
まねしたいアイデアいっぱい! ふたりの写真、飾り方実例
結婚式の会場やウエルカムスペースに、ふたりの写真を持ち込んで飾りたい。せっかくならセンス良くオシャレに飾りたいですよね。そこで、思わずまねしたくなるアイデアがいっぱいな先輩花嫁の飾り方実例をご紹介。さらに、スタイリスト川島ゆきさんに写真をオシャレに見せるポイントを伺いました!
【つるして飾る 1】バルーンで会場全体に立体感のある装飾を
「ハワイでの挙式写真のお披露目を兼ね、写真をバルーンにつるしてウエイティングスペースに飾りました。『アルバム形式だと他の人が見ているとじっくり見られないけれど、この形なら自由に見られていいね』と友人たちからも大好評。バルーンは事前に全色サンプルをもらって、膨らませた状態で色を確認。会場の雰囲気を壊さず、上品な雰囲気になるシャンパンゴールドに決定しました。リボンの長さを変えることで装飾としての立体感を持たせました」(natsumiさん)
◇スタイリストからひと言◇
カラフルな写真なのでバルーンの色をシックに統一して正解。とても素敵な会場装飾に仕上がっています。
【つるして飾る 2】ひもやクリップを使ってガーランド風に!
[写真1]「ゲストが写っている写真を麻ひもにピンで留めて、ウエイティングスペースの壁一面に飾りました。自分たちの写真を探すことで、待ち時間も楽しく過ごしてもらえたようです。皆に喜んでもらえるよう、とにかくたくさんの写真をチョイスしました」(manaliさん)
[写真2]「受付前のスペースに、ゲストが写っている写真を画用紙にコラージュして飾りました。思わぬ所に自分が写っているのを見かけたゲストが、驚くと同時にとても喜んでもらえたようです」(あーりんさん)
[写真3]「会場にあったオシャレなついたてを使いました。ふたりの写真とポンポン、彼からもらった縫いぐるみやマカロニリースを飾り付け、ウエルカムコーナーに。『ガーランド風に飾った写真が面白いね』と言われました」(杏子さん)
◇スタイリストからのひと言◇
麻ひもの代わりに、リボンや手芸用のレースなどを使って飾るのもあり。クリップの色や素材を工夫するとさらに楽しくなりますよ。
◆スタイリストに聞いた【つるして飾る】をオシャレに見せるポイント!◆
「つるして」飾ると、会場デコレーションとしてゲストの目を引きやすいです。
「どこに」「何を」「どんなテーマで」つるすかを決めてから、どう飾るかを考えると良いですね。
飾れるスペースが広い場合は、
・写真をフレームに入れて額ごとつるす
・木の枝に、小物や花、オブジェと一緒につるす
など他のアイテムを使ったアイデアが考えられます。
それほどスペースがない場合も、アイテムの大きさやひもの長さを調整すればOK。メッセージと一緒にガーランド風に飾ったり、年表にして縦横に数枚をつるすのも素敵!
夜の式であれば、電飾コードをひも代わりにしてライトをつけても。
写真の大きさに統一感を持たせ、式のテーマに合わせた配色をすることが、オシャレに見せるポイントです。
【貼って飾る 1】挙式会場に続く廊下の柱を使って
「待合室から挙式会場へ行くまでの廊下に柱が等間隔に並んでいたので、台紙に貼った彼と私の小さいころの写真をリボンで縦につなげ、柱に貼り付けました。旅行の写真や面白い格好をしている写真をチョイスし、足を止めてもらえるよう工夫しました」(chikaさん)
◇スタイリストからひと言◇
会場そのものの空間や既にある設備を生かすお手本となる飾り方ですね。メッセージやお花、グリーンを一緒に飾っても素敵です。
【貼って飾る 2】化粧室だっておもてなしスペースに!
