
実用品から変わり種まで【結婚式で両親へ贈るプレゼント】何を選ぶ?
結婚式の場で両親に渡すプレゼントは、感謝の気持ちを真っすぐに伝えられる特別なギフト。「何を贈ろうかな」と迷っている人に卒花が実際に選んだプレゼントをご紹介します。
定番アイテムから実用性重視、そしてふたりらしさが光るオリジナルなものまで。あなたのプレゼント選びの参考にしてくださいね。
[王道で間違いなし!]な定番プレゼント
どの年代にも好まれる心温まる贈り物がおすすめ
結婚式らしい「王道感」が好みだったり、外れのないものを…と考える花嫁さんにぴったりなのが「定番」プレゼント。どの年代の方にも喜ばれるのも魅力です。
花束・花(平均費用目安:5000~1万円)
「感謝」や「門出」の象徴とも言われる花。親の好きな色や花を選べば、より喜ばれそうです。生の花ではなく、ドライや造花にして…など、いつまでも残るような形で渡すのも素敵ですね。花を渡すタイミングは式のラストシーンとしても印象的で◎。
私たちがプレゼント

#1
友人や親族の式で見て「私の時も『今まで育ててくれてありがとう』の気持ちを込めて花束を渡したいな」と以前から思っており、母の好きな色やイメージカラーを伝えて花束を作っていただきました。費用は1点当たり8000円。自宅で花瓶に生けた後は一部をアフターブーケとしてドライフラワーに。今も実家の玄関に飾られています。(みっこさん)

#2
両家母が花好きなので、母とよく行った思い出の店でオーダーした花束をプレゼント。費用は1点当たり5000円。色みや花の種類などのイメージについて数日悩みましたが、「とってもきれいな花束だね」と喜んでくれました。特に大きな花束はもらう機会がないので特別感があったようです。花束は式後に花瓶に移し替えて玄関に飾ってくれて、見るたびに結婚式の余韻を楽しんでもらえていたと思います。(manaさん)

#3
「お花を見て私たちのことを思い出してくれるといいな」という思いを込めてプリザーブドフラワーを贈りました。私の親が遠方に住んでいるので、長期間楽しめることも決め手でした。両家母の好きな色で制作してもらい、費用は1点当たり1万2000円。花嫁の手紙を読んだ後で渡したのですが、見た目が華やかなプリザーブドフラワーはとても喜んでもらえました。今も玄関や部屋に飾ってくれています。(ひかりさん)
子育て感謝状(平均費用目安:数百~1万円)
式当日の日付や、思い出の写真などを組み合わせて感謝を伝えられる感謝状。形状も紙製・木製・アクリル製などさまざま。どの写真を入れるか、どんなメッセージを書こうかなんて思いを巡らせながら選ぶと良いですね。
私たちがプレゼント

#1
Instagramで両親贈呈品として「子育て感謝状」を知り、体重米と合わせて贈りました。フレームはずっと飾ってもらえそうなものを100円ショップで購入。4枚のフレームそれぞれに生まれてからの日付(自分たちでデザイン)、和洋装の前撮り写真、七五三の写真を入れました。フレームにはリボンを巻きました。子育て感謝状自体は500円ほどで完成。式後に各家のリビングに飾ってくれていました。(MAIさん)

#2
花嫁の手紙朗読後、退場前に渡した「子育て感謝状」は、造花が可愛くて長く家に飾ってもらえる可愛いらしいデザインを選びました。「お花が入っているデザインがいい」と思って彼に相談し、彼も同意してくれたものをネットで1万2000円で注文しました。しみじみと喜んで受け取ってくれました。(tomomiさん)
ウエイトドール(平均費用目安:1万~3万円)
生まれた時の重さで作られたウエイトドールは、受け取った瞬間に当時の思い出がよみがえる感動のギフト。いとおしさと同時に子の成長を感じることができ、親世代に刺さりそうです。
私たちがプレゼント

#1
理想のプレゼント選びに1週間ほど難航している中、通販サイトにて出会い「これだ!」と即決。2つセットで3万円弱でした。写真や出生時の身長、体重などを入れられるので、生まれた時のことをより一層思い出してもらえると考え選びました。母は「懐かしい」と赤ちゃんの頃を思い出して、涙を流しながら抱っこしてくれました。今も、赤ちゃんの私たちが毎日リビングで家族を見守っているようです(笑)。(momoさん)

