【二次会の会費】みんなが納得する「相場」&「決め方」って?
二次会の会費設定に悩んでいる人、結構いるのでは? ゲストのことを考えるとあまり高くはしたくないけど、ただ「安ければいい」というものでもなさそうです。ポイントは内容が会費に見合っていること。その理由をさまざまな角度から探ってみました。
【ゲストの本音/その1】どの金額までならOK?
「5000円」が約4割と最も多い!
★「二次会会費、ここまでなら出せる!」ランキング
1位:5000円(37.9%)
2位:7000円(14.1%)
3位:3000円(13.6%)
(※以下、4位:6000円、5位:4000円。1万円より高い人はなし)
★「会費が多少高めでもこれなら納得!」ランキング
1位:料理がおいしくてボリューム満点(70.4%)
2位:ビンゴの景品が豪華(38.3%)
3位:高価でなくても大勢に景品が当たる(34.5%)
(※以下、4位:「ドリンクの種類が豊富」、5位:「気になる店が会場だった」)
「いくらまでなら出してもいい?」という問いに、単純に答えてもらったのが上の数字(複数回答)。出せる金額は個人差があるため、ランキングの結果にもバラつきが出ました。会費が多少高めでも納得できる理由については、大方の予想通り「料理や景品が見合う内容だった」という結果に。
\ゲストVoice/
「気になるお店なら8000円、大勢にビンゴの景品が用意されている場合は7500円まで出しても惜しくないです」(29歳女性)
「ビュッフェ料理でしたが、あっという間になくなってほとんど食べられず。これで1万円は高過ぎる!」(27歳女性)
花嫁Voice
会費は男性8000円、女性7000円です。みんなに満足してもらえるよう、会場使用料などがかからないお店を選び、その分を景品代に回しました。(カフェダイニング/金原修子さん)
会費は男性5000円、女性3000円。気心の知れたお互いの友人20人ほどで、式が終わった後に「結婚式お疲れ!」「式のあの時さ~」など、気軽にみんなで話せる飲み会のような席にしたかったので、当日の飲食代を賄うぐらいの会費にしました。(カフェダイニング/中島 静さん)
【ゲストの本音/その2】どんなときに金額差をつける?
「男性と女性」「一般ゲストと幹事など」さまざまな方法が
★「こんな金額差の設け方、あり?」
・幹事とその他のゲストで差をつける(あり:55.3%)
・男性と女性で差をつける(あり:47.1%)
・披露宴への出席の有無で差をつける(あり:35.4%)
・遠方ゲストと地元ゲストで差をつける(あり:29.6%)
幹事については、その大変さを多くの人が理解しているため、他のゲストより多少低めに設定したり、「徴収しなくてもいいのでは?」という声が過半数。ただしその他は賛否両論あるよう。特に男女差をつけることに関しては、「女性は飲食の量が男性に比べて少ないと思われがちだけど、意外と飲んだり食べたりしているよ」「お酒が飲めない男性もいるので、会費は同じにするべきでは?」との声が主に男性ゲストから寄せられました。
\ゲストVoice/
「男女では食べる量も飲む量が違う。身体的な差だけではなく、女性は会話に熱中したり、写真を撮るのに忙しくて食べられないんです」(32歳女性)
「新郎新婦を祝う場なので男女差があるのはおかしい。飲み会じゃないんだから」(36歳男性)
「幹事は事前の準備も含め、何かと大変だし責任も重いので、感謝の気持ちを込めて会費はなしでもいいと思います」(29歳女性)
花嫁Voice
会費は男性7500円、女性6500円。女性はヘアセットや服にお金がかかっているので、少しでも負担を軽くしたいと思い、会費を1000円低めに設定しました。(パーティ専用スペース/ゆりさん)
二次会のみの出席者の会費は8000円、披露宴からの出席者は男性7000円、女性6000円と、3段階に分けました。披露宴出席者からはご祝儀も頂いているので、なるべく負担を減らしたいと思って。男女差は飲食量の違いを考慮したものです。(パーティレストラン/百瀬 茜さん)
こんな理由での「金額差」はあり? なし?
