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「祖父母にさりげなく優しい結婚式」にするための8つのポイント

祖父母や高齢のゲストが、挙式から披露宴のお開きまでを快適に過ごせるよう、本当に必要なこと、喜ばれることって何? 結婚式の介護コンシェルジュ・石川悦子さんに、会場選びのポイントや、会場決定後に検討すべきことを教えてもらいました。

先輩花嫁たちはこんな気遣いをしている!

グラフ

先輩花嫁へのアンケートでは、約6割が「結婚式で祖父母のために何らかの配慮をした」と回答。具体的な配慮を多かった順に紹介すると以下の通り。

1位:アクセスの良い会場にした 36%
2位:バリアフリーであることを重視 34%
3位:料理が食べやすくなるよう工夫 28%
4位:車椅子を手配した 23%
5位:休憩スペースを確保した 20%
6位:席次に工夫した 14%
7位:プロへ介護・サポートを依頼 12%
8位:会場内の移動距離と動線を確認 6%
9位:親族へ介護・サポートを依頼 4%
10位:駐車場からの移動距離を確認 3%

祖父母のための配慮は、「会場選び」ですることと「会場決定後」にすることの大きく2タイプ。それぞれ具体的なポイントをご紹介します。

介護のプロがアドバイス!

石川さん顔写真

まずは身近な人にヒアリングを

年齢や体力面、介護状況は人それぞれ。特別な配慮が必要ない方もいれば、新郎新婦が考えている以上にサポートの必要なケースも。一緒に暮しているご家族や、施設の介護担当者に状況を教えてもらって、具体的にどんな配慮が必要なのかを知ることが大切です(石川さん)。

会場選びの時に確認しておくこと

【1】会場内の移動距離と動線

イラスト

「アクセスの良い会場にした」が先輩花嫁へのアンケートで1位だったということは、「配慮できている花嫁が多い」と考えられます。でも石川さんによると、8位だった「会場内の移動距離と動線の確認」こそ、会場選びの段階で注意して欲しいポイントなのだそう。

介護のプロがアドバイス!

石川さん顔写真

実際に歩いてチェックしよう

階数の多いホテルや複数の会場を持つ施設では、挙式会場・披露宴会場・控え室が離れていたり、別フロアになっていたりするものです。エレベーターを使った縦移動だけではなく、同フロア内の横移動や連絡通路の場所など、実際に歩いてみて確認を。車椅子を借りるかどうかの判断基準にもなりますよ。(石川さん)。

【2】多目的トイレの有無と、どんな場所にあるのか

お年寄りが使いやすく、車椅子に乗ったまま出入りできる多目的トイレ。石川さんによると、介護の必要な人がトイレのために席を立つと、戻ってくるまでにかかる時間は1回約20分とのこと。多目的トイレの有無をチェックする場合は、その場所と個数も忘れずに確認を。

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石川さんの顔写真

介護をお願いする人にあらかじめ連絡を

施設内に1カ所のみ、フロアが別など、多目的トイレに行くまでにかなりの時間を要することもあります。そのため、先を読んで時間に余裕のあるタイミングでお声がけすることが大切。介護やサポートをお願いする人には、多目的トイレの場所や、ベストなタイミングをあらかじめ伝えるようにしましょう(石川さん)。

【3】気分転換できるスペースがあるかどうか

先輩花嫁へのアンケートで5位だった「休憩スペースの確保」は、高齢ゲストにとってとても重要。同じ椅子に座り続けることや、人の多い空間で長時間過ごすことが負担になることもあるそう。そんな時は、ちょっと環境を変えるだけで気分転換に。控え室や休憩可能なスペースがあるかどうかも必ずチェックを。

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石川さんの顔写真

食後の歓談タイムに休める場所を

外の空気を吸うことや、他の場所にお掛け直しいただくだけでも、笑顔を取り戻される方が多いんですよ。特に、披露宴でお食事を食べてお腹が満たされた歓談タイムは気分の替え時。廊下にソファがあるだけでも違うものです(石川さん)。

【4】車椅子の貸し出しが可能かどうか

日頃は自分で歩ける高齢ゲストでも、車椅子の用意があると安心。その理由は、フロアの絨毯は足を取られやすく、床が滑りやすいと転倒の恐れもあるから。移動距離が長めの場合や、祖父母の足腰があまり丈夫ではない場合には、車椅子の有無も会場に確認を。