#2
SNSで見た「親目線でもらって嬉しいプレゼント」に挙がっていたウエイトドール。好きなぬいぐるみに重りを詰めてくれるサービスがあったので、親の好きなキャラクターなどのぬいぐるみをチョイス。2体で約3万6000円でした。式後の記念に残るアイテムは意外と多くないので、思い出を形に残すことができて良かったです。ぬいぐるみであればしまうことなくずっと置いてもらえるかなと思っています。(はなぽよさん)
体重米(平均費用目安:5000~2万円)
「この重さで産んで育ててくれたんだよね」と実感できる贈り物。バスタオルなどで赤ちゃんのように包んだり、俵形にしたり、お米を入れる袋に赤ちゃんの頃の写真を印刷するなどさまざまな形があります。
私たちがプレゼント

#1
フォトフレームと一緒に体重米を贈りました。費用は約1万円くらいだったと思います。母親に生まれた時のことを思い出してほしいという願いを込めて、赤ちゃんの写真を貼り付けた体重米をバスタオルで包みました。とっても喜んでもらえましたよ。(空さん)

#2
私の親は花より団子派だったのと、体重米はラッピングのバリエーションが多いので喜んでもらえると思いました。
費用は出生体重によって変わりますが、ふたりとも約1万円でした。生まれた時の写真をタグとして付け、鶴と亀のわら飾りを付けました。「これが生まれた時の重さか」と大事に抱いてくれました。食べ終わった後も、米俵はインテリアとしてそれぞれの実家で飾ってくれています。(ブリスキー*サバスキーさん)
[実用的で便利!]なプレゼント
毎日の生活に役立つ贈り物。使うたびに結婚式の思い出がよみがえる
「使えるものを贈りたい」と考える花嫁さんにぴったりなのが「実用的」なプレゼント。親が日常生活で使うたびに、結婚式のことを思い出してくれそうです。
箸、湯飲み・茶碗などの食器類(平均費用目安:5000~1万円)
日常で使ってもらえるプレゼント。日常グッズを上質なもので過ごしてほしいという願いを込めて贈るのも◎。夫婦ペアで贈るのもGOODですね。
私たちがプレゼント

#1
体重米と一緒に形に残せるものを贈りたいと彼と話し合い、「レストランウエディングらしく食にまつわるもの、お米と言えばお箸だ!」とふたりで箸作りワークショップへ足を運び、親をイメージしながら木材を選んで、それぞれの親の食スタイルに合った箸を作成。使用する木材によって値段が変わりますが、1膳当たり約4000円。作った3膳とも色や形が違うので親同士見せ合って喜んでいました。(Karenさん)

#2
「日常のひとときがより心地よいものになれば…」との思いを込めて実用的でデザインがおしゃれな湯飲みと茶碗セットを選びました。セットで1点当たり8000円。しっかりとした木箱に入っているので高級感もあり、持ち帰り時も割れる心配がないのも魅力でした。いつまでも記念品として残るプレゼントを贈れて良かったと思っています。(M.Yさん)
旅行や食事などのギフトカタログ類(平均費用目安:1万~数万円)
体験型プレゼントであるギフトカタログ。好みのものを親が選んで実際に体験できるのが魅力です。「今までありがとう、これからは自分の時間を楽しんでね」、そんなメッセージを込めて。
私たちがプレゼント

#1
私たち夫婦はふたりの時間をとても大切にしています。両親にもその“時間”をプレゼントしたいと5万円の旅行カタログを選びました。式のエンディング、両親への花束贈呈のタイミングで渡しました。両親はふたりで旅行へ行く機会がなかったので、きっかけをつくってくれたととても喜んでくれました。渡した翌日にはふたりで行き先を決めて、カタログから選んだ三重へ旅行したそうです。(Minさん)

#2
「子育てがひと段落した記念」に、両親が二人っきりでおいしいものを食べながら、ゆったりとした時間を過ごしてほしいという願いを込めて2万3100円分のレストランギフトを贈りました。日本全国の多様なジャンルのレストランを網羅しているだけでなく、お取り寄せ型の食事体験もあったのが決め手でした。両親も早速レストランに行ってくれて喜んでくれました。(ひかりさん)
三連時計(平均費用目安:3万~5万円)
「これまでの時」、「これからの時」と時間を表す象徴的なプレゼント。二つの家族がつながる意味を込めた三連時計にするのも素敵です。リビングや寝室に飾って日常的に使っているシーンが想像できます。
私がプレゼント

悩みに悩んだ結果、飾って使えるものを…と3万3000円の三連時計をセレクト。一枚の木から作られている三連時計は、両家が家族になったことのつながりを感じられると思いました。私が泣きながら渡したので、受け取った側もみんな泣いていました(笑)。今も部屋に飾ってくれていて、二つの家族が一緒になり同じ時を刻んでいるんだなと感じます。(masaさん)
ジャム(平均費用目安:数千円)
「おいしい」を贈るプレゼント。食べている最中も幸せな気分に浸れ、食べ終わった後も残った瓶を飾ったり、いろいろと使えて◎。自分のために選ばれたジャムは特別な味だと感じてもらえそうです。
私がプレゼント

