結婚式のお金の相場【ドレス&ビューティ編】先輩花嫁の実例付き
結婚式にかかるお金の総額は大体分かっているけれど、一つ一つのアイテムにかかるお金って? そこでゼクシィが、さまざまなアイテムのリアル相場を先輩花嫁たちに大調査。それを基に「ドレス&ビューティ」にかかる平均額をとことんご紹介!
1.新婦衣裳代(ドレス・ブーケ)にかかるお金
洋装にかかるお金
【新婦衣裳総額】51万円(*)
○ウエディングドレス:28.8万円(*)
・既製品レンタル(首都圏):30.5万円(*)
・既製品購入(首都圏):28.6万円(*)
○カラードレス:26.7万円(*)
・既製品レンタル(首都圏):29.0万円(*)
・既製品購入(首都圏):25.1万円(*)
ドレスの金額は素材やデザインで異なり、10~50万円超えまで幅広い。レンタルと同金額で購入・オーダーできるドレスも。
○ブライダルインナー:2万3535円
ロングブラやスリーインワンは8000円前後から。オーダー物やレースを使った外国製は2万円以上する場合も。
【ブーケ総額】4.8万円
○ウエディングドレス用ブーケ:3万658円
○カラードレス用ブーケ:2万5355円
ショップや花材、デザインなどで違い、幅は1~5万円。外部の業者に頼んだ場合、持ち込み料がかかる会場も。
【ヘッドドレス】
○ベール:1万5385円
○ティアラ:1万8504円
○カチューシャ、ボンネ、ハットドレスなど:1万3565円
ロングベールや繊細なレースのベールは高め。衣裳代に込みの場合も高額な物は差額が発生。ティアラやクラウンなどの小物は衣裳代に含まれる物と別料金とがある。
【その他アクセサリー】
○ネックレス、ピアス、イヤリング総額:2万2484円
○グローブ:4406円
ネックレスとピアス・イヤリングのセットはパールやダイヤモンドなど、使用されている材質で異なる。
和装に掛かるお金
【衣裳】
○白無垢:18.9万円(*)
○色打ち掛け:28.8万円(*)
白無垢はデザインの違いがさほどないように見えるものの、織り糸の質や光沢感、刺しゅうなどに差があり、10~25万円を中心に価格は幅広い。色打ち掛けも同様に、刺しゅうや柄によって価格が変動する。
【ブーケ】
○和装用ブーケ:1万4433円
生花を使用するかどうかでも料金が異なる。洋装に比べると小ぶりな物を用意する人が多いよう。
【ヘッドアクセサリー】
○和装用かつら:4万3517円
2~6万円までと幅があり、軽量タイプのかつらは高め。完全オーダーメイドはかなり高価になるものの、自分の頭の形に合わせて作ってもらえるので、着け心地やフィット感は格段に高まる。
○綿帽子:8597円
綿帽子や角隠しはシンプルな物なら美容着付け代に含まれることも。オーガンジーや織りが入った素材など、特殊な物は高め。
○かんざし:1万7297円
レンタルの場合、べっこう、サンゴなど、材質やデザインによって金額に差が。
【その他着付けに必要なアイテム】
○肌襦袢(じゅばん):2452円
上半身に着ける下着。普通のものでは合わないため専用を準備。相場は1500~4000円。
○花嫁用足袋:1691円
新しい物を購入する場合に発生。
○その他
下半身用の和装下着「裾よけ」が必要な場合はその準備も。成人式の振り袖用に買った物があれば、それで十分。
その他:衣裳を持ち込む際にかかるお金
【花嫁のドレス持ち込み料(1着)】4万1309円
【花婿の衣裳持ち込み料(1着)】2万3661円
衣裳を外部ショップから選ぶと持ち込み料がかかる会場が多い。花嫁の場合、1着2~5万円が相場で、和装の方が高め。花婿の場合は1~2万円。
こだわり?節約?先輩花嫁の実例
【新婦衣裳総額(レンタル):こだわった】75万円
祖母の希望を叶え、色打ち掛けを追加しました。ウエディングドレス、白無垢と合わせて、合計3着をレンタルしました。(れいさん)
【新婦衣裳総額(レンタル):こだわりつつ節約した】31万円
衣裳は外部のレンタルショップで安く借りましたが(3着で約16万円)、持ち込み料が15万円(1着5万円)かかりました。それでも式場で借りるよりも安く済ませることができ、お気に入りのドレスが着られたので良かったです!(川西麻衣さん)
【新婦衣裳総額(レンタル):節約した】6万円
ドレスや衣裳にそこまでこだわりがなかったので、節約。節約で浮いた分を料理やゲストのもてなしに回しました。(柴原和歌子さん)
【ブーケ総額:こだわりつつ節約した】8万円
ブーケの形や色みなどにこだわりはありましたが、花の種類をバラから似たお花に変える、季節の花にするなど工夫して料金は抑えることができました。(KAORIさん)
【ブーケ総額:節約した】3万1000円
挙式と披露宴でブーケを変えたかったのですが、予算オーバーだったため、リボンの色だけ変えてもらってイメチェンするようにしました。(はちさん)
2.新郎衣裳代にかかるお金
【新郎衣裳総額】16.9万円(*)
○タキシード:13.6万円(*)
・既製品レンタル(首都圏):14.3万円(*)
・既製品購入(首都圏): 16.7万円(*)
○フロックコート:12.3万円(*)
・既製品レンタル(首都圏):12.5万円(*)
最多価格帯はタキシードが15~20万円、フロックコートが9~11万円。
○紋服:10.7万円(*)
和装の価格帯は9~11万円。生地や染めの良い物は高め。
○洋装シャツ
・レンタル:2万405円
・購入:1万809円
