タイミングに決まりなし!「式前ハネムーン」のメリットって?
親へのあいさつや顔合わせなど、結婚式に向けての“やるべきこと”はひとまず済んで、婚姻届の提出も間もなく。「結婚式はもう少し先だし、ハネムーンの準備はまだ早いかな」。そう考えている花嫁に知ってほしいのが、「式前ハネムーン」。新婚旅行は式後に行くものと思いがちですが、このタイミングだからこそのメリットがたくさん!式前に実施した卒花さんがその魅力を教えてくれました。
卒花さんの最新ハネムーン事情
実は約16%が式前ハネムーンを実施!
「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)」によると、式前ハネムーンに出発したカップルは全体の約16%。「意外にいるのね」という印象を受ける人が多いのではないでしょうか。
ハネムーンの検討開始時期は、結婚式の7カ月以上前が約16%と最も多く、全体の約70%が1~2カ月程度の検討期間を経て決定していました。
ここからは、式前ハネムーンを実際に叶えた卒花さんが感じた、そのタイミングで実施する良さについて、メリット別にご紹介します!
いつ取れる?まずはふたりの「結婚休暇」をチェック!
ハネムーンには結婚休暇を利用したいと考えている人も多いでしょう。結婚休暇が取れるタイミングや日数は、職場ごとにさまざま。「婚姻届提出日から」「挙式日から」「婚姻届提出日もしくは挙式日から」と、起点となる日に違いがあります。
そのため、婚姻届提出日と挙式日の間隔が長い人は要注意!彼とも異なる可能性があるので、まずは確認から始めて。職場によっては、婚姻届提出日や挙式日の数日前から取れる場合もありますよ。
結婚休暇について詳しくはこちら
メリット1/
憧れの海外前撮りを実現!式アイテムにも活用できる!
結婚式約2カ月前に実施 _vivi_wed_さん
10泊12日のEU周遊ハネムーンのメインは、スイスで大好きなドラマのロケ地を巡ることと、パリでの前撮り撮影。ドイツやモナコにも行きました。式前の旅に決めたのは、フォトグラファーとヘアメイクさんのスケジュールを合わせた結果。パリ前撮りの写真をプロフィールブックやムービーにたくさん使って、ゲストにも好評でした。
メリット解説 from 編集部
ハネムーン先でウエディングフォトを残したい!そう考える花嫁も多いのでは。式後のハネムーンではせっかく撮った写真をお披露目する機会があまりないけれど、式前ならプロフィールブックやムービー、招待状などウエディングアイテムなどに使えるのが大きなメリット。さらに、旅先で用意したお土産を演出の景品やプチギフトにするなどもできます。
「結婚式だけでも疲れたので、終わってすぐのハネムーンは体力的にきつかったかも」と_vivi_wed_さん。ずっと残る写真だから、結婚式の準備や本番で慌ただしく過ごした後よりは、心身共に余裕があるタイミングがおすすめ。本番に向けた、婚礼衣裳での立ち居振る舞いや写真撮影の予行演習にもなりますよ。
メリット2/
渡航先のベストシーズンに合わせて行ける!
結婚式約8カ月前に実施 なおさん
彼はスキーが趣味で、私の憧れはアルプスの絶景を望める氷河急行。どちらもベストシーズンが冬ということで、10月の式の前の2月に行きました。旅行先のスイスではウインタースポーツを大満喫。予定の氷河急行が吹雪で運休したときは、彼が機転を利かせてくれたおかげで運転を再開した列車に無事乗車。旅をリードしてくれた頼もしい彼に、より一層愛情が湧きました!
メリット解説 from 編集部
せっかくのハネムーン。ふたりが行きたい所、見たいものがあるなら、式前だからとちゅうちょせず、ベストシーズンに楽しい思い出をたくさんつくって。逆に、渡航先の閑散期を利用すれば、予算を抑えることも可能です。ベストシーズンを狙ったなおさんは、ウインタースポーツ以外にも、朝焼け&夕焼けのマッターホルンを眺めたり、世界遺産巡りをしたりと内容の濃い10日間に。
また、なおさんが式前に行ったことで感じたメリットの一つが、彼との結婚生活がイメージできたこと。「当時同居前だった私たち。新しい面をたくさん見ることができ、彼との結婚生活はこんな感じかな?と想像してほれ直しました(笑)」。旅先で協力し合って失敗やハプニングを乗り越えた経験は、結婚式準備でも生かせるはず。
メリット3/
婚姻届提出後、式前に結婚した実感が得られる!
