結婚式で花嫁がほれ直す♪新郎タキシードの「色」や選び方を徹底解説
多くの花婿さんに選ばれる新郎衣裳といえばタキシード。今回は、人気の色別にそれぞれの魅力やどんな印象になるかを解説。さらに選び方のポイントやおしゃれな先輩カップルの着こなしSNAPも紹介するので、メンズ衣裳選びを始める前に必ずチェックを!
多くの花婿さんに選ばれる新郎衣裳といえばタキシード。今回は、人気の色別にそれぞれの魅力やどんな印象になるかを解説。さらに選び方のポイントやおしゃれな先輩カップルの着こなしSNAPも紹介するので、メンズ衣裳選びを始める前に必ずチェックを!
白のタキシードは清潔感があり、純白のドレスとも自然に調和。明るく爽やかな印象を与えるため、白を基調としたロマンチックな会場やリゾート婚に映え、ビーチでのロケフォトでも人気。
黒はフォーマル度ナンバーワンの定番カラー。格調高くクラシカルな雰囲気になるのはもちろん、年齢や体形を問わず着こなしやすいのも魅力。ラグジュアリーなホテルや歴史を感じさせる厳かなチャペル&会場にもぴったり。
上品で知的な印象を与えるネイビーは、フォーマル度も程よく着こなしやすいカラー。深みのある濃紺で大人の落ち着きを演出したり、ブルーに近いカラーでカジュアル感をプラスするなど、ドレスの雰囲気に合わせて色みも検討すると◎。
飾り過ぎないナチュラル感や柔らかさを与えたいときにおすすめなのがグレーやベージュ。色みが淡め・明るめなら、より温かみが増して優しさもアップ。アットホームな結婚式やガーデンウエディングで着るとリラックスした雰囲気に。
つややかなシルバーやゴールドは、ライトの下で本領を発揮!主役の存在感をアピールできる色として、華やかなドレスを選ぶ花嫁からも高支持。輝くような光沢を放つ素材を選ぶと、一段と特別感が高まりそう。
シックなディープカラーは、黒や紺とはまた違った、洗練された大人っぽさが魅力。落ち着きや温かみを醸し出し、秋冬婚やナイトウエディングにもマッチ。また、アースカラーを代表するカーキは、大人のアウトドアウエディングやロケフォトでも注目の的に。
特別な一日だからこそ、自分らしさを大切にしたスタイルを選びたいもの。普段のファッションで「好き」と感じるテイストやカラー、シルエットをヒントにすると、自分にしっくりくる一着に出会いやすくなります。"自分らしさ"を軸に選ぶことで、自然体でいられる特別な一着に。まずは、どんな自分で結婚式当日を迎えたいか、イメージを描くところから始めてみて。
「自分らしい装い」を大切にしながらも、花嫁が選んだドレスとのバランスは要チェック!色や素材の調和はもちろん、かわいい、大人っぽい、ナチュラル、クラシカル……など、花嫁が選んだドレスの雰囲気(テイスト)に合わせることで、ふたり並んだ時の統一感が高まり、印象がぐっと素敵に。衣裳や小物の色みで同系色を取り入れるのはもちろん、差し色や素材感でさりげなくリンクコーデするのもおしゃれ上級者!
ふたりの衣裳が会場の雰囲気や結婚式のテーマともマッチしていれば、存在感も洗練度もアップ。「会場との相性」を考えることも、着映えの近道なのです。また、前撮りやフォトウエディングを考えているなら、ロケーションに映える衣裳を選ぶと一段とフォトジェニックなカップルに!
「自分に似合う」を見極めるための大切なポイントが、体形に合ったものを選ぶこと。肩幅、ウエスト、パンツなど衣裳そのもののサイズが合っていることは大前提。お悩みがあればそこをカバーできるような小物を合わせるなど、よりかっこよく見える方法を探って。また、ジャストフィットで着こなしたいならオーダーメイドを検討するのも手。
普段のスーツとはまた違った着慣れないタキシード。結婚式では何時間も着ていることになるので、着心地はとても大事。試着をしたら、実際に立ったり座ったりを繰り返し、サイズ感や動きやすさを確認しましょう。
また、ドレスとは別のショップで試着する場合はとくに、ドレスや会場の写真などを持参して、スタッフに全体のバランスやコーディネートを相談するのもおすすめ。
最後は、2組の先輩カップルがタキシードを選んだ時のエピソードと共にコーディネートのポイントをご紹介。気になるアイデアがあったらぜひお手本にして。
ボリューミーなドレスが引き締まるリュクスな黒
お色直しはネイビー×スレンダードレスでカジュアルに
すっきりしたシルエットが気に入った挙式用のブラックタキシードは、シンプルでスタイリッシュ。ドレスとのバランスはもちろん、モダンな挙式会場とも相性抜群だった。
また、お色直しで着たネイビーは、ブルーのシャツを合わせて一段とカジュアルな雰囲気に。普段から着慣れた色だったこともあり、リラックスして着こなせたそう。
2着目はドレスと同じショップで手配。いろいろな色のタキシードを試着したら、いつもと違う自分が見られてテンションが上がってました。(Ayu&Hiroさん)
白のジャケットが真っ白なチャペルとマッチ
ナイトパーティに映えるようシックなオリーブ色に
挙式では、主役しか着られない色!と思って白を選択。ボトムスが黒のアメリカンなスタイルは、マーメイドドレスの華やかさをかき立て、主役感もしっかりと演出できたそう。
2着目は、カタログで見てひと目ぼれした光沢感あるディープなオリーブ色に決定。ワインレッドのドレスとチョウタイの色をリンクさせ、チェック柄のベストを合わせれば、ナイトウエディングにお似合いのコーデが完成。
ふたりで楽しみながら、彼が選んでくれたことが嬉しかったし、ふたりで主役になれて良かった!と心から思いました。(NATSUKI & KYOHEIさん)
王道のモノトーンからリラックスしてまとえるニュアンスカラーまで、多様化する結婚式に合わせてメンズ衣裳のバリエーションは実に豊かに。挙式、披露宴、前撮り……、ドレスと同様にタキシード選びもとことん楽しみながら、ベストバランスのふたりを目指して。
取材・文/大平美和 イラスト/二階堂ちはる 構成/山崎裕香子(編集部)
※掲載されている情報は2025年4月時点のものです