「子どものころから今までのふたりとゲストの写真をピックアップして、インスタント写真風にリプリント。ひと言ずつコメントを書いて化粧室に貼りました。好きな部分だけをトリミングしてプリントし、インパクトのある仕上がりに。お化粧直しのときにも楽しんでもらえるようにと、鏡などのスペースを使ってたくさん飾りました」(アベコフさん)
◇スタイリストからひと言◇
写真をトリミングして出力するのはすぐにまねしたいアイデア。インスタント写真風に統一されていてオシャレな印象です。
【貼って飾る 3】小瓶に写真を貼りスタイリッシュに!
「たくさんの写真をオシャレに飾りたかったので、観覧車形のフォトフレームや小物を使って飾りました。彼と私の小さいころの写真は、式のテーマカラーに合わせた小瓶にモノクロで印刷したものを貼り、リボンとメッセージを添えて。狙い通りの仕上がりに、ゲストからは『オシャレ~』と感嘆の声が!」(S.Jさん)
◇スタイリストからひと言◇
小瓶を使ったアイデアが秀逸! 瓶に添えたプロップに書いてあるメッセージや、一緒に置いてある小物もポイントになっていますね。
◆スタイリストに聞いた【貼って飾る】をオシャレに見せるポイント!◆
「どこに」「何を」「どんなテーマで」貼るかを考えて、会場のポテンシャルを生かすことが成功の秘訣。
下見の際には、ウエルカムスペースだけでなく、階段や通路などのスペースが使えるかも確認しておくとよいですね。
写真を、壁にハート形に貼り付けたり、アルファベットをかたどって壁全体が大きなメッセージになるようにしても素敵。思い切って壁一面を写真で埋め尽くすのもインパクト大。
マスキングテープを写真フレームのように貼るのもぜひ取り入れてほしいアイデア。その場合、主張し過ぎないシンプルなテープを選ぶとよいです。
壁に貼るのがNGな場合は、黒板や大きな額縁、ガラスや鏡などを持ち込んで貼るのもあり。
【置いて飾る 1】インパクト大なタペストリー、実はコレ......
「前撮りの花嫁衣裳の写真をウエルカムボードにして、会場のウエルカムスペースに飾りました。実はこれ、子どものころからの写真をたくさん敷き詰めたモザイクタペストリーなんです。『インパクトがあってすごーい! 初めて見た~!』と皆、驚いていたようです」(ayaさん)
◇スタイリストからのひと言◇
サプライズと写真のお披露目を兼ねた楽しい飾り方ですね! たくさんの写真を使っても、色みが統一されているのでシンプルですっきりとしています。
【置いて飾る 2】ふたりらしいフォトプロップスでお出迎え!
「ふたり初めてのペアルック姿とフォトプロップスを使って撮影した写真を並べ、ウエルカムボードを手作り。ゲストの反応も上々で『可愛い~!』と盛り上がってくれました。少しレトロな感じに印刷できそうな紙を使うなど、写真にひと工夫したことでふたりらしさが伝わったと思います」(朱美さん)
◇スタイリストからひと言◇
フレームと写真の色に統一感があり、温かみがありつつもオシャレな仕上がりですね。フォトプロップスはアイデア次第でいろいろ使えるgoodなアイテムです。
【置いて飾る 3】ゲストブックならぬゲストボードを用意!
「ふたりが出会ってから今に至るまでのツーショット写真を中央部分に貼り、その周りにメッセージが書き込めるスペースを空けたウエルカムボードを受付横のスペースに配置。皆が次々と書き込んでくれたゲストブックならぬゲストボードは、今ではふたりの大切な宝物です。『ふたりらしいね』と大変好評でした」(えりんこさん)
◇スタイリストからひと言◇
心が温まる素敵なボードですね。ふたりで行った映画のチケットや、ふたりで飲んだワインのラベルなど思い出のアイテムを一緒にちりばめても素敵です。
【置いて飾る 4】フォトアルバムやメモスタンドを使って
[写真1]「ふたりの幼いころから今に至るまでの写真を、畳むとアルバムになる蛇腹形の手作りフォトスタンドに入れて親族控室に飾りました。親族は早くに集まっていたのでじっくり見てくれたようです。“懐かしい”と感じてもらえるよう写真のチョイスには時間をかけました。式の後に、それぞれの祖父母にプレゼント。とても喜んでもらえました」(manaliさん)
[写真2]「親族控室に、私の小さいころの写真や親の結婚式の写真を飾りました。マスキングテープで写真を縁取りメモスタンドを使うことで、気軽に手に取ってもらうことができました。親族からは『懐かしい!』と声が上がり、思い出話に花が咲いたようです。披露宴が始まると同時に、会場外の装飾スペースに移動。同様に飾った友人たちの写真と一緒に並べて、ゲスト皆にも楽しんでもらいました」(annnyaさん)
◇スタイリストからひと言◇
どちらも手に取ってもらえる工夫や演出に使える工夫があります。装飾をその後のおもてなしにつなげているところがいいですね!
