婚約指輪や結婚指輪のデザインは、大まかにストレート、S字、V字の３タイプに分けられます。人気順では少数派に当たるV字ですが、実はおしゃれにこだわりのある花嫁が選んでいます。「一生に一度の記念の品だから、ありきたりではないものを」と希望する花嫁のためにV字デザインの指輪の魅力を紹介します。
V字型のウエーブを描く指輪のこと
ユヌブリーズ Une brise／マリアージュエント
文字通り、「V字」形の切り込みが入っているものをV字デザインの指輪といいます。指輪には「ストレートデザイン」と「ウエーブデザイン」があり、後者の##s##「ウエーブデザイン」の一つに当たるのがV字##e##です。
ところで一口にV字といっても、切り込みの深さや素材、全体のデザインによって印象は大きく変わってきます。
おしゃれ花嫁が注目！
指をキレイに見せてくれるV字の指輪
それではV字デザインの指輪には、どんな魅力があるのでしょうか？V字デザインの指輪がおしゃれな人や個性派に選ばれる３つの理由を紹介します。
「指が太いから指輪は似合わない」とか「指が短いから目立つのは嫌」などとコンプレックスのある人も、V字デザインの指輪を着けると印象が変わることに気付くはずです。婚約指輪、結婚指輪の定番のストレートデザインに比べて、##s##指をほっそり長く見せてくれるのがV字デザインの一番の特徴##e##です。
V字の切り込みの深さや角度によって、印象がさまざまに変わるのがV字デザインの指輪のもう一つの特徴です。##s##カットが深くとがっているとよりシャープな印象に、ゆるやかな浅めのカーブだと柔らかい印象##e##になります。またダイヤや石のあしらい方でも、V字デザインにはバリエーションが生まれます。
V字デザインの指輪のもう一つの魅力は、重ね着けが楽しめることです。特にセンターダイヤが大きく、ポイントになるデザインの婚約指輪の場合は##s##V字のラインが石に沿うように重なる##e##ので、ぴったりとした重なりを求める方におすすめです。
先輩花嫁の中で、実際にV字デザインの婚約指輪や結婚指輪を選んだ人のコメントを集めてみました。先輩の声を参考にして、ふたりのお気に入りの指輪を見つけてください。
他の人とは違うオリジナルデザインで、しかも指をキレイに見せてくれるV字デザインを選びました（25歳・大分県）
ストレートはありきたりだと感じ、実際に着けてみてしっくりきたのがV字デザインでした（29歳・和歌山県）
彼の指の付け根の水かき部分が目立たない結婚指輪を店員の人に相談。結果、動きのあるV字デザインに決まりました（25歳・大阪府）
ゆるやかで滑らかなV字デザインをふたりで選択。ストレートよりも一癖あるため、オシャレに感じました（31歳・福岡県）
初めはストレートに憧れてましたが、実際に着けてみるとV字が一番指がキレイに見えました（32歳・三重県）
婚約指輪と一緒に着けたかったので、一番重ね着けがキレイに見えるV字デザインになりました（31歳・宮崎県）
どんな指にもおしゃれにフィットする
魔法のV字デザイン！
「V字デザインに惹かれるけど…」と迷っている人に嬉しいお知らせです。実は、どんなタイプの指にもおしゃれに決まってしまうのがV字デザインなんです。指のタイプ別に、ざっくりとどんなV字デザインの指輪が似合うのかを紹介しますので、参考にしてください。
指が太めの人には、##s##カットの深めのV字デザイン##e##をおすすめします。
縦のラインが強調できて、指をすらっと見せてくれます。幅広のリングだと指の太さが強調される可能性もありますので、いろいろな太さを試着して選びましょう。ダイヤなどの装飾が華やかなもので視線を指からそらすのもGOOD。
短めの指には##s##変化のある深めのV字デザイン##e##がぴったりです。
幅広ではなく、細めのアームを選ぶのが指をキレイに見せるポイント。肌色と同系色のゴールド系指輪を選ぶと、さらにセンスが際立つでしょう。
細めの指には##s##カットの浅いV字デザイン##e##がおすすめです。
アームも普通～細目のものを選ぶと指を華奢にキレイに見せてくれます。ダイヤなどの石や彫りもシンプルなものを選ぶとよりエレガントな雰囲気に。
長めの指には##s##ストレートに近い浅めカットのV字デザイン##e##が似合います。
アームの幅も思い切って太目のものにチャレンジしてみるのもいいでしょう。個性的な装飾やデザインを選ぶのもおしゃれのポイントです。
