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籍を入れるとは?入籍・結婚完全ガイド|手続き・タイミング・準備まで徹底解説

結婚する時に「入籍します」という言葉をよく耳にしますが、実は「結婚する」と「入籍する」は全く意味が異なるもの。この言葉の違いを正しく知り、結婚に必要な手続きや準備をしっかり進めることでスムーズなスタートを切りましょう。まずは、入籍の意味や「入籍」と「結婚」の違い、「いつ」「どこで」「どんな手続きをするのか」など、基本的なことをきちんと理解した上で籍を入れるタイミングや準備について考えることが大切です。本記事では、入籍の基本から準備のポイントまで、わかりやすく解説していきます!

ココを押さえて!
  • 「籍を入れる」とは結婚とは異なるもの
  • 結婚(入籍)は法的手続きで、結婚式とは別のもの
  • 結婚(入籍)には必要書類を揃え婚姻届の提出が必要
  • 婚姻届提出日は縁起の良い日やふたりの記念日が人気

#01|「籍を入れる」とは?入籍の意味

相手の戸籍に入ること。
新しく戸籍が作られる「結婚」とは異なるが
「籍を入れる=結婚」と解釈されるのが一般的

籍を入れるとは?

「籍を入れる」ってどういうこと?

「籍を入れる」とは、相手の戸籍に入ること。新しく戸籍が作られる「結婚」とは意味が異なりますが、今では籍を入れる=婚姻届を提出し、戸籍に名前を登録することと解釈されるのが一般的です。これにより、ふたりは正式に夫婦となります。結婚式を挙げることとは別の法的手続きです。戸籍上に記載されることにより、相続や税制上の優遇、社会保障の受給権など、夫婦としての法的な権利・義務が発生します。

「結婚」と「入籍」は違うの?

一般的に婚姻届を出した際「本日入籍しました」と言いますよね。でも正確には「結婚」=「入籍」ではないんです。「結婚」とは役所に婚姻届を提出し法律上、正式に夫婦と認められたことを意味します。

一方「入籍」とはすでに存在している戸籍に「入籍届」を出して新しく入ること。例えば彼が親から独立していて自分だけの戸籍を作っていた場合、その戸籍に入ることを「入籍」と言います。初婚同士の場合、それぞれが親の戸籍から離れ、婚姻届を提出してふたりの新しい戸籍を作るので、「入籍(籍を入れる)」には当てはまりません。つまり「入籍」ではなく、「婚姻届を提出しました」というのが正しい言い方なのです。

「ふたりで新しく戸籍を作る」=「結婚をする」方法は?

婚姻届を入手し、必要事項をそれぞれ記入、証人のサインももらった上で、役所に提出すれば完了です。

事実婚とは?

「事実婚」は役所に婚姻届を提出せず、夫婦として共同生活を送っている状態のこと。たとえば名字を変えたくない、法律上の手続きにこだわらないなどといったカップルがこのスタイルを選ぶことが多いです。ただし、事実婚の場合、配偶者として認めてもらえないケースも多くあります。例えば「手術の保証人になれない」「生命保険の受取人として認められない」ほか、相続権や親権などでも法的に認められない場合があります。

「結婚・入籍」についてはこちらの記事もチェック

「事実婚」についてはこちらの記事もチェック

#02|結婚・入籍のタイミングはいつ?

結婚式前に婚姻届を提出するカップルが9割

入籍のタイミング

2024年のゼクシィ結婚トレンド調査(全国推計値)によると、なんと 9割以上のカップルが結婚式より前に婚姻届を提出していることがわかりました。結婚式の前後にかかわらず、縁起のいい日や、ふたりの記念日や都合などを優先し、結婚のタイミングを選んでいるようです。

「結婚・入籍」のタイミングについてはこちらの記事もチェック

#03|結婚・入籍の流れと手順は?

まずは、婚姻届提出日を決めて、婚姻届を入手。必要事項に記入し、証人2人に署名を依頼。必要書類を準備し、すべて整ったら役所に婚姻届を提出して手続き完了です。

結婚・入籍までの手順

1婚姻届を役所に取りに行く(パソコンからのダウンロードも可)
2本人確認書類など必要書類を用意
3婚姻届に記入する(押印は任意)
4婚姻届を役所に提出する

簡単に言えば、婚姻届を入手し、必要事項を記入して役所に提出するだけ!難しい手続きはまったくありません。ただし証人2人の署名(18歳以上なら誰でもOK)が必要になるので、親やきょうだいなど、誰になってもらうかふたりで相談しておきましょう。

「結婚の手続き・届け出」はこちらもチェック

#04|婚姻届提出日・入籍日の決め方って?

ふたりにとってベストな日を
話し合うのが大事!

入籍の日はいつにする?