結婚式約7カ月前に実施 mayuさん
婚姻届提出という大切な記念日に石垣島へ出発!飛行機が好きなので、特別な日に空の上で過ごせたことは一生の思い出です。ハイクラスの部屋に泊まり、ラウンジでお酒を飲んだり、プールやゴルフを楽しんだりと充実の2泊3日に。旅行中に誕生日を迎えた私のために、彼がサプライズのケーキを手配してくれてうれしかった!
メリット解説 from 編集部
「婚姻届は提出したけれど、結婚式はもう少し先」という時期は、結婚した実感が湧きにくいもの。ハネムーンという特別な時間を過ごし、旅行先で夫婦として対応されることで、「結婚したんだな~」と改めて幸せをかみ締めることができます。mayuさんも婚姻届の提出後にそのまま旅立ったことで、結婚気分が盛り上がったそう。
他の卒花さんの中には、「結婚式はまだ先だったので、婚姻届の提出を一つの区切りとしてハネムーンに」「婚姻届を提出して夫婦になったので、婚前旅行ではなくハネムーンとして気兼ねなく楽しめた」という声もありました。
メリット4/
結婚休暇取得タイミングを生かして長期旅行を満喫できる!
結婚式約3カ月前に実施 Ayakaさん
彼の会社の結婚休暇が婚姻届提出から半年以内だったので、それに合わせて式前ハネムーンに。行き先は「ハネムーンはヨーロッパへ」という憧れを叶え、イタリアに。行きたい場所が多くて、ふたりが好きな美術館巡りをメインに9日間で4都市周遊の大充実の旅に。今思えば、結婚式の出費が多かったので、式後ハネムーンを選んでいたら、控えめなプランにしていたかも(笑)。
メリット解説 from 編集部
「新婚旅行はヨーロッパに」と夢見ていたふたりにとって、長期休暇を取りやすい結婚休暇の利用は必須。ミラノ、フィレンツェ、ローマで美術館に行き、ベネチアでゴンドラに乗るなど、やりたいことを詰め込んで目いっぱい楽しんだそう。また、「予約や旅程の計画だけでなく、パスポートの取得などで意外と準備に時間がかかった」という経験談も。結婚が決まったら、早めに結婚休暇を確認して、期限内のベストなタイミングで検討を。
さらにAyakaさんたちは、ローマのスペイン広場でウエディングフォトの撮影現場に遭遇し、結婚式への気持ちが高まったとか。「帰国したら準備を頑張ろうね!」と話し合い、大変だった結婚式準備を乗り越えるなど、モチベーションを上げるきっかけにも。
メリット5/
式の準備とかぶることなく旅の計画に集中できる!
結婚式約5カ月前に実施 うーきさん
家族ウエディングで大がかりな準備の必要がなく、式は半年後。また〈結婚式=結婚関連の最大イベント〉というイメージで、式後は燃え尽きてしまうかも……という思いも。そんな状況や意識があり、それぞれの準備に集中できる式前ハネムーンを選びました。渡航先は、珍しい&彼の仕事にちなむ所へとエジプトに。現地ではアクシデントに遭遇したりもしましたが、結婚式前に心もからだも絆も鍛えられるいい経験ができました。
メリット解説 from 編集部
式直後にハネムーンへ出発する場合は、結婚式と旅行の準備を並行しなければいけません。結婚式が近づくにつれてやることが増えるため、ハネムーン準備に手が回らなくなる可能性も。その点、式準備が忙しくなる前であれば、旅行の計画に集中でき、万全な状態で楽しむことができます。
「式後すぐのハネムーンだと、結婚式の余韻に浸れない気がして……」とうーきさん。結婚式が終わってからも、支払いや片付け、お礼のあいさつなど、ふたりにはやることがたくさん待っています。思い出を振り返りながら落ち着いて式後を迎えるためにも、式前ハネムーンはおすすめですよ。
From 編集部
式前ハネムーンでふたりの絆を深めて結婚式へ
ふたりの思い出をつくるだけでなく、絆を深めることもハネムーンの大切な目的。お互いへの思いを式前ハネムーンで確信した後なら、結婚式の準備も力を合わせて集中できそう。職場の結婚休暇や結婚式までのスケジュールを確認した上で、式前ハネムーンを選択肢に入れてみませんか。
取材・文/関東博子 イラスト/佐々木千絵 D/mashroom design 構成/松隈草子(編集部)
※記事内のデータは「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)」によるものです
※掲載されている情報は2023年5月時点のものです
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