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【婚姻届の証人】誰にどう頼んだ?使える印鑑・依頼時の注意点etc.

結婚するに当たり、そろそろ婚姻届を提出しようかなと考え始めたおふたりへ。婚姻届は新郎新婦が記入するだけでなく、証人2名の署名も必要だと知っていましたか?今回は、「証人の選び方」、「誰に」、「どう」お願いすれば良いかを徹底リサーチ。婚姻届の署名をお願いする人別に、卒花さんの体験談もたっぷり紹介します。

2022年9月追記:2021年9月1日より、婚姻届の押印義務は廃止されました。新様式の婚姻届では、届出人・証人ともに本人の意向に合わせて任意で押印できるようになっています。

婚姻届の証人とは?役割は?

「婚姻届の証人」=ふたりの結婚の意思を証明する第三者のこと

結婚を祝福する証人と新郎新婦

婚姻届の証人とは、ふたりが結婚の意思のある当事者であること、その婚姻が正当であることを証明する第三者のことです。婚姻届を提出する際には、ふたりの署名以外に、証人2名による実名、住所・本籍などの記載が必要です。

万が一、将来的に結婚生活がうまくいかなくなっても証人が責任を負うことは一切ありません。

婚姻届の証人の選び方

婚姻届の証人は、成人(18歳以上)であれば誰に頼んでも構いません。両家の親にお願いするカップルが多数派ですが、新郎と新婦で揃える必要はなく、きょうだい、同世代の友人や先輩夫婦、仲間、上司、恩師、先輩など親以外の目上の人にお願いしたというカップルも。今どきの婚姻届の証人の組み合わせは多様化しています。それでは、早速組み合わせ別に見ていきましょう。

*「証人」と似た言葉に「保証人」がありますが、これらはまったく違うものなので注意しましょう。

家族・親族パターン1<新郎親&新婦親>

とは 誰 お礼 何人 必要 リスク 住所

「自分たちのことを最も分かってくれている人」にお願いしたい。そんな希望を持つカップルをはじめとして、圧倒的割合で選ばれていたのが<両家の親>。その中でも最多だったのは、婚姻届証人の大定番<新郎父&新婦父>の組み合わせ。親を選んだ場合、“両家の代表者”としてお願いしたいという思いや、“承認”の意味が込められていることも多いようで、代表が母であれば、<新郎母&新婦父>など一方は父、もう一方は母という組み合わせを選んでいるカップルも。

婚姻届の署名はお互いの実家に順番に出向いてお願いするほか、遠方の場合は郵送で依頼したパターンも。その他、顔合わせ食事会など両家が揃う場で、署名をセレモニーの一つとして行うカップルも増加傾向のよう。

卒花VOICE

両家親にどうして、どう頼んだ?
花嫁

<両家父>
証人であり“承認”という大事なことだったので、それぞれの父にお願いしました。提出日を決めた後、事前に彼が親に連絡を取り、ふたりで彼の大阪の実家まで足を運び、署名を。その後私の実家にふたりで行き、署名をもらい完成させました。プレミアム婚姻届という、証人からひと言をもらえる欄がある婚姻届を選んだことで、改めてメッセージをもらう機会があり、いい記念にも!(りりぴさん)

花嫁

<両家父>
顔合わせ食事会の最後に、両家の父にお願いしました。事前に「印鑑を持ってきて」と頼んでおいたので、ちょっとしたサプライズに。友人や信頼している人でもいいと思いますが、やはり結婚をするにあたって、お互いの親へのこれまでの感謝の意味も込めて依頼をするのはすてきなことだと思いました(和香さん)

花嫁

<両家父>
両家の親が引っ越しの手伝いに来てくれた時にお願いし、新居で署名&押印をもらいました。まだテーブルが届いておらず、テレビ台で書いてもらったのもいい思い出です(ひまわりさん)

花嫁

<両家父>
親あいさつも兼ねてお互いの実家を訪ねた際に、両家の父にお願いし署名と押印をしてもらいました。両家の母には式当日の結婚証明書へのサインをお願い。ふたりを一番よく知る親に証人になってもらえて良かったです(百合菜さん)

