義実家との関係がしんどい…先輩花嫁が実践した“ストレスを減らす”付き合い方4選
結婚すると、よりリアルに始まるのが彼の親とのお付き合い。良好な関係でいたいけど、いろんな場面でモヤモヤすることも実はたくさん。積み重なると「正直、しんどい」と感じることも。そこで今回は、みんながいつ・どんなことにストレスを感じているのか、リアルな声を集めました。ストレスを減らすことに成功した先輩花嫁の声も紹介。読み終えたらすっきり&義実家とうまく付き合うヒントが見つかるはず。
結婚すると、よりリアルに始まるのが彼の親とのお付き合い。良好な関係でいたいけど、いろんな場面でモヤモヤすることも実はたくさん。積み重なると「正直、しんどい」と感じることも。そこで今回は、みんながいつ・どんなことにストレスを感じているのか、リアルな声を集めました。ストレスを減らすことに成功した先輩花嫁の声も紹介。読み終えたらすっきり&義実家とうまく付き合うヒントが見つかるはず。
アンケートによると、「義実家との関係でストレスを感じたことがある」花嫁は約4割。
その中の4人に1人は「距離感の近さ」「価値観の違い」にストレスを感じていました。たとえ小さなことでも、自分に対してはもちろん、夫や子どもに対する義父母の言動や振る舞いにモヤモヤしている人も。
| ストレス原因 | 割合 |
|---|---|
| 1位 付き合いの距離感(連絡や訪問の頻度など) | 26% |
| 2位 価値観の違い(金銭感覚や家族観など) | 24% |
| 3位 義両親の言葉やふるまい(配慮不足など) | 12% |
義実家との関係でストレスを感じた経験がある先輩花嫁たちにアンケートをとったところ、もっとも多くの人が「ストレスを感じた」と答えたのは “付き合いの距離感”(26%)。義実家との付き合い方でちょうどよい距離感をつかむのが難しい……という声が多く寄せられました。
義実家と私たちの新居が物理的に近く、「今日行ってもいい?」など突然の訪問連絡が。(Kさん)
出先で急に「帰り実家寄っていい?」と聞かれることがしばしば。心の準備が出来ていないし、毎週末行くのは嫌とは言い出せずプチストレスに。(はるさん)
続いて第2位は、“価値観の違い”(24%)。育ってきた環境の違いで、価値観が違うかも……とモヤモヤした人も少なくありません。
私の実家では相手に負担をかけまいとホテル泊。義実家では、帰省時や親が遊びに来るときは互いの家に宿泊するのが当たり前。「泊まっていい?」と聞かれるたびにストレスに。(もちゆりさん)
義実家が田舎なので、家族観や価値観が大違い。名字や本籍地に後から口を出してきたり、今も戸惑うことがたくさん。(Mさん)
第3位は、“義両親の言葉や振る舞い”(12%)。義両親から言われた事や、ちょっとしたやりとりの中でストレスを感じたという声が目立ちました。
「子どもはまだなの?早い方がいいわよ」と会うたびに言われてしまい、義母に会うのがおっくうに。(美咲さん)
義母に悪気はないけど、いちいち言葉がきつくてちょっとしんどいな……と感じる時がある。(rumiさん)
そのほかにも、「家事や育児への考え方の違い」(10%)、「夫への過干渉や特別扱い」(10%)など、具体的な悩みはさまざま。一見小さなことでも、積み重なると心の負担になることもあるようです。
距離感、価値観の違いなど、よくありがちなストレスの他、思いがけないことでストレスを感じた先輩花嫁も。他人事だと笑えるけど、本人は超しんどいリアルエピソードを教えてもらいました。
「私は婚姻届を提出してから引っ越すね」と伝え、楽しみにしていたピカピカの新居での新生活。ある日小さな荷物を運び込もうと訪れたら、私より先に義母が彼と一緒に泊まっているのを発見。義母も彼も全く悪気がなく「泊まってみたかったの」「まだ俺一人だったしね」とにっこり。私がショックを受けているのも気付いてないみたい。「浮気じゃないし、まあいいか」と納得……するわけなーい!(笑)。(みーにゃんさん)
義母が時々送ってくれる宅配便。夫も私も好きではないお菓子が大量に入っていることだけがやや迷惑。メッセージアプリでお礼をするときは「お米とフルーツ、とっても嬉しいです。ありがとうございます」とわざとピンポイントで報告しているけど、恐る恐る開けた次の宅配便の箱の中にはやっぱり大量のお菓子が。好みは永遠に伝わらないと悟りました(笑)。(もちゆりさん)
夫婦で出かけようとしたら、義母が「弟たちも連れていって」と当たり前のように言ってきた。「え?ふたりで出かけたかったのに?まだ学生の弟連れてくってどういうこと?」と私の頭の中は大混乱。夫がうまく断ってくれホッとしました。(美咲さん)
とにかく世話好きな義母に誘われスーパーで買い物中、「息子はね、安物だけど、この厚揚げがお気に入りなのよ」と熱弁。特に安いわけでもなく、彼から聞いたこともなかったので「私はあなたより息子の好みに詳しいし、愛情込めて料理作ってたのよ」と当てつけられている気分に。「そうなんですね。覚えておきます」とサラッと受け流したけど、頭の中では「息子愛&厚揚げ推し強過ぎない!?」と突っ込んでました(笑)。(Kさん)