衣裳代に含まれる場合と別料金になる場合がある。シャツは購入派が多く、価格は約5000~1万5000円。
【新郎衣裳用アクセサリー】
○ブートニア:3988円
新婦のブーケと合わせてオーダーを。
○ネクタイ
・レンタル:9157円
・購入:6831円
お色直し用にネクタイを追加すると約3000~5000円が発生する。
○タイ用アクセサリー(衣裳チェンジ用):6630円
小物のスタイリングで変化を出す場合に発生。
○ベスト(衣裳チェンジ用):1万3162円
ベストのみをチェンジする場合に発生。
○グローブ:1542円
花婿はグローブを持つだけなので、花嫁と違って衣裳代に含まれることが多い。
○靴
・レンタル:5807円
・購入:1万9352円
衣裳代に含まれない場合、靴を借りるか購入するかの検討を。
こだわり?節約?先輩花嫁の実例
【新郎衣裳総額(購入):節約した】5万円
衣裳にこだわりはなかったので、節約しました。ネットオークションを利用して、ジャストサイズのタキシードを安く仕入れました。(Leoさん)
【新郎衣裳総額(レンタル):こだわりつつ節約した】13万1000円
タキシードは挙式・披露宴を通して同じものを着用しましたが、お色直しの際にベストとタイを変えて、少しこだわりを出しました。(りんごさん)
【新郎衣裳用アクセサリー(購入):こだわった】14万円
洋装シャツ(2万円)、ちょうネクタイ(3万円)、カフス(3万円)、靴(6万円)は、式後も使えるようにとレンタルせずに購入しました。(mtwd28さん)
3.美容着付けにかかるお金
【花嫁の美容着付け(総額)】9万9628円
○ヘアメイクリハーサル:2万3133円
○挙式後のヘアクイックチェンジ:1万1390円
○ベールアウト料:5531円
【花婿の美容着付け(総額)】1万4881円
○花婿ヘアセット:5738円
○花婿メイク:5987円
着付けとヘアメイクにかかる費用は衣裳ごとに異なり、1着目と2着目でも違う。また挙式後、ベールを取って髪型を整えるのには5000円前後の費用が発生。その後お色直しするごとに美容着付け代が追加になる。
【花嫁その他美容代】
○ネイルチップ(1セット):7142円
○ジェルネイル:8251円
○カラーネイル(マニキュア):4504円
ネイリストに施術を頼んだり、チップをオーダーした場合は、5000円くらいからスタート。華やかにすればするほど高くなり、1万円以上かける花嫁も。
○付けまつげ:1652円
○まつげエクステ:7140円
エクステンションの金額は本数やサロンによって異なるが、目安は5000~1万円。
○ヘアウイッグ:4515円
付け毛を借りるだけでも費用は発生。
こだわり?節約?先輩花嫁の実例
【ヘアメイク(挙式・披露宴総額):節約した】3万円
挙式と披露宴の間にヘアチェンジを行いたい気持ちはありましたが、時間が惜しいのと金額も高かったため、諦めました。(mamiさん)
【ヘアメイク(挙式・披露宴総額):こだわった】5万円
衣裳代を節約した分、ヘアスタイルは毎回変えるなどして、見栄えを変えるように工夫しました。(ゆりさん)
【ジェルネイル:こだわった】1万3000円
立体的なデザインのネイルにしたかったので、こだわってお金をかけました。(あかねさん)
【ネイルチップ:節約した】8000円
式場にお願いすると割と高めだったので、行きつけのネイルサロンにお願いしてネイルチップを作ってもらいました。チップだと前撮り、本番、その後もずっと使えるので、かなりお得でした。(はちさん)
4.ブライダルエステにかかるお金
【ブライダルエステ(総額)】9.5万円(*)
ブライダルエステをコースで申し込んだ場合に必要な費用は約6~10万円。エステ実施回数の平均は5.1回(*)。金額は、実施回数や施術内容によって大きく異なる。
【シェービング】1万1095円
多くの花嫁が、顔と背中のシェービングを実施。上記の金額は、顔と背中を行った場合の平均金額。
こだわり?節約?先輩花嫁の実例
【ブライダルエステ:こだわった】20万円
お金はかかりましたが、半年間かけてしっかりときれいにしてもらえるコースを選びました。(みちゃんさん)
【シェービング:こだわった】2万円
シェービングはプロに任せたかったので、エステ関連はシェービングのみ行いました。(横山晴香さん)
From 編集部
最も金額に幅があるのが花嫁衣裳
ドレス・衣裳・ビューティ関連にかかるお金のうち、最も振れ幅が大きいのが花嫁の衣裳。どの衣裳を選ぶかによって、相場より50万円以上高くなるという場合も。とはいえ、衣裳は多くの花嫁が最もこだわるアイテムでも。他の項目で節約するなど、上手にやりくりしながら納得のいく出費をしよう。
構成・文/島袋芙貴乃 イラスト/戸屋ちかこ D/ロンディーネ
※記事内の(*)のデータは「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)」、その他データならびにコメントは2017年10月に実施した「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバー89人が回答したアンケートによるものです。また、データは全て全国平均額であり、100の位、または10の位で四捨五入した値を使用しています
※掲載されている情報は2018年1月時点のものです
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