花嫁

<新郎母&新婦父>
証人は結婚するまでに一番お世話になった人にと決めていて、家族の代表である、私は父、新郎は母にお願いしました。大切な話なのでゆっくり時間が取れる機会がいいと、提出予定日前の大型連休の帰省タイミングで依頼。一生付いてくるものなのでふたりでよく話し合い、納得のいくかたちで証人署名をお願いできるのが大切だと思います(#maさん)

家族・親族パターン2<新郎新婦どちらかの親>

とは 誰 お礼 何人 必要 リスク 住所

どちらかの実家が遠方である場合、近距離の方の親に頼んだという人も。お願いした理由としては、万が一書き直しなどが必要になった場合でもすぐ対応してもらえる、ふたりで決めた婚姻届提出日に確実に提出することができるなどのメリットを感じての選択のよう。また、お願いしなかった一方の親には、きちんと事情を伝えておくという配慮も。お願いするシチュエーションは、直接親の家に足を運んでというパターンが目立ちました。

卒花VOICE

どちらかの親にどうして、どう頼んだ?
花嫁

<新郎親>
婚姻届提出日が決まったタイミングで彼の親にお願い。居住地が近かったので頼みやすかったというのが一番の理由。お義母さんと仲良くなれるチャンスにもなり、良かったです(貴代さん)

花嫁

<新婦親>
彼の実家が遠方ですぐに頼めなかったので、近隣の私の親にお願いしました。今まで学校のプリントや入職の書類にサインをお願いしてきましたが、婚姻届が親として最後に署名する娘の書類=子育ての修了証書だと思っていることも伝えたら、親子ともども感無量に。子どもを送り出す親にとっても大切な書類だなと感じました(ぴよさん)

花嫁

<新婦親>
彼の親は県外在住で、間違いなどがあったときの書き直しを考えると近距離に住む私の親に頼んだ方がスムーズ。彼のご両親からもOKが出たので、婚姻届をもらったその足で実家に行き、署名&押印してもらいました(b-holicさん)

家族・親族パターン3<親以外の家族や親族>

とは 誰 お礼 何人 必要 リスク 住所

少数派ながら、親以外の家族・親族として仲のいいきょうだいや幼い頃からお世話になった祖父母、おじ・おばなどに婚姻届の証人を依頼したというカップルも。この場合は新郎新婦それぞれが長きにわたって関係の深い人にお願いをすることが多いよう。
併せて目立ったのは、結婚の報告も兼ねて、婚姻届の証人のお願いをというパターンでした。またここでも、先方のお宅などに足を運び、証人をお願いしていました。

<お願いした人例>
●きょうだい
●祖父母
●おじ・おば
●いとこ
など

卒花VOICE

親以外の家族や親族にどうして、どう頼んだ?
花嫁

<新郎おば&新婦祖父>
幼い頃からかわいがってくれ、結婚を喜んでくれている人に頼みたくて、新郎はおば、新婦は祖父にお願いすることに。それぞれの家を訪ね、結婚報告も兼ねてお願いしたら「結婚に関われてうれしい」ととても喜んでくれました。事前に両家の親に相談しておいたので円滑に進みました(ろーろーたさん)

花嫁

<新郎新婦妹>
新郎も新婦もそれぞれ仲がいい妹がいて、「証人になりたい」といわれていたのでお願いすることに。婚姻届を提出する1週間前に連絡し、前日に妹の住むそれぞれの実家を訪ね、署名をしてもらいました。きょうだいの絆が深まって良かったです(ぬめりんさん)

花嫁

<新郎母&新婦第二の父>
お互いにそれぞれ大切な方に証人を依頼。新婦側は、高校生の頃から面倒を見てくれていた本当の親と同じくらい大切な第二の父に。戸籍謄本を取得する場所と職場が近かったので、近くのカフェでサインをしてもらいました。新郎側は母に、帰省の際にお願いをしました。証人サインの際、第二の父が緊張で記入ミスをしていたのもいい思い出です(沙耶香さん)

家族・親族以外パターン1<友人・親友・仲間>

とは 誰 お礼 何人 必要 リスク 住所

親や家族以外では、ふたりの出会いのきっかけをつくってくれたキューピッドや共通の友人、お互いの親友、会社の同僚や学生時代の友人、趣味の仲間などふたりが大切に思っている人に婚姻届の証人をお願いするパターンもあります。結婚式でスピーチを依頼するような関係性の人に証人をお願いし、スピーチで署名時のことを語ってもらうなど証人が友人ならではのエピソードを作ることもできます! 