義実家とのつきあいで「しんどい」と感じるほどのストレスをため込むのは、心にも体にもよくありません。どうすればストレスが減り、いい関係を築けるのか。先輩花嫁たちの体験談&アドバイスから4つのヒントが見えてきました。
義実家への訪問やメッセージアプリなどでの連絡は親にとって嬉しいもの。とはいえ、頻繁過ぎると「距離感が親密過ぎて疲れる」と感じる花嫁は多いようです。このストレスは、義実家と物理的に家が近い人ほどありがち。仕事や趣味を理由に会う頻度や連絡を減らすのが一番の改善策になります。遠方に住む場合は、「長期休暇のみ帰省。連絡もたまに」という人が多くストレスは少なめですが、「帰る回数について悩む」という声も。「ちょうどいい距離感」は親との相性、個人の性格、ライフスタイルなどにより人それぞれ。無理し過ぎず少しずつ調整していきましょう。
頻繁に会うのはしんどいので夫が一人で帰る日などをつくって親孝行をできるようにしています。夫にも協力してもらい、ちょうどいい距離感を探すことが大切だと実感。(まいみーさん)
義実家は田舎で帰ると喜ばれますが、価値観が違い戸惑うことも多いので、休みのたびに帰省するのはやめました。(Mさん)
メッセージアプリなどで日頃から頻繁に連絡を取り過ぎるとそれが当たり前になり疲れるので、何か頂いた時のお礼など必要最小限にしています。(ゆかりさん)
義実家とのやりとりや、会った時の振る舞いについて、夫婦間であらかじめ方針や役割を決めておくと後々スムーズ。「帰省の連絡や宅配便のお礼は夫が担当」「妻が嫌だと思うことは、夫が間に立ってはっきり&うまく断る」など、ルールや役割を明確にしておくと安心だし、義父母にも納得してもらいやすいもの。夫婦ゲンカも防げます。
義実家への連絡は全て彼が担当。私から直接することはありません。何か頂いたお礼を言う時は途中で電話を代わってもらい少し話すぐらいで十分&円満です。(なめあやさん)
夫が自分の一番の味方と思い、負担になってることは相談して、私の代わりに言ってもらうことに。我慢せず夫を頼ることで、気持ちが軽くなりました。(美穂さん)
義父母との会話では「夫を褒め、悪口は絶対言わない」「日常生活の質問には明るくポジティブに答える」「何かしてもらったら素直に喜びを表す」などを心がけて。親も安心するし、好感度がアップして関係が良好に。普段頻繁に会うのは避けたいという人も、誕生日や記念日にちょっとしたプレゼントを贈ったり、メッセージアプリや電話で「おめでとうございます」を伝えるなどの気配りでリカバリー可能。近況報告が面倒という人も、旅行中や孫の様子など、気が向いた時に写真を1枚送るだけでも喜ばれます。
義父母の前では彼を呼び捨てにせず、彼のいいところを話すようにしています。 また、自分の家族や友人の家族とは比べないようにしています。(みなみさん)
家が遠いので会うのは年4~6回。義実家から頂きものがあれば必ず連絡して感謝を伝え、こちらもおいしいものがあれば渡すように。おいしさを共有することで喜ばれ、仲良くなれる気がします。(寧々さん)
いつもニコニコ笑顔、聞き上手を心がけています。モヤモヤすることがあってもしょせんは赤の他人、そう割り切るとラクになりますよ。(Kさん)
「よいお嫁さん」と思われたくて頑張り過ぎるのはNG。自分が疲れてしまい、義父母やパートナーとの関係もぎくしゃくしてしまいます。ストレスを減らすために有効なのは「やらないこと」を決めること。例えば「義父母の意見を真剣に受け止め過ぎない」「遊びに行っても長居しない」「やらなくていいと言われた手伝いはしない」「雑談LINEはしない」など。自分の中で明確なルールがあれば、気持ちの切り替えもしやすくなります。
贈り物は母の日と父の日のみに。お中元やお歳暮、誕生日などその他のお祝いはしないと決めたらラクになりました。(ゆずさん)
義父母の言葉を全て真に受けるとしんどいので、何を言われても「ふーん」と笑顔で受け流すようにしています。(さにゃんさん)
遠方に住む義母は料理上手で年末年始も一からおせち料理を手作りする派。手伝いは求められないので、私たちは大みそかに帰省し「手伝えずすみません~。ありがとうございます」と思い切り愛想よくお礼を。これでうまくいっています。(MYさん)
「義実家がしんどい」と感じている先輩花嫁たちのリアルなエピソード&アドバイス、いかがでしたか?義実家との関係性は本当に人それぞれ。結婚してすぐ決まるものではなく、日々の付き合いやライフステージの変化などでも徐々に変わります。夫婦で相談しながら、ふたりにとってちょうどいい距離感を見つけ、ストレスのない結婚生活を楽しんでくださいね。
文/笠原恭子 イラスト/あずきみみこ D/mashroom design 構成/山崎裕香子(編集部)
※記事内のデータならびにコメントは2025年4月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー91人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2025年6月時点のものです