実は「遠方ゲストと地元のゲスト」「披露宴への出席の有無」で差をつけることについては、NGを出している人の方が多めでした。「披露宴後に二次会へ出席する・しないというのは本人の判断だし、他の人には関係ない話(38歳女性)」「遠方ゲストでも会費は同じでよいのでは。お車代として別途渡すべき(31歳男性)」
確かに言われてみれば納得できる部分も。金額差を設けてもいいけれど、その場合は周囲に気付かれないよう、配慮することをオススメします。
【ゲストの本音/その3】会費で賄ってもいいもの・避けたいものは?
料理や景品は○、衣裳代は6割以上が微妙な反応!
★「これを会費に乗せちゃだめでしょ」ランキング
1位:新郎新婦の衣裳代(64.6%)
2位:演出や司会者の衣裳代(46.6%)
3位:キャンセルを見越した分の飲食代 (43.4%)
(※以下、4位:プチギフト代、5位:受付の装飾や備品代など)
「二次会会費=飲食&お土産代のみ」と考える人が多いため、その他の項目や諸経費に関しては、大半のゲストが会費で賄うことに疑問を持っているよう。黙っていればバレないと考えていても、会費に対して料理や景品などがあまりに貧弱だと、「もしかして衣裳代に化けてる?」と勘繰られてしまう恐れがあるので、気を付けて。
\ゲストVoice/
「料理やドリンクはおそらく最低価格。景品もイマイチ。なのに会費が高かったので、生活費や新婚旅行の費用になるのかなと勘繰った」(29歳女性)
「ドタキャンした友人の会費を立て替えさせられて微妙な気持ちに……」(30歳女性)
花嫁Voice
男性8000円、女性7000円の会費で、料理や飲物のほか景品代を賄いました。たくさんの人に当たるようにしたかったので、楽しさ代金と思って上乗せを。また結果的に会費がたくさん集まったので、プチギフトも用意して全員に還元を。(イタリアンレストラン/ベルさん)
二次会の会費、先輩花嫁はどう設定した?
(Saoriさんのケース)
料理&飲物代にプラスして、お土産代も出るように設定
<Saoriさんの二次会データ>
★会場/結婚式と同じホテルの別会場
★出席者/男性15人、女性35人
★会費/男性8500円、女性7500円
上のグラフの通り、会費で賄ったのは飲食代やビンゴの景品、プチギフトなど。衣裳やヘアメイクは自分たちで負担した。
会場がホテルということもあり、会費が多少高めでも違和感を持つ人はあまりいなかったよう。
花嫁Saoriさんの声
披露宴からの出席者もいるので料理は人数よりも控えめにしたものの、ケーキを付けることで見た目の華やかさをキープしました。プロジェクター代は外部ショップ手配して節約を。会場装花は披露宴のお花を再利用したので費用はかかっていません。
花嫁の友人・Kanaさんの声
会費はそれなりにしたものの、ゲストの半数近くに何かしらの景品があり、ワクワクしました。中には高級食材やテーマパークのペアチケットなども。ホテルなので料理やケーキもおいしかった。プチギフトもおしゃれで可愛くて大満足です!
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From 編集部
上限7000~8000円までに収めてほしいのがゲストの本音
アンケートの結果を受けてざっくり言えば、1万円以上は中身がどうであれ高過ぎると感じる人が多く、なんとか出してもいいと思える上限は7000~8000円くらい。それでも、ちゃんと中身が伴っていれば快く出してもらえるもの。幹事さんともよく相談しながら、適正な会費を決めてくださいね。
構成・文/南 慈子 イラスト/moko.
※掲載されている情報は2017年12月時点のものです
※記事内のデータならびにコメントは、2017年11月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」メンバー94人が回答したアンケートおよび、全国の20~40代の206人が回答したマクロミル調査によるものです
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