関節が太めの指には##s##ボリューム感のあるV字デザイン##e##がおすすめです。
全体にデザインのある指輪の方が指をすっきりと見せてくれます。関節と指の付け根の太さの違いをカバーしてくれる太目のリングを選びましょう。
「Vラインの指輪ならどの指の形にも似合います。強いて申し上げるなら指の付け根が一番ボリュームのある円すい型の指の形の方ですと、指輪も回らず中心がずれにくいので、向いているかもしれません。Vラインの効果としては、指をすっきりと見せてくれます。中央部分が下に下がっているため、視覚効果として指が長く見えるというマジックが働きます。また、ラインとして両端は上に上がっているので指の幅もより細く見えます。指をより細く、長く見せたい方にはおすすめのデザインです」
（マリアージュエント マネージャー 兼 銀座本店 店長 山下さん）
「男性の指輪＝ストレート」というイメージが高く、Vラインのリングはなかなか挑戦しづらいという声も聞きますが、実は、指が太めの人が多い男性にもV字デザインの指輪はしっくりとなじみます。
デザイン性も高くバリエーションも豊富なため、「個性的な指輪を」「定番は避けたい」という男性にもV字デザインの指輪をおすすめします。
「当店で男性に人気のあるラインは、厚みも控えめでＶの先が鋭すぎないVラインのデザインです。例えば、先の部分に丸みがあるデザインなど、直線的でありながらも柔らかなラインを併せ持ったデザインがおしゃれです。また着け心地にも関係してきますので、指輪の厚みは分厚いよりも、適度な厚みの方が着け心地も軽やかになります。
Ｖラインの指輪の魅力は、なんといっても指がすっきりと見えることです。また、面を指定してアレンジできる指輪であれば、部分的につや消しアレンジを入れるのもおすすめです。金属の面の反射を和らげて、落ち着いた雰囲気が生まれます」
（マリアージュエント マネージャー 兼 銀座本店 店長 山下さん）
動きがあっておしゃれでバリエーションの豊富なVラインの指輪。最もスタンダードなタイプのV字、V字が浅い・深い、宝石が付いているなど、V字の結婚指輪のバリエーションを紹介します。
深めのクリアなV字。指をすっきりと長く見せてくれる効果大。デザイン性も高く、シャープで洗練された印象に。
浅すぎず深すぎないV字。波打つようなカーブが自然で着け心地もしっくり。指先に優しさと気品を添えて。
丸みのあるラインがおしゃれで存在感を放つV字。可憐な小粒ダイヤモンドにも注目が集まりそう。
カットが浅めで丸みのあるV字。シンプルな流れるようなウエーブが指先を魅力的に彩って。
婚約指輪との重ね着けが一番人気のV字デザイン。人気のある重ね着けの具体例をいくつか画像にて紹介します。
深めのVラインの結婚指輪にはVラインはもちろん、ゆったりウエーブラインの婚約指輪もお似合い。ゴージャスな気品と存在感を放つ重ね着け。
丸みのあるVラインの結婚指輪とウエービーなVラインの婚約指輪を重ね着け。流れるようなラインの重なりがエレガント。
流れるような浅めのVラインの結婚指輪にはゆるやかVラインの婚約指輪がマッチ。優しさとピュアな輝きが際立つ重ね着け。
【写真の指輪／すべてマリアージュエント】
V字の指輪
［１］ユヌブリーズ Une brise
仏語で「風」を意味し、ふたりが強く手を繋ぐ姿をイメージしたデザイン。「雨の日も風の日もいつまでも手を取り合って歩んで行こう。」そんな想いを込めて。
［２］サンテ Sante
仏語で「祝福」を意味し、グラスを重ねたときの軽やかな音色がモチーフ。幸せなふたりへ贈られるたくさんの祝福を表現しています。
［３］エール Ailes
仏語で「翼」。未来へと羽ばたくふたりへ贈られるたくさんのエール。ふたりを見守る人たちの温かい気持ちを表しています。
［４］ディアーナ Diana
仏語で「月の女神」。新月と満月とシリウスを表現したデザインです。
重ね着けの指輪
［１］サンテ Sante
［２］エール Ailes
［３］ディアーナ Diana
構成・文／菅野純子 イラスト／南 夏希
取材協力・写真提供／マリアージュエント（https://www.mariage-corp.com/）
※記事内のコメントは2020年7月にマクロミル会員206人が回答したアンケートによるものです
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