「結婚式の招待状」完全ガイド~手作りする? いつ送る? 予算は?~
結婚式の準備スタート! ゲストへの最初のご連絡だから失敗したくないけれど、招待状っていつまでに送ればいいの? どう準備すればいい? 分からないことだらけ……。大丈夫、招待状の基本スケジュールから、先輩花嫁のおしゃれな招待状の実例、手作りに役立つ招待状の記事まで、全部まとめてご紹介しちゃいます。
平均で式の約6カ月前から検討スタート
式5カ月前に招待状決定!
■招待状スケジュール
いつから準備?……式の4.8カ月前
招待状の決定時期……式の4.0カ月前
決定までにかかった期間は?……3.2週間
「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)」によると、平均して式の約5カ月前に招待状の検討を開始していた。約3週間検討し、4カ月前には招待状を決定している。
ゲストが予定を立てられるように、一般的に式の3カ月前頃までには招待状を発送するべきといわれているので、切手の用意や宛名書き、同封するカードやメッセージの準備も考えて、式の半年~5カ月前になったら招待状のことを検討し始めるのがおすすめ。
招待状1部当たりの作成費用は353円で、ゲスト1人当たり300~400円がボリュームゾーン。ゲスト人数を掛けた金額を予算として考えておこう。宛名書きを人に依頼する場合は「筆耕料」も予算に組み入れて。
投函(とうかん)する日は? どんな切手がいい?
結婚式のお日柄と同様に、大安など「おめでたい」とされている日に投函するなど、招待状の発送日にこだわる花嫁もいる。両家の親など、お日柄にこだわる人がいるかもしれないので発送前に確認しておこう。
招待状の切手に決まりはないが、松竹梅がデザインされている「慶事用切手」などが人気。全国約1万の郵便局で押せる、その土地ならではの絵柄入りの消印「風景印」も出身地や思い出の場所にこだわるカップルに人気が高い。思い出の場所の郵便局に「風景印」があるか、ぜひ調べてみて。
みんなどうやって招待状を手配している?
約半数が「結婚式会場に依頼」
約4割の花嫁が結婚式会場に依頼。すべて手作りした人は約16%いた。次からは、それぞれの手配方法の内容や、メリット・デメリットについて詳しく見ていこう。
招待状の手配方法1:結婚式会場で手配
依頼先として一番多い「会場または会場の提携事業者に依頼」は、選んだ人が最も多い手配方法。一番手間が掛からず、招待状発送のスケジュールも打ち合わせでプランナーが教えてくれるので、遅れたりすることなく発送することができる。
持ち込み料や手間が掛からないのがメリット
【メリット】
・会場の雰囲気に合った招待状を案内してもらえる
・自己手配の手間が掛からず、準備の時間が少なくて済む
・持ち込み料などの費用がかからない
・ほかの会社との打ち合わせの必要がなく、プランナーとのやりとりだけで済む
・プロの仕上がり
【デメリット】
・選べるデザインや種類に限りがある
・設定された金額の中でしか選べない
・好みのアレンジができない
招待状の手配方法2:外部(結婚式会場以外)の事業者で手配
インターネットやインスタグラムを見ていると、おしゃれな招待状がたくさんある。その中から気に入ったデザインを見つけて、外部の事業者に依頼するケース。豊富なデザインの中から選べてペーパーアイテムをすべて統一するなど、プロの仕上がりとデザインにこだわる花嫁に人気。
豊富なデザインの中から選ぶことができる
【メリット】
・複数の事業者から自由にデザインを選べる
・宛名書きの印刷まで依頼すれば、製作に掛かる手間は会場依頼の場合とあまり変わらない
・プロの仕上がりで好みのデザイン
・会場依頼する場合と費用を比較して事業者を探すことが可能
【デメリット】
・事業者を探して依頼するという手間が増える
・席札やメニュー表など他のペーパーアイテムも一緒に依頼すると、持ち込み料がかかることがある
・作成や発送のスケジュールを自分で管理する必要がある
・ミスが発生したとき対応に時間がかかることがある
・事業者によってクオリティーがさまざま
招待状の手配方法3:自分で手作りする
DIYやデザインが得意な花嫁が選んだ方法は「手作り」。一からすべてデザインしたり市販のキットを活用したり、どこまで自分で手作りするか好きに決められる。インターネットで無料・有料のフォーマットもあるので、アレンジは自由自在!
自分たちだけのオリジナル招待状!
