あなたは大丈夫?卒花が「結婚式の打ち合わせ」で迷走したポイント5

結婚式の打ち合わせは、「後から準備不足に気付いてバタバタした!」という声が多数。今回の記事では、先輩花嫁たちが「打ち合わせの場で決められずに悩んだ」「彼や親ともめてしまった」など、迷走した項目をランキング形式で紹介。スムーズに結婚式準備を進めるために、ぜひチェックしてくださいね。
結婚式の打ち合わせは、「後から準備不足に気付いてバタバタした!」という声が多数。今回の記事では、先輩花嫁たちが「打ち合わせの場で決められずに悩んだ」「彼や親ともめてしまった」など、迷走した項目をランキング形式で紹介。スムーズに結婚式準備を進めるために、ぜひチェックしてくださいね。
スムーズに打ち合わせができなかったと悩んだ項目第1位は「招待客の人数・席次」決め。新郎と新婦でゲストの割合を調整したり、両家の親から親族に関するリクエストを聞いたりと、会場との打ち合わせまでにふたりやそれぞれの親との意見の擦り合わせが間に合わなかったという声が目立つ結果に。加えて、席次を決定する際にどのゲストを一緒のテーブルにするのがベストか、結論を出すまでにいろいろ悩んだという声も。
親族関係に関しては親への確認が必要で、結構な時間がかかりました。また、全員知り合い同士とはいかないテーブルも発生したので、知らない人同士の席次をどうすればいいのか悩みました。(chamiさん)
一つのテーブルに8人座れる前提で席次を決めて、いざ打ち合わせへ。すると、実際は7人座ることが限界であると知り、計画し直しになってしまいました。(emimiさん)
親族ゲストの体調など両家の親に確認をお願いすることがありました。 加えて、新郎家族が遠方住まいだったということもあり、ゲストの人数が確定するまで半年以上かかりました。(奈々さん)
彼の友人が多く、どの範囲まで招待するか悩んでいました。彼のゲスト数に合わせて私側のゲスト数も調整する必要があったので、彼が決定しないと何も進まない!ということがありました。席次に関しては、必ず親への確認が必要でした。(千明さん)
都会生まれの夫と田舎生まれの私。田舎の方には親族が多く、ふたりの親族側のゲスト数に大きな差が。なるべく同じくらいのゲスト数になるよう調整するのが本当に大変で、最終的な決定までにかなりの時間がかかってしまいました。(れいさん)
会場見学時に、最大で何人呼べるのか、1卓当たり最大で何人座れるのかを聞いておくと、ゲストの顔ぶれをある程度決めることができておすすめ。また「招待したいゲストを決める際に大まかな席次までをイメージしておくとGOOD」という先輩花嫁からのアドバイスも!結婚式へ招待する際の親族間の習慣の有無は、事前に両家の親に確認とアドバイスをもらっておくと安心。
続いて多くの先輩花嫁たちが悩んだ項目は「演出や余興・BGM」の選定。打ち合わせ前に希望を膨らませて臨んだものの、実際にプログラムに落とし込む作業に入ると、見えていなかった課題が出てきて戸惑ったという経験をした先輩たちが多数いました。また、BGMに関しては著作権についてクリアにしなくてはいけなかったり、実は原盤を用意する必要があったりと、想定外の課題にびっくりしたという声もちらほら。
余興や演出に関してしたいものが多すぎた結果、時間内にすべて盛り込むのは難しいと言われて、どうやりくりするか悩みました。最終的には、工夫して時間短縮する方法を考えつつ、本当にやりたいものだけを厳選して実施しました。(プリンさん)
BGMを流すシーンが多かったこと、利用できる曲に限りがあったことに加えて、原盤も用意しなくてはいけないことが発覚し、決定までに手間取りました。(AYUMIさん)
彼が洋楽好き、私が邦楽好きなので、BGMについては洋楽と邦楽を半々にしつつ、どのタイミングで流せば自然に聞こえるか悩みました。また会場側が用意したBGMリストには定番曲が多く、リスト外の曲を選ぶと追加料金がかかることもあり、選定までに時間がかかりました。(美紀さん)
余興としてバンド演奏の実施を希望していたのですが、隣の会場の使用予定があった場合にはNGと言われ、式の3カ月前まで保留の状態に。結果的にバンド演奏を行うことはできましたが、即決とはいかない案件でした。(安梨沙さん)
余興や演出はなんでもできると聞いていたので、時間割のことをあまり考えずに希望を持ち込んだところ、現実的に難しい箇所が浮き上がってきてしまいました。加えて司会者との相性があまり良くなく、対面の打ち合わせなのにスムーズに進められませんでした。(KANACOさん)