人気のある提出日は、「一粒万倍日」や「大安」など、縁起が良いとされる日です。ほかにもふたりが交際を始めた日やお互いの記念日など、絶対に忘れない日取りを選ぶのも◎。ふたりだけの特別な日を相談してみて。

結婚・入籍におすすめの日は?

縁起の良い日を選ぶ

日本では「大安」や「一粒万倍日」「天赦日」などが吉日とされ人気が高いようです。特に「大安」は何を始めるにも良い日とされ、結婚や婚姻届の提出にぴったり。物事を始めるのに大吉といわれる「一粒万倍日」や最強の開運DAYと言われる「天赦日」も縁起を大事にしたいカップルにはおすすめです。

ふたりにとって特別な日を選ぶ

お互いの誕生日や付き合い始めた日、プロポーズ記念日など、ふたりにとって意味のある日を選ぶのもおすすめです。また、11月22日の「いい夫婦の日」などゾロ目や語呂がいい日を選べば覚えやすく、特別感も高まります。

実務面で考慮すべきタイミングで選ぶ

年末年始やゴールデンウイークなどの大型連休中は、役所が休みになることが多いため、スムーズに手続きを進めたい場合は避けるのが無難です。忙しい時期を避け、余裕を持って手続きできる日程を選びましょう。

ふたりの生活の予定に合わせる

仕事の休みや引っ越しなど、ライフイベントに合わせたタイミングを選ぶのも合理的。転職や新生活のスタートに合わせることで、心機一転ふたりの新しい生活をスタートできます。

「縁起のいい日」はこちらを参考に♪

#05|婚姻届を提出する際の
必要書類と提出場所

婚姻届を提出する際の 必要書類と提出場所

必要書類と準備物

婚姻届の提出で必要なものは以下の通り。基本的にはすぐに用意できるものばかりですが、記入や確認の時間を逆算して早めに準備しておくと安心です。以前は婚姻届の提出時に戸籍謄本も必要でしたが、2024年3月より戸籍謄本の提出が不要になりました。ただし、婚姻届には「本籍」の記入欄があるので、「本籍が分からない」「親に聞いても記憶が不明瞭」などの場合は、事前に戸籍謄本など本籍が記載されている書類を取り寄せて調べておくと安心です。

婚姻届

全国必要事項は共通なので、どこでもらってもOK!パソコンからダウンロードしたり、ゼクシィ本誌の付録などを使っても。書き損じなどに備え、2、3通多めに用意しておくと安心。

本人確認書類

パスポート、運転免許証、マイナンバーカードなどをいずれか1つ用意。

ペン

黒のボールペンや万年筆を使う。消えるペンや鉛筆は使用不可。

提出場所について

婚姻届ってどこにどうやって出せばいいの?

提出場所は、届け出人の本籍地又は所在地の市役所、区役所又は町村役場。役所によっては、結婚式を挙げた場所や旅行先などで提出できる場合もありますが、必ず提出前に役所に事前確認しておきましょう。

引っ越し後はどうする?

近日中に新居への引っ越しの予定があるなら、婚姻届提出は引っ越し後に。婚姻届の提出と転入届の提出を同じ日に済ませられるので役所に行く回数を減らせます。

「婚姻届」の記入や書き方などについてはこちらもチェック

「婚姻届」の提出についてはこちらもチェック

#06|結婚・入籍後に必要な手続きって?

氏名の変更がある場合は、手続きが必要

婚姻届を提出し、夫婦になったらさまざまな名義変更の手続きが必要になります。期限が決まっている手続きもあるので、自分たちにとってどのような手続きが必要か書き出し、できるところから早めに進めていきましょう。

氏名・住所変更の手続きが必要なもの

マイナンバーカード:婚姻届提出後14日以内に住所地の役所で。本人確認書類として使用できるので最初に手続きを。

運転免許証:婚姻届提出後14日以内に新居所轄の警察署か運転免許試験場で。マイナンバーカードと同様、本人確認書類として使用できるので早めに手続きを。

クレジットカード:住所・氏名の変更後できるだけ早く。WEBで申請後、送られてくる書類を返送。

スマートフォン:住所・氏名の変更後できるだけ早くWEBで手続き。

銀行口座:住所・氏名の変更後できるだけ早く。各銀行の窓口で。

国民健康保険・国民年金:婚姻届提出後14日以内に住所地の役所の窓口で。

パスポート:住所・氏名の変更後できるだけ早く。住民登録のある都道府県のパスポートセンターで。

その他:印鑑証明、車検証、生命保険など必要に応じて手続きを。

結婚後の手続きについては、こちらもCHECK!

取材・文/富山閣子 イラスト/EccO D/mashroom design 構成/山崎裕香子(編集部)
※掲載されている情報は2024年12月時点のものです

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