◆スタイリストに聞いた【置いて飾る】をオシャレに見せるポイント!◆
写真を「置いて」飾る場合のポイントは大きく3つあります。
(1)フレームに統一感を持たせる
(2)写真の印刷の仕方を工夫する
(3)一緒に置くものにこだわる
例えば、
・モノクロ写真を大小さまざまなアンティークフレームに入れて飾る
・ふたりの思い出の小物と一緒に、大きめの瓶やボトルに入れて飾る
・お気に入りの小物と一緒に飾る
・写真そのものをオブジェ化して飾る
などのアイデアが考えられます。
あくまでも会場の雰囲気や、結婚式のテーマに合わせるのがポイント。
モノクロやレトロ風に写真を印刷したり、一晩コーヒーに浸けて染めた紙に印刷すると独特のニュアンスに仕上がりますよ。
オブジェを作る場合は、先に台紙に写真を貼ってから形を作っていくとうまくいきます。
【留めて飾る】グリーンを使ってナチュラルに涼しげに!
「会場のエントランスに装飾用のグリーンを置いてもらい、葉にクリップで写真を挟んで留めました。普段ふたりが使っているキャンプ道具と一緒に飾ったウエルカムスペースは『とても素敵!』とゲストからも大変評判が良かったです」(美幸さん)
◇スタイリストからひと言◇
グリーンなどのナチュラルなアイテムに写真を留めることで、写真が主張し過ぎずオシャレなコーナーに仕上がっています。
◆スタイリストに聞いた【留めて飾る】をオシャレに見せるポイント!◆
「留めて」飾る場合は「何に留めるか」「何と一緒に留めるか」がポイント。
ヒントはクリスマスシーズンに見かけるような装飾。木の幹や枝にオーナメントと一緒に留めたり、大きめのリースのラインに沿って丸く留めるのも素敵。オーガンジーやレースペーパーなどの素材を、小物と一緒に留めるのもオススメ。
結婚式のテーマが「海」であれば網、「旅」ならトランクなどのアイテムを使ってもいいですね。
コーナー演出となるテーマ性のある飾り方が、ふたりらしくオシャレにまとまるポイントです。
▼ウエルカムスペースの演出アイディアはこちら
From 編集部
どこに何を飾るかをイメージするために、会場の下見はしっかりと!
写真をオシャレに飾るアイデアはいろいろあるけれど、会場や式のテーマに合っていることが大前提。
どんなスペースがあり、どこが使えるのかを見極めるためにも、下見の際にしっかりとチェックしておくことが肝心です。ゲストの動線に合わせて飾る場所を考えてみるといいですよ。会場のプランナーに聞くとヒントが得られるかも。
ウエルカムスペースやウエイティングルームはもちろん、ゲスト卓だって「置いて」飾るには最適な場所。ゲストとの思い出写真をボトルに入れて装飾するのもありですね。オシャレで心のこもった演出はきっとゲストの心に残るはずです♪
取材・文/平間美樹(CLINK) 監修/川島ゆき 構成/赤松理恵(本誌)
※掲載されている情報は2015年6月時点のものです
※記事内のデータならびにコメントは2015年4月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」メンバー85人が回答したアンケートによるものです
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