余興や演出を盛り込みすぎると、披露宴時間が足りなくなったり、忙しいプログラムにゲストが負担を感じることも。希望する演出や余興に必要な時間を事前に見積もっておき、お色直しの回数やゲストがゆっくり食事を楽しめる時間も考慮しつつ、ゲストもふたりも居心地のいいプログラム作りができると理想的。またBGMに関しては、原盤の準備を求められることもあるので、曲選定は早めに済ませ、原盤探しなどの時間も確保しておくと安心。
スムーズに打ち合わせができなかったと悩んだ項目第3位は「新郎新婦の衣裳・ヘアメイク」決め。衣裳に関しては「提携先のドレスショップに納得のいく衣裳がなかった」という経験をした先輩花嫁が多数。ヘアメイクに関しては、リハーサルをしてみて初めてヘアメイクさんとの相性がわかったり、自分に似合う・似合わないヘアメイクを発見することができたりするので、なかなかスムーズに進められないという現状もある様子。
ヘアメイクリハーサルで、希望していたすべてのヘアスタイルがイメージとは異なったため没に。慌てて別のヘアスタイルを検討した結果、ウエディングドレスとカラードレス両方とも似た印象のヘアスタイルとなってしまいました。(chamiさん)
ドレスショップの予約の時間枠が短く、時間内に気に入った衣裳に出会えなかったです。その場で決めないといけなかったので妥協して決めたものの納得がいかず、後日電話をして「もう一度見させてほしい」とお願いをし、ドレスを決め直しました。(MOMOさん)
新郎新婦のヘアメイクは元々会場のサロンへお願いする予定でしたが、リハーサルを経て理想のヘアメイクとの乖離(かいり)を感じ、結果的に外注のヘアメイクさんを探してお願いすることにしました。(安梨沙さん)
会場との提携先でドレスを仮予約したものの、デザインがピンとこなかった上に価格も高めだったので、仮予約をキャンセル。自宅から行ける距離のドレスショップを巡って、お気に入りのドレスを自分で持ち込みました。(ちっぷたんさん)
会場提携のドレスショップが1カ所しかなく、小柄な私にとってはどれも大幅なサイズ調整が必要なドレスばかりで、楽しいはずのドレス選びが憂鬱(ゆううつ)な時間に。結果、提携外のショップから持ち込むことに。持ち込み料がかかると言われていましたが、提携先に合うサイズがないことを伝えたところ、持ち込み料をなしにしてもらえました。(れいさん)
SNSなどで事前に気になる衣裳やヘアメイクのイメージをなるべく多くストックしておいて、打ち合わせや衣裳の試着時に持参するのがおすすめ。希望のイメージを画像で見せながら伝えることで、スタッフにも伝わりやすくなり、意思疎通がスムーズに。ヘアメイクに関しては、指示書の作成もおすすめ。イメージ画像に加えて希望を言語化してまとめることで、より相手に伝わりやすくなります。
打ち合わせで悩んだ項目第4位は「写真・動画・アルバム」決め。中でも多かった悩みが「フォトグラファー」の指名をどうするかというもの。記録として残るものだから妥協したくないポイントではあるものの、打ち合わせで初めて聞かされた金額にちゅうちょしてしまったという先輩が多数。また、動画も残したいか、アルバムの冊数や写真撮影の枚数はどうするかなど、細かい部分を決めきれずにつまずいたという声も。
当たり前に入れようと思っていた撮って出しエンドロールの費用が想像以上に高く、その場で即決することができませんでした。打ち合わせを終えた後、外部の業者も視野に入れて検討することにしました。(ゆいさん)
フォトグラファーに関して式場設定の値段が高く、また指名制度などもなかったので、仕上がりが大丈夫か不安になりました。後からSNSでフォトグラファーの持ち込みができることを知り、持ち込んだ方が良かったかも……とモヤモヤしました。(chamiさん)
フォトグラファーの指名料が高く、指名するかどうか迷いました。また、オプションでロケーション撮影を付けるかどうか夫婦間で意見が合わず、スムーズに決められませんでした。(Chikaさん)
写真撮影の枚数や、動画を頼むかどうかで最後まで迷いました。彼とも少し意見が違ったので、決定までに時間がかかりました。(emimiさん)
結婚式当日の様子をどんな記録として残したいのか、まずはふたりで話し合えると理想的。なるべく詳細なシーンをくまなく撮影したいのか、もしくは定番のシーンのみで十分なのか、はたまた動画でも記録を残したいのか、ふたりの希望を擦り合わせておけば、打ち合わせ時に取捨選択しやすくなるのでおすすめ。フォトグラファーの指名に関しても、どんな雰囲気の写真を希望するのか決めておけば、お願いしたい人をスムーズに選びやすくなるはずです!
