っぽく着こなせます。
ライティングを調整できるスタジオでは、背景のカラーペーパーにより、印象がガラリと変化。茶室をイメージしたスタジオなら、凛とした美しさがより際立ちます。また、白の生地に同色で文様が施されている着物、綿帽子のディテールまできれいに撮影できます。
人気の正座ポーズなど、ロケーションとはまた違ったポーズが叶うのも室内ならでは。小道具にドライフラワーブーケなどを取り入れて洋風MIXにするのもおしゃれ。
■おすすめの撮影場所■
スタジオ、茶室、和室
<画像提供>
上から、1枚目・2枚目共に株式会社デコルテ、s_trunk0429さん
圧倒的な華やかさのある色打ち掛け。桜や新緑、紅葉など、四季折々を感じられる庭園を巡りながら撮影することで、自然な表情の写真になるはず。バックハグ、彼がエスコートする、おでこ同士をくっつける……ときめきのあるポージングもいい思い出に♪
春と秋の庭園は観光客も多く混みやすいと心得て。また、その時々で開花時期などが異なる上、撮影時期が短期間になることもあるので早めに予約をしておくと安心です。
■おすすめの撮影場所■
日本庭園、神社、寺
<画像提供>
上から、t.a.1205weddingさん、k_0414_さん、株式会社デコルテ
イメージが固まったら、いざ予約!
予約の際はココもCHECK
【1】プランの内容
……写真データの枚数、レタッチの有無、持ち込みが必要なものなど
【2】ロケーションの場合、撮影時期・撮影場所
……撮影場所の繁忙月はいつか(桜や紅葉などの見頃は場所により変わるので注意)。また、撮りたい場所が撮影に対応しているか
【3】ロケーションの場合、雨天時の対策方法
……天候の影響でキャンセル・延期になる場合に無料でできるかどうか
<関連記事>予約が完了したら
どんなポーズで撮るか考えてみよう!
From 編集部
撮りたいイメージを膨らませて、素敵な写真を残そう♪
せっかく前撮りをしたのに「思っていたイメージと違う!」ということがないように、撮りたいイメージは事前に考えておくと安心◎彼ともどんな写真を撮りたいか、話しておきましょう。思い描く方向性が決まったら、それに合わせてヘアメイクやポージング、小道具なども考えていけば、スムーズです。満足のいく前撮りフォトを叶えてくださいね!
山岸 有佳
株式会社デコルテ
プランナー
ふたりが思い描くイメージ通りのウエディングフォトとなるよう、ヒアリングを大事にした接客を心掛けている。
「お客様の理想を形にできるよう色々な思いをぜひお伝えください。素敵な記念写真を残しましょう」
取材・文/岸田雅子 D/mashroom design 構成/間宮 愛(編集部)
※掲載されている情報は2022年11月時点のものです
※ロケーション撮影での注意点※
撮影申請が必要な場合や時期ごとに利用条件が異なる場所があるので撮影前に必ず確認をしましょう。また撮影時は自然を傷めないよう最大限の配慮を。
- 写真・ビデオ
- 前撮り
- アイテム検討期
- 遊び心のある
- 甘め
- きれい
- 和風
- テンションあげたい
- 楽しく読む
- 自然の中で撮影
- 歴史的な施設で撮影
- 街中で撮影
- 公園・庭で撮影
- 神社で撮影
- ハウススタジオで撮影