<お願いした人例>
●ふたりの出会いのキューピッド
●共通の友人・友人夫婦
●それぞれの友人、親友、幼なじみ
●学生時代の仲間
●会社同僚・同期
など

卒花VOICE

友人・親友・仲間にどうして、どう頼んだ?
花嫁

<新郎友人&新婦友人>
「ふたりをつくり上げてくれた人たち」にお願いしたいと思い、私は大学時代の友人に、彼は小・中・大の友人にお願いを。婚姻届提出日を決めてすぐ依頼し、近所のレストランでの食事会の際に書いてもらいました。また証人署名のエピソードは新婦・新郎共に当日司会者さんに紹介してもらいました(まゆみさん)

花嫁

<新郎同期友人&新婦キューピッドの友人>
私は彼と付き合うきっかけをくれた友人に、彼は会社の仲のいい同期に証人をお願いしました。私の方の証人には、以前から「結婚したら婚姻届の証人をお願いね」と伝えており、彼は同期が集まって結婚祝いをしてもらった時に頼みました(若菜さん)

花嫁

<新郎親友&新婦親友>
「婚姻届の証人は信頼できる友人に」と決めていたので、新郎新婦ともお互いの親友にお願い。まず電話で頼み、帰省した時にファミレスで書いてもらいました。二人とも自分のことのように証人になったことを喜んでくれ、頼んで本当によかったと思いました(かなやんさん)

花嫁

<新郎新婦友人夫婦>
彼の職場の同僚と私の地元の友人が先に結婚し、キューピッド役だった私たちが婚姻届の証人に。それがとてもうれしかったので、私たちが結婚するときもその友人夫婦に証人になってもらいました。二人の新居に行って書いてもらいましたが、一生家族ぐるみでお付き合いのできる関係になれました(キムチ鍋たべたいさん)

花嫁

<新郎同僚&新婦親友>
彼は一番仲のいい同僚、私は高校からの親友に証人になってもらいました。4人は面識があり、互いにいい印象を持っていたというのもありお願いすることに。結婚が決まってからすぐに頼んだら二人とも快く受け入れてくれ、4人で食事をした時に署名&押印をしてもらいました。夫婦共通の友達になれてよかったです(ぱふさん)

家族・親族以外パターン2<会社上司、恩師、先輩>

とは 誰 お礼 何人 必要 リスク 住所

日頃からお世話になっていたり、尊敬している目上の方に婚姻届の証人を頼んだというカップルも少なくありません。目指すべき夫婦のロールモデルになる先輩カップルに証人を頼むのもすてき。

<お願いした人例>
●会社上司・先輩
●恩師
●先輩夫婦
など

卒花VOICE

会社上司、恩師、先輩にどうして、どう頼んだ?
花嫁

<新郎会社社長&上司>
最初はお互いの親に頼むつもりでしたが婚姻届の提出希望日に間に合わず、彼の職場の社長と上司にお願いしました。彼が日頃とてもお世話になっていて、人間としても模範にすべき先輩方なので、証人役にはぴったり。仕事が始まる前の空き時間に署名を頼んだら、普段は楽天的で余裕のある社長や上司が、手が震えるほど真剣に書いてくれ、真摯(しんし)な姿勢に心打たれたそうです(ままままさん)

花嫁

<新郎恩師&新婦親友>
彼の婚姻届の証人は高校時代の部活の恩師。お世話になった大好きな先生で、昔から結婚する時は絶対に証人をお願いすると決めていたのだそう。電話で結婚を報告し、地元に帰ったときに婚姻届持参で自宅を訪ね、書いてもらいましたが感激のひとときでした。私は昔から仲がよく、一番私の幸せを願ってくれている親友に頼みました(あやのすけさん)

花嫁

<新郎新婦友人先輩夫婦>
ふたりとも面識のある年上の友人夫婦は「こんな夫婦になれたら」と思える憧れの存在。証人を頼んだら快く引き受けてくれ、遠方のため郵送し、署名&押印後送り返してもらい提出しました。「これからも家族ぐるみで仲良く」という思いが伝わって良かったです(あやさん)

婚姻届の証人を頼める人がいないときは?

