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ふたりとゲストの幸せな一日に密着 -先輩の結婚式実例集-

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中央アルプスで誓う山上の結婚式
長野県

舞台は、標高2612メートルの雲上の世界。雪と氷に覆われた中央アルプス千畳敷カールで誓いを立てる、地元観光協会主催の「純白の結婚式」に応募したふたり。山と森に魅せられたふたりらしく、自然の中で夫婦に!

雪山で挙式
寒かった! でも一生の思い出に

自然に親しみ、大学時代は森林をテーマに学んできたふたり。ここ千畳敷カールは、新婦が研究のために度々訪れた思い出の地なのだそう。そして迎えた当日、ゲストと共にバスとロープウェイを乗り継いで山上へ。雪でできたチャペルの前で誓いを立てたふたりに、ゲストから祝福の花々が手渡された。

フォトタイムには、氷点下の寒さに負けず元気よくジャンプ! ここでしか撮れないフォトジェニックな写真が残せた
雪で固められたチャペルに真紅のバージンロード。その背後に広がる雪山の壮大な景色に、ゲストも目を輝かせた
前日の大雪にゲストもふたりもヤキモキ……。願いが通じ、快晴の空の下、みんなで過ごせたことが何よりうれしかった
駒ヶ根高原で誓いを立てた夫婦を「幸せの森の住民」として迎える、「幸せの森 住民票授与式」も。ふたりは146組目の住民に!
「一生の思い出だね」という新郎に、新婦も「思い出の場所で式ができて、ほんとうれしい!」とにっこり。極限の寒さ!?も思い出に
木や植物に囲まれて
イメージは森のパーティ

挙式に続く披露宴も、大好きな自然のものを取り入れて。「森にいるような雰囲気を楽しんでほしくて」と、野花のような素朴なアレンジの装花で、くつろぎの空間を演出した。切り株に見立てたウエディングケーキや、一枚板から作った親へのギフトなど、木のぬくもりも大切に。

結婚指輪は、ドウダンツツジの枝から型を取ったこだわりデザイン。樹木独特のゴツゴツとした風合いもそのままに
ガラスの小瓶にグリーンをたっぷりと。アクセントに黄色や白の花を加えたさりげないセンスで、森の世界観を表現した
ケーキセレモニーのロールケーキは、切り株をイメージしたオリジナルデザイン。「木を切るのはお手の物」というふたりらしく
「菜海子のイメージで作った」という、新婦母手作りのプリザーブドフラワーブーケ。花材の色みを抑えて可憐なアレンジに
一枚の板から作った三連時計を、両家の父へプレゼント。「3つの家族が、ずっと強い絆で結ばれていきますように」と、笑顔の結びに
ふたりらしく
夫婦になった日も、飾らず自然体で

穏やかで優しい新郎と、太陽のように明るく親しみやすい新婦。披露宴は、そんなふたりの人柄が伝わるアットホームなものに。鏡開きの地酒を振る舞ったり、手作りのウッドベンチに座っておしゃべりを楽しんだり。ゲストのそばで、ふたりらしく気取らず過ごした。

式当日の早朝、ふたり揃って婚姻届を提出。「今は離れて暮らしているけれど、夫婦になる瞬間は一緒に迎えたいから」
日本酒が大好きというふたり。「おいしい信州の地酒を味わってほしくて」と、鏡開きをしたたる酒をゲスト一人一人に振る舞った
子どもたちと一緒に、森に秘密基地を作るプロジェクトに携わっていたふたり。その代表が着物の晴れ姿で披露宴の司会を務め、場を盛り上げてくれた
学生時代に実習で作ったウッドベンチを歓談スペースに。「自由にオープンに過ごしてほしい」という、ふたりのおもてなしのかたち
Bride & Groom
福島大樹さん 菜海子さん
大学の農学部・森林科学科で共に学び、交際5年の同級生カップル。「自然が好き」「自然を守りたい」。そんな思いを共有できるパートナーと結ばれた。
会場
中央アルプス千畳敷カール(長野県駒ヶ根市)
駒ヶ根高原リゾートリンクス(長野県駒ヶ根市)
挙式日
2018年2月3日
ゲスト数
54名
当日のタイムスケジュール
1025
挙式、幸せの森 住民票授与式
1315
披露宴開宴、乾杯、鏡開き
振る舞い酒、友人と中座
1424
お色直し入場、ケーキセレモニー
デザートビュッフェ
1509
記念品の贈呈、新郎あいさつ
新郎新婦退場
エンドロール上映、お見送り
構成・文/古川千恵 撮影/根岸佐千子