母が好きなYouTuberが引出物にしていたジャムは縁起がいいと思い贈り物に選びました。大切にしたことは、普段自分では購入しないけれど、もらったら嬉しいと思うもの。このジャムは限定品だったので、即購入。値段は約5000円でした。「これは何?」と最初は驚いていましたが、説明したらとても喜び、パンに塗って食べてくれました。特別な日にこの商品を渡すことができ本当に良かったです。(hikariさん)
[変わり種でオリジナリティーある]プレゼント
DIYやオーダーメイドでふたりの個性を込めた贈り物
DIYしたものやオーダーメイドなどふたりの個性を込められるのがオリジナリティー溢れる変わり種のプレゼント。卒花もいろいろな思いを込めてふたりのオリジナリティーを演出していました。
花言葉から選んだ「観葉植物」
贈る相手への思いを込めた花言葉を持つ観葉植物は、言葉では伝えきれない気持ちを表現できますね。日常生活に自然が溶け込むだけではなく、育てる楽しみも感じてもらえます。
私がプレゼント

私たちと同様に新郎母も好きな観葉植物。植物にはそれぞれ花言葉があり、込めたい思いを花言葉につづって伝えられるかなと思い選びました。ハンドメイドサイトで5400円と4800円の植物を購入しました。ハンドメイドなので、鉢も含めて1点ものというのも特別感があって気に入っています。現在もそれぞれの実家のリビングに飾られており、私たちらしい他にはない品を選んだかいがありました。(てらゆめさん)
式で受け取った花をそのまま飾れる「有田焼花瓶」
「式でプレゼントした花束をそのまま自宅で飾れるように…」なんて思いを込めて贈るのも素敵。花瓶のデザインや質感にふたりのセンスを込められ、長く愛用できるのが魅力です。
私がプレゼント

顔合わせ食事会で母が新郎家へ贈った有田焼のお皿。偶然義母もそのお店が好きだと知り、両親へのプレゼントは有田焼専門店で買おうと決めました。自分ではなかなか良い花瓶は買わないのではと、1点2万円弱の和洋どちらの空間にもマッチする花瓶をチョイス。式後に持ち帰った花をそのまま飾れるのも決め手でした。両家では季節の花が花瓶に飾られているので、遊びに行くたびに見て楽しんでいます。(かおりさん)
DIYした「ペーパークラフト(Paper Weaving)」
「Paper Weaving」とは紙を使って織物のような模様にしたもの。親のイメージに合う色紙を組み合わせて、思いを込めて折り込むプロセスは花嫁さんにとっても大切な時間になりそうです。
私がプレゼント

いつまでも形に残る“モノ”を渡したいと思って悩んでいたところ、「Paper Weaving」の作品に出合い、これなら自分たちで手作りのものを贈れると決定。紙自体は約100円、額縁は6600円で購入し2日間で作成しました。式後何年たっても家になじんで飾れるような色みやデザインにしました。後ろには手書きで感謝のメッセージを入れました。それぞれの実家に今も飾ってくれています。(yuukaさん)
3つの家族がつながる「イラスト」
新郎新婦と両家、3つの家族が一つになる様子をイラストで表現。絵を見るたびに、「3つの家族」のことに思いを寄せられるプレゼントです。
私がプレゼント

「私にしか作れないものを贈りたい」と両家家族・私たち夫婦を一本の線でつなぐイラストを描きプレゼント。左右の両家には思い出の写真を背景に入れ、歴史を表現。中央のふたり部分は、これから歴史を刻む意味を込めて背景を入れずに仕上げました。費用はフレーム代の8000円。当日は3枚の絵をつなげるセレモニーを行いました。自作のイラストに周囲からの反響も大きく、式後は頼まれる機会も。(@trunk_mk__さん)
From 編集部
ふたりの思いを込めてプレゼントを選んでみて
感謝の気持ちや思い出、そしてこれからも続くご縁を形にする結婚式で親に渡すプレゼント。どんなプレゼントを選んでも、大切なのはそこに込められたふたりの思いです。今回ご紹介したもの以外にも、「名前入りのキーホルダー」や「新郎新婦のご両親の希望に沿ったプレゼント」などアイデアはさまざま。相手のことを考えて選んだプレゼントは、それだけで価値があります。ふたりらしい「ありがとう」を、ぜひ見つけてくださいね。
構成・文/RIE☆ D/mashroom design
※記事内のデータおよびコメントは2025年3月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー104人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2025年5月時点のものです
- 挙式
- アイテム検討期
- 花嫁実例
- 個性的
- 定番
- ふたりらしい
- 家族の絆