打ち合わせで悩んだ項目第5位は「ブーケ・装花・会場装飾」について。特に「やりたい装花イメージを叶えようとすると予想以上に値段が張った」、「季節の関係で使いたい花が手に入らなかった」という声が目立ちました。見栄えを大事にしたい一方で、予算内にも抑えたいという葛藤を抱えた先輩花嫁たちが多かった様子。また、季節によって旬の花材も異なってくるので、どうしても使用したい花材を譲れない場合には、造花の使用を検討する必要も出てきそう。
ヒマワリの生花を使ったブーケが希望でしたが、5月の式で時季的に茎が細いものしかないことがわかり、生花を断念して造花にしました。(ちっぷたんさん)
12月の挙式だった私たち。装花をクリスマス風にするか、それともまだ紅葉が少し残っている時季に合わせて秋っぽくするか迷いました。コーディネーターの方にサンプルの写真をいろいろ見せていただき、最終的にはクリスマススタイルに決めました。(ろぶさん)
会場が提供するブーケの中にとても可愛いデザインがあったのですが、値段が想像以上に高く、かなり悩みました。結局は会場が提供するブーケに似たものをお花屋さんに作ってもらう形の持ち込みにして、費用を抑えることにしました。(ほの香さん)
高砂卓とゲスト卓の装花が想定していた以上に高額で、見栄えと予算どちらを重視すればいいか悩みました。打ち合わせ時には予算内でお願いすることにしましたが、後日改めて相談の場を設けてもらい、追加発注しました。(もちゆりさん)
打ち合わせ前に装花の希望イメージは準備していたのですが、打ち合わせが終わった後になって「やっぱりこうしたい」という別の希望が出てきたため、後日変更と付け足しをしてもらうことになりました。(emimiさん)
打ち合わせの前に、ふたりが希望するイメージに近い会場コーディネート例をなるべく多く画像で集め、これらの画像を基に話し合いをするとスムーズに進むはず。特に決めておきたいのは色みと雰囲気、同じ色でもスイート、エレガント、ポップなど、雰囲気によって仕上がりが大きく変わってくるので、色と雰囲気はセットで伝えられると◎。また、希望する花材がある場合は、打ち合わせ時にぜひその旨を伝えてみてくださいね。
スムーズに決められなかったこと6~10位は下記の通り。
料理はランクに関して迷い、ウエディングケーキに関してはデザイン性を追求するかどうかで迷った先輩花嫁が多い様子。また招待状に関してDIYかプロに依頼するかで悩んだという声が多数。ギフトに関しては、親や彼との意見の擦り合わせに時間がかかったという声が目立ちました。
最初は高いランクの料理を指定していましたが、見積りを見ると思っていたより高額になってしまいびっくり。料理のランクを下げることにしましたが、代わりにデザートおつまみビュッフェを追加し、バランスが取れるように調整しました。(佑香さん)
会場に頼むか持ち込むかで彼と意見が割れました。彼は特に調べずに「会場に頼めばよい」と言ってきましたが、私がよく調べた上で、最終的には料金を抑えられる持ち込みで準備することにしました。(まろんさん)
引出物と引菓子に関する希望が彼と合わずに、打ち合わせでなかなか決まりませんでした。最終的には両家で異なるものを選びました。(プリンさん)
遠方のゲストの出欠が決まるまで時間がかかり、宿泊を予約する部屋数がなかなか確定できなかった。(shioさん)
初期見積りのグレードでよいと思った私と、ランクアップしてお酒の種類を増やしたいと希望した彼。打ち合わせ後、彼側のゲストは特に料理やドリンクを楽しみにしていると説得され、最終的には納得してランクアップ。結果ゲストは喜んでくれた様子で、良い決断だったと思いました。(Tommyさん)
スムーズにさくさくと結婚式準備を進めるために大事なことは、打ち合わせ前のふたりや家族との意見の擦り合わせ。特に、ふたりが結婚式に希望すること、予算、家族間のルールに関して事前にクリアにしておけば、打ち合わせもスムーズに進むはず。彼や家族と理想の結婚式についてたくさん話し合ってみてくださいね。
取材・文/島袋芙貴乃 イラスト/EccO 構成/金子朱里(編集部)
※記事内のコメントは、2025年3月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー114人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2025年5月時点のものです