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石川さんの顔写真

あると心強いのが車椅子

日頃は使っていなくても、車椅子があれば利用される方は多いです。自宅から会場までの移動時間や、着いてからの待ち時間も含めると、結婚式ではトータル8時間近く拘束されることも。車椅子が施設全体で1台など、必要な時にだけ貸し出すケースもあるので、車椅子の有無だけではなく具体的な利用方法も確認を(石川さん)。

会場との打ち合わせで確認し、決めておくこと

【1】ふたりの姿がよく見える席かどうか

イラスト

先輩花嫁のアンケートで6位だった「席次への配慮」。具体的には、トイレへ行きやすいように出入り口付近に席を用意することが多い様子。中には「振り返らなくても高砂が見られるように席次を配慮しました(ぷゆこさん)」との声も。

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石川さんの顔写真

体の角度を変えずに済むことが大切

出入り口のそばに席を用意しても、おふたりの姿が見えにくく、スクリーンが死角になってしまうことも少なくありません。自由に立ってふたりの側へ行けない高齢ゲストだからこそ、体の角度を変えずに新郎新婦の姿が目に入ることもポイントです(石川さん)。

【2】料理はお年寄りでも食べやすいように工夫

「料理が食べやすくなるよう工夫した」という先輩花嫁の声は多く、アンケートでは3位に。やはり「メインのステーキをカットして提供してもらいました」(さきさん)という内容が大多数。でも「もう一歩踏み込んだ配慮が望ましい」と石川さん。高齢ゲストにとっての本当の「食べやすさ」とは?

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石川さんの顔写真

周囲に引け目を感じさせないように

周りの人と同じ食器、同じ料理が出されると喜ばれます。肉をカットするなら、その方にとっての一口サイズに。カットされていても噛み切れず、付け合わせの野菜が硬いというケースも。切り込みが入っているだけでも違いますね。盲点なのはパン。高齢ゲストにとっては、手でちぎる・噛んで飲み込むのが難しい方も多いようです(石川さん)。

【3】ふたりと一緒の写真を撮る機会を設ける

イラスト

高齢ゲストは新郎新婦の元へ積極的に近づいては行けないもの。同じテーブルのゲストとの会話についていけなかったり、席札に書かれたメッセージが読めなかったりすることも。「だからこそ、孤独を感じさせないことがポイント」と石川さん。新郎新婦と一緒に写真を撮られることを喜ぶ人は多いそう。

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石川さんの顔写真

何度でも一緒に写真を撮って

できれば、テーブルラウンドなど他のゲストと一緒の写真を撮るタイミング以外でも、積極的にお祖父さんお祖母さんの元へ行って写真を撮ってあげてください。そしておすすめなのが、ご本人のみの撮影もフォトグラファーに依頼しておくこと。ドレスアップする貴重な機会なので、良い記念になりますよ(石川さん)。

【4】ひざ掛けの貸し出しが可能かどうか

お年寄りは男女を問わず足元が冷えやすいため、夏場でもひざ掛けがあると安心なのだそう。不自由な身体や、車椅子を使っていることを気にする人もいるので、目隠しとしての意外なメリットもあるそう。

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石川さんの顔写真

温かく目隠しにもなるひざ掛け

ひざ掛けには、足元を温めるほかに足元を隠せるというメリットも。歩くことに不安のある方には履きなれている靴をおすすめすることがありますが、ひざ掛けがあれば足元を隠すことができるんです。親族写真を撮る時もそのまま使えるように、色や柄はシンプルなものがおすすめ(石川さん)。

From 編集部

必要な配慮は人それぞれ

車椅子一つとっても、本当に必要かどうかは見ているだけで判断できないもの。起床や就寝時間、食事の方法やお昼寝の時間など、「日常生活を近くで見ている人に相談するのが一番」という石川さんの言葉が印象的でした。

石川さん顔写真
Profile

石川 悦子さん 介護福祉士
ブライダルプランナー1級

株式会社フォーハートで、ブライダル専門の介護サービスを行う「ケアエスコート」のプランナーとして活躍中。介護経験10年以上の経験を活かしながら、結婚式ならではの配慮を大切に、高齢ゲストを家族の代わりにサポートしてくれる。

株式会社フォーハート
無料TEL:0120-777-533
https://care-escort.com

取材・文/田中英代 イラスト/松元まり子
※掲載されている情報は2018年2月現在のものです

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