【メリット】
・ほかにはない、オリジナルのデザインが叶う
・デザインや用紙選びで工夫すれば節約が可能
・結婚式のテーマなどをイメージ通りの形にできる
【デメリット】
・製作に時間と手間がかかる
・デザインソフトやプリンターの扱いに慣れていないと、「素朴で手作りっぽい」仕上がりに
・印刷などで失敗すると材料費が余計にかかることがある
みんなはどうした? 先輩花嫁たちの招待状
同封物は一から手作り! ワクワクするようなデザインに/Yur!さん
「招待状は初めてゲストと私たちの結婚式を繋いでくれるもの。つまり私たちの結婚式のファーストインプレッション! そこで招待状を受け取った時点でワクワクしてもらえるように、自分自身が受け取ったことのないタイプのものを準備しました。 本状・封筒以外はすべて自分で作成して、思い通りのものができたことに加え、節約にも繋がって一石二鳥でした。タイムライン・マップ・バスの時刻表はハトメでひとまとめに。男性は特に荷物が少ない印象だったので、この3点セットさえあれば迷わず会場にお越しいただけるかなと思い作成しました。
友人にはカジュアルな式のイメージを持ってもらえるように英語で封筒を作成しました。『誰宛に届いたのだろう!?』と見たことがない招待状にびっくりしたゲストがたくさんいたようで、良い反応をたくさんいただきました。」
◆かかった費用 3万5000円
招待状本状:1部270円×100部
封筒:1部100円×約80部
◆準備にかかった時間 約3週間
◆用意した枚数 約100部
式のテーマに合ったデザインを事業者に依頼/まーみんさん
「結婚式会場を通さず、外部の事業者に発注しました。封筒の宛名も含めすべて印刷してもらったので、あとは送る準備をするだけ!と大変助かりました。価格も一部399円とかなりお値打ちだったので、お財布にも優しかったです。結婚式のテーマが『ビブリアの森』だったので、『不思議の国のアリス』を連想させるようなデザインを選びました。10色アソートになっていて、ゲストから『面白い』『まーみんちゃんらしいね』と大好評でした。」
◆かかった費用 1万5960円
◆準備にかかった時間 約1時間(郵送の準備のみ)
◆用意した枚数 40部
会場に依頼した招待状に香りでアレンジ/ほたてさん
「外部の事業者も含めていろいろ計算しましたが、セット割引があり、結婚式会場で注文するのが一番お得でした。文言をプランナーさんがチェックしてくれるのも安心! ただ同じ会場を選んだ人なら値段が分かっちゃうし、デザインがかぶりやすいのがデメリットでした。アレンジで招待状に香りを付けて、開けた瞬間にいい香りがしたと喜んでもらえました。」
◆かかった費用 結婚式のプラン内
◆準備にかかった時間 約3時間(香り付けと発送)
◆用意した枚数 170部
上質なクラフト紙でシンプルに/lie.weddingさん
「上質なクラフト紙を使い、封筒に飾り紙が付いていて、雰囲気がいい招待状を選びました。手渡しの方へは筆耕してくれる会社に持ち込んで名前を書いてもらいました。気になるデザインを見つけると、それぞれの会社からサンプルを取り寄せて実物を見比べて決めました。」
◆かかった費用 2万9000円
◆準備にかかった時間 約3週間(発注から投函まで)
◆用意した枚数 100部
招待状を手作りするのにお役立ちの記事
リボンがキュート! 手作りでガーリーな世界観を
ピンクやガーリーな世界観を目指すなら、リボン付き招待状! 素材もダウンロードできるので手作りビギナーでも簡単に作れます。
招待状に使える英文が簡単に見つかる!
英語を使っておしゃれにデザインしたいけれど、英文や単語が分からない……。そんなときはこちらのサイトでぴったりの英文をチェック! あしらいやデザインに組み入れるとおしゃれでスタイリッシュなイメージに。続編もぜひチェックして。
招待状をおしゃれにするひと工夫テクをチェック
招待状を受け取った瞬間から、テンションを上げて結婚式を楽しみにしてほしい! 卒花さんのひと工夫が光る「ゲストがアガる」「おしゃれ度UP」の招待状実例をご紹介するので、ふたりらしい招待状作りのご参考に。
From 編集部
余裕を持って準備し、ゲストに素敵な招待状を送ろう
招待状は、ゲストへのファーストコンタクト。式の情報や名前に間違いがあったり、届くのが遅かったりすると、せっかくの結婚式の印象が悪くなってしまう。早めに検討を始めてふたりらしいデザインの招待状を用意すれば、受け取ったゲストも結婚式が楽しみに! それぞれの手配方法のメリット・デメリットを考えて、ぜひ検討を始めよう。
構成・文/竹本紗梨 イラスト/山本あゆみ D/ロンディーネ
※記事内のデータは「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)」、コメントは2019年8月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバー96人が回答したアンケートによるものです。また、データはすべて全国平均額です
※掲載されている情報は2019年9月時点のものです
- 挙式半年前
- 招待状
- アイテム検討期
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- ハンドメイド