婚姻届証人が必要なカップルのイラスト

法律的には全く見知らぬ人に証人を頼んでも問題がありません。ただし、実名や住所・本籍、生年月日とプライベートな情報の記載が必須。依頼時に伝えておく必要があります。

親や親族、友人や会社関係者など、ふたりをよく知る人に証人を頼めない場合は、マンションの管理人や大家さん、習い事の先生、ご近所の方など、日常的に面識がある人にお願いしてみるのも一案。「おめでたい」と喜んで引き受けてくれる場合も多いようです。

どうしても頼める人がいないときは「証人代行サービス」を利用する手も。その場合は、個人情報の扱いを任せても問題ない弁護士や行政書士などの専門家を慎重に選び、契約書、規約などにきちんと目を通してから頼みましょう。

婚姻届の証人をお願いする際のマナーと書き方の注意点

婚姻届け 証人 サイン とは 誰 お礼 何人 必要 リスク 住所

証人をお願いする時は、相手が気持ち良く、スムーズに署名できるよう気配りを。負担の少ないダンドリを考え、お礼の言葉や報告も忘れずに。

事前に婚姻届の証人をお願いしたいことを伝えておく

婚姻届持参でふたり揃って出向く前に、「婚姻届の証人になってほしい」と打診を。証人の役割やリスクがないこと、本名、住所、生年月日のほか、本籍の記載も必要なことを伝えましょう。OKの返事をもらったら、署名してもらう日時を相手の都合に合わせて決定。当日までに「本籍を調べておいてほしい」と頼んでおけば安心です。

婚姻届提出後に報告する

「署名をしたけど、その後どうなった?」と思われないよう注意。いつ頃出すのかを伝えるのはもちろん、婚姻届を提出したら、しっかり報告し、改めて感謝を伝えると喜ばれます。

婚姻届の証人欄の書き方について

・婚姻届は公的書類なので、黒&消えないペンを使用(鉛筆や消えるボールペン、色付きペンなどは不可)。
・証人2名の名字は同姓の夫婦であっても両方記入が必要。
・住所欄は現在証人が居住している住所(住民票記載住所)を。本籍は戸籍の本籍を記入。ハイフンを使わず、〇〇県〇〇市〇〇区〇〇丁目〇番〇号などのように住民票、戸籍謄本に記載されている通りに記載を。

婚姻届の証人欄の印鑑・押印について

2021年9月より、婚姻届の押印は任意となりました。押印欄は残されているので、希望者は捺印ができます。

・夫婦やきょうだいなど、同姓の2名に頼むときは別々の印鑑で。
・証人の印鑑は認印でも実印でも問題なし。ゴム印は避けて。

婚姻届の証人欄を書き間違えた場合は?

・記入に間違いがあった場合は該当箇所を二重線で消して、その枠内の余白に正しい内容を記載。修正液や修正テープは使用不可。
・その場で証人が書き間違えたときのために、婚姻届の予備も用意しておくのがお勧め。公的文書として修正なしのキレイな状態で提出できるし、相手に気まずい思いをさせずに済む。

漢字表記のない人に婚姻届の証人欄を書いてもらう時の注意点

・証人が漢字表記のない国籍の人の場合は、片仮名かアルファベットでフルネームを署名。ミドルネームも省略せずに記載を。
・生年月日は西暦で記載。
・証人=日本在住である必要はないが、現住所の記載は必要。本籍欄は国籍を記載。
・在留カードやパスポートの写しなど、証人の実在が確認できる書類も要提出。

こちらもCHECK!

婚姻届の証人欄に使用できる印鑑や書き方については、以下の記事でさらに詳しくチェックしておこう。

From 編集部

「婚姻届の証人」。署名を通じて大切な人との絆を深める機会にも

婚姻届を大急ぎで出したいときはふたりの身近にいて頼みやすい人にお願いすればOK。でももし余裕があるなら、ふたりが「ありがとう」「これからもよろしく」と伝えたい人に頼めれば、相手にも喜んでもらえ一生の思い出となるシーンに。先輩カップルの体験談を参考に、ふたりの人生の節目を見守ってもらう特別な役目を誰に頼むか。じっくり考えてみてくださいね!

取材・文/笠原恭子 イラスト/沼田光太郎 構成/松隈草子(編集部)
※記事内のデータならびにコメントは2019年1月と11月に実施した「マクロミル」会員206人、及び2019年11月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」メンバー86人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2024年9月時点のものです

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